今回は、タイトル通りです。全くもって。
それでは、8話!どうぞ!
戦闘が開始して20分。
「おらぁ! スイッチ!」
「はぁっ! スイッチ!」
「3体目! てやぁぁ!」
基本的に1回しかできないスイッチを、2回連続で行う。スペースのないこの場所では至難の技だが、昨日丸一日かけてできるようになった。アスナの一撃でセンチネルがポリゴンになって散る。
「キリト、今はセンチネルがリポップしないと思うから今聞く」
「なんだ?」
「俺は、一応攻略会議でボスは曲刀ではなく刀を使うって一応言った。だから、刀のソードスキルをある程度教えて欲しい」
「分かった。刀のソードスキルは、俺が見たのは5つ。ほぼ360°全範囲を攻撃する『旋車』、上下フェイントの『幻月』、下から当てて上方向に吹っ飛ばす『浮舟』、抜き打ちみたいな感じで突進してくる『辻風』、そして、3連撃の『緋扇』だな」
「俺でも対処できるか?」
「『幻月』以外はな。アレだけは最後まで見ないといけないから、なんとも言えない」
「OK。さて、もういっちょセンチネル狩りと行きますか」
キリトから、刀のソードスキルについて聞くことが出来た。これだけの情報があれば、俺なら対応出来る。瞬間記憶がここで活きることになるなんてな。
〜さらに15分後〜
ディアベルの的確な指示のもと、ボスのHPは順調に削れて、最後の1本を残すところとなった。ボスがプレイヤーたちから距離を取り、斧とバックラーを投げ捨てる。
「武器を持ち替えおった。情報通りやな。さて、曲刀と刀。どっちが来るんや?」
「キバオウさん。皆を下がらしてくれ」
「おっ、おう。皆! 引くんや!」
「よし! 俺とC隊が出る!」
「おい、ディアベルたちは何をしてるんだ?」
「ん? なっ! あいつ、もしかして!」
「大方キリトの予想は分かった。キリト。センチネルをアスナと2人で任せられるか?」
「フェンサーさんとか。できるぞ」
「ありがとう。俺は、なんとなくだが、さっき聞いた刀のソードスキルをコンボして、確実に殺しにくると思う。それを止めてくる。ディアベルを下がらしたら、お前も来てくれ」
「あぁ、分かった。……死ぬんじゃねぇぞ?」
「もちろんだ。こんなとこで死んでたまるかよ」
そうして、俺はボスの方向を向いた。ディアベルとC隊を撹乱するように、部屋の柱を飛び回る。
「上からか。多分『旋車』だな。スタンさせて『浮舟』で打ち上げ。落下ダメージで死亡ってとこか。……茅場も鬼畜だな」
アニメでの流れを想像する。一歩間違えたら自分が死ぬ。でも、やらねばならない。多くの人間を助けるためにも。
「よし。やるか」
俺は、『ソニックリープ』の構えをとった。奴が降りてきてディアベルをタゲに『浮舟』を放ったところに打つ。そっからは、パリィしまくるしかない。ダメージを与えるのは、キリトたちが来てからだ。
「グゥォォォォォ!」
「「「「「「「うわぁぁ!」」」」」」」
「グルルル!」
シュィィン
「ここっ!」
間に合う。この距離なら、外さない!
「やぁぁぁ!」
ガキン!
「ディアベル! A隊とB隊! 引きずってでも1回下げろ!」
「なぁっ! お前はどうするんや!」
「キバオウ! 他の隊の指示を1回任せる! こいつの攻撃はしばらく俺が引き受ける!」
そこからは、俺の独壇場になった。ボスの放つソードスキルを、ひたすらパリィし続ける。キリトが追いつくのと、自分の防御を貫通してHPが尽きるののどちらが早いかなんて、気にしている場合ではなかった。
〜sideキリト〜
さっきからレイジがパリィしまくってくれているが、あのままでは、レイジのHPが先に尽きる。そんなこと思っていると、キバオウが指示を出した。
「タンク隊! 何やっとんのや! 早くあいつと変わったれ! E隊とF隊! センチネル片付けてこっち手伝ってくれや!」
「了解! すぐに向かう!」
やっと皆が動き出した。ディアベルとC隊も、回復して、もう少しで満タンまで行きそうだ。さっさと目の前のセンチネルを倒してレイジの方に行こう。
「ラスト一体! スイッチ!」
「やぁぁ!」
シュッ! パリーン
「フェンサーさん。まだ行けるか?」
「あの人のところ行くんでしょ?」
「あぁ、手伝ってくれ」
無言で頷いてくれた。
「手順はセンチネルと一緒だからな」
「分かった」
頼む。間に合ってくれ!
