この手を離さない   作:八銀はジャスティス

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14巻の衝撃を、姉弟子添い寝ボイスCDで中和しつつ、なんとか執筆
正直、全く立ち直れる気がしてませんが、更新は頑張って続けていきます
後、前回あとがきで今話で名人戦決着だと言ったな?あれは嘘だ(おい
合い言葉は、八銀はジャスティス


第40局 清滝一門の熱い夏2

京都に着いたのは、夕方18時を少し回った頃だった。対局は、今丁度夕食休憩を迎えている。俺たちは対局関係者だけが通ることを許されている待機室へと向かおうとした。向かおうとしたのだが……

 

「あ、こらこら君たち!ここは勝手に通っちゃダメだよ!」

 

対局スタッフの方に止められてしまった。まぁ、普通はそうだよね。

 

「すいません。俺たち清滝名人の弟子なんです。通してもらえないですか?」

 

「名人のお弟子さん?そうは言ってもねぇ、そんな子来るなんて聞いてないしなぁ。事実かどうかもわからないし……」

 

事前に連絡を入れなかったのはマズかっただろうか?スタッフの方も渋って入れてもらえそうにない。

 

「いいぜ。通してやりな」

 

しかし、そこに願ってもいない助け船が入った。我らが巨匠、生石さんだ。

 

「生石さん!」

 

「生石先生、いいんですか?」

 

「この子達は十二分に関係者だよ。あんたも将棋に携わる身なら、将来有望な棋士の顔ぐらい覚えたらどうだ?今話題の、小学生プロ棋士候補の顔ぐらい」

 

「え!?この子があの!?」

 

「そういうことだ。連れてくぞ」

 

そして俺たちは、なんとか中に入れてもらうことができた。巨匠様様だ。

 

「生石さん、ありがとうございます」

 

「ありがとう」

 

「いいさ、気にするな」

 

「それで、形勢は?」

 

「今のところは神様の優勢だ。流石は神様だ。清滝さんの会心の一手に、悉く会心以上の一手で応戦してやがる。身震いするほど高レベルな対局になってるぜ」

 

生石さんに先導され、俺と銀子ちゃんは待機室へと入室した。そこには、月光九段をはじめ、多くの棋士達が集まっていた。

 

「やぁ、八一くん。そろそろ来る頃だろうと思ってたよ」

 

一人の男性棋士が俺に話しかけてくる。山刀伐七段だ。

 

「俺が来るってわかってたんですか?」

 

「当然じゃないかぁ。ボクは八一くんに夢中なんだから、八一くんのことならなんでもわかるよ。今日の対局は残念だったね。師匠のことが気がかりだったかな?妹弟子さんも大事な対局が重なってたもんね。気がかりが二つで、自分のことに集中できなかったかな?あぁ、可哀想な八一くん……」

 

なんで俺が負けたこと知ってるんだ、とかなんで桂香さんの対局まで知ってるんだ、とか色々と聞いてみたいことはあったけど、その全てをグッと飲み込む。たぶん、聞くだけ無駄だと思うから。そして俺たちが部屋に入ると程なくして、待機室のモニターに対局者の二人が映る。どうやら、休憩を終えて戻ってきたらしい。ここから対局は、終盤に突入する。休憩から戻るなり、師匠が手を進める。その手を受けて、名人が長考に入る。ここから先は、一手のミスが致命傷になりかねない。より一層慎重に手を進めていく必要がある。

 

「名人は当然ながら、清滝名人の相掛かりも見事なものだね。やっぱりお弟子さんが得意だから、その影響を受けたのかな」

 

「八一くんの相掛かりは、芸術的どすからなぁ」

 

「清滝名人は、八一くん発案の矢倉殺し、その第一人者でもあるからね。弟子の影響を受けて強くなる棋士は希にいるけど、清滝名人はそんな棋士達の中でも、飛び抜けて強くなってるかな」

 

