中学二年で死ぬから美少女とフラグ立てたらTSした原作主人公だった件について   作:re:753

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前回のあらすじ、キスしたら男汁が三回も出たんや!!(ドッ直球)

返信出来ましたか? ……出来ませんでした。
12時投稿は? 書き上げたのが三十分後です……。
はぁーつっかえ!! ほんまつっかえ!! 返信直後で値落ちして9時間くらい寝てるとかほんまつっかえ!! 止めたら毎日投稿。止めないけど。
感想返信頑張るよ。



分裂するやつに足止めしたらツイスターゲームやらされる件

 アスカが転入してきてから二週間弱。

 日に日に悪化するレイの機嫌を取りつつ、原作よりもちょっかいをかけてくるアスカをいなし、スキあらば手を握ってくる綾波に頭を抱えつつ、ミサトさんの飲酒量が増え、暴走したリツコさんの実験に付き合いエヴァが犬神家したりしたとき、使徒がやってきた。

 

『いい? シンジくん、アスカ、前々回の使徒のせいで第3新東京市の迎撃システムの復旧率は26%、つまり使い物にはならないわ』

「……零号機も今は修理中と」

『要らないわ、なんたってエリートパイロットがいるんだもの』

『茶々入れないで弐号機。……シンジ、国連軍からの通信だよ』

 

 アスカがレイの言葉になんですってぇ!? と叫ぶがもはや見慣れた光景で他オペレーターおよび俺は何も言わない。

 ラミエル戦は本気で総力を結集してやったのだとわかる。そのせいで現在、迎撃システムは使用不可、虎の子の防壁も俺を守るために蒸発という目を覆いたくなる被害が起こっていたのだ。

 そのせいでゲンドウは市の説明会、国へ説明、おそらくは委員会にも説明しているため不在であった……こればっかりはゲンドウ、割とすまねえと思うぜ。

 そんな理由で今回はエヴァを空輸して、水際で使徒迎撃をすることとなった。原作通りで安心したよ。

 そう思考していると国連軍の軍人との通信が耳に入った。

 

『聞こえるかね、エヴァパイロット』

「聞こえます」

『よろしい、作戦を伝える。エヴァは空から降下後、アンビリカルケーブルを装着、そして無人攻撃機群との連携攻撃で目標を叩く』

「エヴァだけで十分よ!」

 

 アスカがそう言うが、国連軍がここまで協力してくれるのはありがたい。

 まぁ、ここで倒せるかどうかはわからんのだが……出来る限りはやってみよう。やれなきゃシンクロアタックしかない。

 

『弐号機、回線切るよ?』

『うっさい七光! オペレーターならオペレーターらしくしなさいよ!!』

「レイ、アスカ、そこまでにしとけ」

 

 流石に戦闘前なのに緊張感がなさ過ぎるので、やんわりと諭す。

 レイとアスカはフン! という声とともに黙るが、ミサトさんからはため息が聞こえる。

 すまんな、ミサトさん、また飲酒量増えるかも。

 

『目標地点に到着!』

『よろしい、ではリフトオフ!』

 

 えっ、カウントダウンなし? と思っていた俺は肩のジョイントが外される感覚を感じた。

 地味に、赤木さんの訓練プログラムで空輸訓練は受けていたがこの世界ではジェットアローン事件がないので、エヴァ初の空中発進ということになる。

 しかし空気抵抗等の問題あるやん? と思う奥様方、ご安心くださいATフィールドはとんでも性能なのでその一切の干渉を拒絶できるのです! 今ならこのエヴァ、建造費数兆! ……んなもん中学生に操縦させてるNERVってやべえな。

 そんなことを思いながら、着地体勢に入るが一度やってみたかったことをする。

 

「スーパーヒーロー着――――ッッッッッッッ!!!」

 

 膝をついた状態での四点着地、よくアメリカンなヒーローがやるアレである。

 だがコレ、某赤いのが言ってたようにすげー膝に来る、シンクロしてるせいでビリビリと着地した膝に衝撃がくる。

 

