尾ノ神 龍は邪魔したくない   作:ヤマアラシん

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大変お久しぶりでございます。ヤマアラシんです。

また少しずつ書き続けていこうと思います。

それでは第二十話です。

簪と一夏のシーンからです。
どうぞ~


第二十話 それでも彼は

…最近、朝の目覚めが悪いな…。

 

 

 

 

 

 

昨日のニュース…。嘘であって欲しいと何度思ったか。

 

でも…。

 

いや、まずは目の前のことからだな!

 

てことで昼に簪と飯食おう!!うん!

 

 

 

「簪?誰だそいつは。」

 

「うぉぉおお!!?ラウラ!?なんでここにいんだよ!?心臓止まるわ!!」

 

「いや、兄さんの部屋に侵…お邪魔した時、寝苦しそうな顔をしていたのでな…。抱き枕代わりにと。」

 

「よし、千冬さんに報告するわ。」

 

「なっ!?や、やめてくれ!!嫁の部屋に入ってSMプレイ?とやらを仕掛けたときに、(次はないぞ殺。)と言われてるんだ!!」

 

「なんでやったんそれ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

「あ、尾ノ神くんだ~。」

 

「うっそ!?メイク崩れてないかな~!」

 

 

 

「お~い簪~。」

 

「あ、あまり大きな声で呼ばないで!…どうしたの?」

 

「昼飯一緒に食おうぜ~。」

 

「う、うん。良いよ。」

 

「ちゃっちゃっと飯食えよ。色々あるから。」

 

「…?」

 

 

 

 

 

「…。(一夏と龍を睨む。姉と目を合わせない)ジーーっ」

 

「…。オロオロ(妹に睨まれる生徒会長)」

 

「…。(簪と目を合わせず、黙々と飯を食う主人公)」

 

「…。(どうして良いかわからない原作主人公笑)」

 

 

 

「尾ノ神くん。…どういうこと?」

 

「龍で良いよ。かたっくるしい。」

 

「じゃ、じゃあ龍って呼ぶね。じゃなくて!なんで織斑くんとお姉ちゃんがいるの?」

 

「んー?いや、話し合い必要かなーって。」

 

「龍?この娘は?」

 

「更識簪。お前がIS動かしちゃったから専用機後回しにされて宙ぶらりんになった娘。そこのオロオロしてる生徒会長(笑)の妹ちゃん。」

 

「りゅ、龍くん?なんで簪ちゃんがいるのかなぁ~?」

 

「睨んでも無駄ですよ。オロオロしてんの隠せてないし。なんでかっていうと…。簪が思ってることを全部吐き出してもらうため、んで受け止めてあげて欲しいからです。」

 

「!…で、でも…。私、簪ちゃんに酷いこと言っちゃったし…。」

 

「簪、お前が思ってること、聞きたいんだ。頼む。」

 

 

 

 

 

「わ、私は昔からお姉ちゃんに憧れてた。大好きだった。いつかお姉ちゃんみたいになりたいって。なんでも出来るお姉ちゃんみたいに…。でも、1人でISを造りあげて、お姉ちゃんから(貴女は何もしなくていい。)って言われたとき、遠い存在、悲しい、出来損ないの自分が憎いって思った。そんな世界が、知らない間に出来上がってしまってた。」

 

「簪ちゃん…。」

 

「でも、龍が、その世界を壊してくれた。ほんの少しの勇気を出して、互いを知る。私は結局お姉ちゃんの輝かしい所しか見てなかった。完璧な部分しか知らなかった。そんな私に龍は違う光を見出だしてくれた。そう思ってる。」

 

「…織斑くんに関しては、只の八つ当たり。ごめんなさい。好きで動かしたわけないのに…。本当にごめんなさい。」

 

「更識さん…。」

 

「勇気、出せたじゃん。簪。」

 

 

 

 

その後、楯無さんが拙い言葉で誤解を解き、一夏も一切気にしてない。悪いのは開発者だ。と、はっきり言いきった。

 

冷えた関係はゆっくりと溶けていった気がして、俺は自然と笑みをこぼしていた。

 

 

「お、織斑くん。龍くん。…その、わ、私の専用機を造るの手伝ってくれない?」

 

「おう、当たり前だ。」

 

「ああ!俺で良ければ手伝うぜ!それと俺のことは一夏で良いよ!」

 

「うん。私も、簪で良い!」

 

「簪ちゃんに男友達が2人もできた~( ;∀;)」

 

 

うわこっわ。泣きながらニヤニヤしてるこの会長

 

 

 

 

 

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さてさて、色々ございまして。

 

 

簪の専用機も無事に完成。

 

時期的に修学旅行が近づいてきたが、もうひとつイベントがある。

 

