せめて幸せであれるなら   作:酢酸のいも太郎

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Ep.1

 Archive.

「あー、もう! こんなのどう解析すればいいのよ!」

 麻帆良の地下牢獄の様子が映し出される巨大モニターの前で、その女性研究員はついに悪態をついて両手を投げ出した。力なく息を漏らしながら、白衣の右内ポケットから煙草を取り、火をつける。

 蒼井鈴葉が確保されてから、既に一ヶ月の時が経とうとしていた。

 エヴァンジェリンの魔法《凍てつく氷柩》から解放された鈴葉に意識はなく、そのまま身柄を拘束され、複数人の術者による《眠りの霧》の重ね掛けにより、その地下牢獄で静かな眠りについている。

 女性研究員としては《封印》して《無かったこと(・・・・・・)》にしてしまえばいいのではないかと思ってしまうが、上層部の決定には逆らえない。故に、今もこうしてモニタリングをしながら蒼井鈴葉の身体について日夜解析を進めていた。

 しかし、これがあまりにも難解。

 複数の魔法陣と、なにかしらのマジックアイテムと思われる反応が観測されたものの、それは未知の魔法であった。

 ロストテクノロジーとでも言うべきか。古代の魔法に類似する特徴を持っていることは判明したものの、現代の解析魔法は鈴葉の状態に対し“異常なし”という結果を叩き出した。

 しかし、心拍数は常に一五〇を記録している上に、脳波もまた見たことのない波形を見せている。血中の魔力濃度は平均の五倍にまで膨れ上がり、蒼井鈴葉とは別の魔力反応の塊が収まることなく身体から放出されている。ロンドン全域を包んでいた魔力溜まりが、まさか小学四年生女子の矮躯から漏れ出た、変質した生命魔力反応(オド)であると、誰が予想できただろうか。

 はっきり言って、これを異常なしと判断する解析魔法に懐疑心が生まれてしまう程だった。

「あー、逃げ出したい。なんでこんな意味不明正体不明な現象の解析を私なんかに任せるのよぉ……」

 それは、彼女があらゆる解析魔法に長けた研究職員である上に儀式魔法に精通した有能な人材であることが原因なのだが、今はそんな事を言われたとて、素直に喜ぶことは出来ないだろう。

 カップの半分ほど残っていたコーヒーを、下品にも一口で飲み干し、一息。叩きつけるようにカップを机に置き、モニターに移る鈴葉を見つめた。

「……そんな小さな身体で、あなたは一体なにを孕んでしまったというのよ」

 研究対象に同情することはない。むしろ、できる事なら解剖して物理的な解析に及びたいとすら思っている。それができないのは、彼女が《ロンドン連続殺人事件》の犯人であり、その凶暴な戦闘能力が故に《眠りの霧》を絶やすことができず、地下牢獄内へと立ち入ることができないからだ。

 仮に《眠りの霧》を解いて彼女の目の前に立ってみろ。

 報告にあった、彼女の“不可解”な血液を用いた魔法によって串刺しにされ、その命を終わらせる羽目になるだろう。

 そうでなかったとしても、人間には不可能な再生能力によって、切り開いたそばからたちまち傷が塞がってしまう。

 ――正直、手詰まりだった。

 と、煙草の灰が、燃えている箇所からごっそりと落ち、麻の生地のパンツをじりじりと燃やした。

「熱っっっつぅ! これだから安物の煙草は……」

「なにをしているんだ、貴様は」

 タイミング悪く、誰かが研究室の扉を開けた。

 ツイてないなぁなんて思いながら「見たらわかるでしょ、休憩よ」と返答する。焦げて穴が空いたパンツに“根性なしめ”と呟くと、研究員はその来訪者へと視線を寄越した。

「は? ダ、《闇の福音(ダーク・エヴァンジェリン)》……!?」

 蒼井鈴葉を確保した張本人。

 不死の魔法使い。

 吸血鬼の真祖。

 闇の福音。

 エヴァンジェリン・A・K・マクダウェルは、さも興味なさそうに、女性研究員を睨み付けていた。

「どうしてここに……? どうしてこんなところに……? 意味分かんない、私の人生が分からない、なんなのよもう、死ぬの? 私、ここで死ぬんだぁ……」

 学園結界により、エヴァンジェリンの能力は平均以下まで下げられている。しかし、それがどうしたというのだろうか。“覚悟”が違う。どんなに彼女の能力を抑えたとしても、人を殺したこともない女性研究員からすれば、逃げようとしている間にエヴァンジェリンは自分を百回殺すだろうという確信があった。

