伊織「ふふふ…こっちに来て二晩連続で飲み会とは…大学生活って怖いな…」
千紗(なんでこんなのと一緒に帰らないといけないかなぁ)
回想
政仁「すまんな今日ちょっと研究室よって帰らないと行けないからゴメンな」
回想終了
伊織「ただいま戻りました。」
千紗「ただいま。」
登志夫 時田 寿「おう、おかえり三人とも。」
何故裸エプロン
伊織「おぶっ⁉」
北原はその光景に吐きそうになっている
登志夫「?どうしたら伊織?」
寿「二日酔いか?」
時田「吐くならトイレだ。」
伊織「その格好のせいですよ‼」
寿「ああ、この格好か」
時田「この後潜るからその準備をしていたもんでな。」
登志夫「このしたにはきちんと水着を着ているから安心しろ。」
奈々華「三人ともちょっといいー?」
登志夫 時田 寿「ん?」
3人とも呼ばれ伊織に背を向ける水着を着ているのは店長のみである
伊織「嘘つきぃぃいいいいーっ‼」
寿「お?」
時田「おお、気付かなかった。」
伊織「気付かないほど全裸に馴染んでいるなんて…」
奈々華「今日のお客さんなんだけど、あっ、おかえりなさい、千紗ちゃん、伊織くん」
伊織「あぁ奈々華さんだけは普通なんですね」
奈々華「?」
登志夫「んで、今日の客がどうかしたか?」
奈々華「急病の人が出たみたいで来週に延期してほしいって。」
登志夫「なんだ、そりゃ残念だな。」
時田「ってことは今日のダイビングは中止か。」
時田&寿「仕方ない。たまには服を着るか。」
伊織「普通は常に着ているものですけどね。」
政仁「ただ今戻りました」
登志夫「おかえり?」
長い袋をもった政仁がかえってくる
時田「なんだそれは?」
政仁「親が送ってきたんですよ…竹刀…」
寿「へぇ〜竹刀か」
千紗「もしかして大会の?」
伊織「政お前剣道やってたのか?」
政仁「まぁ…」
伊織「お前根暗だから幽霊部員だったんだろ?」
時田「なにいってるだ?政仁は全国大会いってるぞ」
伊織「は?」
登志夫「優勝してるしな」
伊織「えぇ?!」
政仁「最近…なまってるんだ…伊織…ちょっと練習付き合ってくれか?」
と笑って言うが目は笑っていない
伊織「申し訳ありませんでした」
そう言って土下座する
時田「剣道のどこだったんだ?」
政仁「大将と中堅ですかね」
寿「重要な役割だな」
千紗「そんときの?」
政仁「まぁ…このときの物だな…後で持ってみるか?」
千紗「うん…」
政仁「伊織も」
伊織「おう」
昼食時
奈々華「はい、それじゃあ」
全員「いただきます!」
政仁「奈々華さんこれ…」
といってヘアゴムをわたす
奈々華「ありがとね 政君」
伊織「先輩がたってよくここで昼飯をくってるんですか?」
時田「そうだな。手伝いに来ていることが多いからな。」
寿「雑用とかアシスタントとかでな。」
登志夫「折角来て貰ったのに中止でスマン。」
政仁「急病じゃ仕方ないですよ。」
時田「さーて、夜の飲み会まで時間が空いちまったな。」
寿「そうだな。」
政仁「飲み過ぎは毒ですよ…」
時田&寿「伊織、夜までどうする?」
政仁「(聴いてないし)」
伊織「なぜそこで俺に振るんですか?」
時田「現地集合したいってことか?」
伊織「今日は飲み会参加しないって言ってるんです!」
時田「飲み会に参加しないなんてお前は一体何のサークルに入ったつもりなんだ‼」
伊織「え!?ダイビングじゃないの!?」
奈々華「ダメよ、伊織君。」
伊織「はい?」
奈々華「今日も夜遊びなんて許しませんからね。」
伊織「あの…奈々華さん……?」
奈々華「伊織君がウチに来て三日目だけど知ってる?」
伊織「えっと、何をでしょうか?」
奈々華「自分の部屋がどこにあるかを。」
伊織「…………俺、こっちに来てからろくな寝方してねぇ。」
寿「?授業にきちんと出ていれば睡眠は充分なはずだろう?」
伊織「学費を出してくれている親御さんに謝れ‼」
伊織「言われてみれば俺、自分の部屋にまだ、一歩も入ってなかったです。」
奈々華「でしょう?大学生になってはしゃぐ気持ちもわかるけど、来てから三日連続で夜遊びなんてダメよ。」
伊織「奈々華さんの言う通りです。今日はおとなしくココににいることにします。ということで今晩は不参加です。いいですね?」
時田「まあ、仕方ない。」
