そんな後から適正って分かるもんなんですかね……。
「また転校生だってさー」
朝のHR前。
クラスメイトとそんな話題になった。
「また?先月くらいに来なかったか?鳳が」
「そうなんだよねー。二人だって」
「二人?どっから」
「まず何処って聞くんだ」
「日本がそうポンポンと送り込まないだろうさ」
さて、今日の科目なんだっけな……。
「興味無さそうですわね」
黙っていたセシリアが口を開いた。
「いやー別に。うちに来るわけじゃないし」
「え?言ったっけ」
「え?来るの?」
「来ないよ」
「来ないんかい……」
がくっと脱力する。
「隣のクラス」
「またか」
一夏の奴も大変だな……。
「はーい、HR始めますよー」
――――――――――
予想通りと言うか、一夏はやっぱりトラブった様だった。
「で、そこの
目の前に座るプラチナブロンドの英国貴公子を見ながら、俺は昼飯のラーメンを啜る。
「あ、あはは……初めまして。シャルル・デュノアです」
「どーも……多分もう知ってると思うけど、2組の星海那由太」
「うん、知ってる……今はどの国も一夏や星海くんの事話題にしてるよ」
「その割には俺はアンタの事知らなかったけどな」
「あー、僕は最近発覚したから……」
「お、もう打ち解けたみたいだな」
自分の昼食を持って先に俺へ転校生を預けていたあんちくしょうがやって来たので少し座る位置をずらす。
「で?一夏はいきなりこのブロンド貴公子を誑かしたのか?」
「人聞きが悪いわ!数少ない男子のクラスメイトなんだ。面倒見るのが筋だろ」
「そうだな。デュノア、俺は別クラスだけど困ったことがあったら言ってくれ」
「シャルルで良いよ」
「なら俺も那由太で良い」
「分かったよ、那由太」
「おう」
「珍しいな。那由太が面倒見良いなんて」
「人聞きが悪いな。同じ希少種の男子なんだ。当たり前だろ」
「はっ、お互い様だろ」
「意趣返しのつもりかよ。上等!表へ出ろ」
「お?そろそろ決着付けるか?」
「良いぜ、アリーナの申請を……」
「はぁ……またやっていますのあなた達は」
ヒートアップする俺達をため息混じりに呆れた顔で頭を叩いてきた。
「セシリア、叩くことは無いだろ」
「お二人とも熱くなりすぎですわ。みてください……デュノアさんも引いていますわ」
「あ、あはは……」
「おっと、悪いなシャルル」
一夏が慌てて謝る。
「ううん。二人とも仲が良いんだね」
「そうか?」
「俺はダチだと思ってるぜ?」
「その言い方は捻くれすぎだぜ那由太」
「お前は?」
「友達だよ」
「おう、ありがとな」
俺達はお互いに拳を突きつけ合った。
……何か、周りの生徒達が手を合わせて拝んでる気がするけど何なんだこれ。
「そっか。良いなぁ……」
「何言ってんだよシャルル。俺達も友達だろ」
「え、と、友達ってすぐになるものなの?」
「なるだろ」
「なるかもな」
「そっか……うん、よろしくね!二人とも」
「あら、私もしかして邪魔でしたの……???」