 

専用機学年別タッグトーナメント~

 

 

まぁ名前の通り、専用機持ちが2対2のタイマンをするトーナメントということですねはい。

 

 

んで俺は今回そのトーナメントの優勝ペアとエキシビションマッチ(ペアは千冬さん)というのでしか出番がないのでまぁまぁ暇です…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

って、言いたいんだけど

 

ここでもゴーレム侵入してきたからね。

 

多分今回はゴーレム+龍奈+まどかちゃんじゃね?って予想してる。

 

まどかは原作での初登場は文化祭の時だったんだけど、出てこなかった。だから今回に投入してくると思うんだよね。

 

 

だから、存分に準備しよう。

 

うさぎ博士がくれた屍も、ここでデビュー戦になるだろうな。

 

 

 

 

…おっ。始まるか。まず一回戦目は…?

 

 

セシリア・オルコット&鳳鈴音

 

VS

 

シャルロット・デュノア&ラウラボーデヴィッヒ

 

 

あれ、原作だと一夏、簪ペアVS箒、会長ペアだった気がするけど…なんで変わってる?

 

「あー、あー。失礼。織斑だ。一回戦の順番を間違えた。更識、織斑ペアVS更識、篠ノ之ペアだ。」

 

 

 

 

 

 

あー。成る程。

 

わざと呼んで、専用機持ちをアリーナ内に留まらせたか。

 

そうすれば全員でかかれるもんね。

 

 

「一夏。が、頑張ろうね!!」

 

「おう、簪!勝つぞ!!」

 

 

あーごめんね。乱入きまーす。

 

 

ビーッ、ビーッ。

 

 

 

「アリーナ警戒レベル最大。一般生徒は直ちに避難してください。一般生徒は直ちに避難してください。」

 

 

っ!来んの速いなぁ!!

 

 

「千冬さん!!アリーナ内の専用機持ち、全員で対処します!指揮系統は更識生徒会長に!!」

 

「既に伝えた!敵は…、!?無人機五体!そして…、来るぞ!!」

 

 

 

 

そこには、白。

 

 

そこにはもうひとつの、黒。

 

 

 

 

 

 

そして、純然たる悪意。

 

 

 

 

 

 

 

 

「束さん!?なんでここに!!」

 

 

 

「はろはろ~。いっくん、箒ちゃん、龍くん。来ちゃったよ~。」

 

 

「織斑一夏。貴様が…。」

 

 

「久しぶり。お兄ちゃん。元気だった?」

 

 

 

やっべぇな…。

 

 

あの3人。一人一人でも厄介なのに、まとめて来やがった。

 

 

…でも、うさぎ博士は、戦いに来たわけじゃ無さそうだな…。武装を隠してる気配がねぇ…。まぁあの人単体で武装みたいなもんだけど…。

 

 

 

まぁ、やるしかねぇよな!

 

 

「一夏ぁ!龍奈は俺がやる!!お前は…、」

 

「龍。俺が龍奈とやるよ。妹だろ?」

 

「いや、俺がやるよ。あいつはもう、人殺しだ。情けはかけない。」

 

「じゃあ私があの黒の機体ね。」

 

「じゃあ俺が…、束さんだな!」

 

「いや、あのうさぎ博士は後回しで大丈夫だ。…どうも戦いに来たって感じじゃねぇ。一夏はゴーレムを他の皆と撃破していってくれ。お前の一撃必殺、うまく使えよ。」

 

 

「おう、任せろ!!来い!白式!!負けんなよ!龍!!」

 

 

 

キイイイイィンッ…

 

 

 

「ふーっ…。んじゃ、いきますか。楯無さん。あの黒の機体、お願いします。」

 

 

「任せなさい。おねーさん、張り切っちゃうわ!ミステリアスレイディ!!」

 

 

「お兄ちゃん、私には勝てないよ。涙桜。」

 

「まぁ…、やってみなきゃわかんねぇよ。行くぞ、血桜!!」

 

 

 

尾ノ神流とか、尾ノ神の血とか、んなもん関係ねぇ。

 

俺はひとりの兄として、

 

 

間違った道を歩んでる妹を

 

 

 

 

 

 

()()()()

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

一夏side

 

 

龍のやつ…。すげぇ殺気だった…。

 

 

でも…、どこか悲しそう、だったな…。

 

 

そりゃそうか。俺も千冬姉が敵になったら…、

 

 

なったら、

 

 

 

 

 

自分が()()()()()()()()()()

 

 

 

「っとぉ!!着いた!!箒、鈴!!大丈夫か!?」

 

 

「一夏!こっちは大丈夫だ!」

 

「こっちよりシャルロット達の方に着いてあげて!簪が戦ってるゴーレムが、一番強い気がするわ!!」

 

「分かった!!待ってろ!簪ぃぃい!!」

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

「くっ…強い!」

 

「あっちも手伝いたいけど…、」

 

「ああ。いかんせん手応えがない。それぞれが不利なタイプを相手取られてる。対処は可能だが…時間がかかる。」

 

 

「きゃあっ!…まだ私が、打鉄二式の力を出し切れてない…。相手の主力砲の威力が高過ぎる…。この機体の装甲じゃ…、持って後2発…。」

 

 

ギュンッ!!