『なにやってんのシンジくん?』

「二度とやりません、畜生膝に悪すぎだろ」

『あんた……やっぱバカね』

 

 ミサトさんとアスカの呆れた声に何も反論することが出来ない。

 そういえば俺って出撃したときに最後まで言葉言えたことあったっけと思うが、まぁいいや。

 ビリビリと響く膝を引きずるように、アンビリカルケーブルを運んできてくれた電源車両の近くで膝を突き、ケーブルをエヴァに装着する。

 続いて、武装を空輸してくれたヘリから初号機はバレットライフルを、弐号機は……エッ、何アレ。

 

『ジャ、ジャパニーズソードォ!?』

『戦自研の蔵前所長が送ってきた通称カウンターソードよ』

 

 脇差のような形をしているが……んな武装あったっけ? と首を捻る。

 なんかトリガーみたいなの見えるんですが、いや、まさか……いやでもなぁ。

 

『なんで刀に発射機構つけてるの!?』

「ガンブレードじゃねえかぁ!! 誰だこんな変態武器作ったやつぅ!」

『色々言いたいけど性能は本物よ、リツコも認めてるからアスカ、ズバッ!とやりなさい!』

『目標接近っ! シンジくんは射撃で国連軍とともに牽制、弐号機は近接戦闘しかけて』

 

 レイの言葉に、俺達は意識を前に向ける。

 巨大な水柱が立ち上り、使徒の姿が見えた。

 

『無人攻撃機攻撃開始っ!』

「初号機、射撃開始っ!!」

 

 目標をセンターに入れてロックオンしつつ、トリガーを引きっぱなしにする。

 国連軍のドローン編隊もミサイルや搭載したガトリングを斉射するが距離があるせいか、効いてる気がしない。

 アスカも原作ではまっさきに突っ込んだが、この弾幕の中では誤射される恐れがあるのか、カウンターソードを腰に構えながら機会を窺う。

 

『えぇいっ、遠距離戦では埒があかないか!』

『シンジくん、国連軍ともに射撃中止、アスカ! エリートパイロットの力、見せてもらうわよ!』

「やっと私の出番ね! 見ときなさいバカシンジ!!』

 

 ミサトさんの指示で射撃を一旦止める。

 間髪を容れずに弐号機が水没したビル群を足場にして、使徒に接近する。

 いややっぱ操縦技術なら、アスカが一番だわ。俺じゃあそこまでやれんよ。

 

『うわぁあああああっ!!!』

 

 腰に構えたカウンターソードを振りかぶると、そのまま落下する力と振り下ろしを合わせる。

 ……渾身の一撃だったのだろう。使徒どころか海すら切り裂いたカウンターソードの切れ味に俺を含めた全員が唖然とする。

 だが原作ではここで終わっていたのだが、真っ二つになった使徒を串刺しにしてアスカはトリガーを引いた。使徒内部に爆発が起き、真っ二つどころか粉々になった使徒が海へと落ちていく。

 

『な、なんちゅうもん作ってんの』

『この威力ッ!! らしいわ……』

『……目標沈黙しました。やったねシンジ! これで5体目だ!』

 

 おいばかやめろ! といいたくなるレイの言い回しにツッコミをせず、俺はバレットライフルを構え直す。

 

「アスカ後退しろ」

『何よ? 僻み?』

「違う、使徒を倒したときに発生する光の十字架がない」

 

 その一言に、アスカが反応したのかわからないが膝を曲げて跳躍する。

 だが遅かった。次の瞬間、四本の腕が弐号機の両足を掴み、そのまま海に弐号機を叩きつける。

 

『きゃあああああっ!?』

「アスカっ!!」

 

 ものの見事に犬神家した弐号機から使徒を離すために移動しながらバレットライフルを二体に分離した使徒に斉射する。

 釣られてくれた二体は弐号機から離れる。

 