寿「伊織は不参加か。」
登志夫「お客さんが来ないから用意した道具をしまっておいて貰えるか?」
寿「ああ そうですね」
時田「わかりました。」
政仁「あ、手伝いますよ」
寿「政、助かる。」
伊織「いやーホントすみませんね。今日の飲み会は参加できなくて。」
時田「なにいいさ。そういう事なら仕方ない。」
寿「今日の飲み会は青海女子大学との交流会だしな。どうせ人数は足りるだろ。」
伊織の目が変わる
時田「んで、飲み会までどうする?」
寿「そうだな、伊織は来ないしなー政はどうする?」
政仁「夜勤なので参加は厳しいですかね」
寿「それは残念だな頑張れよ」
政仁「バカ飲みしない飲み会ならいつでも参加しますよ」
時田「おう、」
店内に戻るとパンイチで土下座している馬鹿がいる
伊織「ここまでしても許して貰えませんか!」
政仁はスマホを出すと110の番号を押しコールマークを押そうとしていた
千紗「やめて。」
政仁「…(いとこなんだな…)千紗は優しいな」
千紗「店の評判とか落としたくないし。」
政仁「そっちかい…」
時田「おい伊織、何があった?」
伊織「俺…思い出しました。自分が何のサークルに入ったのかを!」
政仁「ダイビングサークルだろ?そんなことも忘れたのか」
と呆れる
伊織「いや!そんなもんに入った覚えはない。」
時田「素晴らしい掌返しだな。」
寿「手首がねじ切れんばかりだ。」
伊織「だからお願いします、奈々華さん!今日の飲み会に行かせて下さい。」
奈々華「え、えっとねとりあえず顔を上げて服を着よう?」
千紗「だいたい、どうして服を脱ぐのよ。」
伊織「裏表のない誠意を表明する為‼」
時田「確かに赤裸々な意思表示ではあるな。」
寿「やっぱり伊織の考え方はうちのサークル向きだな。」
奈々華「あのね伊織君、大学生になって遊びたい気持ちはわかるけど、こういう生活はダメだと思うの。」
伊織「ですが御大将…‼」
奈々華「ダメです。ご両親からお預かりしている伊織君にそんな荒んだ生活をさせるわけにはいきません。」
伊織「そこをなんとか」
奈々華「ダメなものはダメ!今日、伊織君は自分の部屋の荷解きをするの。」
伊織「んで、どうすれば許可が下りると思いますか?」
時田「いや、あそこまで言われたら諦めろよ。」
寿「荷解きなら手伝ってやるぞ?」
伊織「嫌です!俺は諦めません。」
時田「いったい何がお前をそこまで突き動かしているんだ。」
伊織「恥ずかしながら性欲です。」
寿「本当に恥ずかしいな。」
政仁「まぁ…伊織だから仕方ない」
伊織「そんなことよりどうしたら奈々華さんを説得できますか?」
寿「とりあえず荷解きを済ませるべきじゃないか?」
時田「そうだな。」
伊織「けど、それだけじゃ…」
時田「足りないって言うのか?」
伊織「おそらく。」
寿「なら、お前が自立した一人前の男だとアピールできる部屋を作ればいい。」
伊織「んな事言われても……」
時田「…仕方ない。可愛い後輩の為に一肌脱ぐとするか。」
寿「伊織が一人前の立派な大人の男だと一目でわかるように部屋作りをしてやる。」
伊織「せ…先輩がた!」
そういって伊織は部屋を出される
政仁「…やめておいたほうがいいぞ」
伊織「政!おまえも…」
政仁「部屋のことだよ…」
時田「おーい手伝ってくれ政」
政仁「わかりました」
数分後
奈々華「えっ、もう荷解きが終わったの?」
伊織「はい、パパっと(先輩たちが)やっちゃいました。」
奈々華「流石は男の子、力があるのね。」
伊織「俺だって自立した大人ですから。」
扉を開けた先に待っていたのは
エロ本、エロDVD、AV女優のポスター
伊織&奈々華「……」
政仁「(ほら…いつものパターンだ…)」
伊織「はっ、違うんです、奈々華さん。これは……!」
奈々華「いっ、伊織君も、男の子、だもんね。」
伊織「違いますって!これは…!」
奈々華「ワカッテル、ワカッテルカラ。」
といっていそいそと撤収
時田「どうだった、伊織」
寿「ばっちりだったろ?」
伊織「このド畜生どもがぁー‼てかなんで政は先輩止めなかったんだよ!」
政仁「いや〜俺だけ洗礼をうけるのも癪だから〜」
とはいえ俺も同じようなことされたな〜千紗に見られてとんでもない目にあったが、あのときの顔…携帯で写真撮ってそれが今の俺の待ち受け…
