ハウリア族は残念?
シアに自分たちの家族を助けて欲しいと俺達に依頼されそれを承諾してライセン大渓谷を移動する俺達は、おそらくシアたちの家族であろう兎たちを見つけると............................................
ワイバーンモドキに襲われていた
シア「あれは、ハイベリア!」
ほう、あれはハイベリアというのか。取り敢えずの状況確認をしよう、見えるだけでハウリア族は20人か?おそらくはまだいるだろう。対してハイベリアは10体といったとこか。さてさっさとかたずけるかと思いながら腰にかけてある非展開状態の弓(銘はちなみに魔導弓アルテミス*ハジメ命名)に手を掛けると..........
ドパンッ! ドパンッ!
乾いた破裂音.............ハジメの持つ拳銃の2つの銃声が響くと、丁度襲い掛かろうとしていた2体のハイベリアの眉間を撃ち抜く。そのまま俺達はまだバイクに乗っていたのでそのままハウリアとハイベリアの間に割り込む。
シア「みんな~助けを呼んできましたよ~」
「「「「「「「「「「シア!?」」」」」」」」」」
間の抜けた声で家族のみんなに手ぶり身振りで伝えている。だが丁度その行為によってハジメの頭にシアの持つ
シア「あのハジメさん?なんで私の服をつかんでいるんですか?」
ハジメ「....なに、戦闘を妨害するだけの体力があるのなら手伝わせてやろうと思ってな」
シア「て、手伝うですか?えっ、何をされるんですか私!?」
ハジメ「なに、ちょっと飢えた魔物の前にカッ飛ぶだけの簡単なお仕事だ」
シア「!? ちょ、何言って、あっ、持ち上げないでぇ~、振りかぶらないでぇ~」
まぁ当然抵抗するもハジメの筋力値は一万を超えるのでそんなハジメに敵うわけもなく...........
バイクをドリフトさせることで発生した遠心力も利用して上空を旋回するハイベリアめがけて飛んでいった
ハジメ「逝ってこい!残念兎!!」
シア「いやああああああああぁ!!!!!」
叫びながら飛んでいくシアそれを見てハイベリアは度肝う抜かれ茫然としていてそのすきを見逃す俺とハジメではないので
優也「おっ!ナイスアシスト!シア」
俺は茫然としているハイベリアめがけて同時に4本の矢を紫電を纏わせ放つ。ハジメもまた二つの拳銃で残りのハイベリアを掃討する。
そして自由落下していくシアをハジメがしっかり回収して今回の戦闘........いやハイベリア達からすれば蹂躙劇は幕を下ろした。
シア「ちょっと!!私の扱いが雑ですぅ!!待遇の改善を要求しますぅ~!!私も、ユエさんみたいに大事にされたいですぅ~」
強く生きろよシア...........................................
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そんなコントみたいな出来事があったもののとりあえずはハウリ亜族の救助には成功?した。そうするとハウリア族の族長にしてシアの親父であるカムとやらにお礼をハジメたちとともに言われた。そうしてハジメはお礼は受け取る旨を話し、その対価を受け取るとも伝えるとカムらハウリア族たちは苦笑いを浮かべながらもうなずいていた。
そうしてライセン大渓谷の出口を目指し移動する。道中、俺達大集団を狙い襲おうとしてくる魔物もいたが俺とハジメによってことごとくを撃退して進み続ける。ハジメや俺のそんな様子を見て子供たちはキラキラした目で見てくる。まるで物語のヒーローにでも見えているのだろう。柄でもないなぁなんて考えていると調子に乗ったシアがハジメをからかう
シア「ふふふ、ハジメさんちびっ子たちが見てますよ~?手でも振ってあげたらどうですか?」
そう言いながら「うりうり~」とか言ってハジメにちょっかいをかける。まぁそんな態度をとっていればハジメのとるの行動はおのずと決まってくる。それはもちろん................
ドパンッ! ドパンッ! ドパンッ!
