異端な世界   作:らふ

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すいませんでした!!
調子乗りました(T . T)



物語はやっと序章を迎える

 

 

わずかながらの時間の中で一つの過去が回想された。

 

「ずっと前から好きでした。付き合ってください。」

 

我ながらありきたりな言葉で、実際知り合ったのはすぐ最近だったのだが、相手は言葉などでは無く内容すら興味のないものであり、こう返したのだ。

 

「ごめんなさい。友達じゃ駄目かな?」

 

振られたのだと、気づき顔を上げ続く相手の言葉を受け身で聞く。

 

「あとこのことについては、私たちの秘密でいいよね。あんまり、告ったとか、振ったとかそういう話したくないし」

 

「ああ、悪いな」

 

泣きそうになりながらも、振られたことに対する悲しみの気持ちを抑えながらも教室を後にする。相手の折本の目に宿る嘲笑の笑みに気づくことなく。

 

翌朝、クラスでは自分のことで話題になっていた。内容は、ヒキタニが折本に告白し、相手にはその気は全くなく即座に振った。というもので、その意味を知ると同時に憎悪と諦めの気持ちを彷彿とさせた。

 

人ってやはりこういうものなんだな。

 

事実を指摘するのも億劫に見られ、八幡はこの時から耳を塞いだ。目を塞いだ。頭を伏せた...そして...........

 

感情を塞ぎ込んだ。

 

 

 

「んーーとっ。まず私から名乗りましょうか。私は胡蝶しのぶというものです。以後お見知り置きを」

 

何処へでも聞こえてきそうな、透き通る声で且つそれでいて儚い、多分10人中10人が綺麗だと言うそんな美声が聞こえてきて一瞬気をとられるが、それもつかの間。八幡はこう言う時の対処法を理解している。

 

「……」

 

そう、黙る。

 

どうせ俺のことじゃないだろ。大方そこの鹿とかに話しかけてんだあれ。それにしても、鹿と仲良くなりたいって大層な物好きだな。あっ、俺は鹿より猫の方が好きだぜ。それこそ、雪……ゆき………雪の積だっけかあいつに負けないくらい。まぁ、鎌倉は例外だが。いつも買っている猫なんか見てもあまり愛嬌がないってか、種類がな。隣の芝生は青く見えるってやつだ。

 

そんなことを考えているとーーーーーー

 

「もしもーし?聞こえてますかぁ?貴方、貴方にいってるんですよ?」

 

大方そこのクマにでもいってるんだろう。おっ、クマって初めて見た。あんまし怖くないな。もふもふしたいくらいには。モフモフ、モフモフ………はっ!!危ない危ないどこぞのウサギ店の馬鹿になるところだった。それこそ、ガハマさんのように。あいつ、終始馬鹿だったからな。「そんたく?なにそれ?すいさつ?すいりょう?そんなのわかんないしっ!」みたいなっ

 

「もーーしもーーし?貴方!貴方にいってるんですよー?」

 

大方そこの蛇にいってるんだろう。ってか、動物多いなここ。それに、人間に敵意抱いてないってかむしろ好意的だし。どうなってんだここ?

 

「おーーい!いい加減にしないとっ…………さしますよぉ〜」

 

「ヒィッ」

 

「おっやっと反応しましたね。貴方耳悪いのですか?」

 

ここまで言われれば、さすがの俺でも分かる。

 

あっ、これ俺にいってるんだ!

 

「おお、耳は悪くないが言うなれば人が悪い。そう、俺は悪くない。」

 

「責任転嫁ですか?何のことかはわかりかねますが。まぁ、いいです。聞こえていなかった、もとい…………

 

 

聞いていないふりをしていたみたいですが、こちらが名乗ったんですから、貴方方も名乗るのが筋でしょう?」

 

「ん?あぁ、比企谷だ。」

 

「ん?貴族なのですか?仕事じゃありませんよ、ちゃんと名も名乗ってください」

 

どうせ、ここで会った。それだけの関係。もう会うことはないし、名前を教えたところで不利益はないだろう。

 

「八幡だ。」

 

「珍しい名前ですね。あまり聞かないと言う課聞いたことありません。それは無論比企谷もですが。」

 

「そんなこと言ったら、胡蝶だって聞いたことないぞ。無論、しのぶだってそうだ。」

 

