ぐらんぶる 北原ともう一人の居候   作:おくた

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長めです きりがいいところがないので


第3話 新たな犠牲者いらっしゃい

政仁「千紗買い出しおつかれさん。荷物かごに乗っけろよ」 

 

千紗「うん…ありがと」

 

といってのせる

 

千紗「今日からは伊織がいるんだっけ。」

 

政仁「そうだなぁ」

 

千紗「いくらイトコだからって年の近い男と一緒に暮らすなんて…(なんか恥ずかしい。ただのイトコなのに…)」

 

千紗「……十年ぶりか。」

 

政仁「…おれは他人だけど?」

 

千紗「…政仁君は…別…」

 

政仁「?」

 

ついたが

 

千紗「すこし騒がしい…」

 

政仁「……だな…」

 

扉を開けると

 

伊織「だっしゃあーーっ!ナンボのもんじゃい!」

 

時田「ヒューッ!やるじゃねえか伊織!」

 

寿「三人抜きたぁ恐れ入ったぜ!」

 

千紗&政仁「(いつものパターンだね)」

 

千紗「これ…何があったと思う?」

 

政仁「景気づけで飲まされた…といったところか。」

 

千紗「…みたいね。」

 

政仁「(出るときは「染まらない」とか言ってたが…)」

 

伊織「早く負けて俺のご立派さまをお披露目したいです。」

 

寿「良く言うぜ!どうせ爪楊枝だろ。」

 

時田「負かして確認してやろうじゃねえか!」

 

伊織「いいでしょう!何人かかってこようとも俺のパンツはー」

 

奈々華「あ、千紗ちゃんおかえりなさい。」

 

千紗「……………ただいま。」

 

北原の奴、古手川さんが帰ってきたのにやっと気づいたか。

 

伊織「……(や、ヤベェ)」

 

千紗「……(この虫けら)」

 

政仁「…(あれはもうゴミを見る目だ…)」

 

伊織「よ、よう久しぶりだな千紗。俺のこと覚えているか?これから同じ学校の仲間になるわけだし仲良くー」

 

伊織は千紗の右肩に手を奥が跳ねられる

 

政仁「…(御愁傷様)」

 

千紗「お姉ちゃんこれもう捨てないとダメみたい。」

 

伊織「汚れてないよ!?お前が思うほど俺はまだ汚れてないよ!?」

 

千紗「伊織がこんな頭の悪い人間になってるとは思わなかった。」

 

政仁「完全にバイ菌か、何かの扱いだな」

 

伊織「ち、違うんだ!俺のこの姿は、本意ではない!」

 

千紗「じゃ、さようならゴミク… 虫けら」

 

政仁「まぁ当然だな。」

 

伊織「話を!話を聞いてくれ!」

 

完全に伊織を軽蔑している

 

伊織「うああああ…、なんでこんなことに………」

 

寿「伊織は千紗ちゃんとも知り合いだよな。奈々華ともイトコなわけだし。」

 

時田「贅沢者だな。親元離れて海の見える部屋に引っ越し。同じ家には美人のイトコ、最高のシチュエーションじゃないか。」

 

伊織「たった今汚物のように扱われたばかりですけどね。」

 

政仁「夢は露と消えたな…自業自得、飲まないと言っておきながら飲んでるんだからな。」

 

伊織「でもいいんです。まだ奈々華さんがいるんですから。それだけで俺は満足です。」

 

政仁「奈々華さん。ねぇ…、北原…やめておけ…」

 

時田「ああ、それは諦めろ伊織、彼女は絶対お前になびかない。」

 

伊織「む…どういう意味ですか?」

 

時田「いやな…奈々華さんは隠してるつもりだろうし、実際、当事者にだけはバレちゃいないんだがー」

 

奈々華さんが先ほど古手川さん脱いだ服を持ってキョロキョロしてる。そしてその服に顔を押し付けている

 

奈々華「ぶはああああ。」

 

