それとアンケートは今日中で締め切ろうかと思っています
a.t.s52(皇歴52年)/9/25/14:01 シーランド帝国帝都ロンドニウム
「陛下!軍祭に参加した第一艦隊がパーパルディア皇国のワイバーンと交戦!全騎撃墜したとの事です!」
「何?」
慌てた様子で入ってきた部下の言葉にライオネスは不思議そうに眉を顰める。何故軍祭に参加して戦闘に陥るというのか?ライオネスは報告の続きを促す。
「同行したアーロン様の話によるとフェン王国は以前にパーパルディア皇国からの不当な要求を断っていたとのことで今回はそれに対する威嚇行為の可能性があるとのことです」
「ほう?そんな状況なのに我らには一言も言わずにいたと?」
「陛下、フェン王国は我が国の力を持ってパーパルディア皇国からの要求を断りたかったのでは?」
「気に食わないがそうであろうな。全く、事前報告があればこれに乗じて攻められたものを……」
今からではどう頑張ってもフィルアデス大陸遠征を難なく行えるようになるまで三か月近くはかかる。と、ライオネスは悪態をつく。最近痛むようになった頭を抑えながらフェン王国にどんな懲罰行為をするか考え始める。
「そ、それと……。フェン王国にパーパルディア皇国の艦隊が迫ってきている様で応戦する許可を求めています」
「……いいだろう。この際だ。我らの力を教えるために一隻を残し全て沈めろ。勿論将兵もだ。海に落ちた者は容赦なく砲撃や機銃掃射で天に送ってやれと伝えろ」
「かしこまりました」
部下はそれだけ言うと早足で執務室を後にする。あと数十分もすれば第一艦隊は堂々とパーパルディア皇国の艦隊を返り討ちにしてシーランド帝国の力を見せつけるだろう。ライオネスはそう考えてふと、パーパルディア皇国の情報があまりない事に気付いた。
「宰相。パーパルディア皇国について知っている情報はないか?」
「確か部屋にその報告書があったと思います。取りに行ってきます」
「うむ、なるべく早めに頼むぞ」
宰相に情報を取りに行かせたライオネスはやはり情報収集は行うべきかと漸く国家機関を動かすことを検討し始めるのだった。
東の大国、パーパルディア皇国にとって一番の不幸はシーランド帝国の情報をあまり持っていなかったことにある。その為皇国監査軍東洋艦隊が一隻を残し全滅したと報告が来ても誰も信じられなかった。しかし、実際に皇国監査軍は一隻を残し全滅している。
生き残りの将兵によると迎え撃ったのは皇国監査軍どころかパーパルディア皇国のどの船よりも大きい船体の艦隊で、パーパルディア皇国の砲よりも高威力、高射程を持ち発射時間も早い方で次々と命中したといい、更には逃げようと反転する生き残りの船の周囲に着弾させ恐怖心を煽って来るほどだったという。更に海に落ちた将兵は丁寧と言ってもいい程に砲撃で殺されており既にあの場に生存者はいないと思われるとの事だった。
パーパルディア皇国はこれを機にシーランド帝国の情報を集め始めるが意外にもすんなり集まってきた。
まずシーランド帝国はロデニウス大陸を既に手中に収めており更にはシオス王国すら属国にしていた。この事実に調査を行った第3外務局は今まで知らなかったことに恥じると同時に危機感を覚えた。シオス王国はロデニウス大陸とフィルアデス大陸の丁度中間に位置しておりフィルアデス大陸の前哨基地としてはこれ以上ない立地にあった。
ならばワイバーンロードで攻撃もできると考えられるが、シーランド帝国が皇国監査軍を倒したと考えるならその前に行われたワイバーンロード部隊による強襲もシーランド帝国によって撃ち落とされたと考えられた。
パーパルディア皇国の主力であるワイバーンロードを殲滅できる力を持つ国がシオス王国を手に入れた。
この事実に第3外務局の局長であるカイオスは直ぐにシーランド帝国との接触を図ろうとするが中々うまくいかなかった。何故ならシーランド帝国はパーパルディア皇国を避けて外交を行っており直接的な繋ぎは存在していなかったのである。しかし、こちらから出向くのはフェン王国の一件から難しいうえに列強故のプライドが邪魔をして派遣は出来ない。それならばと隣国に仲介を頼もうとするがシオス王国は全面的に拒否しフェン王国は後述の理由から不可能。ガハラ神国はそもそもシーランド帝国とのパイプがなくロデニウス大陸にはシオス王国を経由しないといけないがそれすらも拒否しため実行不可能。唯一アルタラス王国は手ごたえを感じたためそこから少しづつ仲介を依頼しようとしていた。
a.t.s52(皇歴52年)/10/3/9:53 アルタラス王国王都ル・ブリアス
アルタラス王国国王ターラ14世は悩んでいた。理由はシーランド帝国がフェン王国の軍祭で示した力であった。シオス王国を属国にしたことからかなりの力を持っているとは予想していたがまさかパーパルディア皇国のワイバーンロードを呆気なく撃墜できる実力を持っているとは予想もできていなかった。
幸いなことにシーランド帝国とは良好な関係を続けられており、加えて娘のルミエスはシーランド帝国の皇族と恋仲に発展しつつある。このままいけば婚約まで行き婿入りなり嫁入りなりする事になるだろう。シーランド帝国とて自国の皇族と深い関係にある王女の国を理不尽な扱いをしたりしないだろう。
ターラ14世はシーランド帝国の力に恐怖を感じつつアルタラス王国がまだ恵まれている事に安堵するのだった。
シーランド帝国
フェン王国に多少のイラつきを持ちつつ対パーパルディア皇国戦の準備を開始。そしてようやく国家レベルでの情報収集の予感……。いい加減自国が一番という考えを捨てなきゃ
パーパルディア皇国
皇国監査軍をボコボコにしたシーランド帝国の存在を漸く知る。情報収集を行うもやばい国という事実が発覚。外交関係のない状態で急いで繋ぎを作ろうと(カイオスが)頑張っている
アルタラス王国
異世界ではおそらく最も運が良かった国。シーランド帝国の力に怯えつつもその力がこちらに向くことはないという安心感も感じている。
メタいがアンケート次第で今後の対応が大きく変わる。
ルミエスの今後は?
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アーロンに嫁入り(アルタラス王国併合√)
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アーロンが婿入り(アルタラス国王戴冠√)
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アーロンの戦死(復讐のルミエス√)
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作者の思い描くままに