仮面ライダーリバイスもカッコよかった!詳しくはネタバレになるので言いません!
それはそうと、実は一か月くらい前から、ツイッターを開口しました!
主に投稿のお知らせとか、自分がやっているゲームのことを呟いています。
アイコンはお祭りで売っている黒い狐のお面です。
ぜひ、見てフォローしてください!
愚かな人間どもよ!返せ!我が宝を返せ!我が宝たる玉を!返せぇええええ!!
「龍…!何故こんなところに…!?いや、玉ってことは…もしかして!!」
突如現れた龍に驚きを表し、何故こんなところに現れたのかを疑問に思う。
しかし、怒りと憎悪を含んだあの龍の言葉で、あの龍が一体何を目的としてここに来たのかは、十分理解できた。
「あの龍は、シロとライラの戦いを邪魔したって言う、【龍の頸の玉】の持ち主…!」
「玉を返せ」と言っている時点で、目的は想像がつく。
大方―――と言うより確実にシロが奪った玉を取り返しに来たのだろう。
零夜は走り、一同がいる場所へと戻って来た。
「シロ!ライラ!」
「騒ぐな。言いたいことは分かってる。まさか、宝を取り返しにここまで来るとはな…」
「あの龍って、前に話してた玉を盗ったって言う龍ですよね?なんで師匠とシロさんのいる場所が分かったんでしょう…?」
「さぁな。龍だけにある特別な力…二人の力の
「―――ウォクスから確認が取れました。確かに『龍』と言う常識を超越した存在ならば、それも不可能ではないと…」
「……そうか」
それにしても、なんという大きさだ。
『リュウ』には二つのタイプがある。蛇のような見た目をした龍と、トカゲのような見た目をした竜だ。
この場合は龍だが、全長が確認できないほどに大きい。大まかな推測をすると、ざっと全長50メートルと言ったところか。
さらに体の太さも相まって、見た目だけでも震え上がる見た目をしている。
「今頃、人里は大混乱でしょうね」
「あぁ。タダでさえバカでかいんだ。混乱するに決まってる」
「それで、どうする?ただでさえ『龍』が襲来したと言うだけで大混乱のこの状態で、街の人間だけでアレを倒せるか?」
「100%、無理だろうね」
零夜の質問に、シロがそう答える。零夜も同意見だ。この時代の人間に、龍を倒せるとは到底思えない。
「んでだ。この状況を作ったお二方。どう責任を取るつもりかな?」
零夜は威圧を含んだ言葉を放った。ただでさえ歴史を塗り替えまくっているのに、『龍』の襲来などと言う修復不可能な出来事を起こしてしまっている。
タイムパラドックスが起きて、最悪
幻想郷には影響はあまり出ないだろうが、それでも
それに、このままでは、人にも妖怪にも、甚大な被害が出ることは明白だ。
「……すまないが、私はあれほどの巨体に決定打を与えるほどの力は持っていない。私が戦えば、周りが悲惨な状態になることは火を見るよりも明らかだ。それに、私が共に戦えば、人里でお前たちが活動しづらくなるだろう」
「それにアイツ、再生能力が厄介だし。なにより神力使ってくるんだよね」
「…なに?」
その龍が『神力』を持っていると聞いて、驚愕した。あの龍が、『妖怪』の類ではなく『神』の部類に入っていると言う事実への驚愕だ。
「だったら、『権能』の特性を使えば、アイツを止められるんじゃないか?」
『権能』の特性の一つである、『神への命令』。それを使えば、あの龍を止めることができるはずだ。だがしかし――、
「いや、それができないんだ」
「は?できない?そんなのあり得ないだろ。だって月夜見のときだって――」
「とにかく、できないものはできないんだ。諦めてくれ」
「はぁ?」
はぐらかされたように、話を区切られた。
しかし、神であるのならば『権能』の力である『神への命令』が使えるのではと期待していたが、無駄だったようだ。だが、物事に絶対はないので、そう考えることにした。
「はぁ…とにかく、シロ!お前がいけ!お前がここに連れてきたようなもんだろ!」
「ん……分かった。だけど、せめて一緒に来てくれないかな?」