〜sideout〜
何発防いだかは分からない。さっきから『幻月』が来ることを警戒しながらパリィしてるが、全く来ない? こいつは使わないのだろうか?
シュィィン
「来いっ!」
剣は上段だった。ライトエフェクトをまとっている。ならこっちは『スラント』で……と思ったのだが。
スッ「グハッッ!?」
上段を受け止めるはずだった『スラント』は
『しまった。油断した!』
そのままボスが俺に向かって刀3連撃ソードスキル『緋扇』を放とうとしたその時だった。
「うぉりゃぁぁ!」
「アンタは!?」
「タンク隊のリーダー。エギルだ。すまないな。ディーラーにタンク役やらせちまって。回復しておいてくれ」
「あぁ。恩に着る」
「別にいいさ。よしお前ら! 行くぞ!」
両手斧ソードスキル『ワールウィンド』で一撃目を吹き飛ばし、ノックバックさせたエギルと、その仲間たちが、ボスに向かって攻撃いった。しかし、HPがイエローに入っていたため、行けると思ったんだろう。結果的にボスを囲うような陣形になってしまった。
「やめろ! 囲うと範囲攻撃が来るぞ!」
俺の声が届くのは遅かった。ボスはそのまま『旋車』を発動し、タンク隊を軽く吹き飛ばして、空中に跳び、エギルに狙いを定めてトドメをさそうとした。
〜sideキリト〜
タンク隊が全員吹っ飛ばされた。もしかしたら、あの跳躍中にソードスキルを当てれば、ボスを撃ち落としてブレイクに持って行けるかもしれない。可能性は十分だ。
「フェンサーさん、俺があいつを撃ち落とす。落ちてきたらソードスキルで吹っ飛ばしてくれ」
「上手くいく算段は?」
「五割ってとこだ。でも、やるしかない」
「分かった」
俺はフェンサーさん。HPバーを見る限り『アスナ』と言うのだろう。アイコンタクトを取って、ボスに向かう。もう少しで最高到達点だ。
「届けぇぇぇぇ!」
ボスのいる空中に向かって、『ソニックリープ』を放つ。そしてそのまま、落下しながら攻撃しようとしていたボスのうなじの部分にヒットする。攻撃を中断されたボスは、そのまま落下していった。
「落ちた! っ!?」
落として落下の衝撃を受けたボスだったが、平然として立ち上がろうとする。このままでは、アスナに一撃当たってしまう。
「アスナ! 避けろ!」
「!!」
スッ パリィーン
彼女の被っていたローブが切り裂かれて、姿があらわになる。でも、それをお構い無しにソードスキルを放っていた。
「てやぁぁぁ!」
正面から『リニアー』をくらったボスは、部屋の壁の方にまで吹っ飛ばされた。HPは、もう3割まで減っている。バックラーを投げ捨ててからはHPの減りが早くなったとはいえ、ここまで短時間で減るものなのか。
スタッと着地して、アスナの方に駆け寄る。
「ラストアタック、一緒に行ってくれるか?」
「彼の心配は大丈夫なの?」
「あれくらいで死ぬようなヤワじゃないさ。行くぞ!」
「了解!」
そして、2人でボスの方にトドメを刺しに行った。
〜sideout〜
全く。魅せてくれるな。キリトは。あそこまで綺麗に撃ち落とせるなんて、俺には到底出来ないだろう。窮地での機転と、それを可能にするアイツの実力あってこそだ。さすが以外に言いようがない。
気付けば、2人でラストアタックを取りに行ってる。俺は、念の為にいつでも攻撃に参加できるよう構えておく。
「はぁぁ!」
「せやぁぁ!」
「ふっ!! はぁぁぁぁぁぁ!」
キリトが『スラント』で刀をパリィし、アスナが『リニアー』でダメージを与える。そして、そこから更にスイッチしてキリトが『バーチカルアーク』で残ったHPを吹き飛ばす。誰もがこれで終わりだと確信していた。
