東方悪正記~悪の仮面の執行者~   作:龍狐

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 正月投稿、実現できました。
 今回はブレイド&フォーゼVSデンドロン回です。

 お楽しみにッ!


―――明けまして、おめでとうございます!!





77 『変換(ぜつぼう)』と『黄金一閃(きぼう)

「死ねッ!」

 

 

 同時刻。時間は『ルーミア』とウィザードとオーズの戦いが始まった直後。

 デンドロンとブレイドとフォーゼは互いの武器をぶつけ合っていた。

 

 

『死ねと言われて、死ぬ馬鹿がどこにいる』

 

『そう簡単に死んでたまるかってだッ!』

 

 

 ブレイドのキングラウザーとデンドロンの強奪したブラックライジングタイタンソードがぶつかり合う。

 ブレイドのキングラウザーはともかく、ブラックライジングタイタンソードをデンドロンの筋力じゃ持つことはできない。それを可能としているのが、シロから奪った『能力』の一つ『重力操作』だ。これにより、ブレイドの剣と互角に戦えている。

 互いに超重量級の武器がぶつかり合い、その衝撃波は計り知れない。

 その衝撃でフォーゼも吹き飛ばされるが、背中のブースターって体勢を整えて着地する。

 

 

『おっとっと。ちょっと先輩ッ!危ないっすよッ!』

 

『この程度についてこれないのならそこで傍観していろッ!』

 

『……言ったな!よーし!その言葉、撤回させてやるぜっ!!』

 

 

 フォーゼは【ビリーザロッド】のプラグを左側に刺す。するとロッド部分に電流が迸る。

 

 

『行くぜっ!!』

 

 

 背中のブースターをフル活用して、二人を飛び越えてデンドロンの後ろに立ってロッドを振るい、デンドロンが感電する。

 

 

「アガァッ!!」

 

『よくやった!』

 

 

 ブレイドは剣の作用点をずらしてブラックライジングタイタンソードを弾き飛ばし、キングラウザーを何度も振るってデンドロンを斬り伏せる。

 

 ブレイドが『単体ラウズ』を行使し、【タックルボア】のアンデットクレストが光った。それと同時にタックルをかました。

 ブレイド・キングフォームのタックルは厚さ3mの鋼鉄すら粉砕する凶悪な一撃だ。それを生身でまともに、しかも突進力を強化する【タックル】の力が加わった状態で喰らえば―――、

 

 

「オゴッ」

 

 

――背骨やらあばら骨などが粉砕される。中の内臓が大ダメージを負う。

 ボキボキと不快な音を鳴らしてデンドロンは転がっていく。

 

 

『この程度か。呆気ないな』

 

『先輩。容赦ねぇ~~』

 

『当たり前だろ。敵に、情けはかけん』

 

『あぁ~でも……立ち上がってますよ?』

 

『―――なに?』

 

 

 戦闘不能に見えたデンドロンが、徐々にだが復活していっている。体内で何とも形容しがたい再生音が鳴り響き、不快な感情を抱く。

 

 

「気をつけろッ!あいつは体の栄養がある限り何度でも再生する!」

 

 

 零夜の介抱をしているライラが、二人に向けてそう叫んだ。

 デンドロンの再生のタネがなんなのか、二人は知らなそうだった。だから教えた。少しでも戦いが有利に終わるように。

 

 

『なるほど…。馬鹿な俺でも分かる質問、ありがとなッ!これが終わったらダチになろうぜっ!』

 

「だ、ダチ…?」

 

『後輩。そんなことを言っている余裕があるのなら手を動かせ』

 

 

 ブレイドが空いた左手を天高く掲げると、先ほどデンドロンの手から離れたブラックライジングタイタンソードを軽々と片手で持った。

 本来トラックほどの重さを持つブラックライジングタイタンソード。普通は片手で持てる代物ではないのだが、キングラウザーも同じような設定を持っている。それゆえに、キングフォームのブレイドがタイタンソードを持てない道理はない。

 

 

『おぉ~~!先輩かっけぇ!二刀流だァ!』

 

『…うるさいぞ。さっさと動けッ!!』

 

『了解ッ!!』

 

 

チェーンソー オン

 

ウォーター オン

 

 

 両足に【チェーンソーモジュール】と【ウォーターモジュール】を装着して、ウォーターモジュールの蛇口を回して水を放出して、今は使えない【ロケットモジュール】の代わりにする。

 半回転して、右足のチェーンソーモジュールでデンドロンの体の肉を刈り取り、鮮血が舞い散る。

 

 本当の本当に、【如月弦太朗】と言う男らしからぬ行動だ。“本人”寄りの“別人”というのはここまで作用するものなのかと実感する。

 

 

「アァアアアアアアアッ!!」

 

『これで終わらないぜっ!』

 

 

 ビリーザロッドを傷口から差し込んで、そこから電流を流すと言う拷問とも言うべき行動に出た。

 

 

『これも喰らいやがれっ!!』

 

 

 チェーンソーモジュールとウォーターモジュールを解除して別のスイッチに切り替える

 

 

ジャイアントフット オン

 

スタンパー オン

 

 

リミットブレイクッ!

