◇ギデオン 市街地
「クソ!! 三十体じゃあ足りない」
私は、あの幽閉天使の迷宮の解読をしていた。
一応、今私が出せる数出したけど全然足りない。
ステータスを極限まで弱くしたためサンダルフォンに踏み潰されたりするので途中で減ったりする。
しかも、機動力はティアンの子供クラス。
効率の悪い。
そう、うだうだしているうちにフィガロの所に行ってしまった。
……お願いします。あの【破壊王】(旦那)に次ぐ破壊を振り撒く化け物を納め下さい。
あっ、駄目だ。《ラスト・バーサーク》を発動されやがった。昔の文献で《ラスト・バーサーク》の効果の説明を見たことがあるから知ってる。
……仕方がない。他人の恋愛に介入するのはどうかと思うけどやるしかない。完全にフィガロの援護を行う。
そうして、スキルを発動させる。
ステータスの三%でここまで吸えるとかおかしいだろと叫びたくなるほどのステータスが流れてきた。
これで、かなりマシになっただろう。
ん? 悪寒が──
「バン!!」
は? フィガロ良いところまで行ったのに落とされた。
誰だ? ……よし、色々イラついているし殺そう。
そうして、狼に乗って移動した。
◇山岳地帯
「……【医神】ですか」
「……質の悪い【光王】か」
「ひどいこと言わないで下さい。私も悲しいのですよ? 王国が失くなってしまうのかもしれないのだから。
まあ、それも材料として大切にさせていただきます」
「命をもてあそび心をもてあそんだ罪、この【医神】が切開してやる」
まず、【光王】が先に動いた。
あらかじめ置いておいた魔術を飛ばしめ来た。
それを【光吸収】と【変換】のスキルを持つ植物を使って消滅させる。
「決め手が無いな」
「どちらもですね?」
そう、【光王】が必殺スキルによってモンスターを出せばステータスを奪われ強化する。それを恐れ【光王】は使えず、こっちはステータスが低く【光吸収】を持った植物から離れられない。
一瞬でも【光王】が後ろを向けばとっさに拘束用植物や攻撃スキルを使用することが出来る。
しかし、ランカーであるものがそう簡単に隙を出さないだろう。
「まあ、良いです。
最悪、あなたを足止め出来れば良──」
「《地獄障気》全力噴出!!」
「「え?」」
それはどちらにとっても予想外だった。レイ君が来てしまったことだ。
とっさのことに【光王】は一瞬止まり【医神】は《浄化》と【快癒万能霊薬】を使った。
そして
「ナギ!!」
『了解、マスター』
ナギの演算によってこの煙幕状態でも射つことが出来る。
「チェックメイト」
今までの射ってきた光を全て吸収しMPに変換した分をMPを込めれば込めるほど爆発の力が強くなる【破上草】に込め弾にする。
後衛職である、【光王】が受ければかすっただけでも殺せる威力だ。
ただ、問題だったことを言えば。
「やっちゃった」
……周りの被害がとてつもなく大きくなったことである。
あと、レイ君も巻き込まれて死にかけていた。(回復してあげたよ?)
借金の返済の為にクエストがしばらく無くなる事件が起こったのは別の話。
レイ君、ナイス!!
……毎回、被害与えてごめんね。