ブラコン伊織ちゃん   作:ロックpm

6 / 7
やっぱり女装はもうごめんだ!!!

皆さんこんにちは!楓です。

今女装をしながら車に乗っています。

しかも……………お姉ちゃんの膝の上!!!

どうして……こうなった?

 

「はぁはぁ///楓が可愛くて死ねるぅ///」

 

「自分の世界に行かないで……お姉ちゃん……」

 

「着いたぞ!」

 

「はーい!行くわよ楓!」

 

「手を繋がなくても歩けるよ!!それに……恥ずかしいし……」

 

「恥ずかしがってる楓も可愛いわーー////」

 

「急に抱きつかないでってば!!」

 

「いつまでやってるんだよ……お前ら……」

 

 

 

 

 

とりあえず仕事現場まで来ました。

今日の仕事はラジオ収録だそうです。

僕は待合室にでも待っていようかな。

 

「伊織ーー!遅いぞー!」

 

「あら、響!早いわね。」

 

今日は響さんと一緒に収録だそうです。

 

「あれ?後ろの子は誰だ?」

 

だよねー普通そうなるよねーーー

 

「楓だよぉ……」

 

「…………えええ??楓にそんな趣味あったのか!?」

 

「さすがにないよ!!!お姉ちゃんに………」

 

「……………あぁぁ」

 

察してくれたようだ。

 

「そろそろだぞ!」

 

「はーい!」

 

「……あの…お姉ちゃん?そろそろ離してくれると嬉しいかなーって」

 

「……………終わったらギューっていっぱいするからね?」

 

「………はいはい。じゃあ僕は控え室で待ってるよ。」

 

終わったら抱きつかれるのか……

でもそれもなんだか悪くないと思った自分がいた。

 

「それじゃ俺も仕事行くからな。」

 

「分かりました!頑張ってくださいね?」

 

「ぐっ!!なんていう破壊力!!美少女に言われると、頑張る気になるぜ……」

 

なんか爆弾発言して行っちゃったーー!!!?

 

「それに………女じゃないし………」

 

 

 

 

 

 

「……一気に暇になったなー」

 

ここでひとつ問題を見つけてしまった。

僕は今トイレに行きたい。

だが、女装をしているせいで女子トイレに行くしかない。

 

「……………どうしよう」

 

男子トイレに入って誰かとすれ違ったりしたら、人生終わる。

逆に女子トイレに入って誰かとすれ違っても自然とやり過ごせる。

 

「はぁ…………腹くくるか。」

 

 

 

 

 

 

ふぅ……何とかトイレを済ませる事ができた。

それと引き換えに僕のメンタルはズタボロだけどね。

 

「さてと残りの時間どうやって過ごそうかな………」

 

ドン

誰かとぶつかった。

 

「……………痛てて」

 

「おい!!どこ見て歩いてるんだ………よ?見たことない顔だな……………どこの事務所だ?」

 

「な、765プロです………」

 

「な、765プロだと……?新人を入れたのかあそこの事務所……」

 

「あ、あの!さっきはぶつかって………ごめんなさい…」ウルウル目で上目遣

 

「い、いや………その、なんだ?お、俺も悪かったし………」

 

「お互い様ってことでいいですね?」

 

「お、おう!………ところで名前なんて言うんだ?」

 

「楓って言います!」

 

「ん………?楓って最近765プロに入ってきた水瀬の弟だろ………?

あれ……………実は女なの…………?」

 

女装してる事完全にわすれてたーーーーーーーー

どうしようどうしようまずいまずい。

変な趣味持ってるって思われちゃう……

 

「わ、訳があって女装をしています……」

 

「趣味ではないと………?」

 

「は、はい!」

 

「まぁいいや。俺の名前は、冬馬だ。」

 

「…………じゃあ僕は失礼します……」

 

「お前の女装めっちゃ可愛いぞ!もっと自信を持てよ!!」

 

なんか口説かれてるぅぅぅぅぅ

しかも初絡みでお前呼ばわり!?

 

「この後………暇か?どっかファミレスでも行かね?俺ひまでさー!」

 

なんか展開が早いけど大丈夫!!?

ってかこれってナンパだよね………

なんか怪しい店にでも連れていかれたり…………

 

「いや…………僕は………」

 

「よし!決まり!行くぞ!」

 

え?……………えええええええ!!?

僕の意思は!!?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

なんか無理やり冬馬くんに近くのファミレスに連れてこられました。

まぁでもどうせ暇だったし、暇潰しにでもなればいいかなって思っています。

 

「ほら!好きなもん食えよ!奢ってやるから」

 

優しいんだが…………?