 

 

 レザーを引いてエレキ・ジャイアントフット・スタンパーのリミットブレイクを発動する。

 デンドロンにスタンパーモジュールで蹴り込んでスタンプ印を爆発させ、強化されたジャイアントフットモジュールの一撃を放った。

 

 

「グギャアアアアア!!」

 

 

 爆発と巨大な足のコンボでデンドロンの体と心は悲鳴を上げる。爆発で後ろに引きずられていくデンドロンの目の前に黄金の重剣士がその巨体からはあり得ないスピードでデンドロンとの距離を取った。

 スペードのカテゴリー9、【マッハジャガー】の単体ラウズの力による高速移動だ。

 

 

『ハァッ!!』

 

 

 キングラウザーにカテゴリー6、【サンダーディアー】の単体ラウズを行うことによって追加でブレイドとキングラウザーに雷が纏われ、攻撃力と速度、攻撃速度を上げる。

 右手にキングラウザー。左手にブラックライジングタイタンソード。この二つの大剣をそれぞれ片手で持ち、連続でデンドロンを切り刻んだ。

 

 

「アッ!ガッ!グギッ!!」

 

 

 前に進みながらの斬撃を繰り出し、爆発ダメージと斬撃ダメージでデンドロンは更に重症を負う。

 しかし、いつまでもやられてばっかりのデンドロンではない。

 

 

「調子に乗るなよ出来損ない風情がァ!!」

 

 

 デンドロンは『斥力』の力でブレイドを強引に引き剥がす。強力な力がぶつかってきて、ブレイドは地面に後ずさりの跡を残しながら後退させられた。

 

 

『先輩、俺が行くっす!』

 

 

 フォーゼがビリーザロッドのプラグを上の部分へと刺し変える。ビリーザロッドを横に振るうと、電気の斬撃が飛び、デンドロンへと向かって行く。

 

 

「当たるかぁッ!」

 

 

 電気の斬撃は『斥力』の力によって弾き飛ばされ、デンドロンの後方へと飛んで行ってしまった。

 

 

「面倒くせぇ…()()で一気に片付けてやるよォッ!!」

 

 

 デンドロンが両手を合わせ、エネルギーが充填していき、両手をゆっくりと剥がしていく。すると、そこから黒い球体ようなものが発生し、その球体は最初は塵、埃から吸い取って徐々に巨大化していき、ブラックホールのようなものになった。

 

 そう、なにを隠そうこの技は先ほど零夜がデンドロンに放った技だ。理屈はあの時説明された。取り込んだこの『能力』があればそれは再現可能だ。

 一回聞いただけで、それを完全再現した、してしまった。

 

 

「全てを吸い込む穴…てめぇらこれで死ねッ!!」

 

『クッ…!』

 

『吸い込まれちまう…ッ!』

 

 

 ブレイドとフォーゼは地面に己の武器を突き刺して踏み留まるが、周りの倒壊した木々たちは吸い込まれていく。デンドロンは自分が吸い込まれないようにうまく調整しているようだ。まさかそこまで再現してしまうとは、一周回って清々しい。

 

 

「あ…ッ、ぐ…ッ!ああっ!」

 

「――――」

 

『しまったッ!』

 

『ッ!ヤベェ!』

 

 

 ここで、二人は痛恨のミスを犯していた。それは、自分以外にも人がいたことだ。ライラはともかく、気絶している零夜は抵抗する術を持たない。それ故にブラックホールの吸引力に逆らえず体が吸い込まれていき、それを止めようと手を掴んだライラも、バランスを崩して零夜と一緒にブラックホールの吸引力の餌食になってしまった。

 

 

ウインチ オン

 

 

 フォーゼは左手に【ウインチモジュール】を装備して、噴射したワイヤーでライラを捕縛した。ライラが零夜を掴み、零夜は気絶。この状態で踏みとどまってしまった。

 それとは裏腹に、ブラックホールの吸引力は増していく。

 

 

「ハハハハハッ!ソイツには感謝しないとなァ!俺にこの技を教えてくれた。だから、この技で葬り去ってやるよォ!!」

 

「ウグッ…グギッ…」

 

『耐えろ!絶対に離すんじゃねぇぞッ!』

 

『クソッ、ここで【タイム】を使えれば――ッ!!』

 

 

 ブレイドの愚痴が零れる。

 カテゴリー10の【タイムスカラベ】のカードの効果、それは時間操作だ。これを使えば止まった時の中、零夜とライラを救えるだろうが、一つ問題があった。

 それは()()()()()()()()()()()()()()()()()()だ。

 