「そんな、師匠が強くなったのは俺の影響だけでは無いですよ。確かに矢倉殺しを取り入れてるのは事実なので、全く影響していないとは言わないですけど、それでもこれは師匠が努力した(たまもの)です。師匠の実力ですよ」

 

「流石八一くん。師匠想いで素敵やわぁ」

 

「……で、さっきから供御飯先生は何をされてるのですか?」

 

山刀伐さんと対局を観戦していると、俺たちの元に万智ちゃんがやってきた。別に彼女がいることは不思議じゃ無い。一介の女流棋士だし、それにここは彼女のホームタウンである京都の地だ。そこで行われるタイトル戦となれば、見に来てもおかしくはないのだけれど、なんで毎回のことながら俺の腕を抱え込んでくるのかな?そんなことをしたらどうなるかなんて、過去の経験から俺は知っている。

 

「本当にいつもいつも……八一から離れろ!」

 

万智ちゃんに対抗して、もう片方の腕を銀子ちゃんが引っ張る。俺は来たるべき痛みに備えて、身構えた。しかし、痛みは襲ってこない。万智ちゃんがあっさりと俺のことを離したのだ。しかし、離すと同時に、銀子ちゃんが俺を引っ張るのだから、その結果待っていることなんてわかりきっている。

 

「うわぁ!?」

 

「え?ひゃぅ!?」

 

俺は見事に、銀子ちゃんと一緒に倒れ込んでしまった。それはもう、俺が銀子ちゃんを押し倒してしまったような体勢で。危なかったもう少しで銀子ちゃんのおでこにおでこをぶつけてしまうところだった。なんとかギリギリの距離で留まってよかった。

 

「……え……!?ちょ、や、やぃ……ちかっ……ぃ……!?」

 

「いてて……ごめん、銀子ちゃん、大丈夫?」

 

「は、はいぃ……」

 

銀子ちゃんの顔は段々と真っ赤になっていっている。どうしたんだろう?熱でも出てしまったのだろうか?だとしたら大変だ。今すぐ安静にさせないと。

 

「お前らは何盛ってんだ」

 

「「盛ってない!」」

 

生石さんの言葉に、反射的に二人同時に言葉を返す。そんな言葉、普通小学生に使うものじゃないと思うんだけど?

 

「二人はほんま、仲ええどすなぁ。こなた、妬いてまうわぁ」

 

「誰のせいでこうなったと思ってるんだよ!」

 

元凶の狐女子は、悪びれもせず楽しそうに微笑んでいた。

 

「おいお前ら、遊んでないで対局を見た方がいいぞ。そろそろ動きそうだ」

 

生石さんに言われ、俺たちは対局に目を向ける。すると丁度、名人が次の手を放つところだった。名人の駒が動く。その手は、師匠の急所を的確に捉える妙手だった。

 

「そんな手があったのか!」

 

「流石名人、あんな手普通考えつかないぞ!」

 

「これは、名人に返り咲いたかな」

 

口々に室内の棋士が名人の手を称え、中には名人の勝利を確信したかのような発言をする人までいる。しかし俺は、その声とは別の確信を持っていた。これは……師匠の罠だ。

 

「え!?」

 

「な、なんて返し手だよ!?」

 

「か、神の手だ……」

 

正に、神の手だった。奇跡のようなカウンター。診る者が見れば、そう呼ばずにはいられない返し手。しかし、本当に称えるべきなのは、その前、師匠が休憩開けに放った先の一手だ。誰がそんなこと思うだろうか?まさか、名人に妙手を打たせることを誘導したなんて。名人の一手は、正しく妙手と呼ぶに相応しい一手だった。しかし、それは返し手を知らなければの話だ。こんな手が存在することを知っていれば、途端に妙手が悪手になり果ててしまう。

 

どうして俺が師匠の罠に気づけたのか、そういう疑問が当然湧いてくるだろう。気づいたのでは無い。知っていたんだ。だってこの手は、以前俺が銀子ちゃんとの対局で指した手だったのだから。師匠はこの局面で、俺の研究手を利用して見せたのだ。あの、名人相手に。

