尾ノ神 龍は邪魔したくない   作:ヤマアラシん

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チッス。ヤマアラシんです(挨拶雑ですすんません)

…ワールドトリガー好きなんすよね~()



それでは、どうぞ~。


第二十一話 悪意はただ、残酷に

 

 

束side

 

 

 

ふーん。気づいたんだね…。

 

思ってたのとはちょっと違ったけどねぇー。

 

まあ、いっくんの力も理解した上でああなったから、とりあえず、及第点だね。

 

 

…あと、()()()()()()()

 

 

 

 

 

 

 

 

…でも、君は、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

()()()()()()()()()()()

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

()()()()()

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

()()()()()()()()()()()()()()

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

一夏side

 

 

 

ピーッ、ピーッ

 

 

 

…龍から?

 

 

こっちはあらかた片付いたし…、加勢に行くか!

 

 

 

「龍か!そっちはどうだ?こっちはケリが着いたぜ!!」

 

 

「一夏ぁぁあ!!こっち来い!!」

 

 

「っ!分かったぁ!!すぐ行く!!」

 

「簪!俺は龍の方にいく!!皆の加勢…、任せたぜ!!」

 

「わ、分かった!!」

 

「間に合えぇぇぇえ!!」

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

尾ノ神side

 

 

 

 

はぁっ…はぁ…。

 

どうだ…。

 

 

 

 

もう…、動けねぇ…。

 

 

ドサッ…

 

 

 

 

「龍!?大丈夫か!?」

 

 

「…悪い。もう一歩も動けねぇ…。念のため、千冬さんには連絡したけど…、後2分はこっちこれねぇ…。龍奈が生きてたら…、悪いけど、任せる。」

 

「…!あ、ああ…、分かった!」

 

「…なんだよ…。その顔は…。」

 

 

「い、いやぁ…。なんか、龍に頼られるって初めてだからさぁ…。意外で…。相当ダメージあるんだな…。」

 

「ばーか。んなもん関係ねぇよ。お前は充分強いからな…。安心して任せてんだよ。」

 

「そ、そうか…!よっしゃあ!やるぜぇ!!」

 

 

「何張り切ってんだよ…。」

 

 

「ええ。全く…。滅茶苦茶鬱陶しいです。」

 

 

!!!

 

 

「全く…あれでも死なねぇかよ…。」

 

 

「殺す気がないと思ってたけど…、全然そんなことなかったね…。織斑一夏と協力してその刀の力を引き出すとは思わなかったよ。まぁでも安心して…?私ももう…、何も出来ないよ。」

 

 

 

…っ!確かにコイツ…。もう…、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

もう…、死んでる。

 

 

今しゃべってるのは、意思だけ?

 

 

 

 

…分からない…。でも、悪意は無い。

 

 

不意をつこうともしてない。

 

 

 

 

コイツはもう、生きれないんだ。

 

 

 

 

 

「織斑…、一夏。今のお前になら、分かるでしょ?私はもう長くない…。だから、…だから、せめて、せめて最後に…、お兄ちゃんに触れたい…。お願い…、私を…お兄ちゃんの…、傍へ…。お願い。」

 

 

 

今にも息絶えそうな声をした少女が怨敵に対して絞った、情けの渇望。

 

 

その少女の身体は既に

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

半身を失い、機能のほとんどを失っていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一夏は甘い。

 

 

大量殺人を行った人間に対しても、願いを叶えようと、その身を行動に移そうとした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

だからこそ、迫り来る悪意に

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「いっくん、ごめんね?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ドゴッ!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

気づくことはなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

千冬side

 

 

 

「くっ!どうなってる!?なぜアリーナ内に入れん!?通信も途絶えている…。山田先生!!どうなっている!?」

 

 

「分かりません!!突如、ハッキングが掛けられました!!こちらで解析して突破するには…、時間がかかります!」

 

 

「くっ!!」キンッ!

 

 

 

ドガシャッ!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アリーナ内に侵入した千冬の目の前に映る光景は

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

倒れた一夏に駆け寄る生徒達。それと、既に半身を失い、息絶えている尾ノ神龍奈のみだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「戦況は!?どうなっている!?」

 

 

「織斑先生…。分かりません…。私達が駆けつけたときには既にこの状況でした…。」

 

 

「一夏さんは…、気を失っているだけですわ…。」

 

 

「しばらくすれば目を覚ますと思うけど…、それより…、」

 

 

 

「龍の行方が分かりません…。通信にも反応がありませんし…。」

 

 

「恐らく…、兄さんが篠ノ之博士に連れ去られたということで間違いないかと…。今、更識会長と兄さんを追いかけるチームの編成中です。戦力に余裕があるもので追跡を行うつもりです。」