 【十六夜咲夜】曰く、“時間と空間は密接している”。つまり時間と空間は隣人のようなものだ。ここで時間に干渉しても、空間に干渉している技を止めることはできない。

 いや、正確には出来るだろう。彼女だって、時間を操る能力を応用して空間を操ることができる。だがしかし、ブレイドはそんなこと一度もやったことがない。経験者と初心者。差は歴然だ。初心者がそんな状況者向けのスキルを使えば、 最悪時空間のバランスが崩れてどのようになるかも想像がつかない。だから、使えなかった。

 

 そんな時、デンドロンが動いた。

 

 

「煩わしいんだよッ!さっさと死ねッ!」

 

 

 右手に火球を生成して、投げつけた。その場所は―――零夜を掴むライラの手だった。急に投げつけられた火球はライラの手に直撃し、火傷を負わせた。

 疲労し、精神が摩耗していたこともあって、ライラは手を――放してしまった。

 

 

「夜神――ッ!!」

 

 

 デンドロンの顔が愉悦に染まる。―――そんなときだった。

 

 

「ギガグっ!?」

 

 

 突如デンドロンの背中に闇の斬撃が直撃した。背中から鮮血が噴出し、デンドロンの技が強制中断された。

 

 その影響で宙に浮いていた零夜の体が投げ出され、地面に墜落する。

 

 

「夜神ッ!」

 

『任せろッ!』

 

 

 フォーゼがウインチで零夜の体を引っ張って回収する。

 零夜の体を掴んだフォーゼは、零夜の体の異常を感知した。

 

 

『ヤベェぞ…心臓の音が弱いッ!』

 

 

 そう、零夜の心臓の音が、平均リズムの感覚が圧倒的に遅い。零夜の体がとてつもなく弱っている証拠だ。

 

 

「なにッ!?本当か!?」

 

『――先輩ッ!俺はコイツの治療をします!そっちは任せましたッ!』

 

『あぁ。そっちは任せた』

 

 

 ブラックライジングタイタンソードを地面に突き刺して、【ブレイラウザー】を召喚し、片手で持つ。二振りのラウザーを持って、ブレイドはデンドロンと攻防を続ける。

 

 その隙にフォーゼとライラは零夜の背中を木にかけて安静にする。

 スイッチを入れ換えて、ボタンを押す。

 

 

メディカル オン

 

 

 コズミックエナジーを凝縮した解毒剤や傷薬を内蔵する医療用モジュールであるメディカルモジュールで零夜の治療を開始する。

 

 

『悪りぃけど手伝ってくれ』

 

「無論だ」

 

『すまねぇな。俺の言う通りにしてくれ。まずは――』

 

 

 そうして、零夜を生かすための治療が始まった。

 

 

 

 

 

 

* * * * * * * *

 

 

 

 

 

 

『ハァアアアア!』

 

「死ねッ!死ねッ!クソがッ!」

 

 

 零夜たちから少し離れた場所、ブレイドとデンドロンが己の武器を振るって対峙していた。

 ブレイドは【ブレイラウザー】と【キングラウザー】を、デンドロンは【ブラックライジングタイタンソード】を両手に持っていた。

 

 少し時間が遡った際の乱戦の中、地面に突き刺していた剣を強奪して今に至っている。

 倒壊した森の中、二人の剣技がぶつかり合うが、優勢なのはブレイドだ。

 

 

『剣技が甘い。そんな中途半端な技術で俺に勝つつもりかッ!』

 

「ふざけんなッ!俺の得意武器は弓矢とかの投擲系だっつのッ!不向きな武器で勝負仕掛けてくんなッ!こっちのことも考えろやッ!」

 

『お前はそうやって自分の負けを武器のせいにするのか。良かったな。これでお前が敗けた時、“得意武器じゃないから敗けました”って言う言い訳ができてッ!』

 

「―――ふっざけんなッ!!誰がそんなこと言った!てめぇ程度、得意武器が無くても勝てるわボケがッ!!」

 

 

 ブレイドの煽りに、従順に乗ったデンドロン。当初の性格ではこのくらいの煽りには乗ってこなかったが、どうやら今回の性格は良く乗ってくれるようだ。

 

 ブラックライジングタイタンソードを振り回して、漆黒の雷で辺り周辺を薙ぎ払う。ブレイドにちょくちょく当たるが、それでも効いている様子はない。

 それもそのはず。キングフォームのブレイドを覆う【ディアマンテゴールド】の防御力は200tの衝撃にも耐えうる。黒い部分も【ミスリルアーマースキン】になっておりミサイル爆撃にも耐える耐久力を有しているのだ。

 

 

『その程度の攻撃、俺に効くと思うなッ!』

 

「ずっりぃぞこのクソ野郎ッ!こっちは生身だってのにそっちは全身装甲って、恥ずかしくねぇのかよッ!」

 

『どんなときでも全力で相手を潰す!それが騎士道ってヤツだろ』

 

「俺に騎士道語るんじゃねぇよッ!」

 

 