 ――しかし、そんな研究員の恐怖は杞憂に終わる。

 エヴァンジェリンは部屋に入ると、空いている椅子に腰掛け、蒼井鈴葉が映し出されているモニターを見た。

「手詰まりか」

「うっ……。はい、手詰まりです……。そもそも、なんなのよっ、これ! 儀式魔法の基本はディーデリヒの法則だっちゅーの! これは絶対の法則よ! なんでこんな構築で成立しちゃってるわけ!? 精霊に忖度されてるの!? なんなの!? そんなの人の成せる魔法なんかじゃないわ! 魔法と呼ぶのも烏滸がましい、神の領域よ!」

 そこまで言って、女性は肩で息をしながら「ごめんなさい、いろいろ溜まってて……」とエヴァンジェリンに謝罪する。しかし、やはりそんなものに興味はないのか、エヴァンジェリンはモニターを見つめたまま、腕を組み、足を組み、傲岸不遜な態度で一言、呟くように言った。

「――成立してないんじゃないか?」

「は――?」

 その一言は、あまりにも不可解だった。

「いやいや――いやいやいや。そんなはずはないですよ、エヴァンジェリンさん。こういった肉体の変質……言うならば存在そのものに干渉する儀式魔法に失敗した場合、対象は存在から瓦解してしまいます。それこそ、分子レベルで消えてなくなりますよ。もしもそうでなくとも、確実に死は免れません」

 故に、そういった魔法は禁術として、その技術を故意的に失われてきた。

「現代の常識に当て嵌めてものを考えるのは止せ。これが古代の魔法に類似していると結果を報告したのは貴様本人だろ」

 エヴァンジェリンは、研究員が今までの経過をまとめた書類を勝手に読み漁りながら、その態度を崩すことなくそう言ってのけた。

 しかし、それはあまりにも暴論と言う他にない。実証されてきた魔法の常識に当て嵌まらない魔法の解析など――一から魔法を作成する(・・・・・・・・・・)ようなものだ。

「成立していない――というよりは、成立するはずがないのだろう」

 またも、意味の分からないことを言うエヴァンジェリンに、研究員は顔を顰めた。

「不老不死の研究は知っているな」

 それは――エヴァンジェリンにとって地雷のようなものだということは、誰よりも何よりも、研究員である女性が理解していた。言葉を選ぶことすらできず、無言で肯定する。

「この現世に存在する不老不死は、私のような吸血鬼や精霊――超常の理に座する者共だ。しかし、結果は見ての通り。成功例は限りなく少ない。そもそも、人の身が到達していい現象ではないのだから、当然だ」

 シニカルな笑みを浮かべながら、続ける。

 研究員としては、それは僥倖と呼べるものだった。既に失われた“吸血鬼”へと至るための儀式魔法――その成功例が発する言葉、たとえどんなものでも貴重であると言えた。

「では、この現世に存在しない不老不死は、どうだろうな」

 現世に存在しない存在。

 そんなもの、思い当たるものはたったの一つしかない。

「――まさか、本当に神だとでも……本当に神に成るための儀式だとでも、言うつもりですか」

「さぁな。だが、それに近い事をしようとしているのだろう」

 古代の魔法。

 否、それは古代よりも更に時代を遡った魔法。

 人類の歴史をも遥かに超えた、創世の魔法。

 ――神に至るための、禁忌。

「ま、待ってください。蒼井鈴葉はただの魔法使い見習いですよ? 神に至るというのであれば――それこそもっと良い素材があるはずです。それこそ、そう、魔法世界の住人や幻想種のほうが適任なはず。なぜ、人間である蒼井鈴葉が?」

 幻想をもって幻想を成す。

 しかし、もしも幻想などではなく、現実的に、この現世に神を造るというのであれば、それは――。

「そこまでは分からん。――いや、これは私なんかよりも、貴様の方が理解できる(・・・・・)のではないか?」

「――…………は、はは……。ええ、なるほど、そういうことですか。そういうことなんですね」

 女性はニヒルに笑う。

 どこまでも空虚に、笑う。

 理解できてしまう(・・・・・・・・)

 本当に嫌になるほどに、理解できる。

「蒼井鈴葉は、マウスということですか(・・・・・・・・・・・)。本当の意味で、人の身でありながらその禁忌に足を踏み入れるための、踏み台(・・・)ということですか」

 ――結果を残すための実験体。

 成熟しきった魔法使いなど、強く抵抗される危険性を孕んだ猛獣など、そんなものは実験体にはなり得ない。実験体に高いコストを払っていては、それは長続きしない。

 もしかしたら――蒼井鈴葉が原型をとどめていることこそが奇跡であり、それ以外の者は、それこそ存在ごと瓦解してしまっただけで、その禁忌という言葉すら生温い実験は、日夜研究され続けているのかもしれない。

