『ありますよ、火力一点特化型アーマー』
「えっ」
翌日。
何となく不動さんにメールを送ってみればすぐに連絡をくれたのでアーマーの件で話をしていた。
しかしまぁこの人はいつも行動力溢れる人だ。
『はい!その名もサターンアーマー!マーズアーマーもパワーはありますが近接格闘よりも硬い相手に特化したアーマーです!』
「へ、へー……作ってらしたんですね」
『作っていたと言うよりも改良していた、の方が正しいですね』
「?改良、ですか」
何だ、初耳だけど。
改良ってどういう事だ……?
『はい。先代の計画を引き継いでやってますので』
「そうだったんですね……その先代と言うのは?」
『ちょっとした事故で、亡くなってしまって』
「あ、そうだったんですね……スミマセン」
『いえいえ!今こうして星海さんに乗ってもらえてるんです!先代も喜んでますよきっと!』
危うく空気が暗くなるところだったが、そもそも不動さんが明るい人で良かった。
先代、か……どんな人だったんだろう。
『ただ、ちょっとした問題が……』
「問題ですか」
『燃費が物凄い悪いんです』
「燃費」
『おそらく今のコアガンダムに換装すれば1分程度しか保ちません』
「何という……」
聞けば残り4つのアーマーそれぞれが燃費最悪の代わりに一点特化している代物だとか。
破砕用アーマーのサターン。
狙撃用アーマーのウラヌス。
高機動戦闘用のジュピター。
そして、
「大気圏突破用……」
地上から宇宙へ向かう、ただその為のアーマー。
その名も、ネプチューン。
大気圏突破、か……これを使えば……宇宙に手が届くのだろうか。
……しかし、1分。
こんな時間ではおそらく大気圏を突破する事は不可能だろう。
『この4つを含めた8つのアーマーが揃う事で、プラネッツシステムが完成します』
8つの惑星。
それに擬えたシステム。
それこそが俺の力。
「……不動さん。取り敢えずその4つを受け取ってもいいでしょうか」
『え"。でもこれは……』
「実働データも取れます。動かしていけば改善点も見えるかもしれません」
『うーん……そこまで言うのなら。また後日受け取りに来てください』
「ありがとうございます!!」
取り敢えず、その4つはすぐに使わないにしても使えるようにしておかないと。
『あ、それと』
「はい?」
『タッグトーナメント、頑張ってくださいね!』
「え、たはは……よくご存知で」
『コアガンダムにログが残ってますからね!かなり激戦をくぐり抜けてるみたいで、星海君と一緒に強くなっていますよ!』
「ええ……こいつは、大事な相棒です」
『大事にしてあげてくださいね』
「はい!」