 前後と言っていることが完全に真逆になっており、どちらがクソ野郎なのかは言うまでもない。

 

 

『――デンドロン・アルボル。月の綿月家直属の護衛騎士【ヘプタ・プラネーテス】の一人。…で合ってるな』

 

「なんだ急にッ!気持ち悪ぃんだよッ!!」

 

 

 突然自分の情報を語り出した敵を“気持ち悪い”と表現し、デンドロンはブラックライジングタイタンソードを振るう際さらに『重力』を付加させて攻撃力を増し、刃がブレイドの肩アーマーに直撃する。

 しかし、ブレイドは当たった瞬間にブレイラウザーを持った手で刃を掴んで肩と手を挟むようにしてブラックライジングタイタンソードを離さない。

 

 離させようとデンドロンはシロから()った能力の一つである元素を操る力でブレイドを攻撃するが、微動だにしない。

 

 

「離せ、この野郎ッ!」

 

『権能は『変化』。ありとあらゆるものを変化させて変幻自在な戦いを得意とする。そしてその権能の本質は喰らったものの遺伝子情報を取り込み、尚且つその『能力』の一部を取り込む…』

 

「それがどうしたッ!いい加減うざぇんだよッ!」

 

『単細胞なお前には、なにを言っても理解(わか)らない。直球で聞くが、お前は取り込んだ能力を使用している間、どうして『変化』の力を使わない?

 

「は――?」

 

『それだけ富んだバリエーションを持てる権能(ちから)だ。どちらか片方だけ使うなんて勿体ないだろ』

 

「んなもんてめぇ如きに全部使う必要ねぇからに決まってんだろうがよッ!」

 

 

 今までずっと感じていた疑問をぶちまけた。

 デンドロンはそう言っているが、今までのデンドロンの攻撃パターンは、広く見ればどれも一貫している。

 自身の『変化』を直接使うか、『変化』で喰った生物への身体変化や『能力』の使用。そんな風に二パターンに別れている。

 

 そこでブレイドは一つの結論を見出した。それは――、

 

 

『違うな。お前は『変化』の権能(ちから)で『変化』の権能(ちから)を取り込んだ別の生物の特徴や『能力』に変えているに過ぎない違うか?』

 

「――ッ!!」

 

 

 デンドロンの顔があからさまに歪む。どうやら図星のようだ。

 彼の『変化』の権能は一見見ればメリットばかりだ。だがしかし、デメリットがないわけではない。そもそも第一前提として彼の『権能』は強制開花だ。デメリットがないわけがない

 

 彼の『変化』の権能のデメリット、それは『変化』と言うより『変換』だ。元あるものを別のものに変えること。それが変換。

 彼の権能は『変化』の権能を別のものに一時的に『変換』することによって他人の『能力』を扱えるのだ。

 つまり、今シロの能力を使っているデンドロンは自身の力である『変化』を使わないのではなく使えない状態だと言うことになる。

 

 

『つまり『変化』の権能(チカラ)を『変換』しているってことだッ!!

 

「―――カカカっ。よくわかった…と褒めると思ってんのかクソがッ!」

 

 

 デンドロンは重力場の塊を足に定着させてブレイドの鎧を蹴った。ブレイドの体が地面を擦るように2メートルほど無理やり後方へと下げられる。

 その際、衝撃でブレイラウザーとブラックライジングタイタンソードが宙を舞い、交換するように二人の目の前の地面に突き刺さった。

 

 ブレイドはキングラウザーとブラックライジングタイタンソードを、デンドロンはブレイラウザーを持って駆ける。

 その際にデンドロンはブレイラウザーの刃に『火』『風』『雷』『光』の元素を纏わせてブレイドと対峙した。

 

 

「ハハハッ!なんだよそっちより断然使いやすいじゃねぇかッ!てめぇぶっ殺したら俺がこの剣使ってやるよッ!」

 

『その剣は、お前が使っていいものじゃないッ!』

 

「どうしたどうした剣士さんよォ!?お得いの剣技がぶれてるぜぇ!?」

 

『どこまでも癪に障るヤツだ…!』

 

 

 自分の愛用武器の一つであるブレイラウザーを勝手に使われたことで、ブレイドの心が怒りで少し揺れる。しかもこんなヤツに使われることが腹立たしい。

 さらにシロの『能力』の影響で攻撃力が倍化と言っていいほど上がっている。いくら耐久力が馬鹿みたいにあるからと言って、体力が消耗すれば意味がない。勢いのまま押されれば押されるほど、体力は消耗する。

 

 

(ならばッ!)

