シーランド帝国召喚   作:鈴木颯手

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第五十三話「広がる世界」

a.t.s53(皇歴53年)/1/??/??:?? パンドーラ大魔法公国

パンドーラ大魔法公国はパーパルディア皇国の属国でありトップである学連長は公爵の地位を持っていた。しかし、パーパルディア皇国がシーランド帝国によって滅ぼされ、フィルアデス連邦が建国されると事実上の独立を果たした。

パンドーラ大魔法公国は今後どうするかを考えているとシーランド帝国より使者がやってきた。使者は、

 

「シーランド帝国に従属するか、抗って滅びるか選べ」

 

とだけ言いフィルアデス連邦に戻っていった。

当然大魔法公国は大いに悩む結果となった。国力と軍事力を見れば従属以外に手はないのだが誰もが認められるものではなかった。とは言え勝てないのは明白なのでより良い待遇で従属できるようにパンドーラ大魔法公国は使節団の派遣を決定し、すぐさまシーランド帝国に向かわせた。

シーランド帝国の発展した都市は大魔法公国の使節団の心をわしづかみにすると同時に絶対に敵対してはならないと心に決める事となった。その後は皇帝ライオネスとの謁見が許されパンドーラ大魔法公国は最終的に

 

〇パンドーラ大魔法公国は全ての魔導技術をシーランド帝国に開示、提供する。

〇シーランド帝国はパンドーラ大魔法公国の独立を認め領海、領土、領空への許可なき越境を行わない

〇学連長はパンドーラ大魔法公国が決定しシーランド帝国はその地位を保証する

〇パンドーラ大魔法公国はシーランド帝国の求めに応じ入港権、軍事通行権を即座に提供する

 

となった。

結果だけを見ればパンドーラ大魔法公国には大分不利な要求となったが奴隷の提供や魔石などの資源の要求はなく基本的にシーランド帝国軍がパンドーラ大魔法公国内を迅速に移動できるようにされた他は魔導技術の開示と提供のみ。パーパルディア皇国に握られていた学連長の指名権は自分たちが持つ事が出来た上にその地位はシーランド帝国が保証してくれる。もっと苛烈な要求を予想していたパンドーラ大魔法公国の使節団は行きの様な地獄に向かう船に乗るような表情ではなく明るい表情で帰還した。

 

2月某日、両国は『シ=パ友好条約』という正式な形で調印された。

事実上シーランド帝国の後ろ盾を得たに等しいパンドーラ大魔法公国はより一層魔導技術の研究を盛んに行うようになった。たまに流れてくるシーランド帝国の機械技術の知識を得ながら後に彼らは世界で最も洗練された魔導技術を持つ国として知られるようになる。

 

 

 

 

 

a.t.s53(皇歴53年)/1/??/??:?? マール王国

一方、マール王国にもシーランド帝国からの使者が到着していた。内容はパンドーラ大魔法公国と同じであり用件のみを伝えると使者はさっさと帰っていった。

その後、国王以下王国の上層部は会議を行った。パーパルディア皇国から受けていた圧力が無くなった途端の従属要求であり国王たちは頭を悩ませた。

しかし、こちらもシーランド帝国に歯向かう度胸も力もなかったため結局国王自らシーランド帝国に赴き従属する事を決定した。マール王国は産業に乏しく、珍しい物が何一つなかった為シーランド帝国はマール王国内における軍事通行権、入港権、領空、領海、領土への無許可侵入の許可を要求された。

後にシーランド帝国の属国たちの技術革命に乗り遅れたマール王国はフィルアデス連邦に合流し王族の血筋を残しつつマール王国領を発展させる事となるがそれがまだまだ先の話である。

 

 

 

 

 

a.t.s53(皇歴53年)/2/??/??:?? 

パーパルディア皇国とシパールケ共和国を僅か二週間ほどで降したシーランド帝国の名はあっという間に世界中に広がった。文明圏外国だろうと気に入れば対等に接するシーランド帝国の姿勢は文明圏外国からの外交官や使節団の派遣を相次がせる結果となった。中には従属して技術を流して欲しいと願う国までおりシーランド帝国の外務省傘下の国際外交局は異例の忙しさとなり急遽増員と規模の拡大をする羽目になった。

一方で列強やそれに続く大国達との外交も進んでいた。ムーの使節団は無事にウィリアム・ロバーツ・ペンドラゴンとの謁見が出来近い将来にシーランド帝国を背負っていくことになる男を見る事が出来た。その後、ムーはシーランド帝国と国交の樹立し友好関係を築いていくこととなった。

そして、ムーを仲介にそのほかの第二文明圏との交流も行われた。特にマギカライヒ共同体は魔導技術と科学技術を併せ持った技術を持っている為発達したシーランド帝国の科学技術には興味津々であった。後にマギカライヒは第二文明圏で二番目の友好国として様々な貿易をしていくことになる。

 




>>神聖ミリシアル帝国は一気に二席も空いてしまった先進11ヶ国会議の席にそれぞれシーランド帝国とグラ・バルカス帝国を追加する事を決定しそれぞれに使節団を送る準備をしており事前に使者の派遣などを行っていたが条約などの締結は行われなかった。
最後にあったこの箇所を削除します。理由としては最新話にて神聖ミリシアル帝国の使節団を改めて出してしまったためです

未だ本編に出て来ない魔法帝国に関して

  • 原作での登場まで待つ
  • 作者が想像して書いて
  • 別のオリジナル国家とかに変更する
  • 魔法帝国ではなくグラ・バルカス編で終了
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