時田「なんだ、失敗だったのか?」
伊織「むしろどうしてこの部屋を見せて成功すると思えるんですか?」
寿「エロ本を見つけた親はよく「大人になったわね」という反応をするだろう?」
伊織「それは意味が全然違うんですよ‼」
時田「文句が多いな。」
寿「じゃあどうして欲しいんだ。」
伊織「普通で良かったんですよ。初めて一人暮らしする大学一年生が作るような普通の部屋で‼」
時田「なんだそれだけで良かったのか。」
寿「それならそうと先に言えよ。」
伊織「たとえ俺の指示が足りなかったとしてもこの部屋作りはありえませんが…」
政仁「性欲が先走るよう男と見られてるんだろ?」
伊織「やかましい!先輩がたを頼った俺がバカでした。あとは俺一人でやるんでもう帰って下さい。」
登志夫「おーい誰か来てくれ」
寿「政行ってきてくれ」
政仁「わかりました」
と退出する
時田「ん?なんだ片付けていいのか?」
伊織「当たり前じゃないですか」
時田「そうか」
伊織「それが何か」
時田「いや寿とな折角だし入学祝いにお前が気に入ったもの一本贈呈しようと思う」
伊織「…ほう…」
しばらくすると
千紗が降りてきた
政仁「なんかあったのか?」
千紗「別に…」
と自室の二階に上がっていった
すると今度は伊織が降りてきた
登志夫「なぁ伊織さっき千紗がやけに怒ってたが何かあったのか?」
伊織「俺だけが先輩に引っ越し祝を貰ったのが良くなかったようです」
登志夫「それで怒るとはあいつもまだまだ子供だな」
伊織「よかったら一緒にと誘っては見たんでは見たんですけどね」
政仁「何観るの誘ったんだ?」
伊織「それは…」
奈々華「あ伊織君」
伊織「奈々華さんさっきの説明をさせてください」
奈々華「ううん大丈夫私は気にしてないから」
伊織「いえ そういう問題ではなく」
奈々華「さっきお友達に電話で聞いたら伊織君くらいの男の子なら普通のことだって」
伊織「それ 俺の不名誉拡散されてません?」
政仁「講堂前でパンイチで寝てたやつに名誉もへったくりもあるわけないだろ?」
伊織「とにかくさっきの部屋は手違いなんです」
奈々華「手違い?」
伊織「さっきのアレは先輩がたのジョークなんですよ」
奈々華「あ そうなんだ」
伊織「はい 今はもうバッチリ普通の部屋に…」
耕平「店長、テープありがとうございました。」
登志夫「おう。」
伊織&政仁「…(何故あいつがここにいる?)」
伊織「すいません、奈々華さん、ちょっと部屋見てきます。」
奈々華「いってらっしゃい、後で見に行くね。」
部屋に入るとそこには部屋の真ん中を境に
右には幼女のポスター、フィギュア、抱き枕等々
あのキャラたちのポスターが至るところ壁という壁に更にところ狭しと貼ってある。
耕平「おう、どうだ北原伊織、俺プロデュースの快適部屋は…」
伊織「……」
伊織ははられているポスターに歩み寄ると
耕平「?」
伊織「なぜお前がここにいるんだぁーっ!!」ビリィィッ
とポスターを破く
耕平「ノオオーゥッ!?貴様よくもこの俺自慢の一人暮らしスターターセットを!!」
伊織「黙れ耕平!人の部屋を勝手に自分色に染め上げやがって!!ぶち●すぞ!!」
耕平「人が丹精込めてコピーしてきたポスターを破り捨てやがって…末代まで呪ってやる…!」
伊織「コピー破っただけで呪われる俺の子孫が不憫すぎだろ…」
時田「どうだ伊織、今回は完璧だろう?」
寿「新入生らしい部屋だったら新入生が作るのが一番だからな。」
伊織「全然話になりません!!」
耕平「おのれ人が手伝ってやったってのに好き勝手言いやがって。じゃあどんな部屋ならよかったと言うんだ!?」
伊織「これとは正反対の部屋だよ!!」
時田「なんだ、そうだったのか。」
寿「そうならそうと先に言え。」
伊織「言わなきゃわからないもんですかね…」
耕平「わかった、今すぐそういう部屋にしてやる。」
伊織「いやもう自分でやるから帰ってくれ。」
耕平「俺をお兄ちゃんと慕う女子中学生たちとの飲み会を目前に帰れるか!!」
伊織「お前、どんな餌でここに呼び出されたんだよ…それじゃ、俺が指示を出すからその通りに…」
登志夫「おーい、伊織。ちょっといいか?」
伊織「えっ、あっ、ちょっ。」
寿「行ってこい、伊織。」
