書く暇がありませんでした…。
UA数が9000を突破しておりまして、こんなにも見ていただいて感激でございます。
それではどうぞ
一夏達の奥義は龍に圧倒的なダメージを与えていた。
「はぁっ…はぁっ…。どうだ…。龍!」
「ガハッ…。良い攻撃だ…。もう少しで気絶する所だったぜ…。福音の方も巻き込まれて停止してる…。多分もう動けないはずだ…。」
「…。」
「ほら、どうした?俺を連れ戻すチャンスだぜ。」
「龍は…、なんで俺の邪魔をしたくないんだ…?」
「…、簡単なことだ。おれは…、
「!!…転生…。」
「俺の前世は…あまり覚えてねぇけど、死にかたは覚えてる。車にぶつかりそうな子供をかばって轢かれたんだとよ。その行いに評価を示した女神が、俺をこの世界に転生させたって訳だ。」
「でも…、だからって…、お前が俺を邪魔しない理由にはならないだろ?」
「
「お前が間違えて、IS学園に入学出来てしまったこと、鈴との対抗戦のときにゴーレムが乱入してくること、シャルロットが男装して転校してくること、ラウラのISにVTSが導入されていたこと、そして…、福音が暴走することも。」
「だからなんだよ!」
「!?…だからなんだって…、お前ら、一歩間違えれば命の危険だったんだぞ!!それを知ってる上で…、お前らを見捨てるんだよ…。」
「見捨ててなんかないだろ。物語だからってのもあるかもしれない。でも、見捨ててなんかいない。」
「…。」
「いつだってお前は何が起こるか知った上で、何が最善かを考え、俺たちを守って、道を示してくれた。」
「だからこそ、お前が困ってる時に…、手を指しのべてやりたいんだよ。俺一人じゃ無理だから、皆と一緒に手を指しのべる。」
「見届けてくれるのは嬉しいよ。でも、これからは…、俺たちのそばで見届けてくれ。」
ああ、
…簡単なことだったんだよ。
「!!…そうか…。俺は…、いても良いんだな。」
「当たり前だ。」
「そうですわよ?」
「アンタがいないと一夏が危なっかしいわ。」
「ボクは龍と一緒にいたいよ。この先も。ずっと。」
「兄さんは私を導いてくれた。次は私たちで兄さんを導く。」
その言葉には暖かさがあった。
転生してからは、初めて貰った温もり。
だからこそ…、決着をつけないと。
「お前ら…。…ありがとう。…1つだけまだやらなくちゃいけない事がある…。」
「うさぎ博士と決着つけないといけねぇ。」
「これだけは、俺がやる。…俺が決めた道だ。」
それは、邪魔したくない。
その一心で生き続けた男の、初めての意思。
それを止めるなど、もってのほか。
「ああ、行ってこい!龍!!」
「ああ!必ず戻ってくる!!」
彼は、戦う。
初めて、自分の為に。
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美しい月夜の中、天災と、巡り会う
「やぁ、龍くん。なんでここにいるのか聞いても良いかな?」
「…俺は…。見届けます。」
「うん。」
「あいつらのそばで!!」
「…ふーん。そっか。なら…、しょうがないね…。君の想い、私が止めるよ。…
「!!…そうですか…、俺は今日…、貴女を越えます。」
純粋なる、儚き想いと、ただただ純然たる悪意。
「じゃあ…行くよ。」
「はい…、行きます!」
ISなどこの二人には必要ない。
今から始まる戦いは、想いを懸けたもの。
どちらかが折れた方が負け。
負けたと思った方が負け。
「「ああああああああああ!!」」
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ガギィンッ!ギャリンッ!
生身の人間とは思えない動き。
その光景は、並みの人間は気付くことすら出来ない。
「はぁっ!!」
ギィンッ!!