 

「あの将棋って……」

 

そして、銀子ちゃんも師匠が指している将棋の正体に気付く。あれは、俺と銀子ちゃんの対局、その集合体なのだ。その集合体を、師匠が舌を巻くほど絶妙なコントロールで操っているのだ。

 

「なんや、八一くんの将棋見てるみたいやわぁ」

 

「そうかな?やっぱり、親子なんだってことじゃないかな」

 

「清滝名人とそのご一門は仲が睦まじいですからね。羨ましい限りです」

 

「月光先生も家族じゃないですか」

 

「そう言って頂けると、有り難いです」

 

「さて、おしゃべりはそこまでだ。神様が次の手を指したぜ」

 

「これは……名人が、受けに回った?」

 

銀子ちゃんの言うとおりだった。名人がここで見せたのは、受けの一手だった。先の手までは攻めに攻めていた名人が、ここで受けに転じたのだ。それほどまでに、先ほどの師匠の手が利いたということだろう。

 

「これは、形勢はどうなってるどす?」

 

「若干ながら、清滝名人が優勢に立ったかな」

 

「そうだな。先の一手までは名人が若干優勢だったが、今の一手で逆転した。しかし、まだほぼ五分だ。この終盤に来て、全く先が読めない対局だ」

 

山刀伐さんと生石さんの言う通り、僅かながらに師匠が優勢としている。そして、名人が受けに回ったことによって、師匠の反撃が始まる。

 

「清滝名人が攻めの手を打ったぞ!」

 

「攻守逆転か!」

 

観戦棋士達も、その師匠の手に、思わず熱く拳を握りしめてしまっている。ここまでずっと受けに回っていた師匠が、攻めに転じたのだ。しかも、神の手とも言うべき一手を起点にして攻めに転じたのだ。熱い展開に、思わず観戦にも熱が入る。

 

「あら?八一くん?銀子ちゃん?」

 

そして、丁度師匠が攻めの手を放ったタイミングだった。待機室に桂香さんが入ってきたのは。どうやら、東京から直接京都までやってきたようだ。

 

「桂香さん!あの、どうだった?」

 

「それが……」

 

桂香さんは、そう前置いて、下を向いてしまう。その反応で、俺は結果を察した。銀子ちゃんもだろう。おもわずがっくりと項垂(うなだ)れてしまっている。

 

「勝てちゃった……」

 

だからこそ俺たちは、桂香さんが結果を告げたとき、聞き間違えたのかと思ってしまったのだ。

 

「えっと、ごめん桂香さん、もう一回聞いていい?」

 

「だから、勝てちゃったの!全勝よ!一斉予選に進めたの!」

 

「反応がどう見ても負けた反応だったんだけど?慰めの言葉考えてたんだけど?」

 

「だって、私も勝てたのが信じられなくて!私、本当に勝てたの?」

 

「聞きたいのはこっちだよ……」

 

確かに桂香さんが言いたいこともわかるけど。マイナビ女子オープンのチャレンジマッチは過酷な争いだ。数多の参加者の中から一斉予選に残れるのはほんの一握り。そんな闘いを、桂香さんは勝ち抜いたのだ。自分でも信じられなくて当然と言えば当然だ。だけど、ここから先は更に過酷な闘いが待っている。一斉予選。女流の強豪も多数出てくる。しかし、そこを切り抜ければ女流棋士への道も見えてくる。夢が、見えてきているのだ。

 

「八一くんと銀子ちゃんはどうしてここに?」

 

「師匠がどうしても気になって」

 

「京都は近かったし、八一を拾ってきた」

 

「拾ったって、俺のこと出待ちしてたのは銀子ちゃんだろ?一人で行くのが寂しかったんじゃないの?」

 

「はあ?寂しくないし。八一が一人置いて行かれたら可哀想だと思って連れてきてあげたの」

 

