シーランド帝国召喚   作:鈴木颯手

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お久しぶりです。久しぶりに日本国召喚を見て書きたくなったので続きを書いてみました。
久しぶり過ぎて一部設定忘れとかありますが大目に見てくだせぇ


第六十七話「とうそう」

a.t.s53(皇歴53年)/7/15/??:?? アクハ帝国帝都テレスクイ

 帝都テレスクイに謎の物体が墜落した翌日、ノスグーラの下にも情報が届けられた。そして、彼には届いていなかった驚愕の事実も判明した。

 

セイダイケン(ベスタル大陸)を仮統一したアクハ帝国は大陸外の事にも目を向けた。先ずは情報を集めその結果シーランド帝国という国が東側の覇者だと判明した

〇使者を送るも既に行方不明だったペルム国の王女テチス・パン・ケアがいた上にこちらを脅威と思っていた様でそのまま宣戦布告を受けた

〇7月15日、つまり昨日からシーランド帝国とは戦争状態にあった。帝都への落下物もシーランド帝国から攻撃の可能性がある

〇ノスグーラに知らされなかったのはあくまで政府内で進められていた事で助言や手伝いをしてくれている彼は外部(・・)の人間の為知らされなかった

 

 という物だった。気づかないうちに出会わないようにしていたシーランド帝国と戦争状態になっていた。しかも一歩間違えれば自分が死んでいた可能性があった。落下した場所は軍の将官や元帥がいた軍の施設であった。更にレーダー施設や対空機銃陣地にも攻撃が行われておりノスグーラはそれが大陸中で行われている事を悟った。態々山脈を挟んだ西側の帝都の軍事施設を襲う必要はない。だが行われていたという事はここも含めてすべての施設が攻撃を受けているという事である。

 

「冗談じゃない!」

 

 ノスグーラは情報を手に入れるとすぐにテレスクイを出ていく。向かうは沿岸部で港町などではなく崖など“攻撃を受けるメリットがない”様な場所である。助言を行っていた政治家に挨拶をする間もなく混乱する市民に紛れるように帝都を出る。馬車は使わずに徒歩で向かいつつ物陰に隠れて進む。幸いな事に敵の攻撃を受けた事でテレスクイは混乱状態にあり、ノスグーラ一人だけなら難なく逃げ出す事に成功した。

 

「静養のはずがまさかシーランド帝国との戦争に巻き込まれるなんて!」

 

 ノスグーラは予め用意していた海魔に乗るとベスタル大陸を離れていく。目指すは北西。まだシーランド帝国がいないであろう海域だ。

 

「とは言えこれで東側はシーランド帝国が勢力圏として確立したも同然となった。これなら大陸に引きこもって大人しくしているのが一番だろうな」

 

 ノスグーラは他大陸での静養を諦めて自らの勢力圏で大人しくする方針を固めると海魔に急がせる。シーランド帝国の攻撃があった以上ベスタル大陸に一秒でも長くいるのは危険だったからだ。

 そして、それゆえだろう。ノスグーラは逃げる事に意識を削ぎすぎて爆発音が一回聞こえるまで()()に対して気付けなかった。

 

「ん? なんd……」

 

 ノスグーラが気付いた時、それは目の前に迫っていた。黒く自らの胴と同じくらいの大きさを持つそれは太陽神の遣いやシーランド帝国が用いていた……。

 

「しま……っ!」

 

 直後、ノスグーラの体は爆発に包まれた。彼を乗せていた海魔は一撃で死滅し、悲鳴を上げる事さえ出来ずに海の藻屑となって沈んでいくのだった。

 

 

 

 

 

「海魔と思われる生命体に着弾を確認。目標、沈んでいきます」

「うむ、他にもいるかもしれん。レーダー、目視両方での確認を怠るな」

「はっ!」

 

 ノスグーラを攻撃したのは来た周りでベスタル大陸を迂回していたシーランド帝国の艦隊だった。彼らはテレスクイやアクハ帝国内の主要都市を破壊するべく動き出していた。強襲上陸は東側を中心に行われている。攻撃を受け辛い西側にも損害を与えるのが目的だった。

 

「やはりこちらに敵はいないようだな。敵の目が東に向いている証拠だ」

「我々はその後ろから敵を攻撃する、と言う訳ですね」

「そうだ。誰だって後ろに目はない。しかも丁度弾道ミサイルが直撃して混乱している頃だろう。この機を逃す手はない」

 

 その様な話を司令長官と艦長が話していると作戦開始ポイントに到着した。司令長官は表情を引き締めると命令を出した。

 

「艦対地ミサイルを発射せよ。目標、各主要都市!」

「座標を確認。第一波発射準備完了しました」

「うむ、発射せよ」

 

 司令長官の許可の下、艦隊は一斉にミサイルを発射する。それと同時に次のポイントに向けて移動を開始する。弾道ミサイルの直撃を受けて混乱する各都市は更なるミサイルの到来で更なる混乱を産む事になる。しかし、彼らがミサイルが来た方角の捜索をする頃には艦隊は作戦を終えて離脱をしている頃だった。

 作戦を無事に終えた艦隊は達成感と共に帰還するがそんな彼らの下に上陸兵に死傷者が出たと通信が行くのは数日後の事だった。

 

「どうやら我々は敵を侮っていたようだな」

 

 司令長官はそう声を漏らし弾薬や燃料の補給をするとすぐにベスタル大陸へと戻る。彼らの下には新たな命令書が届いていた。内容は完結だ。

 

【愚かにもこちらに歯向かうアクハ帝国と言う国を崩壊させよ】

 

 もしこれがロウリア王国のようにこの世界の軍事演習を兼ねたものだったのなら、パーパルディア皇国のように皇太子妃を陵辱したというのならこの程度ではすまなかっただろう。しかし、逆を言えばシーランド帝国に歯向かえるだけの中途半端な国力を持ってしまったが故に彼らは亡国への道を歩んでしまっているとも言えた。

 ベスタル大陸と言う中で完結しつつ技術の更新をし続けた彼らは素晴らしい者達だったかもしれないが時期と場所が悪かった。もっと西に大陸が位置しているかシーランド帝国の技術が200年程先だったりベスタル大陸の発展が100年前から起きていたのなら結果は違っていたかもしれない。

 しかし、結局の彼らは不運であり、アクハ帝国と言う国の滅亡へのカウントダウンが少しずつ近づいていくのだった。

 

未だ本編に出て来ない魔法帝国に関して

  • 原作での登場まで待つ
  • 作者が想像して書いて
  • 別のオリジナル国家とかに変更する
  • 魔法帝国ではなくグラ・バルカス編で終了
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