チッス。ヤマアラシんです(挨拶雑ですすんません)
…ワールドトリガー好きなんすよね~()
それでは、どうぞ~。
束side
ふーん。気づいたんだね…。
思ってたのとはちょっと違ったけどねぇー。
まあ、いっくんの力も理解した上でああなったから、とりあえず、及第点だね。
…あと、
…でも、君は、
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一夏side
ピーッ、ピーッ
…龍から?
こっちはあらかた片付いたし…、加勢に行くか!
「龍か!そっちはどうだ?こっちはケリが着いたぜ!!」
「一夏ぁぁあ!!こっち来い!!」
「っ!分かったぁ!!すぐ行く!!」
「簪!俺は龍の方にいく!!皆の加勢…、任せたぜ!!」
「わ、分かった!!」
「間に合えぇぇぇえ!!」
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尾ノ神side
はぁっ…はぁ…。
どうだ…。
もう…、動けねぇ…。
ドサッ…
「龍!?大丈夫か!?」
「…悪い。もう一歩も動けねぇ…。念のため、千冬さんには連絡したけど…、後2分はこっちこれねぇ…。龍奈が生きてたら…、悪いけど、任せる。」
「…!あ、ああ…、分かった!」
「…なんだよ…。その顔は…。」
「い、いやぁ…。なんか、龍に頼られるって初めてだからさぁ…。意外で…。相当ダメージあるんだな…。」
「ばーか。んなもん関係ねぇよ。お前は充分強いからな…。安心して任せてんだよ。」
「そ、そうか…!よっしゃあ!やるぜぇ!!」
「何張り切ってんだよ…。」
「ええ。全く…。滅茶苦茶鬱陶しいです。」
!!!
「全く…あれでも死なねぇかよ…。」
「殺す気がないと思ってたけど…、全然そんなことなかったね…。織斑一夏と協力してその刀の力を引き出すとは思わなかったよ。まぁでも安心して…?私ももう…、何も出来ないよ。」
…っ!確かにコイツ…。もう…、
もう…、死んでる。
今しゃべってるのは、意思だけ?
…分からない…。でも、悪意は無い。
不意をつこうともしてない。
コイツはもう、生きれないんだ。
「織斑…、一夏。今のお前になら、分かるでしょ?私はもう長くない…。だから、…だから、せめて、せめて最後に…、お兄ちゃんに触れたい…。お願い…、私を…お兄ちゃんの…、傍へ…。お願い。」
今にも息絶えそうな声をした少女が怨敵に対して絞った、情けの渇望。
その少女の身体は既に
半身を失い、機能のほとんどを失っていた。
一夏は甘い。
大量殺人を行った人間に対しても、願いを叶えようと、その身を行動に移そうとした。
だからこそ、迫り来る悪意に
「いっくん、ごめんね?」
ドゴッ!!
気づくことはなかった。
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千冬side
「くっ!どうなってる!?なぜアリーナ内に入れん!?通信も途絶えている…。山田先生!!どうなっている!?」
「分かりません!!突如、ハッキングが掛けられました!!こちらで解析して突破するには…、時間がかかります!」
「くっ!!」キンッ!
ドガシャッ!!