 

 

 

 

「(瞬時加速!?まずい、やられちゃう…!?)」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「簪から!!離れろぉぉぉお!!」

 

 

 

 

ギャリィィィィインッ!!

 

 

 

「一夏…!」

 

 

「悪い、簪。待たせたな!一緒に倒すぞ!!」

 

 

「う、うん!!」

 

 

 

 

 

こんなときに不謹慎かもしれないけど、

 

 

 

 

 

 

 

 

駆けつけてきた彼の姿は

 

 

 

 

 

 

 

とても、煌めいていた

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

尾ノ神side

 

 

 

「あぁぁぁあああ!!」

 

 

 

ガギンッ!!

 

 

 

「流石に強いね!でも、遅いよ!お兄ちゃん!」

 

バキッ!!

 

 

「ぐっ…!!強ぇ…。」

 

 

「尾ノ神流と、その刀で何とか耐えてるって感じだね…。お兄ちゃん…、尾ノ神の血を使わないと、私には勝てないよ?」

 

 

「あいにくだが、尾ノ神の血とやらの使い方は知らねぇなぁ!」

 

 

「嘘つかないで!お兄ちゃんは全然本気じゃないでしょ!?尾ノ神の血を使えば私なんかより…、私なんかより!強いくせに!!」

 

 

ガンッ!!

 

 

「(くっ…!やベェ…。そろそろジリ貧になってきた…。屍は確かに強い…。すげぇ刀だ…。でも、()()()()()。多分、本当の力を引き出すには、尾ノ神の血と関係あるんだろうが…。)」

 

 

 

 

 

「くっ!おねーさん、あっちも手伝いたいんだけどなぁ~っあ!!」

 

 

ドドドドドッ!!

 

 

「ふっ…。良いぞ…。良いぞ良いぞ!!」

 

 

 

 

 

龍くんのあの状態…、まずい気がする!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

俺には無理だ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

俺には…。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

だって俺は…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

尾ノ神じゃないから

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

()()()()()()()()()()()()()()()

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

っ?…っ!…そうか、そういうことか!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ピーッピーッ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

分かった!すぐに行く!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

 

 

 

「っ!(気迫が無くなった?)」

 

「なんで…、どうして戦わないの?」

 

 

「…分かってんだろ、龍奈。俺には、尾ノ神の血を使うことは出来ない。」

 

 

「っ!…そ、そんなわけない…。そんなわけないよ…。だって、だってお兄ちゃんは、いつだって強くて、いつだって優しくて、いつまでも笑ってくれて…、それがお兄ちゃん。私より強いのが…、お兄ちゃん。」

 

 

 

 

「じゃあ、もう俺はお前の兄ちゃんじゃあ…、ねぇのかもな…。」ゴフッ

 

 

 

 

「じゃあ…、もう、良いよ。私がお兄ちゃんを殺して、私も死ぬ。そして、後に誰かに語り継がせ、お兄ちゃんを神格化する。そうすれば、出来損ないと言っていたあいつらを見返すことが出来る…。だから…、お兄ちゃん…。さよならだよ…。…今でも、大好きだよ。」

 

 

 

 

 

 

白の太刀 一瞬白殺

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この技は、一切の苦しみを持たせず、相手の命を絶ち切る……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ごめんなぁ…。お兄ちゃん、弱くて。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ザンッ!!

 

 

 

 

 

 

さよなら…。世界でたった1人の、好きになった人。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

でもな、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…っ!?(さっきまで消えてた気迫が…、急に…?)」

 

 

 

 

 

 

 

 

まだ、負けてやんねーよ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

()()()()()

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一夏ぁぁぁぁぁああ!!ここだぁぁぁぁあ!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

()()()()()()()

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

白式ぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃい!!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

創造、そして、抜剣

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その光は黒く、蒼く、そして激しく輝いていた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

桜神蒼窮

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

以上で二十話になります。久しぶりに書いたので変な感じになってるかもですが(語彙力)なんとなく伝えれたかなぁと思います。

よければ感想の方、よろしくお願いします!

 

それではまた次回~。

 

 

 

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