ソードアート・オンライン〜灰の冷剣〜   作:イナミル

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不定期とか言っていながらなんか毎日投稿みたいになっちゃってますね。すいませんm(__)m
学校が暇なので、これくらいしかすることが無いんです。
許してつかぁさい。
…切り替えますね。
3話のラストで言ったように今回は、アルゴと会うところから始まります。
それでは!どうぞ!


4話:決意と出発

 俺達がホルンカに戻ると、チラホラとプレイヤーが見えた。おそらく、ベータテスターかそいつらに連れて来たニュービーだろう。この中にアルゴがいるのだろうか? 

 

「レイジ、あっちの宿場で待ってるらしいから、早く行こう」

「あぁ、そうだな」

 

 俺達は、雑貨屋の2軒右隣の宿場に入った。

 

 ちなみに、なぜ宿屋(やどや)ではなく宿場(しゅくば)なのかと言うと、ちゃんと区別が付けられているかららしい。

 宿屋は、単に泊まるための部屋がある所。宿場の方は、1階が酒場、2階より上が部屋になっているようで、泊まる代金の中に朝食なども含まれているそうだ。

 

「ふぅん。結構広いんだな」

「まぁな。さて、ここにアルゴがいるはずなんだが……まさか、アイツここで隠蔽(ハイティング)してるのか?」

「いや、ベータの時の見た目と変わってるだろ。その時はどんな背格好だったんだ?」

「いや、今の姿になる前の俺と同じくらいの身長で、なんて言うか、そのぉ……」

 

 キリトが何かソワソワしているように感じる。

 

「キリト、女に免疫がないのか、それともそんなところに目を向けてるのか、どっちなんだ?」

「いっ、いやっ! そんなことないぞ! 別に俺はやましいことなんて考えてないっ!」

「別にやましいとか言ってないんだけど」

 

「そーだゾキー坊」

「「!?」」

 

 突然後ろから声が聞こえて、バッと振り返ると、そこには茶色いフードを被った小さな少女がいた。

 

「全ク、キー坊のエッチ。オレっちのあの時の体でナニを考えていたんダ?」

「勘違いを招くような発言はやめてくれ……」

「キリト、この子が例の?」

「オイオイ、オニーサン。この子じゃなくて、このオネーサンだゾ? 子供扱いはやめてくれクレ」

「アルゴも冗談言ってんじゃねぇよ……。はぁ、座るか」

「そうだな」

 

 そう言って、俺達はキリトに「アルゴ」と呼ばれた少女の前に座った。座ってもわかる。目の前の少女は、明らかに小さい。

 

「レイジ。紹介するよ。こっちは、ベータテストの時に、情報屋として活躍していた『鼠』ことアルゴだ。そんでアルゴ、こっちが、さっきメッセージでも話したニュービーのレイジだ」

「ご紹介にも預かったガ、オレっちがアルゴだ。今回の正式サービス版でも、情報屋として活動するつもりだから、よろしくナ」

「あぁ。レイジ、ニュービーだ。よろしく頼む」

「レイジだナ。んじゃ、『レー坊』と呼ばせて貰うゾ」

「別に好きな呼び方で構わないよ。俺にはそこん所はあんまり関係はないからな」

「レイジはそうやって呼ばれるのに抵抗ないのか?」

「まぁな」

 

 とりあえず、一通りの自己紹介を終え、NPCにメニューを注文してから、キリトが口を開いた。

 

「そうだ、アルゴ。さっき話したことなんだが」

「あァ、『鼠印の攻略本』の事カ?」

「まさか、同じことを考えていた奴がいたとはな」

「おっ。もしかして、攻略本のことは、キー坊じゃなくてレー坊の提案なのカ?」

「あぁ。俺達が動き始めた時、ベータテスターらしき人物達は見かけたが、まだレベリングしてるってとこだったからな。ニュービーなんて、動けるやつが50人いるかいないかくらいじゃないか? だったら、取れるだけの情報をとって、何かにまとめた方がいいと思ってな」

「なるほどナ。キー坊がこんなこと考えられるわけないもんナ」

「……おい、それは酷いぞ」

「ニャハハハハ! 冗談に決まってるダロ」

 

 少しキリトをコケにするアルゴの顔が、見た目相応の年代なんだろうなと感じさせるように笑っている。

 

「まぁまぁ、アルゴも冗談はそこまでにしてくれ。それで、乗ってくれるか?」

「乗らない理由がないナ。でも、オレっち1人だけってのは身の安全とかも考えてちと厳しいナ。レー坊にも、キー坊にも手伝ってもらうゾ?」

 

 無言で頷く。キリトもどうやら同じようだ。

 