「はいはい。そういうことにしといてあげるよ」

 

「むっ、その反応むかつくんだけど」

 

「はいはい。痴話喧嘩しないで」

 

「「してない!」」

 

桂香さんの言葉に二人揃って反論する。痴話は余計です。

 

「おいお前ら。そんなことしてる場合じゃ無いぞ」

 

「清滝名人が寄せに入るつもりみたいだ。終局が近いかもしれないね」

 

生石さんと山刀伐さんに言われ、モニターに目を向ける。盤面はいつの間にか師匠の優勢度が上がり、勝勢と言っても差し支えない状況になっていた。後は寄せるだけ。師匠の勝利が近い。

 

「決まったな。今期も名人の座は清滝さんの物だ」

 

「強い。得意の矢倉を封印しても、名人相手に番勝負で勝ちきるなんて」

 

周りからは、師匠の勝利を確信するかのような声が上がっている。生石さんや山刀伐さんまでもが師匠の勝利を確信している。それほどまでに、揺るぎようの無い盤面だった。師匠が勝つのは時間の問題。この部屋にいる誰もがそう確信していた。

 

「……はたして本当に、このまま終わるのでしょうか?」

 

ただ一人を除いて。その声を発したのは月光さんだった。月光さんは、神妙な表情で、何か考えごとをしているようだった。

 

「月光さん、何か気がかりでも?」

 

「どうにも、この対局に違和感がありまして。私には、この対局がこのまま終わるようには思えないのです」

 

「……この対局の棋譜ってありますか?」

 

俺は、月光さんが言う違和感を確認するために、棋譜を見てみることにした。棋譜用紙に目を通していると、生石さんと山刀伐さん、そして銀子ちゃんが後ろから覗き込んできた。一枚の用紙を皆で見るのは流石に厳しかったので、俺たちは実際に盤を使い、棋譜並べをしていくことにした。

 

「これは……」

 

「確かに、何かがおかしい」

 

「あぁ。だが、何がおかしいんだ。違和感は確かにあるが、どこがおかしいのかイマイチわかんねぇ。何が、おかしいんだ?」

 

「……指すまでの時間が早くなってる?」

 

その発言をしたのは銀子ちゃんだった。皆が銀子ちゃんに顔を向けると、銀子ちゃんは棋譜用紙を眺めていた。その用紙には、一手あたりの使用時間までもが詳細に記入されていた。銀子ちゃんに棋譜用紙を見せてもらうと、月光先生の感じた違和感の正体が見えてくる。

 

「……これは、どういうことだ?」

 

「わからない。だけど、普通では無いということだけはわかる」

 

徐々に使用時間が短くなっていく対局。持ち時間が短くなってきている現状、それも当然だと思うかもしれない。だけど、持ち時間は互いに五分として、これを言えば誰もが違和感を覚えるのでは無いだろうか?一手あたりの使用時間が短くなっているのは、圧されている名人だけだという現実を言えば。

 

「……最期に長考と言える長考をしたのは受けに回る一手を指した時か」

 

「そうだね。その後は、段々と使用時間が短くなっていってるようだ」

 

「しかも、この手は……」

 

「あぁ。……全て、最善手から外れてやがる」

 

「まるで、勝利では無い何かを一直線に目指してるような……」

 

段々と、名人の手からは迷いが無くなっていっている。対して、師匠は迷いながら、時間を使いながら手を進めていっている。二人の様子を見ると、どちらが優勢に進めているのかわからなくなる。そして、その名人の様子を見て、俺たちにはある一つの答えが浮かんでいた。

 

「これは……名人が清滝さんの手を誘導しているのか?」

 

そうだ。師匠は、ここまで名人の指し手を誘導することによって自分が有利に展開できる局面に持ってきた。しかし今度は逆に、名人が師匠を誘導し始めたのだ。

 

「せやけど、一体終着点はどこでおざる?」

 