「ミサトさん!! アスカの救助! あと国連軍にN2爆撃の要請をッ!!」

『シンジくん!? 無茶言わないで! N2使用なんて許可が――――」

「一人じゃムリだっ!!」

 

 バレットライフルを避ける使徒二体。

 コイツラはATフィールドが弱いという弱点があるが、その超速再生能力で弱点が弱点でない。

 バレットライフルの残弾が切れたため、プログナイフを手に装備して走り続ける。

 使徒二体は俺の後を付け回すように追ってくるが攻撃してこない。

 ちっくしょう! コア2つとも同時撃破しないと倒せない使徒ってなんだよ、チートだチート!!

 

「ちぃっ!!」

 

 分裂した一体、オレンジと呼称するがそいつが飛びかかってきた。

 ATフィールドで一旦受け止め、回し蹴りを食らわせる。海岸の砂場に音を立てて沈むオレンジの背後から、もう一体、グレーが俺に飛びかかる。

 

「こんちくしょぉおおおおおおっ!!」

 

 プログナイフをコアに向けて突き刺す。コアに当たるが火花が散るだけで、ひび割れも起きない。

 起き上がってきたオレンジが、二本の腕を重ね合わせるとハンマーのように振りかぶり、俺の胴体に直撃させる。

 

「ごはッ」

『シンジィ!!』

 

 レイの叫び声で、一瞬消えた意識を無理やり引き戻して体勢を立て直す。

 痛みはない、ならいける。

 

『初号機パイロット。国連軍だ!! 上層部の許可を取り付けたぞ!! ヒトゴーゴゴ(15:55)にN2爆撃を開始する! それまで足止めできるか!?」

「上等!!」

 

 胸を叩き、血反吐を吐き出す。

 

『パイロットのバイタル、グリーンからオレンジへ!』

『シンクロ率カット!』

「ダメだ!! 今は高いシンクロ率がほしい。それよりも武器をくれ!!」

 

 二体の使徒の攻撃を走りながら避けつつ、俺は武器を要請する。

 が……なんかないか、なんか……なんかあった!!

 

「あったよ! 看板が!」

『でかした! じゃないわよ!? それでどうすんの!!』

 

 おそらくはデパートの巨大な看板だったんだろうものが落ちていた。

 急ブレーキをかけて、飛びかかってくる二体をATフィールドで止める。

 ぐ、ぐぐぐぐ!!! お、重いぃいいいい!!

 

「こんちき、こんちき、こんちきしょうめええええええええええ!!!」

 

 受け止めながら、看板を両手で振りかぶると同時にATフィールドを解除してぶん殴る。

 二体が吹き飛び、空中で結合すると元の一体の使徒へと戻る。

 だが空中で身動きが取れないのだと踏んだ俺は、そのまま跳びかかり看板を使徒に押し当てるとそのまま押しつぶすように力を込める。

 

「ぐぅうううううううううっ!!!」

『シンジくん! 爆撃まであと一分よ!!』

 

 チッ!! と舌打ちして空を見上げる。

 複数の航空機が視認できて、機体の下部ハッチを開けていた。

 

『シンジ逃げて!!』

「ギリギリまでコイツを誘導する! カウントダウンは頼んだぞ、レイ!!」

 

 四十秒辺りまで看板を押し当て続け、俺はアンビリカルケーブルをパージするとそのまま海に向かって走り出す。

 ATフィールドを前面に張っているため水の抵抗は無いに等しい。

 

「こっちにこい!! そうだ、こっちだよ!!」

 

 後ろを確認するとエヴァに追走するように、使徒が海を泳いで移動してきていた。

 弐号機も、近場のシェルターからも数キロ離した。ここならN2爆撃の影響は少ないだろう。

 ……初号機を除いてだが。

 

『あと十五秒ッ! 初号機活動限界まであと一分!!』

「ッ!! フィィイイイイイッッシュ!!」

 

 突っ込んできた使徒を受け止めて、力の限りぶん投げてそのまま脇目も振らずに走る。

 速く、速く、もっと速くッ!!!

