ラスボスになった俺は、スパロボ世界でなんとか生き抜く!!(願望) 作:小此木
1、2話とも修正追記しました。
某日バードス島
「「申し訳ありません、Dr,ヘル。」」
「頭を上げよあしゅらよ。儂もいまだに信じれんのだ。お前が…
『『ゼウス!ゼウス!!オリンポスの裏切り者ぉぉぉ!!』』
<ガン!ガン!ガキン!!>
此処はもう一つの日本にある熱海。そこに突然、巨大ロボが出現しそれを迎え撃つ巨大ロボも出てきて大混乱。
巨大ロボを圧倒していた黒いロボット、マジンガーZがこのまま敵のロボ達を倒し勝利すると思われたが、
『『ふっ!ふっ!ふっ!!』』
<ガン!ガン!ガン!!>
人対巨大ロボと云う事を全く思わせないあしゅら男爵の猛撃…
『『おおおおぉぉ……ッ!?』』
<バッ!!>
が突然止まり、驚異の跳躍力であしゅら男爵は、マジンガーZのマウントから離れていった。
『い、一体どうして…』
<ズアァァァ!!>
困惑する兜甲児の目の前に黄色い閃光が通過した。そう、先ほどまであしゅら男爵がマジンガーZに猛攻を掛けていた場所だ。
『『何奴!?』』
警戒を強めるあしゅら男爵の、
『…貴様に名乗る名は無イ!(裏声)(声で
『『!!??』』
目の前に突如現れたその者は、茶色い頭巾で顔を隠し、マントをはためかせながら現れた乱入者。
間髪入れずに右手に発生させた青白いエネルギーの球体をあしゅら男爵の腹部へ押し当てた!!
『『ガハァ!?』』
『マジンガーZ!今のうちニ、体制を立て直セ!!(裏声)』
『わ、分かった!!(…助かったが、何でこのロボットの
そして、立て直したマジンガーZや応戦に駆け付けたスーパーロボット達の活躍により、彼らはあしゅら男爵達を何とか撤退させることが出来たのだった。
…しあし、謎の乱入者は忽然と姿を消してしまっていた為、正体や目的は誰にも分からなかった。
…隙を付かれたとは云え、遅れを取るとは。」
『『…返す言葉もございません。』』
「もうよい。今後、彼の者が我らの障害になる事は明白。奴は見つけ次第、マジンガーZと共に最優先で殲滅せよ!!」
『『はは!!(しかし、この私を退けた奴は一体…)』』
別の日某所
謎の飛行物体が現れたとの連絡を受け、クラッシャー隊が向かった先にはギシン星人の侵略機が集まっており、クラッシャー隊は囲まれ窮地に陥っていた。
そして、隊員の一人タケルは、単身小型の3号機で突貫。しかし、簡単に撃墜されてしまったが、謎の声に導かれ謎のロボ(ガイヤー)により助けられ、この窮地に立ち向かう戦い力を手に入れたのだった。
「クソッ!敵の数が多すぎる!!」
「隊長!右舷前方に敵!!」
『み、皆ぁー!!(このロボで戦えるようになったのに!この距離じゃ間に合わない!!)』
だが、多勢に無勢。1機戦力が増えたところで囲まれてしまえばハチの巣は必須。今のままでは、味方のスーパーロボット達が来る前に撃墜されてしまうのが関の山…
だった。
「フン!!」
<ガギン!!>
「…は?」
それは、誰が発した言葉か分からない。
「ヌン!!」
<ベキン!!>
「ハァァァァ!!」
<グシャ!!>
敵味方皆、目の前で行われている事が理解できなかった。
茶色い頭巾で顔を隠し、マントをはためかせながら現れた乱入者が、
「う、嘘だろ!?」
「わ、私は何を見てるの!?」
「…奴が、以前報告のあった者か?(小声)」
『す、凄い!!』
『待たせたな!クラッシャー隊!!』
そこへ、ダイ・ガードに搭乗している赤木からクラッシャー隊へ通信が入り、味方のスーパーロボット達が到着したのだった。
