なんかハーメルン読んでたら自分も書いてみたくなって書いてしまいました。
初めての作品で至らないところもあると思いますが暖かい目でご覧ください。
「初めまして。私は女神アリスです」
気がつくと真っ白な空間にいて目の前の美少女に自己紹介をされていた。
これってあのラノベ界で有名な転生物ってやつか…?
「ご丁寧にどうも。こちらこそ初めまして女神様。俺は斎藤拓也と言います」
一応神様相手だし物腰を低くして対応しておく。
こういうのは大体心読まれているからこう考えている時点で意味ないのだろうが。
「はい、バッチリ読めていますよ。」
うん、だと思ったよ。
テンプレ通りでむしろ一安心だよ。
「テンプレと言うのはさておき、ある程度の状況は拓也さんが思っている通りであっていますよ。軽く説明するとここ死後の世界です。ただ天国や地獄と違って普通は来れない神々が住む場所ですが。本来であれば拓也さんも天国や地獄に行くのですがちょっとした問題がありましてここにお呼びしたのです」
あぁ、ここもテンプレ通りね。
この後の話は大体あなたは本来死ぬはずでは無かった的なのだろうな。
「はい、その通りです。拓也さんは本当であればもっと生きるはずの人間でした。しかし、こちらの手違いにより早くに死なせてしまったと言うことなのです。本当に申し訳ございません」
ちゃんとミスに頭を下げて謝ってくれるあたりいい女神様なんだろうな。
上から来られるタイプの神じゃなくてよかった。
「女神様、頭を上げてください。正直死なせてしまったと言われると思うところもありますが過ぎってしまったことはしょうがないですし。それよりも死因がちょっと気になるんで教えてくれません?」
俺の記憶の限りではここはテンプレみたいに誰かを助けたわけじゃないし、トラックに引かれたわけでもないのでちょっと気になる。
「死因は寝落ちした時にスマホが顔面に落ちてきて運悪く打ち所が悪かったのか脳の血管が切れてそのままお亡くなりに。」
はぁ、何という運の悪さなんだよ。
多分この死に方で死んだの俺だけってレベルじゃん。
「そうですか。教えてくれてありがとうございます。それで話は変わるのですがここに俺を読んだ理由は結局何なんですか?」
俺がそう聞くと女神様はうつむき気味に話し出した。
「その死んだ事に関してなのですが私の失態によるもので本来の地球への転生する魂の数と合わなくなり拓也さんを地球へ再度転生させることができなくなってしまったのです。そこで拓也さんには別の世界に転生してもらうためにここにきてもらいました」
おぉ、変な死因からテンプレに戻ってきたな。
「そうなんですか。それで俺のいく世界っていうのはどこなんですか?」
「その世界は拓也さんがいた地球とは別の地球になります」
別の地球ってどういうことだ?
「いわゆる、平行世界というところです」
あぁ、そういうことね。何となく理解したわ。
「そして転生に関してこちらからのお詫びとして拓也さんが望むものをあげます」
チートテンプレキタコレ。
「それなら俺は・・・」
俺は前世では超がつくほどのオタクだった。
毎日のようにアニメや漫画を見てコミケやライブにも行きまくっていた。
そんな俺がこんな展開を妄想しないはずないのだ。
もちろん俺は最初から何を望むかは決まっていた。
「レベルと言う概念が欲しいです」
「レベルですか…?」
「はい、異世界みたいにレベルと言う概念を入れてレベルに応じての能力向上やスキルの取得ができるようになりたいです」
これであれば地球でも変に目立つことなくゆっくり強くなっていける。
俺は自キャラはゆっくり育成していくタイプなのだ。
「わかりました。それではレベル等を確認するのにステータスを見れるようにしますね。スキルに関しては少しおまけして最初から少し上げちゃいます」
「女神様!ありがとうございます!」
俺は思わず大声を出してしまった。
「他に容姿や家柄に関しては要望はありますか?」
「それじゃあ、見た目はある程度イケメンで、家はどうせなら優しい両親に金持ちがいいですね」
「わかりました」
結構融通が利く女神様でよかったな。
これなら特に人生で心配することはなさそうだな。
「それではそろそろ時間です」
「転生するんですね」
俺は今から転生すると言う経験に若干緊張する。
「拓也さんの来世が幸せになることを祈っています」
「女神様。ありがとうございます!」
俺の言葉に女神様が微笑むのを見届けると少しづつ意識が遠くなっていく。
〔side 女神〕
拓也が転生した後義取り残された女神はポツリポツリと呟く
「拓也さん、すいません。私はあなたに一つ隠し事をしています。あなたが向かった地球はただの地球ではなくあなたが好きだったアニメの一つの世界です。でもその世界でのあなたの運命は残酷なものになるでしょう。でも、拓也さん。あなたならそんな運命も変えられるはずです」
「なにせあなたはあの子達の息子なのですから・・・」
そう言葉を残し女神はどこかへと消えていった。