絶対に下心あるよね?

ホモなの?

 

「じゃ、じゃあいちごパフェにしようかな。」

 

「へぇ……可愛いもん頼むじゃん!」

 

「ムーー!うるさいなぁ……」

 

「可愛いぞ!!」

 

「あのさ………僕、男だよ?」

 

「知ってる。可愛ければ、男でも女でも、関係ねぇんだよ!」

 

関係ありまくりでしょ!!!!

可愛いから男と付き合いますって……?無理無理。

 

「とりあえず注文するか。すみませーーん!いちごパフェとコーヒーをひとつずつお願いします。」

 

「かしこまりました!」

 

「俺さ………お前を一目見てときめいたんだよ」

 

なんか語り出したんだけどぉ!!?

ってかホモじゃん!!

 

「この気持ちがダメな事はわかってる………」

 

「………ダメって分かってるなら…………」

 

「でも………俺は………」

 

「お待たせしました!!いちごパフェとコーヒーでございます。」

 

「………ありがとうございます。」

 

店員さんナイス!

この空気どうしようかな。

無言だし……とりあえずパフェ食べよう

 

「………おいしい。」

 

パシャ

 

「……………ん?」

 

音がしたから前を見たら、冬馬くんがカメラで撮っていた。

 

「と、盗撮はさすがに引くよ……?」

 

「す、すまん。可愛くてつい」

 

満足にパフェも食べれないや。

僕の携帯に通知が来た。

お姉ちゃんだった。

 

「お姉ちゃんが今仕事終わったそうなので、これ食べて帰りますね。」

 

「…………あ、ああ。水瀬が羨ましい………」

 

最後の言葉聞こえないように小声で言ったのかもしれないけど、バリバリ聞こえてるからね?

冬馬くん………苦手なタイプだなぁ

 

「それじゃパフェありがとうございました。では失礼します。」

 

「じゃあな。あと連絡先………」

 

よし!!連絡先聞かれる前に走って逃げることに成功したぞ!!

これで二度と会う事はないだろう!!

 

 

 

 

 

 

 

「楓!!どこ行ってたのよ!?」

 

無事お姉ちゃんと合流。

 

「ちょっとファミレスに………」

 

「……………1人で?」

 

「そ、それはその………」

 

「答えなさい!!!」

 

「な、ナンパされちゃって………」

 

「えええ??大丈夫?怪我はない?」

 

「う、うん。最後逃げてきたから………でも……と、盗撮された……」

 

「楓のウルウルした目………なんて言う破壊力/////」

 

ぎゅーー。お姉ちゃんに抱きつかれた。

やっぱり安心する。

 

「怖かったわね……大丈夫安心していいわよ。」

 

「………うん」

 

「それで………その男の名前わかる?」

 

「冬馬って言ってたよ………」

 

「冬馬!!?ジュピターの……今度会ったらぶっ殺す。」

 

お姉ちゃんが過去一怖いです。

 

「おーい!早く車に乗れよ?」

 

「はーいプロデューサー!!行くわよ。楓!」

 

「うん!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

「楓はどこ行ってたんだ?」

 

プロデューサーさんが運転しながら聞いてくる。

 

「ちょっとね……」

 

自分から言いたくないし、思い出したくもない。

 

「……伊織?顔が怖いぞ……」

 

「…………なんでもないわ?」

 

「そ、そうか………」

 

「どうやって冬馬を潰そうかしら。」ボソッ

 

お姉ちゃん……聞こえてますよ?

 

「ねぇお姉ちゃん………」

 

「ん?どうしたの楓?」

 

「………膝の上に僕を座らせてくれないのかなーって………」

 

「へ?して欲しいの!?」

 

「…………う、うん」

 

「楓……自分から言ってくれるなんて////しかも恥ずかしがりながら////はぁ//可愛いわ////いいわ!!私の上に座りなさい!!」

 

「う、うん……………やっぱりお姉ちゃんは安心するね」

 

ぎゅーーと後ろから抱きしめられる。

 

「かえでーーー///どうしたの今日!?やけに素直じゃない///」

 

「べ、べつに?」

 

普段は抱きつくのとかやめてって言ってるけど、いざ抱きついてこなくなると、寂しくなって抱きついて欲しいって気持ちになる。

それに今日はナンパされるなどの嫌な事があったので、余計にそう感じる。

やっぱりお姉ちゃんの匂い、癖になる包容力………すっごく安心する。

 

 

 

 

気づかないうちに……………

 

 

 

 

僕の方がお姉ちゃんに依存しているじゃないか……

はぁ……人の事言えないな………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。