「なら、話は決まったナ。今、他のベータテスターから、情報がインスタントメッセージで沢山来てるんダ。MOBのポップ速度、推定攻撃力、HP、獲得コルに経験値、とナ。恐らくだガ、メッセージが途中で止まってる物が沢山あるってことハ、途中で危機に合ってるヤツがいル。キー坊、レー坊。ちょっと手伝ってもらっていいカ?」

「いいさ。ベータからの付き合いがあるやつがいるかもしれないからな。助けておきたいのは山々だ」

「なぁ、アルゴ。これに関しては、後々お得意様特価ってことで、何か頼むぞ」

「ニャハハ! レー坊も上手いナ! 分かっタ。考えておくヨ」

「行くぞ。アルゴ、レイジ」

 

 そうして、俺達は宿場を走って出ていった。全く。あとでキリトにアルゴの分を含めて代金を請求せねば。

 

 俺達は二手に別れて救出に向かうことにした。キリトはアルゴと2人で。俺は1人で。キリト達に実力を認められてるのはいいのだが……。まぁ、いいか。

 

 カキーン、シュウィーン、バシュッ、パリーン

 

 パリィしてからソードスキルを放った音だろう。その方向に索敵をかける。……プレイヤーが3人、MOBが計10体。赤の反応が濃いのがいるってことは、そっちは恐らくダイアーウルフだろう。

 

「あと5秒耐えろ! 助太刀に入る!」

 大声で叫んだ。向こうから応答の声が聞こえる。

「分かった! 助かる!」

 

 向こうのMOBと接敵するまで5……3、2……

 

「行くぞ! パリィしてくれ!」

「わかった! っ! よし、スイッチ!」

「ハァァッ!」片手直剣下段突進技『レイジスパイク』を放つ。

 

 ザシュッ! ……パリーン

 

「みんな円形をとれ! 互いの背中を預け合うんだ!」

「「「了解(した)!」」」

 

 どうやら、即席とはいえ、それなりに連携は取れているようだ。

 これなら、切り抜けるのも確実だろう。

 

 〜5分後〜

「「ふぅ。助かったぁ」」

「ありがとう! 君のおかげで助かったよ」

「いや、礼には及ばないさ。ところで、アンタらここまで来たってことは、ベータテスターか?」

「いや、ベータテスターなのは俺だけだ。すまない、自己紹介が遅れたね。俺はディアベル。この通り、盾持ち片手直剣だ」

「レイジ、ニュービーだ」

 

 見た目通りの好青年だ。これほど良い奴を、1層攻略で失う訳にはいかないな。

 

「レイジさん、か。ニュービーにしては、VRに慣れてる感じだが、何がどうなっているんだい? レベルも、俺たちより高いだろう?」

「詳しい数字は言えないが、多分そこら辺のプレイヤーよりは高いぞ。そこでへばってる2人もベータテスターか?」

「いや、彼らは俺が声をかけて来てくれた人達だ。ところで、ものは話なんだが、レイジさん」

「ん? どうした?」

 

 ディアベルの顔が、少し真剣になった。

 

「君の実力を見込んで話がある。単刀直入に言おう。

 第1層のボス攻略に力を貸してくれないか?」

「ふむ、話が早いな。別に俺は構わないよ」

「そうか! なら」

「って言っても、俺はアンタのパーティーとかに入るつもりは無いぞ」

「っ! ……そうか。残念だが、そこは別にいいんだ。とにかく、人手が欲しいところだからね」

「そこで、ディアベルに1つ言っておきたい」

「なんだい? レイジさん」

「とりあえず第1層の攻略には、時間をかけるべきだ。少なくとも、1ヶ月程度は欲しい。みんなのレベル上げにも、この先の攻略の目処を立てるためにも」

「分かった。参考にさせてもらうよ」

「あぁ、助かる。俺はもう行くよ。他にヤバいやつらを助けてくれと、クライアントからの指示なんでな」

「あぁ。気をつけてくれよ」

 

 ……こうしてディアベルと話すことが出来たのはラッキーだったな。少なくとも、急ぎすぎて犠牲者多数ってことにはならないだろう。そうなってしまえば、攻略なんて無理に等しい。

 さて、次の救出に向かいますか。

 

 ザッザッザッザッザッザッ……




はい。てことで、攻略本のことが固まりましたね。アルゴの喋り方ってイマイチわかってなかったから、上手く描けてるか分かりませんが…。
ここで、レイジはディアベルと関わることが出来ましたね。これが、この先の話に幸となすか不幸となすか…それは、作者の僕しか分かりませんね笑
今回もありがとうございました!次回もまたよろしくお願いします!
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