 初号機から見える景色が早回しのように過ぎ去っていく。

 この後言われたが、初号機は瞬間的にソニックブームを起こす速度で走っていたらしい。

 

『三、二……弾着、今ッ!!』

「うぉおおおおおお!?!????」

 

 山の影に隠れたのと同時に凄まじい衝撃が、俺の背にかかる。

 ATフィールドを全開にしているため、内部電源の減りが尋常じゃない速度で減っていく。

 そしてゼロになり、プラグ内の照明が消える。

 衝撃はまだ続いているが、死んでないってことはなんとかなったらしい。

 

「あー……腹減った」

 

 ぐぅーっと鳴る腹を押さえながら俺は目を閉じた。

 

 

 

○○○

 

 

 

「初号機の誘導により、N2爆雷が直撃した目標は構成物質の28%を消失、沈黙しました」

「死んだってこと?」

「あの回復速度見てんだろ、余裕で生きてるわ」

 

 スライドに焼き焦げてウルトラ上手にやっけましたぁ! みたいに映っている使徒を見る。

 死んどけと言いたいが、それで死んだらエヴァ要らないやんってなるからな。

 続けて、海に突き刺さった弐号機とまるでヘッドスライディングしたかのように倒れ込む初号機のスライドが現れると後ろからの怒気が強くなる。

 副司令の機嫌が最高に悪い。

 

「……全く、恥をかかせおって」

「初手でエヴァ発進させて、全身こんがりと焼かれるよかマシでしょ」

 

 俺は直球の嫌味を投げつけ青筋をたてた副司令にあっかんべーし前を向き直る。

 

「続けてE計画責任者からのコメントです」

『よくやったわ、あとの事後処理は任せて頂戴』

 

 赤木さんの土下座行脚パートツー+ミサトさんも行ってるらしい。

 まぁ、N2爆雷複数投下で地図がね……。

 

「……さっすが英雄さんね、あの不利な状況から陽動までお手の物、オマケにN2爆雷がなかったら勝ててたんじゃないの?」

「ふっつーに劣勢だったんですがそれは」

 

 辛うじて対応出来てただけだ。

 おそらく、あと数分遅かったら山の中で犬神家してたと思う。

 アイツら戦ってみてわかったが、一撃が重い。もう一撃食らってたらどうなってたかわからん。

 だがアスカは膨れ面で、俺に文句を言う。

 

「どうだか、きっとあんたなら勝ててるわよ」

「……買いかぶりすぎだ、だがアスカも凄かったぞズバッとやって! バコーン! アレは死んだと思うわ、普通」

 

 周りのオペレーターたちや何故かいる加持さんもウンウンと頷く。

 真っ二つした上に、粉々にしたと思ったら、二体に分裂して襲ってくるとか考えつかないって、それに避けようとしてたし、掴まれたけど。

 

「フン、結果を出さなきゃ意味ないのよ」

「そのとおりだ、弐号機パイロット」

「生きてりゃ結果なんて出せるだろ」

「おー、さっすが死の淵から生還した三上シンジ、言葉に実感こもってるねえ」

 

 アスカは気負いすぎだし、副司令は機嫌悪いし、加持さんは茶化すしで、あーもう、めちゃくちゃだよ。

 

「ただ立て直しの時間を得られたのは事実だ、違いますか?」

「いいか君たち、君たちの仕事はなんだ?」

 

 加持さんの言葉を無視して、副司令が立ち上がりそう言うので、アスカと顔を合わせて同時に答える。

 

「エヴァの操縦」

「全部守ること」

「違う、使徒に勝つことだ。特に初号機パイロット、国連軍に貸しを作りおって……責任問題だぞ」

 

 まぁ、責任問題なのは確かだ。

 俺はあそこでN2爆撃を要請して、破壊してしまった。

 そして誰かの思い出の場所を破壊してしまったに違いない。

 ……その事実は重い。

 