「は?なんで俺が?」
「龍くらい倒せないと、目的の奴も倒せないよ?」
「…そうだな。予行演習って感じか。分かった。行ってやるよ」
乗せられたみたいだったが、シロの言っていることは正論だ。
この先、龍以上の相手と戦うのだ。龍くらい倒しておかないと、それ以上の強敵に勝てる確率などまったくもって皆無だ。
零夜は懐から漆黒の長方形のモノ――デッキを取り出す。そのデッキには龍を精密に
これは、【仮面ライダーリュウガ】へと変身するためのカードデッキだ。
「じゃあ、龍には龍だ。とりあえずこれで――」
「おっと、それはダメだ」
懐から取り出した瞬間、腕をシロが掴んだ。
「リュウガは駄目だ。リュウガのファイナルベントは石化させてからの追撃――。それじゃ、龍が死んでしまう可能性がある。だから駄目だ」
「は?それの何がダメなんだよ?」
「龍が死んだら困ることがあってね。それに、龍なんて超越した存在を殺せば、後に多大な被害を被ることになる」
「―――そうだな。だったら、龍は殺せねぇか…。だったら、何がいい?」
「コレなんて最善じゃないかな?」
シロは懐に手を入れ、まさぐり始めた。
少しした後、シロが取り出したのはどう見ても懐には収まり切れないほどのデカいアタッシュケースを取り出した。
―――そこには、綺麗に整列された、複数の【次世代型ガイアメモリ】があった。
「これは…ッ!?」
「君が持っているT2ガイアメモリの他に、存在しているメモリをすべてT2ガイアメモリにして造ってみたよ」
「お前…やること毎回えげつないよな」
もう驚きを通り越して、呆れた。
【仮面ライダーダブル】でも、T2ガイアメモリは随分厄介な代物だ。26本あるだけでも危険なのに、それをすべて造るとは、最早正気の沙汰ではない。
だがしかし、これはシロと言う男だ。だから、潔く受け入れるしかない。
「にしても、全部ってわりには少なすぎないか?」
「当たり前だろ?このケースにすべて入るわけないから、中身の空間を広げて、そこに全部収納してるよ」
「あぁ、なるほどな…。分かった。んじゃ、とりあえず、行くぞ」
「あぁ。龍退治と行きますか」
アタッシュケースをシロからもらった後、零夜はロストドライバーを腰に巻く。懐から『E』の純白のメモリを取り出し、ボタンを押す。
【エターナルメモリ】をロストドライバーに装填し、ロストドライバーをL字に展開する。
全身が、純白の鎧に纏われる。両手に青い炎のグラデーションが入る純白のボディと、Eを横倒しにした三つ角を持ち、∞マークをイメージした黄色い複眼。
漆黒のコンバットベルトに、漆黒のマントを装備した、仮面ライダーだ。
『仮面ライダー…【エターナル】』
「よーし、それじゃあ行こうか!」
『あぁ。「零夜!」――』
行こうとした矢先、ルーミアの声が背後から響いた。
「ちゃんと、無事に帰ってきてね?」
『当たり前だ。こんなところで死ぬつもりはない』
再び彼女に背を向け、二人は街へと向かって行った。
* * * * * * * *
「くそォ……!一体全体、何がどうなっているんだよ!?」
そう呟くのは、この都で門番の警備をしている若者の兵士だ。
彼はこことは違う街を治めるとある貴族の四男で、家を継げる立場ではなかったため、そのまま門の警備兵として雇われた。四男と言う立場であったため、彼が今までの家庭環境は、良くも悪くも普通だった。
そのため、傲慢な性格へと育つことはなかった。そもそも、彼がこの都で警備兵として働いている理由は、一刻も早く家から離れたところに行きたいと言う願いがあったからだ。
首都である『都』なら、賃金も高いだろうと言う打算もあって。
―――と、そんな彼は今人生の生きるか死ぬかの狭間へと突入していた。
事の始まりは10分ほど前。
いつもと変わらない日々を過ごしていた途端、あの強大な龍が現れたのだ。彼は何が何だか分からないまま、あの龍を撃退するための準備をしていた。
(倒すって、無理に決まってんだろあんなの!?)