時田「あの人、重度のシスコンなんだ。」

 

政仁「おれがここに来て慣れたのもあの人のあれをみてからだ」

 

伊織「この十年であの人に何があったんだ!!?あんまりだ…今日会った人の中で唯一の癒しが…」

 

時田「気にするなバラ色の家庭環境なんて手に入らないのが普通だ。」

 

伊織「ならその分大学生活を頑張ります可愛い女の子と知り合って恋愛したり仲のいい友達と青春したり」

 

時田「おお燃えてるな」

 

伊織「無論です!憧れの大学生になったんですから!俺は絶対にドラマのようなキャンパスライフを…」

 

政仁「140:3これなんだと思う?」

 

伊織「なんだ?」

 

政仁「…絶望する前に教えておく…男女比だ」

 

伊織「?」

 

政仁「男女の比率だよ」

 

伊織「………女:男だろ?」

 

政仁「現実を突きつけるようで悪いが逆だ」

 

伊織はカチカチに固まる。すると小声で何かをいう

 

政仁「?」

 

伊織「やけ酒じゃーぁ!ゴラァ!」

 

paB「よっしゃー!」

 

政仁「ほどほどにしろよ〜ん?(千紗から)…(逃げよ…)」

 

千紗からの連絡により

政仁逃走

 

時田「さて片付けも終わったし次はどこで飲む?」

 

寿「そうだな?」

 

東「俺は帰るぞ、明日の朝バイト早いし。」

 

横手「俺も終電あるから。」

 

伊織「じゃ、じゃあ俺もー」

 

寿「おい待て伊織。お前は終電関係ないだろう。」

 

時田「お前の家はグランブルーだもんなぁ。」

 

伊織「いや、いや、いや!俺も明日は朝からガイダンスですから。朝九時に講堂に間に合うようにしないと。…?マサのやついねぇし」

 

時田「そういえば。」

 

寿「あ。ほんとだ気がつかなかったな。」

 

伊織「あの野郎、逃げやがった。」

 

時田「まぁ、仕方ない。なに、大丈夫だ任せておけ」

 

寿「絶対に遅刻しないようにしてやるから。」

 

伊織「は?はあ。」

 

大丈夫かなこの人たちに任せて?

 

翌日

 

政仁「伊織は帰らずか…」

 

といって店を出て登校する。耳にはイヤホンをつけ音楽を聞いていた…少しすると片方のイヤホンが取られる

 

千紗「おはよ」

 

政仁「おう…」

 

千紗「何聞いてたの?」

 

政仁「色々」

 

千紗「ふ〜ん」

 

政仁「昨日はありがとな」

 

千紗「別にいいよ…政仁君まで非常識になったら居づらい」

 

政仁「…それ…間接的に先輩方を非常識人といってないか?」

 

千紗「いい人たちなのはわかるけど」

 

政仁「それはおれでもわかる…」

 

千紗「そういえば政仁君て別学科だよね」

 

政仁「あぁ〜でも、共通授業はほとんど千紗たちの学科とかぶってる」

 

千紗「そう…なんだ…」

 

政仁「?」

 

大学につくと人だかりがあった

 

政仁「まさか…千紗わりぃ先行っててくれ」

 

「やべえな、こいつ。」

 

「酒くさい。」

 

「もしもし、やっぱ大学ってすごいわね。初日で酔いつぶれて全裸の男の子見られるなんて。」

 

政仁は人だかりを掻き分け進む

 

政仁「すいません。ちょっと、通してください。」

 

現実は酷だなである政仁の予想は的中していた

 

伊織「う…ん なんだ夢か……痛って。あんな飲み会付き合ったせいだ……えっと、今何時だ…?」

 

スマホで時間を確認すると

八時五十四分。

 

伊織「げぇっ!遅刻寸前じゃんか!何が「絶対に遅刻しない」だよー」

 

騒がしいと思い周りをみると自分らを核に人だかりができており撮影までされていた

 

伊織「………」

 