「我々NERVの存在目的を忘れるな。初号機パイロット、特に君は元は部外者、何かあれば即刻降りてもらうぞ」

「絶対に降りないよ」

 

 自分でも驚くくらいに、無機質な声が出た。

 ハッと気づくと聞いていたみんなが驚いており、副司令も目を見開いていた。

 ……やっべ、空気変えないと。

 

「と、とりあえず! 使徒はどのくらい停止してるんですか?」

「え? えぇっとおおよそ6日後ね、再活動までは」

「ヨシ!(現場猫ポーズ)アスカ! どうにかしてあいつを俺たちで同時撃破するぞ!」

「えっ? あ、あぁうん」

 

 空回りしてるのはわかってるが、無理してないと暗い気分に自分が支配されそうだった。

 それを見届けると、副司令は会議室からリフトで去っていった。

 

 

 

○○○

 

 

 

「どうしてあんなに怒るのかしら」

「大人は恥をかきたくないんだよ」

 

 怒るアスカに加持が苦笑しながら言う。

 そして横目で、碇レイに無理に笑っているシンジを見る。

 あの一言、普段のシンジからは考えられない雰囲気だった。有無を言わさぬとはあぁいう態度だと言うのだろうか、加持は震える手を隠すように握りしめる。

 碇レイの癇癪も怖いは怖いが、アレはあくまでも子供の癇癪であると言える、だがアレはなんだ? まるで感情を感じさせない言葉なのに、大の大人である自分たちが怯えていた。まるで深淵の闇を覗いてしまったかのように。

 

「英雄、か」

「加持さんもアイツが気になるの?」

 

 あぁ、気になるよと適当に返答した加持は心の中で考え込む。

 興味が出てきた、三上シンジという人間に、その心に。

 誰もを奮い立たせる存在、そしてその真実の姿に。

 

(……男に興味はないんだけどな)

 

 そう苦笑した加持は、ふてくされるアスカの頭を撫でながらいつまでも、シンジを見ていた。

 

 場面は切り替わり、机いっぱいの書類にミサトは内心頭を抱えていた。

 持ってきたリツコはニッコリと笑顔を見せると言う。

 

「関係各省からの抗議文と被害報告書、そしてN2爆雷の請求書」

「あーはいはい、全部ハンコ捺しますよっと……ったく対岸の火事だと思って、どいつもこいつも」

「いいじゃない、これだけ騒ぐ元気があるってことはまだ余裕があるってことよ」

 

 それだけの元気あるなら、迎撃システムの修理早くしなさーい! と叫ぶミサト。

 栄養ドリンクを片手に持つとぐいっと飲み切る。

 

「データは? ヤツの倒し方はわかったの?」

「シンジくんの攻撃で分裂した相手を各個撃破するのはダメだということがわかってるわ」

 

 リツコはシンジが分裂した使徒のコアに。プログナイフを刺しているところのスナップ写真を手渡す。

 

「これは?」

「おそらく超回復能力、信じられない速度でコアが修復してるのよ」

「つまり……この二体のコアを同時に破壊しなければならないと」

「そうね、MAGIの計算では0.1秒の狂いもなく同時に破壊しなければ再生すると試算が出てるわ」

「インチキすぎるでしょ」

 

 ミサトは書類の山に頭を突っ込む。

 最初期の使徒が懐かしい、物理的破壊力という点では厄介だったがラミエルから厄介な使徒が増えてきた気がするとミサトは思う。

 そんなミサトにリツコはフロッピーディスクを渡す。

 

「これは?」

「あなたをクビから救う救世主、ちなみに私からじゃないわよ」

 

 そういうリツコはフロッピーディスクに貼り付けられた『マイハニーへ』という言葉で、誰が渡したのか把握する。

 そしてミサト自身も気づかない柔らかい笑みをリツコは見ると、それを指摘せずため息をつく。

 どいつもこいつも素直じゃないわね、と自分のことを棚に上げてそうため息をつく。

 なおミサトはフロッピーディスクの中身を確認して、ふっざけんなぁあああああ!! と書類を宙に舞わした……が、これしかないのかと顔を青くする。

 