彼の心は既に諦めモードだ。
この世界を基準にして、龍は常識を超越した存在だ。そんな相手に、一兵士でありなんの力も持たない自分が勝てるはずがない、むしろ死ぬとすら思っている。この考えは、間違いではない。
(なんであんなのがこの都に来たんだよ!?ここに来た直前「宝を返せ」とか叫んでたけど、もしかして例の噂が原因か!?)
例の噂とは、白と黒の謎の服装をした二人組のことだ。最近この都に来て、都の人間たちの注目をかなり集めた。なにせ、服装からして異質なのだから。
そして、その二人組――白服の方が、5人の貴族に宣戦布告をして、すでに二つの宝物をかぐや姫に献上していると言う話まで広がっていた。
そして、その宝の内一つが【龍の頸の玉】。どう考えてもこれが原因だ。
(完全にとばっちりじゃねぇかよ!ふざけんな!龍の宝なんて盗っただけでこうなることは目に見えてるはずだろ!?それを取ってくるよう指示したかぐや姫もそうだけど、それを本気で取ってくる奴もどうかしてる!)
「おい!早く上に上がって弓矢を持て!」
「は、はい!」
上官にそう怒鳴られ、彼も弓と矢筒を取って城壁へと昇る。
そこにはすでに大量の兵士がおり、緊迫していた。当たり前だろう。相手は常識を超越する存在なのだ。
ここから見える龍は、全長50メートルの怪物。城壁から龍がいる場所から100メートル近く離れているとはいえ、まるですぐ目の前にいるかのような存在感だ。
(無理だ…!こんな弓矢であの龍と対等に戦えるわけがない…!陰陽師組合の陰陽師たちはまだなのか!?)
唯一の微かな希望があるとすれば、陰陽師組合の陰陽師たちが来てくれることだ。
だがしかし、一向に来る気配がない。
と、その時、別の人――彼より上の役職の人間が、上官―――隊長へと問いかけた。
「隊長!陰陽師たちはまだですか!?」
「さっき連絡が入ったが、龍と戦うための装備の準備でゴタゴタしているらしい!しばらく時間がかかるとのことだ!」
(最悪だ!)
自分が思ったことが、他の者も思っていることだろう。
陰陽師と言う霊力を扱い戦う存在がいなければ、兵士たちに出来ることなどないに等しい。
「ここを我らで食い止めるぞ!総員!放てえぇ!!」
隊長の叫びと共に、全員が矢を放つ。だがしかし、100メートルと言う長距離で矢が届くはずもなく、途中で落ちるのがほとんどだ。
当たったものがあったとしても、全くダメージが入っていない。
そして、その攻撃が、龍の怒りをさらに買うことになる。
えぇい小賢しい!その邪魔な壁ごと、貴様らを葬り去ってくれるわぁああ!!
龍が口に深紅の火炎玉を生成する。それは50メートルレベルの龍が作るにふさわしいほどの、巨大な玉だ。あれが当たったら、ここら一帯は無事では済まないだろう。
(あ、終わった…)
盗っ人ごと、貴様ら全員死ねぇええええ!!
そして放たれた火炎玉。火炎玉は直線を描き、青年を巻き込んだ全員の死を、体現するために近づいてくる。
熱気が近づき、青年の肌をじりじりと焼いていく。まだ火炎玉は遠くにある。それなのにこの熱量だ。当たったら、絶対に死ぬ。
(まだ、まだ死にたくない!)
そして、その願いは―――一人の死神によって、叶えられた。
青年のすぐ横を、蒼炎の竜が通り過ぎ、火炎玉と衝突した。
深紅の炎と蒼炎の竜がぶつかり合い、周囲は強力な熱気に包まれる――と思われた。
むしろ、兵士たちは強力な冷気に襲われた。
(寒い!あれは炎だろ!?何で炎が寒いんだ!?)