 

 

 一度だけ、完全に防御を捨てて攻撃する。

 カテゴリー3の【ビートライオン】のカードを単体ラウズして、拳に力を溜める。

 攻撃の隙は一瞬だ。ブレイラウザーが振るわれて、デンドロンの方に戻るまで。

 

 ブレイラウザーの攻撃が当たった。

 

 

『ハァッ!!』

 

 

 その隙に、ビートライオンで強化されたパンチが、デンドロンの顔面に直撃した。デンドロンの顔は埋没して、歯がいくつも飛び散った。

 衝撃波と共に後方へと吹き飛ぶデンドロン。音を一瞬置き去りにしたその攻撃は、やがて誰にも聞こえることなかった。

 ブレイラウザーが今の攻撃で宙を回転しながら地面に突き刺さった。すると“これで役目は終わりだ”と言わんばかりにブラックライジングタイタンソードが消失する。耐久値が限界を迎えたのか、それとも元の主の場所に戻ったのか――。

 

 

『まぁいい。後輩の様子でも見にいくか――なにッ!?』

 

 

 そう思い背中を向けた瞬間、空気によって生まれた斬撃がブレイドに直撃した。その圧倒的な防御力のおかげでダメージはなかったが、風の斬撃は絶え間なく飛んでくる。

 

 カテゴリー7の【メタルトリロバイト】を単体ラウズして、必要以上に体を硬くして、攻撃に耐える。

 

 まだ終わってなかった。ブレイドはデンドロンが吹き飛んだ場所をじっと眺めると、足音が聞こえてきた。その足音をずっと聞いて、近づいてくるのを待っていると、そこには潰れた顔を再生しながらフラフラと歩いてくるデンドロンの姿だった。

 

 

「#&%$?*^!!」

 

『何を言っている?せめて人間の言葉で話せ』

 

「%&?<+=~#$!!」

 

『…正直お前の話にはうんざりしてたからな。これで終わらないと言うのなら、何度でもぶっ潰してやる』

 

 

 キングラウザーを通常持ちに、ブレイラウザーを逆手で持ってラウズなしに【ストレートフラッシュ】を発動する。

 キングラウザーの刀身に黄金に輝くエネルギーの長い刃が、ブレイラウザーに水色に輝くエネルギーの長い刃が纏われる。

 

 二振りの長身の刃を振るい、デンドロンを襲った。

 

 

「―――完、全、理、解」

 

 

 当たる瞬間、デンドロンがそう呟いた。その時、あり得ないことが起こった。

 柔道経験者のような身のこなしでブレイドの斬撃を避け、逆に『発勁(はっけい)』のような技でブレイドを攻撃したのだ。

 発勁で押されたブレイドは、宙に浮いてたため防御力に関係なく吹き飛ばされ、後方へと飛んでいった。

 

 

『なっ…ッ!どういうことだ!?』

 

「はぁ~さっきは良くもやってくれたなぁ!クソ剣士がッ!」

 

『今の技…明らかに経験者の身のこなし。実力を隠してたってわけか…』

 

「はぁ?違ぇよ。お前頭も悪いんだな。戦士職ってよ、脳筋イメージがあるから嫌なんだよなぁ…。プロクスもヒュードルもタラッタもクリューソスもアンモスもウラノスもよぉ。皆ダメだ。馬鹿ばっかなんだよなぁ」

 

『なに…?まさかッ!!』

 

「なんだ。脳筋の割には理解が早いんだな。そうさ、俺が取り込んでるのは何もあの白服野郎の力だけじゃない。今まで喰ったヤツすべての力を使えるんだ」

 

 

 そう、今の今までデンドロンはシロの力しか使ってなかったが、デンドロンは喰ったものの『能力』を『変化』を『変換』して塗りつぶすことで一時的にその能力を使えるようにする権能を持っている。

 今まで食べた生物は、当然一つではない―――。

 

 

「ちなみにさっきの斬撃は妖怪“かまいたち”を喰った際に入手した能力で、さっきの技は(とう)*1の国の武人を喰った時に入手したやつだな」

 

『唐の武人…。ってことはあの男のように』

 

「もちろん喰ったッ!不味いが喰えないほどじゃない。それに、喰うだけでその力が手に入るんなら味なんて些細な問題だ」

 

『やはり、お前は生かしておく価値はなさそうだな…』

 

「おいおい。逆に聞くがよ、()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

『――つまり、お前にとって同族も餌でしかないってことか?』

 

「話が早ぇな。つまりそう言うこった。脳筋の割には理解が早ぇじゃねぇか。脳筋の割には、な」

 

 

 そうやってデンドロンは高(わら)う。デンドロンにとって、人間と言う同族なんてただの自分が強くなるためだけの餌でしかないと言うことだ。

 ブレイドのキングラウザーを握る手が強くなる。

 

――仮面の奥で、笑った。

 

 

『フッ、おい、一つ教えておいてやる』

 

「は?」

 

『人間と言う生き物は下種で下劣で悪劣な、悪性を極めた生き物だ。誰だって自分を最優先する。それが人間と言う存在だ』

 

「なに急に語ってんだよ。気持ち悪ィ」

 

『だがな、それにも限度ってものがある。その限度を超えたお前は既に『人間』と言う枠組みに収まらない。そうだな……お前がさっき言った、『虫』の方がお前にはお似合いだ」

