ドイツ語の追試
教授「それでは、追試を終わります。」
そうして追試の解答用紙を回収する
伊織「どうにか赤点は免れそうだな。」
耕平「結構楽な追試だったよな。いよいよこれで……」
伊織「ああ、そうだな。これで……」
伊織&耕平「沖縄へまっしぐらだ。」
山本「お前らその格好で本当に追試通ったのか?」
伊織は海パンにグラサン腰に浮き輪と首もとにダイビングのマスク、耕平も海パンにグラサンそしてビーチボールを手にしていた
野島「沖縄がどうかしたっていうんだ?」
伊織「フッ、日頃の成果が出てな。」
耕平「人魚が俺を待っている。」
山本「全く話が見えんが……それより、これから乾杯とかどうよ?」
耕平「飲みに行くのか?」
伊織「お、いいな。追試突破記念ってか。」
耕平「今日はサークル休みだし構わんぞ。」
山本「よっしゃ。んじゃ、北原の家な。」
野島「そうだな。北原の家に行くか。」
藤原「わかった。北原の家だな。」
耕平「OK。案内しよう。」
伊織「いやその流れはおかしい。」
藤原「なんだ北原?」
伊織「何で俺の家なんだよ!」
野島「そりゃ決まってるだろ。」
山本「確認しておくべき事があるからだ。」
耕平「……確認?」
俺も耕平も全く話が見えないが、何かあっただろうか?
野島「ほら、前に今村が言ってただろ?」
回想
伊織「別に付き合っているわけでもないんだ。
耕平「たまに同じ部屋で、同じ布団で寝ているがな。」
第9話を参照
回想終了
グラサンになぜかひびが入る
山本「なあ、北原クン。」
野島「まさかとは思うケド、」
山本&野島「ホントに一緒に暮してたりしないよねえ……?」
伊織「(バレたら確実に殺られる……ッ!!!いや、梓さんのものはなんとかなるとして、問題は奈々華さんだ あんな美人でスタイルの良いお姉さんまでもが一緒に暮らしているとバレたら何をされるか……!!! 頼む耕平、助けてくれ!)」
アイコンタクトを必死に訴えるが、にたぁとした笑みで返す。
伊織「このゲス野郎っ!!!」
そうしてグランドブルーに全力疾走で戻る
奈々華「おかえりなさい、伊織君。」
千紗「なんかあっの?」
政仁「アイツらくんのか?」
伊織「政!しってんのか?」
政仁「耕平から連絡入った」
奈々華「へえ~、お友達が来るのね。」
伊織「なので大至急隠れてください!」
千紗「なんでそうなるのよ……」
伊織「うまく説明できないんですが、有り体に言うと……俺の命に関わるんです。」
奈々華「来るのはお友達じゃないの……?」
伊織「とにかくお願いします!」
政仁「みせの事ならやっておきます奈々華さんと千紗は二人で買い物でもしてきたらどうですか?たまには姉妹水入らずで」
奈々華「そうね〜千紗ちゃん、お買い物に行きましょうか!」
千紗「うん、いいよ。政君はあとお願いできる?」
政仁「(奈々華さんの鼻息が荒いのは触れないでおこう…な?)おう…」
そして、その数分後
野島「うーす。」
藤原「飲みものと食い物買ってきたぞー。」
伊織「お、おう。お疲れ。」
野島「ダイビングショップ?」
山本「ここが北原の下宿先か?」
伊織「いや、俺は離れの部屋なんだ。」
耕平「伊達はこっちだったな。」
政仁「危険視されてないからな」
野島「綺麗な店だな。」
耕平「いつもは汚い裸だらけだがな。」
野島「そうだ!伊達部屋見せてくれるか?」
政仁「いいけど…あまり荒らすなよ…研究資料とかおいてるから」
藤原「研究資料?」
政仁「おれ海洋学科」
山本「ほう〜」
政仁「だから資料をいじって順番バグってたらコロス」
なんの飾りもない暴言が飛び出す
耕平「わ、わかった」
四人は政仁の部屋へ
政仁「伊織…部屋の片付けちゃんとできてるか確認してこい」
伊織「わかった!」
と走って自分の部屋へ
少し立ってから降りてくる
政仁「期待してたもんはありましたかい?」
せいぜいあっても昔の千紗とのツーショットと昔の剣道メンバーとの写真か…剣道のトルフィーと表彰状程度だ
山本「いーや 逆トルフィーとかあったからな」
耕平「お前の凄さがわかった」
政仁「昔のことだ…たまに姉貴が送ってくるんだよ…」
藤原「姉がいるのか?」
政仁「あぁ…一つ上のな…ちなみにいかつい人間がタイプらしい…藤原あたりかな?」
藤原「まじで!?!」
政仁「写真みるか?」
藤原「おう!」
山本「おれもみる!」
そこに売ってたのはボーイッシュではあるがスタイルのいい女性だった
野島「これお前の姉か!?」
山本「全く似てない…」
藤原「…」
政仁「今度こっち来るらしいからその時紹介する」
野島 山本 藤原「ぜひ!」
政仁「耕平…伊織の部屋にコイツら連れて行ってくれ後でつまみ持っていく」
野島「ありがてぇ」
山本「頼むわ」
藤原「わるいな」
耕平「いくぞ〜」
と四人は伊織の部屋へ
伊織「んで、ここが俺の部屋な。」
