「ヤバいヤバい」
私は、夜のギデオンを走り回る。
あの《大教授》フランクリンの野郎がテロを起こしやがった。
シュウに画像記録用の種子を着けたら外から《超級激突》を見ていたから闘技場には、捕まらなかった。なに、金も払わないで卑怯? 戦力が増えて結果的に良かったじゃないか。
(ФωФ)
しかし、私の戦闘はしっかり準備をしないと弱い。
前に言ったが、市街地の中では植物があまり育たないから即効性の戦力は作れない。
だが、個人が弱い訳ではない。シュウに教えてもらった武術(キツかった)と【エンブリオ】の《近接点射》と《植物改造》と言うスキルによって、上級の中堅くらいの力は持っている。《近接点射》は《植物改造》によって作られたものを銃弾にして発射するスキル、威力はDNX(器用)に依存の為高いが、射程距離が1mとかなり短い。《植物改造》は《研究者》の《モンスター・クリエイション》を植物特化にして生物化させることもできるスキル。
でもフランクリン相手に数が無いのはキツイ、出来るだけ近くから戦力を呼んでいるがあと25分はかかる。
出来ることは、ティアンの避難、治療そして、マスターの援護とフランクリンのモンスターを苗床にして、モンスターを作ることだ。
あの野郎、俺がいない場合のことを考えて一部倒れたらすぐに消えるようになっている。なかなか集められず亜竜クラスを一体作るくらいしか作れなかった。
俺がマスター達と別れ、ティアンの治療をしていると作ったモンスターが死んだ。
死に際の映像が残っていたので、見てみると音の斬撃により上級マスター達も死んだようだ。
流石に自分で倒した相手からじゃないと、リソースを奪えないからマスター達の死骸から奪えないので、亜竜クラス以上のステータスに進化出来なくて負けた。
だが、情報は取れた。
「居るんだろう。【絶影】マリー・アドラー」
「いやー、バレていましたか」
「お前なら、奥義を使って逃げられるだろう」
そう言いながら、映像を再生する。
「お前なら、勝てるだろう」
「信頼は嬉しいのですが、勝てる保証は無いですよ」
「なら、言い方を変えよう。勝て」
「……もしかして、勝手に快癒万能霊薬を持っていったこと怒ってます?」
「……おい、今はじめて聞いたのだけど?」
「…………」
「無言で、奥義使うんじゃねぇ!!!! ……逃げやがった」
しかし、これでかなり有利に戦えるだろう。
さて、あのロボットは俺が殺るか。
西門
「おーい、聞こえるかなぁ? 拡大機で声大きくしているけど」
「私は、【高位操縦士】ユーゴー・レップス だ。ここは通れないと思え」
そう言って《地獄門》を出してきた。
しかし、私にはなにも起こらない。
「……??!!」
「君、討伐数が基準でしょ? ビジュマルに着けていた種子生物が死ななかったからおかしいなあと、思っていたんだよ」
実は、ここに来た。マスターにも発信器代わりとして着けていた。それにより、相手の種がわかってた。これは私と同じ格上殺しのメイデンだな、と分かり少し嬉しいがここでは、排除させて貰う。
「【侵食弾】装填」
そう言いながら、相手に近づく。あの【マジンギア】の装甲を破る力は無いだが、
「発射!」
【マジンギア】の両足に【侵食弾】を打った。
へこんだだけだ。
「なんのつもりだ!!」
「準備だよ。非戦闘職の戦いは99%準備なんだから」
そう言うと、【マジンギア】に打った【侵食弾】が大きな根になった。
「何?!!」
まずは、行動力を奪わせてもらった。
植物がコンクリートを突き破って生えているのを見たことがあるだろうか? まさにそのように【マジンギア】を侵食していく。
「チェックメイトだ」
《エンブリオ》の能力で、【侵食弾】を伝ってHPとSPを吸っていく。【マジンギア】は、もう動かせないだろう。
SPが回復したとしてもすぐに奪う為意味が無い。
止めを刺そうか考えていると。
「ユンさ~ん!」
「おお、レイと……誰?」
「ルークです。よろしくお願いします」
「レイ君の友達か、あの熊よりまともな関係図作れよ」
「頑張ります?」
「じゃあ、ここまでやればなんとかなるだろう。止め刺すのかは、そっちで決めてくれ」
そう言いながら市街地に戻る。
あとは、他の奴らが上手くやるだろう。ティアンの治療に専念しよう。
この後、外で色々あったらしいがどうにかテロは収まった。
【地神】が、核兵器を処理してくれた見たいだが、あいつを信じることは、絶対無いだろう。だってあの超級達のトップだぞ。まともな訳無いじゃない。
色々あったが、どうにか日常が戻ってくれて嬉しい。
「おーい、ナギ【ミントパンケーキ】出来たよー」
『マスター、何かマリーさんから連絡来ましたよ?』
……面倒なことがまた起こりそうだ。
フランクリンのゲーム書けました。
あんまり、原作改変はさせたくないので少し変になってしまいました。