 

「―――ハァアアアア!?ふっざけんなこのゴミムシが!俺が、この俺が虫だと!?いくら寛大な俺でもそれだけは許せねぇなあぁん!?俺を豆粒サイズの脳みそどもと一緒にするんじゃねぇ!この頭凝り固まった老害がよォ!」

 

『そこまで年を取ってはいないッ!』

 

 

 そうして再び始まる剣技の舞。いつの間にか所有していた【西洋の剣(レイピア)】でデンドロンは驚きの剣技でブレイドを翻弄する。

 しかし、場数的にブレイドが今だ優勢だ。

 

 

「おらよっと!」

 

『グっ!』

 

 

 押した時、デンドロンが股下を通り抜けてブレイドの背中を何回も斬る。だがしかし、防御力が上のためダメージは通っていない。一つ心配なのは、体力のみだ。

 

 

「追加で喰らえッ!」

 

『アグッ!』

 

 

 至近ゼロ距離での弓矢攻撃。付着した瞬間爆発を引き起こしてブレイドは前のめりに倒れる。

 次に弓矢を投げ捨て短剣を持つと、ブレイドの弱そうな所―――関節を狙った。

 

 

『ハァッ!』

 

「おっと!」

 

 

 間一髪のところでカテゴリー6の【サンダーディアー】の力で全身から電気を放出し、デンドロンは距離を取った。

 

 

「危なかったなぁ。どうした?さっきまでの威勢はどこにいったんだ?」

 

『どういうことだ…!?まるで、急に俺の行動パターンを理解したかのように…』

 

「おっ、気づいた?気づいちゃった?そうだよそうだよ正解だよ!ひゃははは!!」

 

 

 デンドロンは気持ち悪いぐらいに高笑いをした。アレは完全に見下す動作だ。今まで自分を下に見てきた相手を嘲笑う――下剋上をする者の目だ。

 

 

「昔の話だ。()()()思い出したんだよ。そう言えばあんなヤツもいたなって。とある女の能力だ。『知識』と『理解』って言う二つの能力を持った女だった」

 

『『知識』に『理解』…そういうことか』

 

「ご明察ゥ。当初は戦い()()クソほど役に立たないと思っていたが、なるほどなって。こういうことだったんだよ」

 

『その力で俺のことを『理解』したと言うわけか…』

 

 

 デンドロンがかつてとある女性を喰らって手にした能力。『知識』と『理解』。『知識』は字面的に知識を蓄える能力だろう。戦いとは、時に知恵も必要となる。

 そして、『理解』。これが重要だ。この能力でデンドロンはブレイドのすべてを『理解』したのだろう。故に、動きなどを見極められた。

 

 

「『理解』は見たものの情報を読み取る力。『知識』は――正直よくわからん。聞いたことのない単語とその意味が大量に頭の中に思い浮かんできやがる。『理解』が無ければ脳が焼き切れてたなぁ」

 

『何故そんなことを俺に教える?』

 

 

 能力の開示。それはすなわち相手に情報を与えることだ。明らかに不利になることをどうしてするのか分からない。

 この愚かにも賢い男の考えることが分からない。

 

 

「まぁ聞けよ。『理解』の力のことは理解できたが、『知識』のことは今だに俺も良く分からん。でもまぁ色々知れるから役には立っていたんだ。よく使ってたよ」

 

『元の持ち主のことは忘れてたくせに、能力だけはちゃっかり使ってるんだな』

 

まぁ覚えてても意味なかったしな。()り捨てて喰った女のことなんて、いちいち覚えていねぇよ

 

『クズが…』

 

「まぁなんとでも言えよ。それに、全部喰ったわけじゃない。俺の『権能』の力も、全部喰ってようやく全てを取り込めるってわけじゃないんだ。むしろ、腕一本だけで十分だ。不味いもん喰いながらなんて、楽しめるわけねぇだろ」

 

『それがお前の遺言かッ!!』

 

 

 二振りの剣を持ってブレイドはデンドロンに剣を振るう。その剣捌きは先ほどよりも大分荒くなり、一撃一撃が重くなっている。

 

 

「どうしたどうしたァ!?お得いの剣技が鈍ってるぜ剣士様よォ!」

 

『ウグッ!』

 

 

 しかし、ブレイドのことを完全に理解したデンドロンに攻撃は全て交わされ、逆に『重力操作』の力によって投げ飛ばされる。その際にブレイラウザーとキングラウザーを手放してしまった。

 しかも、この先は――、

 

 

(不味いッ、この方向には彼らと後輩が!)