青年にはなにが起こっているのか分からなかった。
炎と冷気。決して相まみえることのない相反する力が混ざり合い、深紅の炎と衝突しているのだ。もう、訳が分からない。
そして、深紅の炎が掻き消えた。
わ、我の炎が…!貴様は一体何者だ!?
龍も驚きを隠せないようで、そう叫んだ。
蒼炎の竜は、無言のまま己の身を包んでいる蒼炎を振り払う。
――そこのいたのは、純白の戦士だった。
漆黒のマントを見に包み、黄色い複眼を持ち、腕に蒼炎のグラデーションを持った存在だ。
その存在は、なにも言わないまま、龍を無視してこちらの方を振り向いた。
『お前等、怪我はないか?』
その声は男の声だった。
ポカンとなる一同だったが、その言葉に、隊長が言葉を返した。
「は、はい。あなたのおかげで…」
『そうか、それは良かった。死なれたら目覚めが悪いからな。お前らはそこにいろ。俺が、片をつける』
我を無視するなぁああああ!!
龍の轟音とともに、再び兵士たちが震え上がる。龍は無視されたことに怒り、怒号を上げた。その怒号だけでも、常人を震え上がらすのには十分だ。
『うるせぇな…耳障りなんだよ!』
目の前の戦士も、負けずと己の力、『霊力』を放つ。
「うわぁあああ!」
青年は思わず悲鳴を上げ、尻もちをついた。龍の威圧と、目の前の戦士の威圧。二つの威圧が混ざり合い、気絶する者ほど出てくるほどだ。
それを踏まえれば、悲鳴を上げるなどまだ序の口だった。
『遊んでやるよ』
戦士は深紅の翼を宿し、その翼を扱うことで空を飛ぶ。
そして、漆黒のダガーを装備して、龍へと向かって行く。
『はぁあああああああ!!』
うぉおおおおおおお!!
両者が叫び、互いにぶつかるために近づいていく。
戦士の武器と、龍の爪が、ぶつかり合い、金属がぶつかり合う音が響いた―――。
「え…?」
――瞬間、一人の一体の姿が掻き消えた。
「な、なんだ?」
「き、消えた…?」
「一体、なにが起こったんだ?」
周りの兵士たちも、困惑を隠しきれていなかった。
突如消えた戦士と龍。一体、なにが起こったのか、事態はどうなっているのか。分からないことだらけだ。
「た、助かったのか…?」
「大丈夫かい?」
「あ、ああ。ありがとう――」
横から手を差し伸べられ、青年はその手を掴んだ。だが、違和感に気付いたのはその次だ。
そこには、知らない人物がいた。全身を白い服で統一した、謎の人物だ。
「うわぁああ!!」
青年は再び悲鳴を上げ、その悲鳴を聞いた兵士たちが謎の人物の存在に気付き、一斉に武器を構え、隊長が叫んだ。
「貴様は何者だ!」
「やだなぁ。この恰好だけで察してほしいよ」
「恰好…?ッ!まさか、お前!」
「そう。龍の宝を盗った張本人さ」
そう言った瞬間。周りの人間に様々な感情が芽生える。
それは、困惑。憤怒。恐怖。驚き。焦燥。などなど…。
ともかく、今の出来事を作った張本人が今、目の前にいると言う事実がそこにあった。
「貴様…何故ここに!?いや、それ以前にどうやってここに!?」
「どうやってって。ただ登って来ただけだよ。それ以上でもそれ以下でもない。どうやって来たかはこれで説明し終えたよ?次は?」
「―――ッ。何故、ここに来た?」
「何故って。当たり前じゃないか。かぐや姫に言われたからとはいえ、僕が宝を奪ったのは事実。その本人が逃げてちゃ、世話ないからね」
「――――」
正論だ。むしろ逃げていたら絶対に許さなかっただろう。いや、この状況を作っただけでも許せることはない。
しかし、今は一個人の怒りよりも、状況を立て直すことが先決だ。それが、隊長としての責務だ。
「お前等!この時間を使ってすぐに戦況を立て直すぞ!すぐに動け!!」
「「「「「は、はい!!」」」」」
兵士たちは一瞬戸惑いながらも、すぐに隊長の言葉に従って行動し始めた。
全ての兵士が散った後、隊長は男に再び質問をした。
「最後に質問だ。龍とあの鎧の奴は、一体どうしたんだ?」
「それなら別の場所に移動させたよ。ここで戦ったら、被害が大きすぎるからね」
* * * * * * * *
場所は変わり、謎の空間。
そこに零夜こと仮面ライダーエターナルと龍はそこにいた。
なんだ……ここは?