時田「居候なんだから手伝いはし過ぎて問題と言うことは無いからな。」
伊織「ちゃんとやっててくださいね。」
耕平「部屋なら要望通りにしておいてやるさ。」
伊織「くっ、不安だか仕方ない。」
数十分後部屋に戻るとさっきまでのポスターがBLポスターに貼り替えられていた
時田「しかし…伊織にこんな趣味があるとは。」
寿「おい、耕平。本当にこれで大丈夫かのか?」
耕平「ええ、俺と正反対という事はこれで間違いありません。」
伊織「……」
伊織は耕平な近づくと
耕平「ん?どうした北原伊織…」
伊織目には殺意が籠もっている
耕平「キッキサマよせ…っ!さては俺に乱暴す…っ!エ…みたいに…っ!!」
伊織「さっきより酷くなってるじゃないですか!」
寿「ちなみにこのDVD は何なんだ?」
時田「再生してみるか。」
伊織「人の話を聞いて下さい、とにかく早く片付けないと、後から奈々華さんが来るんですから、こんな部屋を見られたらあらぬ誤解を…」
奈々華「伊織くんー?」
どドアをノックしてる
伊織「ひぃいいー!?」
伊織は部屋から飛び出しすぐに扉を閉めた
奈々華「あ」
伊織「奈々華さん、ど、ど、どうかしましたか?」
奈々華「片付けが終わってないから手伝おうと思って」
伊織「す、すいません、奈々華さん、先輩たちがまた勝手に部屋の模様替えしたみたいなんで、またやり直しなんですよ。なので部屋を見せるのはまた今度で…」
奈々華「なら私も手伝うわ。そっちの方が早く終わるでしょ?」
伊織「いや!今 本当に部屋の中見せられない状況なんで!」
奈々華「さっきのことまだ気にしてるの?大丈夫だよああいうHなのって健全な男の子だって証拠だし…」
「「俺はお前が男でも構わない。」」
「「そうか、実は俺もお前の事が!」」
とながれだす
伊織&奈々華「……」
伊織「…あの、奈々華さん、今のはですね…」
奈々華「え、えっと、ごめんね、伊織くん。私ちょっとお友達に電話してこないと。」
と赤面してそそくさと立ち去る
伊織「絶対に最高の部屋作って合コンいくぞオラァッ!!」
時田「お、おうそうだな。」
寿「協力してやるから少し落ち着け、な?」
耕平「(俺が寝ている間な一体何が……?)」
一階では
政仁「あの奈々華さん」
奈々華「ご、ごめんてちょっと電話してくる」
政仁「(こんどは何した…)」
伊織「とにかく、もう後がありません。なんとかして奈々華さんの気に入る部屋を作る必要があります。」
時田「奈々華さんの気に入る部屋なぁ…」
寿「そう簡単に作れたら苦労しないんだが。」
伊織「できるできないじゃなくやるんです!!」
寿「会社員かお前は。」
時田「その考え方は嫌いじゃないがな」
耕平「んで、何か考えはあるのか?」
伊織「ああ、勿論だとも。」
不安しかないが大丈夫か?
伊織「いいか?奈々華さんは妹の千紗を溺愛している。」
時田「千紗ちゃんの前ではそんな素振り見せないけどな。」
伊織「つまり、奈々華さんの気に入る部屋ってのは単純なもんだ。」
時田「なぁ伊織、これはさすがに違うと思うぞ?」
伊織「無駄口を叩いてないで手を動かしてください!」
寿「これもう完全にストーカーの部屋じゃねぇか。」
耕平「まさか知り合いの顔写真を貼った抱き枕カバーを作らされるとは…ところで先輩、そろそろ例の飲み会の時間では?」
時田「ん?ああ、そういえばいい忘れていたな。」
耕平「何かあったんですか?」
時田「おう、例の飲み会だがな、向こうの都合で延期にして欲しいとさっき連絡があった。」
伊織「ーーは?延期?」
時田「延期。」
伊織「今日じゃない?」
時田「今日じゃない。」
伊織「ちょ…ちょっと待って下さい。という事は今俺がやっている事はなんの意味もないんじゃ…」
時田「そうだな。」
千紗「伊織、お茶………」
伊織「…」
後日
時田「よかったな伊織、念願の自立した生活ができる部屋じゃないか。」
伊織「こんな結末望んでねえーッ!!」
寿「まあ、飲めよ。独立祝いだ。」
取り壊し予定の離れに隔離されました。
ちなみに政仁は伊織の住むはずの部屋へなぜかはいりました
千紗の顔だらけの部屋にはいり
政仁「…何がっあった…いったい…世紀末か?ゲシュタルト崩壊か?」
しかしその部屋には千紗の写真のはられた抱き枕が消えていました…