 

 

 そう、この方向には未だに塗料を受けている零夜と、それを行うフォーゼとライラがいる。かなり時間が経っているとはいえ、進んでいるか定かでない今、あそこまで飛ぶのはリスクが大きい。

 

 ブレイドは踏みとどまると、呼吸を整えた。

 この武器がない状態で、しかも武器を相手に与えてしまったこの状況、一体どうするべきか――、

 

 

「よぉよぉ剣士さんよォ。調子はどうだぁ?敵に自分のご自慢の武器奪われてよォ」

 

 

 そんな時、ブレイドの武器を両方とも奪ったデンドロンが、嘲笑しながら歩いてきた。

 

 

『最悪…意外の何がある?』

 

「そうか?安心しろよぉ。お前が死んでもコレは大事に使ってやるからなァ!!」

 

 

 デンドロンが一直線に向かってくる。

 武器は己の拳のみ。ならば、これにかける――、

 

 

「アベッ…?」

 

『なに――!?』

 

 

 そんなときだった。突如、白き一閃がデンドロンの上半身と下半身を分かつと、“ズルリ”とデンドロンの上半身と下半身が分裂した。力が脱力して、持っていた剣も地面に落ちる。

 その光景は、ブレイドには空間ごとそぎ落とされたように見えた

 

 ブレイドは即座に自分の武器を拾い、ブレイラウザーでデンドロンの上半身を地面に串刺しにした。

 

 

「アギャアアアアアアアアッ!!」

 

『ハァ…なにかは知らんが、助かったな。それと…よくもやってくれたな』

 

「アグギガ…!」

 

 

 正直、この男を生かす価値など毛頭ない。ブレイドはキングラウザーを逆手に持って、デンドロンの首筋を狙った。

 

 

「おい待てッ!待てって言ってるだろクソ野郎!てめぇこんな状態(むていこう)の俺を痛ぶって楽しいかこの野郎!!このクズ!!ゴミ!!冷徹野郎!!」

 

『聞く耳はもたん。それに、痛ぶる趣味はない。一瞬で終わらせてやるッ!』

 

 

 ブレイドはキングラウザーををそのまま突き刺して―――、

 

 

『おーいッ、先輩ッ!』

 

『――ん?』

 

 

 その時、ブレイドの後ろから声が聞こえた。振り返ると、フォーゼがこちらに向かって走ってきていた。フォーゼは着くなりデンドロンを見るが一度スルー。

 

 

『どうした。もう治療は終わったのか』

 

『あぁ。おかげで一命は取り留めたぜっ!』

 

『そうか。こっちも粗方終わったところだ。コイツを殺せば終わりだ』

 

『あぁー駄目ですよ先輩!一応殺さずにって言われてるんですから』

 

『…こいつをか?』

 

 

 ブレイドは心底この男を殺さない理由が分からない。

 あそこまで堕ちた人間なんて、百害あって一利なしだ。そんなヤツを殺さない理由なんてどこに…。

 

 

『一応聞いて来たんですけど、どうやら何らかの理由で元の人格が塗り潰されてるらしいんですよね』

 

『……つまり、この体にとってコイツの人格は外来種と言うことだな?』

 

『あー…難しい言葉は分からねぇっす!(外来種ってなんだ?)……とにかく、捕縛だけしておきましょう!』

 

 

 フォーゼはビリーザロッドのプラグを右側に刺し変えると、電磁ネットを飛ばしてデンドロンを拘束した。

 

 

『よしっ、これで大丈夫だ!』

 

『大丈夫なのか?』

 

『大丈夫っす!』

 

 

 心配なところは多いが、ブレイドは拘束の術を持たないために今は信じるほかない。

 

 

『とりあえずコイツ運ぼうぜ。ここに放置しても危険だしよ』

 

『まぁそれについては同感だ。さっさと――』

 

 

 その時聞こえた、不思議な音。“ミチミチ…”という、不思議と言うより、どこか不快な音。

 その方向に二人は一斉に視線を向けた。

 

 

「さっきから聞いてりゃァ…俺を舐めやがってぇええええええ!!」

 

 

 次第に、音は“ブチブチ”と不快感を増していく。いつの間にか再生していた下半身で立ち上がり、腕などを中心に圧迫されて血が噴出する。

 しかし、自分の体のことなどお構いなしにどんどんと電磁ネットの拘束を外していき――、

 

 

「アァアアアアアアア!!」

 

 

 電磁ネットが、霧散する。

 

 

『なにッ!?』

 

『嘘だろッ!?』

 

 

 自分の体のことなど顧みず戦いを続けようとするその執念、怨念、敵愾心に一瞬ながらも身震いを起こす。

 腕からは血が、肉が、露わになり、所々骨も飛びしてしている。痛くはないのだろうか。徐々に再生しているとはいえ、痛くないはずがない。

 

 

「てめぇら…覚悟出来てるんだろォなァ!!」

 

 

 デンドロンんは圧倒的殺意を持ってして叫んだ。ここまで侮辱を受けたのはいつぶりか。馬鹿な生みの親以来だ

 

 

『どうする先輩!まさかアレを破るなんて…』

 

『いや、待て』

 

『どうしたんすか?』

 

『―――アイツの再生能力。そろそろ限界のようだ』

 

『え…あッ』

 