後ろを見ると講堂がみえる

 

寿「な?これなら絶対に遅刻しないだろ?」

 

伊織「アンタはバカかあああーっ!!!」

 

時田「なぜだ?むしろ柔軟な発想だろう。」

 

伊織「どこがですか!よりにもよって初日にこんな…」

 

寿「伊織、そんな事言ってると遅刻するぞ?」

 

時田「俺たちの心遣いを無駄にするつもりか?」

 

伊織「ああああ!チクショー!!この恨み忘れませんからね!!」

 

と走り去る

 

政仁「まったく忠告したのに…」

 

寿「おう、政、おはようさん。」

 

時田「おう!政」

 

政仁「おはようございます。聞いても無駄だとは思いますが、一応聞きます…いつまで飲んでたんですか?」

 

寿・時田「寝る直前まで。詳しいことなんぞわからん!」

 

政仁「威張って言えることなんですか?それは?」

 

時田「政、お前は講堂に行かなくていいのか?」

 

政仁「これ先輩方の衣服です」

 

時田「取りに行ってくれたのか?」

 

政仁「店に鍵と財布が置きっぱなしでした」

 

寿「気が利くな!ありがとよ」

 

政仁「それじゃ、またあとで」

 

寿「行ってらっしゃーい。」

 

時田「あとで、新入生歓迎コンパあるから来いよ。」

 

政仁「わかりました」

 

講堂につくなり

 

「おい、アイツ凄い猛者らしいぞ。」

 

「ああ、初日の朝から講堂前で酒盛りしてたらしいな。」

 

「すげえな……」

 

「酒くせえ……」

 

政仁「…」

 

そうして後ろへ

 

政仁「千紗隣いいか?」

 

千紗「あ…うん」

 

政仁「このあとのPaBの新歓コンパ行くのか?」

 

千紗「あまり乗り気じゃないけど、お父さんも行けって言うと思うから…政仁くんは?」

 

政仁「俺も顔はだすつもりだ。逃げられないと思うし…」

 

千紗「あ‥うん」

 

政仁「だが…バカ飲みをどう回避するか」

 

千紗「伊織を身代わりにするのは?」

 

政仁「平然とよくそんなひどいこと言えるな…仮にもいとこだろ?というか…昨日それは使った」

 

千紗「仮だからいい…」

 

政仁「(北原よ。おまえの人権はこの世の中にないようだ…)」

 

俺は北原伊織…男子高校を卒業し、この春から晴れてこの伊豆大学に入学した。親元離れて暮らす海沿いの街。希望に満ちた新たな出会いと新たな生活は…入学と同時に灰色に染め上げられていた。

 

「あれが講堂前ので酔い潰れていたっていう…」

 

「パンイチとはすげぇ男だぜ……」

 

「初日からとんでもねえ野郎だ。」

 

伊織「(……ど…どうする?このままじゃ夢描いていた大学生活なんか)」

 

「ねえねえあの人…」

 

「うわ、ちょっとカッコ良くない?」

 

「えー、で、でも…」

 

 

 

伊織「(ん?…確かに美形ー)……!?」

 

なんだあいつの幼女がプリントされてる服着てんだ

イケメンは伊織に気づく

 

イケメン「フッ…」

 

伊織「ハッ…」

 

伊織・イケメン「(こいつだけとは関わるまい。)」

 

教授「…説明は以上です。選択科目の希望は七日までに提出して下さい。」

 

「サークル見学いこうぜ。」

 

「どこから行く?」

 

伊織「(サークル見学かぁ…行ってみたいことは行ってみたいが一人で行くのは危険だよな…どんな連中がいるかわからないし)」

 

政仁「あれ…どうする?」

 

千紗「放置で。」

 

政仁「だよな…」

 

伊織「おーい千紗、政。お前らはサークル見学には行かないのか?」

 

千紗「そんな格好で話しかけてこないで。」

 

政仁「俺はとっくに決めた」

 

伊織「まさかあそこか?」

 