でも、そこまで甘くはなかった。ボスは、HPを5%だけ残してキリトに襲いかかる。硬直真っ只中のキリトにあの攻撃が当たれば、彼のHPは吹き飛ぶだろう。でも、そんなことは無い。俺は、それを見越してソードスキルの準備をしていた。
「俺のとこのパーティー2人に何してんだぁぁ!」
思いっきり頭の頂点に向かって『ソニックリープ』を放つ。この距離なら、クリーンヒットできる。自身はバッチリだ。
スパァァン
「グォォォォ!?」
「キリト! トドメを!」
「レイジ!? っあぁ、分かった。おらぁぁぁぁ!」
キリトが硬直から抜け出し、ボスの両足に片方に1発づつ当てるような感じで『ホリゾンタルアーク』を放つ。
ついに、ボスがポリゴン化した。勝ったのだ。
「おっ、おっ」
「「「「「「「おっしやぁぁぁぁ!」」」」」」」
ボス部屋全体に響き渡る歓声。目の前にシステム画面が出て、何やら「MVPボーナス」と書いてあるが、そんなことに構わず、キリトの方向に向かう。
「おつかれ」
「お疲れ様」
「Congratulation! この勝利は、あんたたちのものだ」
「いや、これはみんなで掴んだ勝利だ。別に俺らのパーティーだけの勝利じゃないさ」
皆が勝利を喜んでいた。死闘を制し、生き残ったことを喜んでいた。……1部の人間を除いて。
「なんで! なんでだよ!」
「ん?」「どうしたんだアイツ?」
「なんでディアベルさんを見殺しにしようとしたんだ」
「見殺し?」
「そうだろ! ちゃんと刀スキルのことを話しておけば、ディアベルさんが危険な目に合う必要もなかったんだ!」
そう、ディアベルが危ない目に合ったことを、他のプレイヤー、特に、ラストアタックを取りに行った俺らに押し付けようとしている。
「……キリト、動くなら今だ。俺も背負ってやるぞ」
「いいのか? レイジ?」
「別に構わないさ。どうせソロで動くつもりだったんだ。この方が効率がいい」
「なら、俺から先に行くよ。あとから来てくれ」
「分かった」
2人でコソコソ話し合ってると、どうやら目をつけ付けられたようで、
「そこのお前ら2人だよ! ボスの動きに対応出来てたじゃないか! お前ら、ベータテスターなんだろ!」
「そういや、攻略本もベータテスターが作ったって言ってたよな。もしかして、アイツらもグルだったってのか?」
ザワザワ……
「お前らなぁ」「あなた達ねぇ!」
「フフフフッ! アハハハハハハハ!」
その場にいたプレイヤーたちを、エギルとアスナが止めようとしていたが、それを嘲笑うかのように高らかに笑った。
「ベータテスター? そんな情弱共と一緒にしないで欲しいなぁ」
「なんだと!?」
「お前らは知らないだろうが、俺は、ベータテストの時に誰も行けてない所まで行ったんだ。ボスの刀スキルについてコイツが知ってたのは、俺がこっそり教えておいたからだ。他にもいろいろ知ってるぜ。情報屋。しいては攻略本を作った『鼠』なんかアテにならないくらいにな」
「なっ、なんだよそれ……」
「それ、もはやチートじゃねぇか……」
「ベータテスターのチーターだろ……ビーターか……」
「ビーターねぇ……いい名前だな! それ、このラストアタックボーナスと一緒にいただくとするよ!」
そう言って、キリトはウィンドウを操作し、ボスドロップであろう『コートオブミッドナイト』を装備して開いた次層に向かう階段に歩いていった。
「次の層の転移門はアクティベートしておいてやるよ。来てもいいが、浮かれて初見のモンスターに殺されるんじゃねぇぞ」
そうして、キリトはコツコツと足音をたてて階段の方に向かっていった。
「ふぅ、ビーター様誕生ねぇ。あんまいい気持ちしねぇな」