 

 そこでフォーゼも気づいた。デンドロンの再生スピードが遅くなっていることに。そう言えばライラは再生には『変化』の力で蓄えた大量の栄養のストックを使っていると。それが今、なくなってきているのだ。

 

 

『このまま押し来るぞッ!』

 

『うっす!!』

 

「コケにしやがってッ!!ぶっ殺す!!」

 

 

 ブレイドとフォーゼ、デンドロンが衝突する。

 ブレイドとフォーゼがデンドロンを挟むように移動して攻撃する。デンドロンは『重力』の『斥力』の力を使って二人を吹き飛ばす。

 

 

『そんなに簡単には近付けさせないか…』

 

『だったらこれだッ!』

 

 

スモーク オン

 

 

 【スモークモジュール】を装備したフォーゼは、猛烈な煙を発生させデンドロンの視界を隠した。

 

 

「なんだ、このッ!!」

 

 

 デンドロンは両手で煙を振り払う。しかし効果は薄い。砂ぼこりなどの実態があるものなら重力の力で一掃できるが、これはただの煙だ。重力は使えない。

 

 

ウインチ オン

 

 

 そんな機械音が聞こえたと同時に、ローブが煙の中から出てきてデンドロンを拘束した。

 

 

「なんだ、これはッ、離せッ!!」

 

 

ライダー電気ショックッ!!

 

 

 すると突然ウインチのワイヤーに電撃が流れ、デンドロンの体を感電させ、動けなくする。その電流は下手すれば死亡レベルであり、デンドロンの体はその電流によって受けたダメージを再生しようとどんどん栄養ストックを減らしていく。

 

 

『追加でもういっちょッ!!』

 

 

ガトリング オン

 

 

 煙の奥から無数の弾が轟音と共に発射され、デンドロンの体を撃ち抜いていく。時には脳を、首を、眼球を、心臓を、肝臓を、股間を、撃ち抜いてストックを更に減らしていく。

 

 

「いい加減にじぼごのぐじょやごうがァアアアアア!!―――ゲボッ!!」

 

 

 さらに追い打ちをかけるように煙の中から冥界の剣(オーガストランザー)が飛んできてそのままデンドロンの体を貫通してすっ飛んでいった。

 

 煙が晴れると、デンドロンは再生は続いているもそれは著しく低下しており、先ほどまでの驚異的とは言えないレベルにまで下がっていた。

 

 

『先輩。今の剣なんすか?』

 

『さっきそこに突き刺さってたのが見えたからな。取り寄せて投げただけだ』

 

 

 実は偶然零夜が戦闘の最中に地面に突き刺したものを見つけて、カテゴリー8の【マグネットバッファロー】で手元まで引き寄せてカテゴリー3の【ビートライオン】柄頭(つかかしら)の部分を殴って投擲したのだ。これは投擲と言えるか分からないが。

 

 

『もう終わらせるぞ』

 

『うっす!』

 

『死ね、クソ野郎(デンドロン)

 

 

 言葉に呪詛を込めたブレイドはキングラウザーにカードを五枚ラウズする。

 フォーゼは【エレキスイッチ】をビリーザロッドに差し込んだ。

 

 

10(テン) (ジャック) (クイーン) (キング) (エー)

 

 

 ブレイドの目の前にそれぞれのカードの絵柄をした光のフィールド5枚が出現し、フォーゼのビリーザロッドに電気が蓄電されていく。

 

 ブレイドは突進してフィールドを潜り抜け、フォーゼは背中のブースターで跳躍して一瞬でデンドロンとの距離を詰めた。

 

 

ロイヤルストレートフラッシュッ!!

 

ライダー100億ボルトブレイク!!

 

 

「ウワァアアアアアアアアアア―――ッ!!」

 

 

 フォーゼの必殺技が炸裂し、動けなくなったところをブレイドの黄金の一閃がデンドロンを斬り裂いた。鮮血が舞い散ると同時に爆発を起こし、ここでデンドロンとの戦いは幕を閉じた―――。

 

 

 

*1
この時代の中国の呼び方




 今回はこれで終わりです。
 デンドロンともこれで完全に決着がつきました。

 それにしても、デンドロンは『ルーミア』と違い手ごわかったですね。まぁ『権能』に覚醒してるし一対一の状態だったから苦戦するのも無理はないんですが。
 それと―――『権能』に目覚めてるデンドロン相手にライダーたちの攻撃が通用してるの、何故だと思います?。まぁ考えてみてくださいな。

 デンドロンが昔性的にも物理的にも喰った女性の能力、『知識』と『理解』。これぶっちゃけいうと【地球(ほし)の本棚】と同じなんですよね。
 『知識』はあらゆる摂理などを知ることができ、『理解』はその意味を完全に理解すると言うある意味この世の真理的なものに近付ける能力なんです。
 そんな能力を持っていた女性って、一体何者…?

 次回更新は未定です。次回もお楽しみに!

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