『流石は龍だな。そこに気付くとな』
貴様…我を『どこ』へ連れて行った?
『連れて行ったのは俺じゃない。俺の仲間だ。『
『永久の監獄』とは、零夜とルーミアを二人きりにした、あの隔絶空間の名称だ。ここに来る最中にシロから聞かされた。
この現実と隔絶されたこの空間ならば、現実に迷惑をかけずに、全力で相手をすることができる。
『ともかく、だ。あとはお前を倒すだけ』
我を倒すだと?調子に乗るものいい加減にしろ!
龍は尻尾を振り上げ、エターナルに向かって勢いよく尻尾を突き落とした。
『問答無用か…。好きだぜ、そう言うの!』
ドライバーの右に着いている【マキシマムスロット】に【ダイヤモンドメモリ】を装填し、マキシマムドライブを発動させる。
――尻尾が、エターナルに直撃する。
ふん!呆気なく死んで…ん?
龍はそこで違和感に気付いた。
尻尾の直撃したであろう場所だけが、凹んでいるように感じた。
そして、その疑問もすぐに解消された。
突如現れたエネルギー体の半透明の巨大なロケットが現れ、龍の顎に直撃した。
ぐおおぉおおおお!!!
殴られた衝撃で、龍は叫びながら頭を地面に勢いよく
悶絶している龍だったが、持ち前の再生能力ですぐに殴打による
なッ!?貴様、何故無事でいるのだ!?
『――――』
そこには、無傷のエターナルがそこにいた。
エターナルは龍の状態を確認した後、ネタバラシをする。
『簡単だ。俺の体を硬くした後、巨大なエネルギー体でお前を攻撃。それだけだ』
経緯はこうだ。『ダイヤモンドメモリ』を使用して、自身の体をダイヤモンドと同等の硬さに仕上げ、龍の攻撃に耐えた。
その後にその状態でマキシマムスロットに『ジャイアントメモリ』を、エターナルエッジに『ロケットメモリ』を装填して、ロケットのエネルギー体を巨大なものへと仕上げ、龍へと向かって殴りつけたのが、今までの経緯だ。
えぇいならば!これならばどうだ!
龍は自らの鋭利な爪に黄緑色のエネルギーを溜める。あの力は、エターナルにとって未知の力。そしてそれはつまり―――『神力』を指す。あれは、『妖力纏い』ならぬ『神力纏い』だ。
龍は腕を振りかざし、爪の形に成ったエネルギー体をエターナルに向けて放った。
『ちょうどいい。この武器が神力に効くかどうか…試してみるチャンスだな!』
エターナルエッジを構え、爪が来るまで構える。そして、爪がエターナルにぶつかるその瞬間、エターナルはエターナルエッジを振りかざし、爪と刃がぶつかり合う。
エネルギー体から鳴るはずのない金属音が鳴り、互いにぶつかり合うことで強力な音と共に強大な力のぶつかり合いによる力の衝突が起き、周りの物全てが吹き飛び、風が荒れ狂う。
『はぁあああああ!!!』
腕に精いっぱい力を籠め、エターナルエッジを持つ右手を右に精一杯振り払った。それと同時に爪も右方向へと飛んでいき、地面とぶつかって爆発を起こす。
『なるほどな。エターナルエッジの切断力をもってしても、龍の神力を使った斬撃は抑えるのが精いっぱいと言うわけか。流石は龍だな』
ふんッ。怖気づいたか!
『
『鋭利』の記憶を保有する『エッジメモリ』をエターナルエッジに装填する。エターナルエッジの刃に漆黒のエネルギーの刃が重ねて生成される。
エターナルエッジを逆手に持ち、右足を前に、左足を後ろにして、エターナルエッジを持つ右手を突き出すような姿勢で構える。
ならば!その虚勢ごと貴様を葬り去ってくれる!