アリーナ内に侵入した千冬の目の前に映る光景は
倒れた一夏に駆け寄る生徒達。それと、既に半身を失い、息絶えている尾ノ神龍奈のみだった。
「戦況は!?どうなっている!?」
「織斑先生…。分かりません…。私達が駆けつけたときには既にこの状況でした…。」
「一夏さんは…、気を失っているだけですわ…。」
「しばらくすれば目を覚ますと思うけど…、それより…、」
「龍の行方が分かりません…。通信にも反応がありませんし…。」
「恐らく…、兄さんが篠ノ之博士に連れ去られたということで間違いないかと…。今、更識会長と兄さんを追いかけるチームの編成中です。戦力に余裕があるもので追跡を行うつもりです。」
「わ、私が今のところ弾薬補充に十分程時間がかかるので、それが終わり次第向かいます。先にお姉ちゃんが先行して追跡中です。」
「…いや、すぐに連絡して更識を戻せ。今のお前達ではアイツには勝てん。場所に関しては、恐らく向こうから知らせるだろうしな…。」
「で、ですが!今追いかけないと、龍がどうなるか…、」
「一夏がいない状態では、恐らく束には勝てん。そして予測だが…、事態はもう、最悪に陥っている。」
「ど、どうゆうことですか?教官。」
「…今は、休め。話はそれからだ。尾ノ神龍奈の遺体と無人機の残骸は私が引き取ろう。先に戻っていろ。」
「…くっ、了解…です。」
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ひとまず、事態は収束した。
だが、日本代表の尾ノ神龍が誘拐されたという事実を突きつけられ、あの現場にいた者は、気分が沈んでいた。
事件から三日後、箒達は、千冬に召集をかけられていた。
「全員、集まったな。まず先に、1つ聞くことがある。お前達は尾ノ神について、どこまで知っている?」
暗い空気の中、シャルロットは声を上げた。
「尾ノ神には、尾ノ神の血を、色濃く受け継いだものと、そうでないものがいます。受け継げなかった者は補強として、尾ノ神流を継承する。私達が知っているのはこれだけです。」
「これは、ラウラの部隊に調べてもらったものなので間違いないと思います。」
「そうか…。その情報は正しい。だが…、足りない。」
「足りない…ですか。」
「ああ…。私が知っているのは、尾ノ神の血と、織斑の血、2つの力が揃ったとき、何者にも負けない…圧倒的な力を手に入れ「それも正解だけど~足りないね~ちーちゃん♪」
!!!
「束…。何故ここにいる?」
「はろはろ~。おひさ~。ちーちゃん。」
「龍をどこにやった?」
「今は寝てるよ。」
「…そうか。なら、質問を変えよう。」
「
「…いいよ。ちゃんと説明するね。」
「尾ノ神の血、織斑の血。この2つが必要なのは正解。だけど、龍くんは尾ノ神、織斑の血は薄いんだよね~。だからぁ…、」
「っ!?貴様…、何をするつもりだ?」
「簡単だよ~。尾ノ神、織斑の血がいるからね。龍奈ちゃんからは尾ノ神の血を。まどかちゃんからは織斑の血を、ぜんぶぜーんぶ!!龍くんに
「っ!?そん、な…。」
「貴様…、どこまで終わっている…。」
「何故…、何故龍なんだ!?姉さん!!」
「尾ノ神流…なのか?束さん…。」
「あ~!いっくん~!おっひさ~!」
「答えてくれ!!」
「…そうだよ~。尾ノ神流、尾ノ神の血、織斑の血、そして、屍。これらを今宿してるのは、龍くんなんだよ~。」
「…だが、尾ノ神龍奈は、既に死んだ。遺体もこちらが所持している。今日はそれを奪いに来たのか?」
「なに言ってるのさ~、ちーちゃん。龍奈ちゃんが死んだときに、既に受け渡しは終わってるよ?」
「まどかちゃんには何も言って無かったからね~。悪いことしちゃったけど、まぁ、わざわざその為に拾ったんだしね~。」
「…目的は…、目的はなんだ!束さん!なんでそんなことが出来る?俺にはわかんねぇよ!!」
「簡単だよ…、いっくん。」
「…てことで、そろそろ帰るね~。龍くんと私がいる場所は全員の機体に送ったから、準備出来たら遊びに来てね~。ばいばーい。」
天災はもういない。
誰も動くことは出来なかった。
行き場の無い殺意は
渇いた部屋に染みていく
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以上で第二十一話になります。
次で最終回のつもりです。
感想等ございましたら、よろしくお願いします!
それではまた次回~。