 背筋が、絶対零度まで冷えたような気がした。

「……鈴葉には素質があった。ジジイのコネもあるとは言え、この歳で単身ロンドンへと課外授業に行ったのだ。ジジイとて蒙昧の風見鶏ではない。立派な魔法使いの端くれだ。そんな奴が、鈴葉のことを信用していた。一人で課外授業に行かせても無事に帰ってくるという信頼があった。……そんな都合の良い魔法使い見習い(実験材料)がのこのことやって来たら、手を出したくもなるのだろう」

「そして、中途半端に儀式魔法が成立してしまった……?」

「戯け。さっきも言ったがな、それは成立するはずもない実験だ。魔法と呼ぶのも烏滸がましい、ただの実験なんだよ。小さな器に――たった一杯のコップに、海の水全てを収めることは不可能だ」

「――やはり分かりませんね。では、何故蒼井鈴葉は今もなおその原型を留めているのです?」

「神が作れないならば、神の出来損ないを作ればいい――そうは思わんか?」

「は?」

「実験が大好きなマッドサイエンティストの気持ちなど、考え方など、私には理解できんがな。だが、その目的が、不老不死に対するアプローチであるならば、それは神そのものでなくてもいい。――要するにな、わざと成立させないことで、初めて成立する儀式、ということだ」

 それは。

 女性にとってはあまりにも理解のできない(・・・・・・・)仮説で、思わず思考を停止させてしまった。だが、もし仮に自身が不老不死の実験に日夜勤しんでいた場合――神よりも精霊よりも吸血鬼よりも、成功する確率の高い手段があるのならば、きっとその手段を取るだろう。

「……故に、鈴葉は既に人ではない。その身体を構成するために必要なものがあるとすれば――」

 エヴァンジェリンがそこまで口に出したところで、それは唐突に耳を貫いた。

 まるでアラームのように鳴り響くそれは、心電図から。蒼井鈴葉の心拍数が、ニ〇〇を超えていた。

 更に魔力感知システムが狂ったかのようにその数値を上昇させ、やがて測定不能の四文字をその画面に映し出す。

「な、なにが」

「……崩壊だ。神のなりそこないが、蒼井鈴葉という器から抜け出そうとしている」

「どうして!」

 ――それは、“どうしてそんなことが分かるのか”という疑問でもあったが、エヴァンジェリンはそんな意図に気づいているのかいないのか、椅子から立ち上がり、研究室の出口へと向かった。

「あいつがロンドンでなにをしたのか、忘れたのか? ――そういうことだよ」

 それだけを言い残すと、エヴァンジェリンは研究室から姿を消した。

 学園長に連絡を取り、牢獄と隣接しているこの研究所の職員に避難指示を呼びかけ――そうしている間に、モニターには蒼井鈴葉と向かい合うエヴァンジェリンの姿が写し出されていた。戦うのか、と思ったが、エヴァンジェリンは学園結界によって吸血鬼としての――大魔法使いとしての能力は制限されている。それはあまりにも無謀な対峙だった。なにをどうするつもりなのかと見守っていると、それまで微動打にしていなかった鈴葉が唐突に拘束具を引き千切り、エヴァンジェリンへと食らいついた。

 

 

 

 

   ◆  ◆  ◆

 

 

 

 

「驚きましたよ。ええ、本当に。心臓が口から出るどころか、全身の内臓が破裂するんじゃないかってくらい、ショックな光景でした」

 モニターから目を離すことは、研究員として――観測者として許されなかった。故に、その光景を見てしまった。

 無抵抗なエヴァンジェリンの肉という肉を食い荒らす鈴葉の姿は、正しく異形の一言。

 その脂肪を食い千切り、筋肉を噛み千切り、内臓を引きずり出して、脳漿をぶち撒けて、血液を浴びて、それら全てを飲み込む。

 そんな姿は、とても小学四年生の女子児童とは思えなかった。エヴァンジェリンの言っていた、“神のなりそこない”という言葉が、延々と頭の奥からこちらを覗き見ていた。

 ――なによりも驚いたのは、エヴァンジェリンのその姿だった。

 どんなにその皮膚を食い破られようと、悲鳴を上げることもなく、まるで慈愛に満ちた聖母のように――我が子を守る親のように、その蒼井鈴葉の小さな頭を撫でながら、無抵抗に食べられ続ける。そんなエヴァンジェリンの姿を、誰が想像(イメージ)できるだろうか。

「ふん、こうなることすら予測できなかったのか? 麻帆良の研究員というのも高が知れているな」

 血塗れの金髪をそのままに、肉と一緒に食い千切られたゴスロリの衣装もそのままに、エヴァンジェリンは腕を組んで堂々と立っていた。

 エヴァンジェリンを散々喰らい尽くした鈴葉は、まるで満腹になった赤子のように再び眠りについた。その様子を確認した麻帆良の上級職員が、新調した拘束具に鈴葉を縛り付けている。