青筋を浮かべ無言でゴム弾を放つ
シア「あわわわわわわわっ!?」
そう変な奇声を上げながら奇怪なステップを踏みながらタップダンスのように回避する。その様子をカムたちは苦笑いを浮かべる。
カム「はっはっはっ、シアは随分ハジメ殿を気に入っているようだ。そんなに懐いて、もうシアもそんな年頃か............。わしは寂しいよ。だがハジメ殿なら..............」
すぐそばで娘が発砲されているのにそれでいいのかよ...............なんて俺が思っているとユエもハジメも同じことを思ったらしく、「ズレてる.........」やら「それでいいのかよ」と口に出して突っ込んでいた。
そうしてワイワイ賑やかにやりながらライセン大渓谷を突破するとそこには、シアたちハウリア族を苦しめた帝国兵がいた。
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「おいおい、マジかよ。生き残っていやがったよコイツ等。隊長の命令で仕方なく残っていたがいい土産ができそうだ。」
そこには三十人もの帝国兵をたむろしていた。シアの話では兎人族........ハウリア族を狙ってきているようだ。そうして品定めするように後ろのハウリア族を見ていた。すると..............
「小隊長! 白髪の兎人もいますよ! 隊長が欲しがってましたよね?」
「おお、ますますツイテルな。年寄りは別にいいが、あれは絶対殺すなよ?」
「小隊長ぉ~、女も結構いますし、ちょっとくらい味見してもいいっすよねぇ? こちとら、何もないとこで三日も待たされたんだ。役得の一つや二つ大目に見てくださいよぉ~」
「ったく。全部はやめとけ。二、三人なら好きにしろ」
「ひゃっほ~、流石、小隊長! 話がわかる!」
はぁ~気分悪いなぁ~そう思いながら俺は前に出る。そしてハジメも俺と同じように前に歩き出していた。
「ん?お前等兎人族......ではないな?」
ハジメ「あぁ俺達は人間だ」
「はぁ~?なんで人間が兎人族と一緒にいるんだ?しかも峡谷から。あぁ、もしかして奴隷商か?情報掴んで追っかけたとか?そいつぁまた商売魂がたくましいねぇ。まぁ、いいや。そいつら皆、国で引き取るから置いていけ」
コイツ等俺達がきっと従うことが当然だと思っているんだろうなぁ~まぁ答えはすでに出ているんだけど........
ハジメ、優也「「断る」」
「今なんて言ったんだ小僧ども。もう一度行ってみろ」
優也「くどい。断るといった」
ハジメ「なんだ?耳が退化でもして聴き取れなくなったか?」
そう言った俺達のでかい態度が気に入らなかったんだろう、青筋を浮かべながらさらに俺達に脅すように語り掛ける
「..............小僧ども。口には気を付けろよ。俺達のことが分からないほど馬鹿じゃあるまいな?」
ハジメ「十分に理解したうえでの発言だが、あんたに頭が悪いとは言われたくないな」
優也「さっきも言ったろ、くどいって。さっさとお国に帰れ」
俺達の言葉にスッと表情を消すと、その場にいるすべての帝国兵と俺達の間で剣呑な雰囲気で睨み合う。すると後ろでユエもシアたちの前に立ったところで隊長と呼ばれていた男が下卑た笑みを浮かべる
「あぁ~なるほど。よぉ~くわかった。てめぇらがただの世間知らずのガキどもだっていうことがなぁ。俺らが世の中の厳しさってのを教えてやんよ。くっくっく、そっちの嬢ちゃんえらい別嬪じゃねぇか。てめぇらの四肢を切り落とした後、目の前で犯して、奴隷商に売っぱらってやるよ」
その言葉にハジメは眉をピクリと動かし反応する。ユエも表情はたいして変化はないがとても不快そうにしていた。かく言う俺も不愉快だ。
ハジメ「つまり敵ってことでいいな」
優也「俺はさっき最後通告したが、まぁそういうことだな」
「あぁ?!てめぇら立場理解してんのか?地面にはいつくばって震えながら許しを請えば.........