「そんなこといって、貴方のその服装だって見たこともありません。」

 

「そりゃこっちだってお前のその服装だって見たこともないぞ」

 

「ふふふっ」

 

「ふしゃーー」

 

言い合いになり、ついには人間言語じゃなくなったがこんな場面でーーーーーーーーーーーーー

 

「んんっ、

 

ーーー小町が起きるとは

 

なにこの状況??」

 

後日、小町は語る。

「いやーびっくりしましたよ。はい。起きたらそこに背後に蝶の化身と人と猫の化身を宿す人がいるんですから。あっ、片方は目が腐っていましたけど。

 

それに、森ん中だって言うから恐怖が倍増しましたよ。周りに動物がウジャウジャといるんですもん。あっでもでも、最初は怖かったですよ、でも後になって触れ合ってみると敵対心が全くなくてペットみたいに可愛くて。でも最初は怖く見えたわけです。見てくれはただの動物ですからね。

 

それに加え、二人の雰囲気は修羅場みたいでええ、ほんと寝起きで見る風景ではないですね。はい」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「で、初対面の人に無視を貫き等した挙句、皮肉を皮肉で返して言い合いになったと」

 

「だ、だって怖かったし。何より、俺に対して行っているとは思わなくて。」

 

「この森でですか?じゃあ何ですかそこの鹿やクマ、蛇に話しかけていたとでも言うのでしょうか?」

 

「いやだって、俺だぞ俺」

 

「はぁ、貴方が何というのかわからないですが、やっぱり刺さないといけないでしょうか。」

 

そう行って注射器を取り出しこちらに向ける。時節針の鉄が日にあたりキラッと光るのが何とも生々しく注射が嫌いな人の心情も今なら分かる気がした。

 

「ヒイッ!わかったわかったから。っていうか何でそんなもの持ち歩いてんだよ。怖い、怖い、あと怖い。」

 

「んーー?なにが怖いのでしょうか。私は生まれてこのかた怖いと思われる、もとい言われたことがありませんが」

 

「いや、多分声に出さなかっただけで誰もがそう思っていたに違いないよ。例えば、その注射を打つ前の人とか」

 

「あまりこの注射器使ったことないのですが。しょ………「二人で話進めないで

 

 

「なんで、会ったばっかりなのに夫婦喧嘩見たくなってるの?認めないからね?ワタシガイチバンフサワシイニンゲンナンダカラ

っとそれよりも、貴方名をなんと申すのですか?

アッ、私めは比企谷小町というものでこの人の妹でありながら恋人である人です。あっ今の小町的にポイント高いよお兄ちゃん!!」

 

キラッという擬音語が似合うほどの敬礼を披露し、場の空気はより固まった。というよりは静まった。

 

「いやいや、恋人って何だよ?妹だろ、いや妹だよね?」

 

「何で貴方が疑問符を浮かべているんですか?そんなのこっちが疑問符浮かべるところですよ。あっ、私は胡蝶しのぶというものです。以後お見知り置きを」

(恋人って何なのかしら)

 

両者ついでとばかりに挨拶をする。怖い怖いよっみんな仲良くして。

 

「うーーーん、なんか仲良くなってない?お兄ちゃんにタカルメスブタハダレデアロウトユルサナイ」

 

「うーーーーーーん?なぜか敵対視されているような気がします。受けて立ちましょう。」

 

「にゃーーーーー」

 

「ふふふっ」

 

 

 

誰かこの雰囲気どうにかして

 

 

呼びましたでしょうか?

 

いやお前じゃなくて、ことあるごとに出てくんなっつの。

 

後日、八幡は語る

「いやー一時はどうなることかと。すでに険悪だった雰囲気にだったのに対し、小町は平然と起きて雰囲気をぶち壊しにした挙句、相手の敵対心を煽らせ蝶の従者と子猫の従者が召喚士のごとく雰囲気を醸し出したんですから。できるならもう経験したくないですねっ。

 

というか、起きるタイミング悪すぎるだろ小町のやつ俺が叫んでも起きなかったくせして起きなくてもいいタイミングで起きるとかどんな神経してやがんだ?

 

ああそれと、小町って俺の女性の友達とかと仲良くなった試しがないんですよ。ほんとなんででしょうね?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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