政仁「俺の学科にはダイビングはいるからな…それに」

 

伊織「それに?」

 

政仁「先輩たちが逃がすと思うか?」

 

伊織「逃げ道がないのではなく存在しないのか?」

 

と戦慄する

 

政仁「まぁあの人たちとかかわった時点で選択肢の「Yes」と「No」の「No」が「はい」に変わっただけだけどな…」

 

伊織「変わっただけというが否定が肯定になってるじゃねぇか!!」

 

政仁「一応聞くがおまえ帰り道わかるのか?」

 

伊織「…」

 

千紗のスマホにメッセージを送る

 

千紗はそれをみて政仁の背中を軽く叩くとその場をあとにする

 

伊織「帰り道がわからん…」

 

政仁「今日は新歓コンパだ、だから帰れないと思うぞ。」

 

伊織「お前も行くのか?」

 

政仁「あ…まぁ…」

 

伊織「そういや…昨日はお前のおかげでたくさん飲めたからなお礼をしないと行けないよなぁ」

 

政仁「いや〜それほどでも〜」

 

伊織「褒めてねぇよ!。お前のせいで俺は今パンイチなんだよ!」

 

政仁「いや…それはおまえの意志の問題だろ?どうせ飲まないとか言って飲んだんだろ?」

 

伊織「それはそうだけどさ!」

 

政仁「これに関しては北原にしか問題がないぞ。」

 

伊織「だが!お前にも問題はある!」

 

政仁「質の悪い連れ込みより強引だな」

 

伊織「昨日のことは水に流そう。」

 

政仁「ほう…なにをすればいい?」

 

伊織「協力的だな…着ているものを俺にく…」

 

政仁「…(無言の連続ビンタ)」

 

伊織「何をするんだ!政!」

 

政仁「警備員さん、あそこの変質者がいます」

 

伊織「政!早まるな!」

 

政仁「変質者にかける慈悲なし」

 

警備員「分かりました。それじゃあ行こうか?」

 

伊織「…」

 

伊織はにげた

 

伊織「フーッフーっ」 

 

警備員「すみません、この近くで半裸の怪しい男を見かけませんでしたか?」

 

女子大学生「えー知らなーい。」

 

 

伊織「(なぜだ、…俺が一体何をしたって言うんだ…)」

 

イケメン「…お前、何をやっているんだ?」

 

伊織「うおぅ!!?…ってなんだお前か。」

 

イケメン「なんだとはなんだ、失礼な奴め。」

 

伊織「すまん、…これには色々と事情があるんだ。」

 

警備員「すいません」

 

イケメン「ふぅん?事と次第によっては助けてやらんでもないが。」

 

伊織「え?マジで?お前実は良いヤツだったんだな!」

 

耕平「今村耕平だ。……で何があったんだ?」

 

伊織「聞いてくれ、耕平!政仁のヤツ俺をこの状態したくせに俺を家まで連れて行ってくれない上に服すら脱いでくれないんだ!」

 

耕平「警備員さーん。」

 

伊織「ワンモアチャンスプリーズ!!」

 

耕平「バカを言うな、ストーカーに強制わいせつもう話を聞く余地がないだろ。」

 

伊織「だから!それには事情があるんだよ!」

 

耕平「ならその事情ってヤツを留置場で話すこった。じゃあな。」

 

伊織「待った。」

 

と耕平の肩を掴む

 

伊織「話はもういい。その代わり、」

 

耕平「な、なんだよ。」

 

伊織「着ているものを脱いでくれ。」

 

耕平「おるあぁぁぁあああ!」

 

伊織「ぐはっ!?」

 

少したち

 

伊織「フゥーッ フゥーッ」

 

警備員A「どこ行った?」

 

警備員B「くそー。」

 

伊織「(やばい…増えやがった…あの野郎、人のこと殴り飛ばした挙げ句、警備員まで呼びやがるとは…!とは言え、服をなんとかしないとな…他に知り合いと言えば…もう関わりたくないが背に腹は代えられないか…)」