再び龍は自らの爪に『神力』を通し、それを爪の形としてエターナルに向かって飛ばす。
斬撃が当たる瞬間、エターナルはエターナルエッジを振りかざし、龍の斬撃と直撃させる!その瞬間、龍の斬撃は真っ二つに割れ、割れた斬撃はエターナルの左右隣で地面に当たり、爆発を起こす。
何ッ!?
『強力な切断力を誇るエターナルエッジに『鋭利』の記憶のエッジメモリ。この二つの組み合わせで、ここまでの切断力を誇るとはな。なかなかじゃねぇか』
我の斬撃まで通用しないとは…!貴様は何者だ!
『龍に名乗る名はない…と、言いたいところだが、いいだろう。俺は仮面ライダーエターナル。死神だ』
死神だと!神力もないクセに、神を名乗るな!
『別に俺が神だと言っているわけじゃない。この姿の俺を、人々はそう呼ぶ。畏怖を込めての、二つ名だ』
半分本当と半分嘘を混ぜた名乗り。確かに未来の現実世界の人々ならば、エターナルをそう呼ぶが、この時代の人間はそもそもエターナルどころか仮面ライダーを知らないため、嘘だ。
そして、エターナル――零夜自身は神を自称したことがないため、これは本当だ。
であれば!その『死神』に我が引導を与えてくれる!
龍は全身を使って円を描くようにして回転する。そしてその行動の勢いとスピードは上がっていき、巨大な竜巻へと仕上がった。
巨大な竜巻は木を、林を、森を、石を、岩を、土を、泥を、水を、川を、空を、天を、すべてを巻きこんでさらに肥大化していく。
『竜巻か…これは捌き切るのは難しそうだな…。だったら、根本から叩き潰すだけだ』
『眼』の記憶のアイズメモリを使い、視力を強化する。強化された視力で、竜巻を起こしている龍の姿を確認する。
竜巻で霞んでいる姿も、アイズの力を使えば一発で視認できる。
あとは――。
『指』の記憶のフィンガーメモリをエターナルエッジに装填し、指の形をしたエネルギー体がエターナルエッジの刃に包まれる。
そのままエターナルエッジを逆手に持つことで、指が下――地面に向かれ―――、
ぐおぉおおおおお!!
その指の方向に従うように、操り人形の如く龍が地面に激突した。
それと同時に竜巻も霧散し、瓦礫などが地面に散乱する。あらゆる攻撃などを無効化する『エターナルローブ』で全身を包むことで、落ちてくる瓦礫たちを防ぐ。
な、なにをした!?
『さぁな。俺も初めてやったから、詳しく説明できねぇが…。まぁ、お前は『指』に従われるままになったってわけだ』
なにを訳の分からぬことを!ならば!『天』を操る龍の力、見せてくるわ!!
龍の周りに、『火』『水』『風』『雷』『氷』『光』『闇』の七つの複数の巨大な塊が出現する。それが竜の頭を中心に回転し、龍の顔の先へと一点集中。虹色の輝きを放つ巨大な玉へと成った。
『『天』を操るだと…?それに、その技は…!なんでお前が使える!』
何を言っている!これは私の技だ!私が使えて、何が可笑しい!
『そうか…。お前にはできたな。いろいろと聞かねばならねぇことが!!』
『うぉおおおおおおおおお!!!』
エターナルはエターナルローブを脱ぎ捨て、マキシマムスロットに『ゾーンメモリ』を装填して、複数のガイアメモリを一点集中させ、体に張り付いている複数のマキシマムスロットにガイアメモリを一気に装填する。
『これで、最後だ!』
本来とはまた違う26連マキシマムドライブを発動させ――エターナルの体が、熱く燃え上がる。エターナルを中心に熱気が轟き、当たり一帯を焦土と化させ、地面がガラス化していく。
『
『アクセル』『
『
そして、それを『エクストリーム』で極限まで高める。
高まったエネルギー――『ガイアウェーブ』が緑色のオーラとしてエターナルを包み込む。
死ねぇええええええ!!