「あなたは、分かっていたんですか、エヴァンジェリンさん」

 白衣のポケットに手を突っ込みながら、その凄惨な現場を目の当たりにする。既に《眠りの霧》は解かれており、嫌になるほど澄み渡る視界が、そこで行われた殺人の残骸を克明に写す。ただでさえ鉄臭い牢獄に、他の鉄の臭いが混ざっていた。

「憶測だったがな。ロンドンでのこいつは無差別に人を殺して食っていたわけではなかった。きちんと選別して、殺して、食っていた。それは、上質で強い生命魔力反応(オド)だ。――コイツの身体は、精霊と結びつきやすい人間の血肉を必要としている」

 頭の痛くなるような話だった。

 それでは、ただの食人族だ。人間を殺さなくては生きていけない、憐れで哀れな成り損ないの成れの果て。それは――生きることを許容してはいけない、化け物だ。

「事前にジジイに忠告はしていた。――生憎と、こういった巫山戯た儀式魔法には敏感な身でな。緊急時には、この牢獄に掛けられた魔法全てを解除し、学園結界による私への干渉を停止させろと伝えてあった」

 ――まさか、憶測そのままの現象が起こるとは思ってはいなかったがな。

 おどける様に、彼女はそう言った。

 研究員の目が細くなる。まるでエヴァンジェリンを睨みつけるような構図になるが、本人はそれに気付いていない。

 ――本当に、思っていなかったのか、と。

 まるで示し合わせたように研究所へと足を運び、まるで知っていたと言わんばかりに鈴葉に施された儀式魔法についての解釈を述べてみせたこの吸血鬼は、本当にただの憶測で喋って行動しているのか、と。

「あまり詮索するような目で見られても困るな。さっきも言ったが、私はこういうものに敏感なんだよ。巫山戯てる、馬鹿げてる、だが、そんな倫理観をぶっ飛ばした強欲な欲望の体現者――ああ、全く、度し難い。いつの時代でも、そういう輩は一定数いるものだ」

「……いえ、失礼しました。ですが詮索したくなる気持ちも理解していただきたい。私はただの人間。数百年を生きる魔法使いの頭の中身までは、理解できません」

「別に、頭の中身が違うということでもあるまい。本当にただ――昔に似たような物を見たことがあるという、それだけのことだ」

 エヴァンジェリンはそれだけ言い残すと、名残惜しそうに鈴葉を見つめた後に踵を返してその場を後にしようとする。

「最後にひとつだけ――」

 そんな女性研究員の一言が、エヴァンジェリンの足を引き止めた。それは気紛れだろう。エヴァンジェリンは決して優しくない。話を聞いてやってもいいと思わなければ、その足を止めることはない。

「犯人は――蒼井鈴葉を“成り損ない”へと変質させた変質者は、どこへ消えてしまったのでしょうか」

 結局、今回の事件はなにも解決していない。鈴葉を回収できたことだけは僥倖だったが、それは決して解決などではない。

 勿論、それは研究員にはなんの関係もない話だ。犯人が捕まろうが、捕まらなかろうが、鈴葉に施された“呪い”とも言える魔法を解析し続けることに変わりはない。

 ――だが、それでも、なんとなく、気になった。

 それはただの気紛れと言ってもいい、なんの中身もない話。

 それに対し、エヴァンジェリンは一瞬だけ鈴葉を一瞥してから、怒気を孕ませた声色で言葉を返した。

「案外、既に死んでしまっているかもしれないな。――少なくとも、私なら殺す。跡形もなく、塵芥すらも残さず、血肉の一片たりとも許さず、その存在を消してやる」

 ――そうですよね、と。研究員は真っ黒な天井を仰ぎ見た。

 エヴァンジェリンも止めていた足を動す。

 気紛れの応酬は、そこで終了した。

 

 それから、蒼井鈴葉の“捕食行動”は絶対に避けられないと断言していたエヴァンジェリンは、自らの血肉を提供する事を約束した。

 魔法先生を含めた職員の間では、“エヴァンジェリンの様子がおかしい”と噂され、それが尾びれを引いて“黒幕はエヴァンジェリン説”が提唱されるまでにかかった時間はたったの一週間程だった。

 まぁ、無理もないか、なんて。

 女性研究員は、孤独な研究室でコーヒーを喉に通しながら、そう独りごちた。




 Archive書いてたら本編よりも長くなった。
 何を言ってるのかわからないと思うけど、私も分かりません。
 急遽、ArchiveをEp1として投稿することにしました。
 本編は基本的に主人公の一人称でやっていきたいので、三人称は悉くArchiveになります。
 番外的な意味を持たせることで、一人称の描写能力不足に対する言い訳をしているわけですね。

 ちなみに、設定集のようなものは保持していません。事細かな設定は単行本の最後の方のページを読む他に無いのですが、流石に知りたい情報を探すには一人では限界もあるわけです。
 魔法の仕組みなんかも自己解釈。ディーデリヒ誰やねん。
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