 

その頃政仁は

 

奈々華「ダイビングサークル"で~す。」

 

寿「興味ありませんか~?」

 

「なぁ、あの人美人じゃないか?」

 

「スキューバダイビングって良い感じ。可愛い女子との出会いとかありそうだし。」

 

政仁「(青年たちよ 夢は寝てみるもんだぞ)」

 

寿「すみませんね、手伝ってもらって。」

 

奈々華「いいのよ。」

 

「リア充っぽいよな。それにほら、隣の人もイケメンだとー…」

 

政仁「寿先輩と奈々華さんお疲れ様です」

 

といってお茶をわたす

 

奈々華「政君来るの早いわね」

 

政仁「一応聞いていいですか?寿先輩」

 

寿先輩「?」

 

政仁「なんすかその服は」

 

寿先輩「どうみてもウエットスーツの代替品だろ。なにせうちはダイビングサークルだからな。」

 

政仁「すごい目立ってますよ…奈々華さんが普通の服を着ているぶん…悪い方向に…」

 

寿「まあどのみち、後のコンパで脱ぐんだから。」

 

政仁「いや…脱ぎませんからね。」

 

寿「そうだな、お前は度数の高い酒でも酔わねぇしなぁ〜」

 

政仁「(ご先祖様に感謝!)」

 

寿「ところで…もう大丈夫だぞ伊織、お前はいつまでそこで隠れているつもりなんだ?」

 

伊織「ふぅ……助かりました。」

 

寿「まったく…通報されるなんて何をやっているんだ。」

 

政仁「仕方ありませんよ北原だから」

 

寿「そうだな…」

 

伊織「なぜそんな可哀想な視線でこちらを見るんですか?!そして…なんで、政は警備員呼んでんだ!!」

 

政仁「服よこせって言われた条件反射だ、謝るが反省はしない人類そんなもんだ」

 

奈々華「そんなことしたらダメだよ、伊織くん。」

 

伊織「くぅ、わかりました。」

 

政仁「で、ここで何してるんだ?」

 

伊織「寿先輩ちょっと頼みがあるんですけど。」

 

寿「ん?なんだ?」

 

伊織「服を貸して貰えませんか?」

 

寿「おいおい、いきなり変な事を言い出すヤツだな。」

 

伊織「いや変じゃないですよ。俺こんな格好なんですから」

 

寿「しかしこの後飲みに行くなら二度手間になるだけだろう?政伊織には伝えたのか?」

 

政仁「ちゃんと伝えましたと…でもあの状況だったので忘れていてもおかしくないですよ」

 

伊織「あれ?今俺が酒を飲む上に、服まで脱ぐことを前提として話を進めてませんか?」

 

寿「違うのか?」

 

伊織「違うでしょ。」

 

政仁「お前から「脱ぐ」ことを取ればいったいお前に何が残る?」

 

寿「そうだぞぉ〜伊織」

 

と二人は腕を組んでいう

 

伊織「はったおしますよ…」

 

寿「今日は新入生歓迎コンパだ。俺たちの奢りだぞ?」

 

伊織「奢りというのは魅力的ですがとりあえず服をなんとかしないと…」

 

寿「貸してやりたいところだが俺もTシャツ一枚だけになってしまうからな。」

 

伊織「昨日 公道を全裸で走っていた人が今更何を…?」

 

寿「じゃあこうしよう、誰か新人を一人でも引っ張ってきたら服を貸してやる。どうだ?」

 

伊織「そうですね…」

 

寿「今なら飲み会は先輩たちの全額奢りだぞ。」

 

伊織「それはもともとでしょ。」

 

伊織「先輩がたならグランブルーの場所も教えてくれるだろうし悪くないかな…よし乗った!」

 

寿「交渉成立だな。ところで、アテはあるのか?」

 

伊織「ええ、任せて下さい。」

 

といって走り去る

 