『お前がなぁあああああああ!!』
龍から『究極の必殺技』が放たれ、エターナルが『26連マキシマムドライブ』を発動させ、中心で『究極の必殺技』とエターナルエッジがぶつかり合った。
お互いが放つ熱気で包まれ、当たり一帯に強大なエネルギー密度が生まれる。
様々な属性が内包された『究極の必殺技』。
パワーとスピードを生み出すガイアメモリを複数使用することによって圧倒的な力と速度を生み出し、それらを一点集中している『26連マキシマムドライブ』。
それが、ぶつかり合って、そうして―――、
爆発が、起きた。
それを、ただ技を放っただけであった龍は遠目でそれを見た。
ふんっ。呆気なく終わったか。たかが人間が、図に乗る―――
『はぁああああああ!!』
なにッ!?
油断していた。突如、爆風の中から一直線に突っ切るようにエターナルが自身めがけて突進してきたからだ。
途中で爆発していたとはとても思えないほどのスピードで、速度は全く劣っておらず、むしろどんどん早くなっていっている。
やったと思って完全に油断していた。だから、防御するのに、時間が―――
喰らえぇええええええ!!
うぉおおおおおおおおおお!!!
エターナルエッジが龍の額にぶっ刺さり、龍が痛みによる絶叫を上げる。しかし、龍の体は巨体だ。小さな刃が刺さっただけで、絶叫など上げたりしない。だが、その理由は、中身にあった。
な、何が起こっている!?我が
『正解だ。ガイアウェーブをお前の身体に注ぎ込んでいる!26本分のマキシマムドライブの力を味わえ!!』
おのれ小癪なぁああああああああ!!
龍の身体に、ガイアウェーブを注ぎ込み、身体の中でエネルギーを暴発させることによって、中身から龍にダメージを与えているのだ。それによって、龍は激痛を患い絶叫を上げている。
『これを受けてもまだ喋れるか。龍の身体は随分と頑丈なんだな!だったらちょうどいい、俺の質問に答えてもらうぞ!』
誰が…答えるか!!
『いいや聞いてもらう!お前、ウラノスとどういう関係だ!』
あの『究極の必殺技』―――。あれは間違いなく月でウラノスが使ってきた切り札だ。順序も、手順も、なにもかもが同一。とてもオマージュとは思えないほどの、完璧なパクリとも言えるほどだった。
ウラノスと龍が、全く出会わずに全く同じ技を編み出したなどとは全く思えない。そんな偶然は、絶対にあり得ない。絶対に何か、接点があるはずだ―――!!
だが―――、
ウラノスだと?誰だそれは!!
否定の言葉が、帰って来た。
『しらばっくれんな!お前と全く同じ技を使う人間を俺は知っている!お前と同じ『天』を操る能力者だ!』
『天』を操る人間だと!?まさか、アヤツか!?いや、『天』を操る人間が何人もいてたまるわけが…!
『その口ぶり、なにか知っているな?』
期待した応えが帰ってきたため、エターナルはエターナルエッジを抜き取り、龍の身体から離れ、地面に着地した。
息を切らしながら己の身体を回復していく龍を見届けながら、返答を待つ。
おい人間……その人間は、ウラノスと言う名前なのか?
『あぁ。妻を44人も娶っている奴だ。しかもその『妻』を『妻』とも思わず『奴隷』として扱っているクズ野郎だ』
ウラノスのこの話の詳細は、零夜達が過去に行く前にルーミアから聞いた話だ。聞いたときは零夜の中でウラノスのクズさにより磨きがかかった。
それを聞いて龍は、呆れた―――いや、
ならば尚更アヤツなワケがない。あんな堅物で真面目のアヤツが、そんな外道に堕ちるはずがない
『おい』
大方、アヤツの子供か何かだろう。アヤツ…月に行ってからメスを
『おいったら…』
それに我が伝授した技までそのような愚かな愚息に伝授するとは…アヤツの見る眼も質が落ちたか?我が子可愛さでそうした可能性も…
『おい!!自己完結してねぇで俺にも分かるように説明しろ』
エターナルは自身の中でほぼ話が完結し終えている龍に向かって叫んだ。だが、今のでウラノスと龍になんらかの関係性があったことは確実だ。
貴様に説明するつもりなど、ない。
『だったら、その口を無理やりこじ開けてでも、話させてやる!』
やれるものならやってみろ。そして――我は貴様を侮っていた
『なんだ?唐突に?』
認めているのだ。お前の力を。だからこそ――我も本気で、貴様を叩き潰すとしよう!!