「わからない。一体この先に何が待っているのか。おそらく、現時点では名人にしかわからないだろうね」

 

「……私達は静かに見守るしかないですね。終着点の正体、そしてその結果何が待っているのかを」

 

月光さんのその言葉を最後に、全員がモニターを静観する。その時が来るのをただ静かに待つ。そしてついに、その時は訪れた。名人が、遂にその終着点、最後の一手を放った。その指す手は……震えていた。

 

「……な!?嘘……だろ……!?」

 

「……これは、驚きました。まさか……こんな変化が待っているとは……」

 

「……神の所業としか言い様がないね。まさか、あの受けに回った一手からずっと、この変化を目指していたなんて……」

 

生石さんが、月光さんが、山刀伐さんが、トップ棋士達が次々と驚愕を言葉に乗せる。名人が披露した御技は、それだけ常軌を逸していたのだ。俺もその終着点を目にして、思わず身震いしてしまう。

 

「……八一くん。これは、何が起こってるでおざる?清滝さんは手が止まってはるし、こなたにはまだ名人の手がイマイチ理解できないどす……」

 

「……千日手よ」

 

万智ちゃんの問いに、俺の変わりに銀子ちゃんが答える。そう、千日手だ。このまま師匠が名人の手に応えれば、千日手が成立するのだ。

 

「せ、千日手?清滝さんは、回避できないでおざる?」

 

「回避できる手はいくつかある。でもそれこそが名人の罠よ」

 

「うん。その手全てが悉く、師匠が自身の優勢を手放す手になっている」

 

千日手を回避すれば、それは師匠の負けに直結しかねない。それほどまでに、回避するのは危険な行為だった。千日手を選ぶ方が、まだマシに思えてくる地獄の選択。しかし、千日手を選んだ先も、地獄なのには変わらない。

 

「千日手を選べば指し直し局となる。指し直しになれば、先手後手が入れ替わり、更に持ち時間は現在の持ち時間となる。だけど今回は、師匠の持ち時間が1時間を切ってるから、師匠の持ち時間が1時間になるように持ち時間を増やして、足されたのと同じ時間を名人にも足すことになる。名人は、有利な先手を獲得できるうえに、持ち時間は名人が受けに回って以降大幅な差が開いている。あの手以降名人は、極端に使用時間が減ったのだから」

 

「ま、まさか名人さんはそこまで考慮して……?」

 

「うん。きっと全部が全部、名人の計画通りに対局が進んでいる。本当に……怖いぐらいの御技だよ……」

 

前生でも幾度となく見て、実際に相対もした名人の奇跡。人々は畏怖を込めて、その奇跡をこう呼んだ。マジック(魔術)と。俺も、プロになれば、目標を達成しようとするならば、必ず味わうことになるだろう。今の俺は、あの人に勝てるのか?怖い。あの人の将棋が、怖い。恐怖に、自然と手が震える。そんな震える俺の右手を、温かい何かが包み込んでくれた。

 

「八一……」

 

銀子ちゃんだ。銀子ちゃんの手が、俺の右手を包み込んでくれた。気が安らぐような、温かい手が。その温かさが、俺に安心をもたらしてくれる。しばらく銀子ちゃんに手を握ってもらっていると、右手の震えは治まっていた。

 

「おっと、清滝さんが決断したみたいだぜ」

 

生石さんの言葉に反応し、モニターに目をやる。そこに映し出されていた師匠の手は、名人の誘いに応じる手だった。

 

「決まったね。名人戦最終局は……指し直しだ」

 

モニターには、師匠の姿が映っている。悔しそうに歯を食いしばる師匠の姿が。指し直し局は、嫌でも不利な対局を強いられることになる。師匠ははたして、勝利を手繰り寄せることができるのか?勝利の女神はどちらに微笑むのか?その答えは、今は誰にもわからない。




またも予想以上に文字数が長くなったので分割
文字数管理ガバガバ作者です
次回指し直し局、そして決着です
師匠の活躍にご期待下さい
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