「どうしたの?」

「……ツイスターゲームって知ってる?」

「あぁ、一時期はやったアレね。で、どうしたのそんな顔を青くして」

「二人の息合わせるためにやらなきゃいけないけど、こんなのレイちゃんに言ったらマジでアスカを殺しにかかるわ」

「さすが碇司令の娘さんってところかしらね」

 

 胃を押さえるミサトにリツコは軽い口調で答える。

 だが、心の奥底では蛙の子は蛙ねとレイにいい感情は持っていなかった。

 シンジの精神安定剤でなければ、碇レイを即刻サードチルドレンから除外してしまいたい、そんな気分が無いわけではない。

 諜報部の報告では、間違いなくシンジがいなければ、アスカとレイは決裂するほどに相性が悪い。

 学校でもキャットファイトは当たり前であるという報告にも頭を抱えている。

 

「笑い事じゃないわよ……いっそのこと、シンジくんにレイちゃんをヤッてもらうか?」

「ミサト、それ実行したらNERV職員、シンジくん応援隊に殺されるわよ」

 

 頑張る、シンジを、応援したい、非公式応援部隊GSO。

 ちなみにオペレーターたちは全員加入済みである。

 ミサトはなーにやってんだお前らという目線を向けるがため息をつく。

 

「……しゃーない、シンジくん、レイちゃん、アスカの三人で共同生活を送ってもらいましょ」

「無駄よ」

「でも心情を考えたらこうするしかない。今、パイロット内の不和をどうにかしないと……手遅れになる」

 

 先日のアスカとシンジのシンクロから、レイの精神状態は明らかに悪化していた。

 シンジの前だとなにもないように見えているが、荒れている。そのくらい女であるミサトには感じ取れた。

 強硬手段ではあるが、ここで仲良くならないのであれば、強制的な手段に出るしか無い。

 シンジから恨まれるのを覚悟で、ミサトは思う。

 今回のは最終通告のようなものだ。

 子供の癇癪に付き合えるほど、情勢に余裕はない。

 エヴァ二機、特にN2爆雷の余波を食らった初号機の修理は急ピッチで作戦当日までかかる。零号機の修理作業を中断して、やっているのだ。

 余裕なんてどこにもない。もう一度N2爆雷をしても二度目が効くかどうかわからないのだ。

 

「鬼ね」

「使徒殲滅にはチルドレンの協力が必須よ……そのために手段は選んでられない」

 

 そう言うミサトは、内線で指示を出す。

 

「えぇ、NERV本部内の一室を至急整えて、三人分の部屋よ……えっ? ない? もう敷布団でいいわよ!!」

「……これはだめかもわからんね」

 

 そうリツコは、シンジがよく使う言葉で天を仰ぐ。

 シンクロアタック作戦まであと6日。

 




ANIMA買ったはいいが電子書籍死ぬほど読みにくいタイプのやつでおぉう、もう…ってなってる、あと感想で二巻にATフィールド推進について記載あったよと言われたワイ天を仰ぐ。アズレンの衣装に全部ブッパしたんや、許して、許して……。
でもANIMAのアスカ、割とデレデレでいいゾ~コレ。抱けー!! 抱けー!!(ノスタル爺)
ちなみに今回のシンクロアタック編は漫画版参照してるゾ。


2020年9月19日16:54分、感想返信及びほんへ投下RTA終了、記録は17:27:13.512、乾燥した換装ですがぁ……最新話の感想が少なくて助かったゾ、とりあえず夜勤あるからねるね…。

ほんへ完結後、ifストーリーやその後の話とか見たい?

  • いいゾ~これ(両方ともIKEA)
  • (ifストーリーだけ)INしてください?
  • (その後の話だけ)はい、よういスタート
  • どうしてやる必要あるんですか?(現場猫)
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