突如、龍の巨体が巨大な暴風に包まれる。全てが包まれて竜巻の一部になる間にも、エターナルは竜巻を見ていて。
ただ、これはただ見ているわけじゃない。エターナルは、なにか違和感を感じていた。
『この嵐……
一見すれば攻撃としか思えない嵐。だが、エターナルは直観で感じ取っていた。この嵐は、攻撃じゃないと。この風と痛みは、ただの副産物でしかないと。
嵐が、晴れる。晴れて、嵐の中心に、一つの影があった。
「―――」
その影は、二メートルほどの人の
龍の頭部を模した兜はとても頑丈そうで、目の前が見えるように空いている部分は目の部分だけだ。
両の腰には二メートルの人の容姿を持つ存在が持つにちょうど良いほどの大きな二振りの刀がそこに存った。その刀を納める鞘も、金や銀などと言った宝石が施されている鞘だった。
龍の頭部を模した兜の奥から、深紅の二つの光が走る。
「だからこそ、この姿で、相手をしよう」
『―――なんだ。そっちの姿の方がカッコいいじゃねぇか』
「褒めても何も出ない」
深緑色のフルアーマーの存在―――龍は、腰にある二振りの刀を、鞘から引き抜く。鞘から解放された銀色の刃が、太陽の光で輝く。
「名を、聞こう」
武士としてか、戦士としてか、龍はエターナルの名前を聞いて来た。
これに応えるべきか、否か―――。答えは、決まっている。
『零夜。
「ならば夜神と呼ぼう。そして、我も名を名乗ろう。我の名は――」
そこで一回含みを入れて、もう一度言った。
「我が名は『龍神』。『
本編などで存在しか設定がないため、詳しい能力などの説明がないメモリの今作オリジナルの能力。
『ドラゴンメモリ』――メモリの色と相まって、マキシマムドライブによる蒼炎の竜を形作ってそのまま攻撃。
蒼炎同士でエターナルとは相性抜群(個人的に)!
脚が竜の頭で、そこから胴体が形作られている感じ。
『ダイヤモンドメモリ』――ダイヤモンドのように体を硬くするマキシマムドライブ。『ジュエルメモリ』とほぼ同じ。
『ジャイアントメモリ』――モノを大きくするマキシマムドライブ。今回は『ロケットメモリ』のマキシマムドライブの力を巨大化させ、そのまま龍を殴った。
『ロケットメモリ』――エターナルエッジに装填することで、ロケットの形をしたエネルギー体で攻撃。
『エッジメモリ』――切断力を増す。
『フィンガーメモリ』――指の指した方向に対象を移動させる。
『グラビテーションメモリ』――重力を操る。
『インジャリーメモリ』――攻撃力アップ
『ナイトメモリ』――攻撃力アップ
『ライトニングメモリ』――稲妻の力を操る。音速で移動する
『ミュージックメモリ』――音の力を応用して、音速で移動する。
『ペガサスメモリ』――飛行能力を付与する。
『クインビーメモリ』――蜂の針を模したエネルギーで攻撃する。
『リアクターメモリ』――熱の力で一気に加速するのに利用した。
『スター』――星の速度で移動できるようにした。
『ヨガメモリ』――身体を柔軟にして動きやすくする。
そしてそしてそして!!今回出てきた龍――なんとまさかの『龍神』!!
しかもその龍神、ウラノスとなんらかの関わりがあるようで…?
次回に続く!次回【死神VS龍神】
次回をお楽しみに!!
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