寿「上手くいくと思うか?」

 

政仁「少し見てきます」

 

寿「頼むわ、政」

 

その頃伊織はある男を探していた

 

耕平「くそ…っ!どうしてだよ…っ!」

 

膝から崩れ落ちているイケメンがいた

 

耕平「どうして、俺を中心にした女子高生美少女ハーレムサークルがないんだよ…!!どうして…どうしてっ!」

 

そこに、北原が耕平にはなしかける

 

伊織「なあ、耕平「」

 

耕平「お前?」

 

伊織「なぉ耕平諦めるなよ。諦めければ夢は叶う世の中そんなもんだろ?」

 

耕平「…だが、現実は冷たいんだ。」

 

政仁「(そんなもんだよな…)」

 

耕平「どいつもこいつも、やれ寝ぼけるなだの、大学に女子高生がいるかだの、漫研に行けだのと、わけのわからない事ばかり……‼」

 

政仁「…(少しでも同情した俺が馬鹿だった)」

 

耕平「大学に来たら新世界が広がって夢のような生活が待っていると思っていたのに…」

 

伊織「あるさ。」

 

耕平「…え…?」

 

伊織「あるに決まっている。新世界も夢の生活も、ただお前はその入り口に気付いていないだけなんだ。」

 

耕平「そう…なのか…?」

 

伊織「ああ、どうだ?一緒に、夢の入り口に踏み込んでみないか?」

 

耕平「…ああ!」

 

政仁「あいつは悪魔かなにかだな…新しい犠牲者いらっしゃい」

 

時田&寿「うぇぇーるかぁぁーむ‼」

 

耕平「謀ったな貴様ぁ一一一ッ!?」

 

伊織「ふぅ、服は人類の叡智の一つだなぁ…」

 

時田「さて、それでは新入生諸君、ダイビングサークル、Peek a Boo へようこそ!」

 

寿「早速だが席を決めるので皆さっきテープを貼った腕を出して並んでくれ!」

 

新入生がぞろぞろと並んでいく。俺は北原を見張っていたからそんなテープもらっていないんだが?

 

時田「よし、Cテーブルに行ってくれ。」

 

寿「お前は向こうのBテーブルだ」

 

伊織「何やっているんですか?」

 

寿「ああ伊織、お前はわかっているから大丈夫だ。安心してAテーブルに行け。」

 

伊織「…?はあ。」

 

寿「政は適当に入ってくれ」

 

時田「そうだな、お前ならどこでも問題ないはずだ」

 

政仁「そのAとBにはどんな違いが…」

 

テーブルにおかれた飲み物を見る

 

時田「アルコール度数の違いだな。Aは20%以上、Bは3から8%、Cは0%のソフトドリンクということにしてある。好きに選んでくれて構わないぞ?途中で移動してくれても構わんぞ、」

 

一方伊織は…

 

伊織「えーと Áテーブルは…」

 

ウォッカとウィスキー

 

東「お!昨日の新人か!こっちだこっち!」

 

安西「今日は楽しく飲もうじゃないか!」

 

横手「よーし今日の野球拳は負けねぇぞ」

 

伊織「チェンジ!Bテーブルにチェンジで!」

 

横手「それで伊織、何を飲む?」

 

伊織「ウーロン茶でお願いします。」

 

横手「よしわかった。」

 

と言いながらウォッカ:9、ウイスキー:1をグラスに注ぐ

 

横手「ほい、ウーロン茶。」

 

伊織「これは俺の知っているウーロン茶じゃない!」

 

横手「何を言ってるんだ。きちんとウーロン茶の色が付いてるだろう?」

 

東「そうだぞ新人。しかも色だけじゃなくて火までつけられるんだぞ?」

 

伊織「火がつく時点でそれはもう大部分がアルコールだ!」

 

時田「おいおいお前ら、あんまり新人を苛めるなよ。」

 

寿「ほら伊織、水だ。」

 

伊織「あ、どうも。すみません。」

 