「…後ハ、大丈夫だろウ。(小声)」
そして、正体不明の乱入者は忽然とその場から消えていた。
…現在、その正体をあらわにした彼女(?)アヴィ=ルーは…
「ガンダム系は後だ、後!!特機揃いのスーパーロボット系の装甲を早く修理しろ!!」
「班長!手が足りません!!」
「泣き言言うな!俺たちメカニックが音を上げちまったら、どれだけの一般市民が傷つくと思ってんだ!手と頭を動かし続けろ!!」
「ザンボット3並びにダイ・ガード、ザブングル・ボトムズの修理完了!マジンガーZやゲッターロボハ、搭乗者とその関係者に任せてましタ。次はどこへ行けばいいですカ、アストナージ班長?」
「ほら見ろ、新人!こう云う奴が使える奴ってんだ!えっと次はっと…って、
「エ?何っテ、機体の整備だガ?」
ZEXISの戦艦にある格納庫で、アストナージ率いるメカニック達とロボットの修理に励んでいた。
「いやいやいやいやいや!貴女にそこまでして頂くようなことはないんですよ!!(協力関係って話だけど、素手で敵機を蹂躙する人にこんな事させてブライト艦長になんて言われるか…)」
「でモ、手足りないんでしょウ?」
「そうですけど!~~~っ!あぁ、もうどうにでもなれ!アヴィさんは第2格納庫のヴァルキリーから点検整備をやってください!後、新人メカニック二人連れてってください!報告・連絡及び貴女の技術を学ばせる為の人員です!!」
「了解しタ。じゃ二人とモ、本日ハ…オネシャス!」
「「お、お願いします!?」」
そして始まるメカニック二人の地獄の1日。
「特機以外の構造は大体ガンダム系とヴァルキリーのような戦闘機が基本ダ!良く手順を覚えておケ!!」
「「はい!」」
「各電子機器の配線ハ、電源を落として電極が通っているか確認かラ!替えが効ク部品ハ、素早く交換。この損傷した機体の装甲部分ハ…大型機器で取り外シ、スペアの装甲と直ぐに取り換えル!!」
「「は、はい!!」」
「次の機体ハ比較的簡単だかラ、貴方がやってみテ。」
「わ、分かりました!まずは、配線の確認から。こなってるから…こ、こうですか?」
「違うし遅イ!こう云うのハ、実践あるのみダ!今週中ニ、貴方達を半人前ぐらいに育てるゾ!!」
「「ひぃー!?」」
本当に一週間で半人前の技量を叩き込んだアヴィ。その後技術を叩き込まれたメカニックは口をそろえて「アヴィさんのスパルタに比べれば、毎日がぬるま湯に感じますよ。」と目には生気が無く、どこか遠くを見ながら言っていた。
シオニーちゃんがくそ野郎共に攫われて少し経ったけど、無事かな?拷問や監禁なんてされてないよな?もし拷問なんてされてから、地獄すら生ぬるい。殺さない程度の加減で、生きていることを後悔させてやる。
「ア、 ごヒ…じゃなかっタ
「ん?…貴様は、確かシオニーの秘書だったな。」
「大丈夫?洗脳されてなイ?」
「そう簡単に洗脳されてたまるか!!」
「でモ、確認(小声)。ズール皇帝は正義?」
「そんな訳あるかぁ!奴は悪だ!!」
「ン、大丈夫だナ。」
「…いったい何だったんだ?」
いまだ彼女(?)アヴィはシオニーを助け出せていない。再開できる日はまだ先である。
「くしゅん…アヴィ、無事でいてね。私は此処でやれる事をやって脱出するから。」
「な、何故お前が生きている!?」
「あの時、確かに倒したはずだ!!」
「…」
「…お前は、何故そちら側にいる?」
「そうだ!あんなにそいつを
黒いマントを宇宙空間で
「(この)
その存在を
「(この)ズール皇帝に逆らうような悪は俺が倒す!」
かつての仲間と対峙する!?
「…何でこうなっタ!?」