「お前もだ! お前もこうなった以上、責任取っけてよ!」
「は? 何言ってんだ?」
「それはこっちのセリフだ! お前らがちゃんと情報を伝えとけば、ディアベルさんはこんな目になんか」
そう言おうとしたそのプレイヤーの声を遮るようにして、俺は言った。この場所にいる全員に聞こえるような大声で。
「キバオウが行おうとしたベータテスター弾圧を、何知らずとして無視し、挙句の果てにはラストアタックまで取ろうとしたそこのベータテスターを放っておいてそんなこと言うのか?」
「「「「「「!?」」」」」」
「なぁ、ディアベルよ。俺は忘れてないぜ。初日にアンタが2人のプレイヤーを連れてホルンカまでやってきたことをな」
「「「「「「!?」」」」」」
全員の視線が、ディアベルに集まる。無理もない。これだけ言ったんだ。無視する方が無理な話だ。
「ほっ、本当なのか? ディアベルさん。アイツのデタラメとかじゃ……」
「……いや、彼の言ってることは本当だ。俺は元ベータテスターだ。もちろん、キリトさんのことも知ってる」
さらに、動揺が走る。自分たちを率いてきた人間が、自分たちが嫌悪していた存在だと、誰も認めたくはないだろう。
「ディアベル。アンタのやろうとしてたことは、大方想像がつくぞ。キリトがいた俺達のパーティーを取り巻き処理に回し、ラストアタックボーナスを自分で取ろうとした。違うか?」
「全くもってその通りだ。でもっ!」
「レアアイテムが欲しかったんだろ。ネットゲーマーなら、レアアイテムが欲しいのは誰だってわかる。でも、アンタには無理だ。欲に負け、冷静な判断を失ったアンタにはな」
「っ!? ……ははっ。俺の言いたいことはなんでもわかるってことかい」
「まぁな。さて、俺は行くよ。アンタらに時間取られてたら、攻略が遅れる」
「逃げるのかよ!? あのビーターと一緒で! お前も、自分のために情報を独占して、クリアするためなら他人を犠牲にすることなんて厭わないのか!?」
「人に責任を押し付けて、何も出来なかったアンタらに言われたくないな。俺は、俺のやり方でやっていくよ。アンタらにはない力が、俺にはある」
そう言って、俺は『MVPボーナス』として受け取ったアイテム、
『コートオブナイトグレー』を装備する。
「俺から言うことはもうない。来るも来ないもアンタらの自由だ。先に行くぜ」
そう言って、俺はキリトを追って階段を上って行った。
〜sideアスナ〜
私を助けて言った少年2人が、ここにいる人たち全員のヘイトを買った。「キリト」と呼ばれた少年は、ベータテスターに対するヘイトをその身で受け、「レイジ」と呼ばれた少年は、情報を独占する醜いプレイヤー像の象徴として、嫌われることとなった。
「……追わなきゃ。話したいこと、まだまだあるから」
独り言のように呟き、あの二人を追いかけようとした時だった。
「おい、あんた。あの二人のところに行くのか?」
「……えぇ。何か?」
「伝言お願いしたい。次のボス戦は、一緒に攻略しようってな」
「あと、わいからもひとつ頼むわ。お前らのやり方は納得出来ひん。俺達は、俺達のやり方でやるってな」
「あと、俺からも頼みたい。C隊を助け、懸命に戦った君たちのことを、忘れないって」
「……分かりました。伝えておきます」
そう言って、2人を追いつくため、階段の方に走った。
〜sidechange キリト〜
下の方から、足音がふたつ聞こえる。ひとつは、ゆっくりこちらに向かう足音。もう1つは、こっちに向かって走ってくる足音。
「お前もこっち側か。レイジ」
「キリトには言われたくないな。お前の狙いは分かってるんだ」