渡された水にライターの火を近づけると火付いた

 

伊織「…どうしてこの水に火がつくんですかね?」

 

時田「可燃性なんだろ。」

 

寿「色はきちんと水なんだ。気にするな。」

 

伊織「貴方がたは飲み物を色でしか識別できないんですか?!こうなったらせめて…アイツだけでもが潰れるまで飲ませてやる」

 

時田「それなんだが、やめておいたほうがいいぞ」

 

寿「あいつは強度数の酒でも酔わない体質だ…へたしたら伊織が地獄を見るぞ」

 

伊織「ならせめて…飲む量で勝負だ‼」

 

Cテーブル アハハハハ 普通

 

Bテーブル ウフフフフ ほろ酔い?

 

Aテーブル うおぉぉぁああ!! カオス

 

時田「"杯を乾す"と書いて!」

 

寿「"乾杯"と読む!」

 

PaB「せーのー、かんぱーい‼」

 

伊織「おい政!これ飲め!」

 

と言ってウォッカを渡されるが政仁は普通に飲み干す

 

政仁「次は俺が注いでくるから待ってろ。」

 

と言ってコップを渡す

 

政仁「…ほい」

 

伊織「ウォッカか?」

 

政仁「流石にまたウォッカはきついともうから別のにした」

 

伊織「サンキュー。じゃあ」

 

と言って飲む

 

政仁「…一応…酒だけど」

 

伊織「ああああぁぁぁあああ!なんだごれ!」

 

政仁「スピリタスだ」

 

伊織「なんだ?それ?」

 

政仁「アルコール度数96%の世界最高峰の酒だ…ほらまだ残っているぞ?」

 

千紗「二人とも何してんの?」

 

氷○を飲みながら千紗がやって来た。

 

政仁「飲んでるだけだが、こいつが勝手にフェードアウトした。

 

千紗「何飲ませたの?」

 

政仁「スピリタスストレート」

 

千紗「流石に最初からそれは無理よ。」

 

政仁「死んだとしても謝るが反省はしない…人類そんなもんだ」

 

伊織「まだ生きてるわ!」

 

?「水も飲まないと倒れるぞ。」

 

伊織「ああ、どうも。」ゴクゴク

 

伊織はその飲み物が水でないことに気づくと

 

伊織「……」

 

その飲み物にライターの火を近づけると火がつく。

 

伊織「ウオッカぁぁああああーーー‼」

 

耕平「良い飲みっぷりだな北原伊織」

 

伊織「こ、耕平!これは復讐のつもりか!?」

 

耕平「いや、そんなつもりはない。ただ…一人くらい潰して入会させないと脱出できないように見えてな。」

 

伊織「そうか…確かに誰かが犠牲になればいいんだよな」

 

耕平「わかってくれたか?」

 

伊織「ああ お前を連れてきたのは俺だ」

 

耕平「責任取って俺が酒飲むからウーロン茶でも飲んでてくれ」

 

耕平「おお なんと美しい自己犠牲の精神なんだ」

 

と渡されたウーロン茶をのむ

 

耕平「…」

 

そして耕平は渡されたウーロン茶にライターの火を近づけると火がついた

 

耕平「貴様ぁぁぁ‼」

 

伊織「誰かを生贄にするのはナイスアイデアだぜ!俺のために潰れてくれや今村耕平!」

 

時田「こらこら喧嘩はいかんぞ、どうしても揉めるんなら勝負しろ。」

 

伊織&耕平「勝負?」

 

時田「ああ、代々伝わるPaB式のにらめっこだ。ルールは簡単。口に含んだ酒を噴いたらイッキ、それだけだ。」

 

耕平「わかりました。」

 

北原もうなずいている。

 

耕平「それじゃあ」

 

と耕平は変顔をするが伊織はまったく笑わないな。

 

時田「耕平、真面目な話をしてみるのも一つの手だ。」

 

耕平「真面目な話ですか?」

 