藤原「何もないな」
野島「とりあえず乾杯するか」
山本「そうたな」
政仁「つまみ持ってきたぞ。」
伊織「サンキューな」
野島「それじゃあ無事追試突破と言う事で!カンパーイ!」
と缶ビールを打ち鳴らす
しばらくしいろんな話をして山本はトイレで一度抜けた
そして、山本が帰ってきた。妙にフラついている
伊織「?どうした山本?」
耕平「やけに長いトイレだったな。」
山本「なあ北原……」
伊織「な、なんだ。」
耕平「本当に何かあったのか?」
山本「俺、天使に出会っちまったよ……」
山本は自身の携帯を俺たちに差し出し写真を見せる
伊織「っ!!?」
奈々華さんだった。
藤原「凄ぇ美人だな、おい!!」
野島「どこで見たんだ!?」
山本「さっき酔い醒ましに外に出たら偶然、海で。」
藤原「マジか!」
伊織「…(ドキドキ)」
山本「俺、さっき彼女を見かけて思ったんだよ。」
伊織「お、おう。(素性バレてないよな?)」
耕平「何を思ったんだ?」
山本「この人と付き合いたいって。」
野島「はぁ?」
政仁「(山本よ…それは無理だ。)」
野島「文不相応過ぎるだろ。」
山本「わかってる!でも、でも……それが無理ならせめて俺の子を産んでもらいたいんだ!」
伊織「おっとコイツ結構なアホだぞ。」
野島「知り合いである事を恥じるレベルだ。」
耕平「類友か。」
藤原「お前もな。」
政仁「お前はただその過程で童貞卒業したいだけだろ?お前らもだけど」
山本は再び外に出ようとする。
伊織「どこへ行く?」
耕平「終電か?」
山本「さっきの天使を捜しに行く!!」
伊織「何ィ!!? このばか一体何を)な……何をしに?」
山本「決まっているだろう。」
そうって振り返るとのキメ顔で
山本「彼女になってくれるように土下座しに!!」
伊織「告白の基本姿勢が土下座なのか。」
耕平「今までの遍歴が気になるところだ。」
山本「戻ってきた時、俺は一人前の男だ。」
野島「一人前の男ねえ。」
も出ていった
耕平「で、どうなると思う?」
藤原「相手があんな美人だとなぁ。」
野島「即座に振られて男泣きってところじゃないか?」
藤原「なんだ同じ意見か。」
耕平「賭けが成立しないな。」
政仁「男と野球してパンイチで泣きながら返ってくるに賭ける」
野島「どんな!サバトだよ!」
扉が開き、皆の視線がそちらに注目する。
伊織 耕平 野島「いや待て、何があった。」
パンイチになっている山本だった。
山本「おい北原!あれはなんなんだよ!」
伊織「まずお前がなんなんだ。」
山本「見てわからないのかよ!!」
耕平「わかるか?」
野島「わかってたまるか。」
山本「俺、さっき海に行こうとしたんだよ……そしたら途中で大勢の裸の男たちに出会って……」
伊織 耕平 政仁「OK、理解した。」
野島「え!?」
藤原「なぜそれだけでわかる!?」
山本「畜生っ!美人に会いに行って、なんであんな汚いものを見なきゃいけないんだ!!」
藤原「よくわからんがそりゃ災難だったな。」
野島「男の裸なんて目が腐るだけだもんな。」
伊織 耕平 野島「俺たちは毎日見てるがな」
伊織「まあ、飲め飲め。」
藤原「飲んで忘れろ。」
耕平「どうせ振られる運命だったんだよ。」
野島「お前に彼女なんてあり得ねぇよ。」
山本「お前ら少しは慰めるとかできないわけ?」
野島「しかし、まあこうして確認してみると、北原の同棲説はデマっぽいな。」
藤原「んだな。」
山本「全く今村も冗談キツいぜ。」
耕平「いや、俺は冗談なんか(ドゥッ)ゲボッ
伊織「耕平は冗談が好きだからな。」
野島「そもそも付き合ってない二人が一緒に寝ること自体ナンセンスだろ。」
藤原「それ俺も思ってた。」
山本「コイツに彼女なんて不自然すぎる。」
伊織「お前らに俺の何がわかる。」
山本「だいたい俺を差し置いて北原に彼女ができるわけー」
千紗「まさ君、先輩が…あ」
山本 野島 藤原「……は?」
政仁「風呂上がりかい?」
千紗「う…うん…あ ごめんね、友達来てたんだね」
と急いでたちさる
伊織 山本 野島 藤原「…」
伊織は急いで逃げようとするが肩を掴まれる
山本 野島 藤原「北原クゥーン!!?」
伊織「ち、違うんだ!俺の話を……」
政仁は梓さんと連絡を取る
政仁「3人とも…グランドブルーの方で一緒に飲まないかって梓さんが…」
3人さ思考停止しフリーズする
政仁「無理て言っとくか?…」
山本 野島 藤原「いや!まて!早まるな!」
政仁「ならさっさといけ…駆け足!」
山本 野島 藤原「Yes・sir!」
と敬礼すると伊織を離し、三人は我先にと走ってグランドブルーへ
伊織「助かった……のか?」
政仁「貸し2つ目な」
そういって伊織の部屋を退出する
伊織「(政…俺前が男らしく見える!)」
耕平「チッ!(伊達め…余計なことを!!)」
その後彼らがどうなったか言うまでもない…