IS~この世界の宙が見たくて~   作:塊ロック

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本当に時間が無くて更新が遅れに遅れてしまう……。


第四十二話「タッグトーナメント第一回戦」

 

結局、エネルギーの問題も解決できないまま当日を迎えてしまった。

あれからセシリアとも一夏とも会話していない。

 

一夏の奴はシャルルと組んだらしい。

部屋の空気が悪いのでシャルルが遠慮がちにそう話していた。

 

さて、目の前のモニターに対戦表が表示される時間だ。

 

「……!」

 

思わず一夏のほうを見た。

向こうも同じ様にこちらを見る。

 

……その表情は、笑っていた。

 

「フン……初戦からか」

「望むところだ」

 

拳を反対の掌に打ち付ける。

 

初戦にして、最大のライバル。

 

俺の対戦相手は一夏&シャルルのペアだった。

 

 

 

 

――――――――――

 

 

 

 

アリーナに響く歓声。

 

マーズフォーガンダムで着地する。

……目の前には、白式と……シャルルの専用機であるラファール·リバイヴⅡが既に居座っていた。

 

「……来たな」

「ああ」

 

俺と一夏が視線を交わす。

互いにこの日までろくに言葉を交わさなかった。

 

けど、目は語っている。

 

「俺は」

「お前と」

「「戦いたい!」」

 

ずっと競い合いながら努力して、お互いに勝負して。

一瞬仲違いしようが根底の想いは変わらない。

 

いつか、公の場で。

いつか、お互いに全力で。

 

白黒はっきり着けたいと!

 

「「決着を付けようぜ!!」」

 

完全にシャルルとラウラは思考の外。

 

「おい貴様」

「俺は貴様なんて名前じゃねえ」

「忘れていないだろうな。織斑一夏は私が完膚なきまでに叩き潰す」

「知るか。一度も同意してね―よ」

「邪魔をするなら貴様ごと排除する」

「なら俺もお前を叩きのめしてから一夏とやる」

「「………………」」

 

試合開始のアラームが鳴る。

即座に一夏をロックオン。

 

一夏が何の打算もない前ブースト一直線でこちらに向かってくる。

俺も負けじとマーズフォー最大出力で飛び出した。

 

「「行くぜぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!」」

 

 

 

 

 

――――――――――

 

 

 

 

「見に来てたんだ」

 

観客席。

 

既に座っていた鈴音に、セシリアは声をかけられた。

 

「ええ、今来たところですわ」

「そ。始まったみたいよ」

「ええ……」

 

視線をアリーナに向ける。

そこでは、那由太と一夏が剣をぶつけ合っていた。

射撃戦も戦闘のセオリーも一切無し。

 

まるで子どものちゃんばらの様に切り合っていた。

 

「バッカみたい」

「ええ……本当に馬鹿みたいですわ」

「意外ね、アイツの肩持たないんだ」

「ええ。だってあの人、わたくしの仇を取ってくれませんもの」

「そう言えばそうじゃない。那由太のヤツなんでラウラと組んでるのよ」

「……一夏さんと戦いたいからでしょうね」

「あっきれた……そんなにやりたかったワケ?アイツらずっと模擬戦とかしてたじゃん」

「理解できませんわ……」

 

途中でラウラに背中を蹴り飛ばされて転がった後、ラウラに向けて双剣を投げ付けていた。

 

「ちょっとちょっと何やってんのあれ」

「……完全に仲間割れしてますわね」

 

その矢先、シャルルが放った弾丸を那由太が切り落としヴィートルーガンダムへ換装、シャルルと射撃戦を始めた。

 

「え、何あれ……」

「意味がわかりませんわ……那由太さん、何をしてますの……??」

 

 

 

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