「全く。レイジは察しが良すぎて困るよ。んで、下からもう1人追っかけてくる音がするんだけど、分かるか?」
「まぁ、な。覚えてないかもしれないけど、ホルンカの森でアルゴと2人で助けたっていう人だぞ」
「あぁ、あの時のか」
ふと、1週間と少し前、アルゴと情報集めをしていた際に助けた1人のプレイヤーを思い出す。確か、同じローブを着てたっけ。
「よく覚えてるな。さっき思い出したよ」
「物覚えはいいからな。さて、もうすぐ追いつかれるぞ」
タッタッタッタッ
ここで彼女と会って何を言えばいいのだろうか? 俺には分からない。
「いや、先に進もう。時間が惜しい」
「いいのか?」
「あぁ、それより、彼女にあって、巻き込むのは余計に嫌だ」
「……そうかい。なら、先に行っててくれ。少し話して、すぐに追いつく」
「……分かった。主街区の近くのエリアで狩りをしとくよ。また後でな」
「あぁ」
そういった俺は、また階段を、1段1段上り始めた。
〜sideout〜
……さて、キリトも行ったか。あとは、こっちで話を終わらせよう。
「話の盗み聞きは良くないぞ。出てこいよ」
「……なんでわかったの?」
「足音。さっきまで等間隔で刻んでた音を、いきなり減速させてきたら、近くに来たってこと以外に何がある?」
「……鋭いのね」
「それで? なんの用? パーティー解散をするためだけにここに来たの?」
「……なんであたしの名前を知ってるのよ。どこで知ったの?」
「……え?」
「え? じゃなくて、どこで知ったのって聞いてるのよ」
「いいか? 顔は動かさないで、視線だけ右上に動かしな」
「えっえぇ。……き、り、と、と? れ、い、じ。これが、あなた達の名前?」
「まぁ、そんなとこだ。俺がレイジで、先に行っちゃった方がキリトな」
「……ふふっ。なぁんだ。こんなとこにずっと書いてたのね」
いい笑顔をするもんだ。キリトが好きになるのも、分からなくはない。
「ここでパーティーは解散するけど、君はソロで行くんじゃないぞ。この先のソロプレイは、絶対的な限界があるからな」
「あなた達はどうするのよ?」
「あんなこと言った後だ。俺達はソロで行くしかないさ」
「それであなた達まで死んだらどうするのよ!?」
「そこまでだったってことさ。でも、心配はいらない。俺達はいずれ、あれくらいのボスを1人で倒せるようにはなってるさ」
「それなら、私だって……」
「やめときな。どこかのギルドに誘われたら、断るんじゃないぞ。まぁ、団長を務めるやつをしっかり見極めたりはしないといけないけどな」
「……わかったわ。それで、伝言を預かってるんだけど」
それで、アスナの口からは、エギルが次のボス戦も共に攻略しよう。キバオウがやり方は認めない。自分たちのやり方で攻略させてもらう。C隊のリーダーからは助けてくれた恩は忘れない。との内容を告げられた。
「アスナ。君はきっと、上層で必要不可欠なプレイヤーになる。その時になったら、またキリトと3人でパーティーを組もう」
「えぇ、分かったわ。約束」
そう言って出した俺の拳を、アスナもまた拳で合わして返した。
「それじゃあ、俺は行く。あいつを放っておくことは、俺にも出来ないからな」
「なら、あの人にも伝言。助けてくれてありがとう」
「……伝えておくよ。それじゃ」
それから俺は振り返らなかった。先に進むことを決め、歩みを再開するのだった。
ヒエッ。7000字オーバーしてしまった…。書き進めると止まらなくなってしまう…。
実際どうでしたか?しばらくは、7000字くらいで行きます。出来れば12話位まで。そこでアンケートとかも取りたいですね。
本日もありがとうございました!