 

 

 

「わ、私が今のところ弾薬補充に十分程時間がかかるので、それが終わり次第向かいます。先にお姉ちゃんが先行して追跡中です。」

 

 

「…いや、すぐに連絡して更識を戻せ。今のお前達ではアイツには勝てん。場所に関しては、恐らく向こうから知らせるだろうしな…。」

 

 

 

「で、ですが!今追いかけないと、龍がどうなるか…、」

 

 

「一夏がいない状態では、恐らく束には勝てん。そして予測だが…、事態はもう、最悪に陥っている。」

 

 

「ど、どうゆうことですか?教官。」

 

 

「…今は、休め。話はそれからだ。尾ノ神龍奈の遺体と無人機の残骸は私が引き取ろう。先に戻っていろ。」

 

 

 

 

「…くっ、了解…です。」

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

ひとまず、事態は収束した。

 

 

だが、日本代表の尾ノ神龍が誘拐されたという事実を突きつけられ、あの現場にいた者は、気分が沈んでいた。

 

 

 

事件から三日後、箒達は、千冬に召集をかけられていた。

 

 

 

「全員、集まったな。まず先に、1つ聞くことがある。お前達は尾ノ神について、どこまで知っている?」

 

 

暗い空気の中、シャルロットは声を上げた。

 

 

「尾ノ神には、尾ノ神の血を、色濃く受け継いだものと、そうでないものがいます。受け継げなかった者は補強として、尾ノ神流を継承する。私達が知っているのはこれだけです。」

 

「これは、ラウラの部隊に調べてもらったものなので間違いないと思います。」

 

 

「そうか…。その情報は正しい。だが…、足りない。」

 

 

「足りない…ですか。」

 

「ああ…。私が知っているのは、尾ノ神の血と、織斑の血、2つの力が揃ったとき、何者にも負けない…圧倒的な力を手に入れ「それも正解だけど~足りないね~ちーちゃん♪」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「束…。何故ここにいる?」

 

 

「はろはろ~。おひさ~。ちーちゃん。」

 

 

「龍をどこにやった?」

 

 

「今は寝てるよ。」

 

 

「…そうか。なら、質問を変えよう。」

 

 

 

()()()()()()()()?」

 

 

 

「…いいよ。ちゃんと説明するね。」

 

 

「尾ノ神の血、織斑の血。この2つが必要なのは正解。だけど、龍くんは尾ノ神、織斑の血は薄いんだよね~。だからぁ…、」

 

 

 

 

 

 

 

()()()()()()()

 

 

 

 

 

 

 

 

「っ!?貴様…、何をするつもりだ?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「簡単だよ~。尾ノ神、織斑の血がいるからね。龍奈ちゃんからは尾ノ神の血を。まどかちゃんからは織斑の血を、ぜんぶぜーんぶ!!龍くんに()()()()()()。」

 

 

 

 

 

 

「っ!?そん、な…。」

 

 

「貴様…、どこまで終わっている…。」

 

 

「何故…、何故龍なんだ!?姉さん!!」

 

 

 

 

「尾ノ神流…なのか?束さん…。」

 

 

「あ~!いっくん~!おっひさ~!」

 

 

 

「答えてくれ!!」

 

 

 

 

 

「…そうだよ~。尾ノ神流、尾ノ神の血、織斑の血、そして、屍。これらを今宿してるのは、龍くんなんだよ~。」

 

 

 

 

 

「…だが、尾ノ神龍奈は、既に死んだ。遺体もこちらが所持している。今日はそれを奪いに来たのか?」

 

 

「なに言ってるのさ~、ちーちゃん。龍奈ちゃんが死んだときに、既に受け渡しは終わってるよ?」

 

「まどかちゃんには何も言って無かったからね~。悪いことしちゃったけど、まぁ、わざわざその為に拾ったんだしね~。」

 

 

 

 

「…目的は…、目的はなんだ!束さん!なんでそんなことが出来る?俺にはわかんねぇよ!!」

 

 

「簡単だよ…、いっくん。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

()()()()()()()

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…てことで、そろそろ帰るね~。龍くんと私がいる場所は全員の機体に送ったから、準備出来たら遊びに来てね~。ばいばーい。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

天災はもういない。

 

 

 

 

 

 

誰も動くことは出来なかった。

 

 

 

 

 

 

行き場の無い殺意は

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

渇いた部屋に染みていく

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

以上で第二十一話になります。

 

 

 

 

次で最終回のつもりです。

 

 

感想等ございましたら、よろしくお願いします!

 

 

 

それではまた次回~。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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