時田「ああ、笑っちゃいけない状況では意外と真面目な話でわらっちまうもんだ。」

 

耕平「なるほど、じゃあ俺の悩みでも話してみます。」

 

時田「おう、それがいい。」

 

耕平「ここだけの話なんだけどさ、実は俺、こう見えて昔はオタクだったんだ。」

 

伊織「ぶふぉ!?」

 

耕平「ふっ、驚きを隠し切れなかったようだな。」

 

伊織「そりゃ驚くさ!お前がその事実を隠し切れていると思っていた事実にな!」

 

時田「伊織、粗相だな。」

 

PaB「S!O!SOSO!そ・そ・う!そ・そ・う!」

 

※そそうとは?お酒や料理をこぼす、先輩に無礼を働く、などの粗相をした際に行われるペナルティの一気飲みのこと。類似型に「ちょい残し」や「ご馳走様が聞こえない」などがある。

 

伊織「こんちくしょー。」

 

時田「さて、今度は伊織の番だが、…伊織?」

 

かなりフラついている安西先輩の前で四つん這いになる

 

安西「?おい、大丈夫か?」

 

伊織「……! バスケが…したいです…」

 

耕平「ぶふお⁉ゲホゲホ」

 

伊織「おっしゃ!さあ、お前も飲んで貰うぞ、耕平!」

 

政仁「あぁ…伊織うしろ…」

 

伊織「……」

 

時田「お前も粗相だな、伊織。」

 

PaB「ハイ、飲ーんで飲んで飲んでの・ん・で!」

 

伊織&耕平「っしゃ、オラァー‼」

 

伊織「やってくれるじゃねぇか」

 

耕平「貴様こそな……‼」

 

伊織「こうなりゃトコトンやってやらあ。」

 

耕平「上等!白黒はっきりさせてやる。」

 

東「いいぞー年ー」

 

横手「死なない程度になー」

 

政仁「馬鹿かあいつら…」

 

千紗「…ほっときなよ…」

 

政仁は千紗の顔をみる

 

千紗「なに?」

 

政仁「やっぱり…美人だな…」

 

※政仁はお酒を飲むと思ったことが言葉に漏れたり…本音を言うようになります

 

千紗「!?な!な!何言ってるの?///」

 

政仁「いや、実際そうだから…」

 

千紗「…うん…///ありがと…///」

 

参加学生たち「((あの男シネ))」

 

その一方で

 

伊織&耕平「にーらめっこしましょ!Peek a ー」

 

これがしばらく続き

 

伊織「み…水…っ」

 

耕平はおもいっきり吐いる 

 

東「やっぱこうなったか。」

 

横手「言わんこっちゃなぇ」

 

寿「まったくお前らは…ほれ、水だ。」

 

耕平「す…すみません。」

 

伊織「ありがとうございます。」

 

二人はそれを飲む

 

寿「いやはやそれにしても意外だった。」

 

伊織&耕平「……」

 

寿「お前らがそんなにシャイボーイ立ったとはなぁ。強い酒が欲しいなら次からは遠慮せず最初から言えよ?」

 

伊織&耕平「ああああああああああああぁぁぁぁ」

 

翌日

奈々華「伊織君も政 君もお友達と一緒にサークル入ってくれるみたい。」

 

登志夫「おっ、そりゃ良かった。ダイビングに興味を持ってくれるのは嬉しいもんだな。」

 

奈々華「そうね~でも…伊織君は二晩連続で外泊なんて、今度注意しなくちゃ。」

 

一方その頃大学では

 

耕平「てめぇのせいだ…」

 

伊織「いいや…お前が悪い…」

 

目の前にパン1の変態が二人も。

 

千紗「本当にあのバカは…」

 

教授「では講義を始める。」

 

伊織&耕平「はーい。」

 

政仁「今教授スルーしなかったか?」

 

千紗「…そうだね…///」

 

政仁「?(まぁ…今村…ようこそ…こちらへ…ていうところか…)」

 

 

 

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