武器は1つ。
血桜の展開時に使用できる真剣1つのみ。
片や向こうは、推定100以上の武器と暗器。
しかも全てがISの武装。
そしてそれを使用しているのはISの産みの親。
細胞レベルでハイスペックの彼女。
勝てる気がしねぇ…
でも、折れたら敗けだ。
「どうしたの?龍くん?気迫が消えたね。あきらめた?」
「まさか…。勝負に出るんですよ!」
「受け止めるよ。君の想い。受け止めた上で、私の悪意の方が上だって事を、その身に教えてあげるよ。」
これが、
篠ノ之束の本気
篠ノ之束の全て
ISを産んだ、一人の少女
・エルフィリア
…終わりだよ、龍くん。
2つの力。それは、光と闇。
これを受けたものは世界には何も残らない。
記憶すらも。
ズズゥゥゥンッ
「一夏は言った。俺を見届けてくれ。俺のそばで。と。」
「!?…な、なんで…なんで生きてるのさ…?」
「俺の願いは今でも変わらない。変わったのは…居場所だけだ!!」
「行くぞ、血桜。」
それは、願いを叶えるため。
他者の願いではない。初めて、自分の願いを叶えるため。
「例え何者にも忘れられようと、俺が覚えてる。」
これは、初めて願いを求めた者の、始まりの一撃
その一撃は、悪意を越えた、圧倒的な、願い
篠ノ之束は動けない。
その景色は黒き桜ではない。
神ーーー
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「なんで…、殺さないの?」
「…なんで殺すんすか?」
「だって…君を殺そうとした。」
「それは貴女が勝手に思っただけでしょ。ましてや貴女は箒の姉ちゃんだ。殺すわけないでしょーが。俺が殺されますわ。」
「…ふふっ。そっか…。」
「龍くんはさ…これから結構大変な目に遭うと思うんだ。私に勝っちゃったわけだからさ。」
「構いませんよ。俺は。」
「そっか。…君は強いね。君の血桜、大事にしてあげなよ。その子、
「…それはどういう…。」
兎は
もういなかった。
あったのは
誰のか分からない血痕と
1つの刀と置き手紙
「この刀は、いっくんと箒ちゃん。そして、君のために創った物だよ。名は
貰った刀をしまい、尾ノ神龍は歩き出す。
皆の所へ
やっとできた、本物の居場所へ
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後日談
今回の件で、血桜は1ヶ月凍結
俺には反省文100枚と、1ヶ月の自宅謹慎…、外出許可が出た。
処分が軽い気もするが…
「お前がどれだけ強かろうと、私にとっては生徒だ。何より、一般生徒に対しての避難誘導は見事なものだった。よって、処罰を軽くする。」
とのこと。
あのあと、血だらけで戻った俺は、途中で意識がなくなり、毎度のごとく、緊急治療室へ。(今回は死ななかったよ。)
処罰を知ったのは事件から4日目。俺はまる3日寝ていたようだ。
目が覚めると、シャルロット、ラウラが抱き着いてきた。
…一夏のハーレム崩壊させちまったよ…、くそ。
ちなみに一夏は原作通り、二次移行を果たしていた。
左手からビーム出せるようになってて「全然使えねぇ…。」って言ってたけどまぁ大丈夫だろう。
あと、俺に放った五人の必殺技集は、密かに特訓していたもので、それぞれのスタイルに合わせたものらしい。
箒は篠ノ之流をベースにした、二刀流による鬼●乱舞
セシリアは恐ろしい程の観察により、必中と呼べるほどの精密射撃
鈴は圧倒的パワーによる、双天牙月をぶん投げた上で、衝撃砲の逆発射による追撃
シャルロットは全武器放出による一斉射撃。(光が枝分かれして、上から降り注いできた。)
ラウラはレールカノンの最大出力砲撃+AICによる足止めと、そのあとの圧倒的な軍隊式圧殺術
うん、よく生きてたわ。
一夏に至っては零落白夜フルパワーの上に瞬時加速二回上乗せされた速度で斬りつけきた。
まあなんやかんやあったけど俺は生きてるし、今、こうやってあいつらの傍にいてやれる。
うさぎ博士に勝っちゃったから、これから大変らしいけど
頑張るしかないね。
戦おう、守ろう、生きよう。
まだ見ぬ明日を
知り得た未来を
俺一人ではなく、
皆で。
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以上で第十五話になります。
「負けたと思った方が負け」という言葉がありましたが、めだかボックスからのセリフです。
めだかボックス好きなんです。
それではまた次回~。