ドパンッ! シャリーン、ドサッ
続くはずの言葉は紡がれず、ハジメの銃撃によって隊長の眉間に大穴を開けて倒れた。そしてその隣にいた兵士も俺によって首を切り落とされ倒れていた。
茫然としていた帝国兵達をさらにハジメの超絶銃技巧である同時に六人の帝国兵の頭を吹き飛ばした。この時銃声は一発分が少し間の抜けたように聞こえるが実際は六発放たれていて余りの速さの速射により一発分しか聞こえなかったのだ。
俺もその時一気に帝国兵たちに肉薄し、双剣を振るい一気に8人もの帝国兵を沈める。
帝国兵の後衛が魔法を詠唱を開始したと同時に前衛もこちらに突っ込んでくるので俺はそのまま斬り込んでくるのを逆に切り伏せ後衛の呪文を唱えている奴らに襲い掛かる。ハジメも俺が斬らなかった一部の帝国兵を粛々と処理する。
俺やハジメからすれば本当に対した疲労感も感じず瞬殺することができた。そんな戦闘とも言えない蹂躙劇はすぐに終わりあえて一人だけ生かしておいた奴に尋問を始めたのであった
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「ひぃぃぃ!く、来るな!い、嫌だぁ、死にたくない!だ、、誰か助けてくれ!」
そうみっともなく命乞いをするそいつを俺達は冷たい目で見降ろしているとハジメが
ハジメ「そうか。なら残りの兎人族はどうした?結構な数がいたはずだが..............すべて帝国へ移送済みか?」
「は、話せば見逃してくれるか?」
優也「お前の立場よく考えたほうがいいと思うぞ?」
俺は暗にお前が要求できる立場にはないと告げる
ハジメ「さっさと話せ。それともなんだ、逝っとくか?」
「ひぃぃぃ!わ、わかった話す!話すから!」
そう言って帝国兵は語りだす。すべて移送済みであるということを。そしてその時に””数を絞った””つまりは売れそうにないやつは殺したと話した。後にいるシア達兎人族は悲痛な顔を浮かべる。
そうして情報を得られると...........ハジメは再び銃を帝国兵に向けた
「ッ!待った!待ってくれ!頼む見逃してくれ!帝国の何でも話すから!だから.......」
ドパッン!
ハジメの返答、それはつまりはこういうことだ
そんな様子を見ていたシアが声をかけてくる
シアが「.......あの、さっきの人は見逃してもよかったのではないでしょうか?」
ハジメはそんな発言をしたをしたシアを、そして同じことを考えているだろう兎人族に対しあきれたようなまなざしを向け発言しようとすると、先にユエが話し出した
ユエ「.........先に剣を向けた者が、結果、相手の方が強かったから見逃してもらおうなんて都合がよすぎ。」
シア「そ、それは.......そうですが」
ユエ「そもそも守られているだけのあなた達がそんな目をハジメと優也に向けるのはお門違い。」
「「「「..........」」」」
ユエは静かに怒っている。守られておきながらハジメや優也に負の感情を向けるのは許さないとでも言わんばかりだ。兎人族も正論であるのでばつの悪い表情をしている
優也「.............ユエありがとうな。俺もハジメも気にしてない。な?ハジメ」
ハジメ「あぁ、ありがとなユエ。俺も気にしてないから大丈夫だ」
俺達が感謝を伝えると落ち着いたみたいなので俺は兎人族に向かいあって話しかける
優也「あんたら兎人族が温厚な種族というのも知識として知っているし、そういった反応が普通だ。むしろ殺すという行為をする俺がおかしいとも思うしな。」
そういうとカムとシアが代表するように前に出てくる
カム「ふむ、ハジメ殿、優也殿、申し訳ない。別に、あなた方に含むところがあるわけではないのだ。ただ、言い訳になるが優也殿の言う通りこういう争いに我らは慣れておらんのでな……少々、驚いただけなのだ」
シア「ハジメさん、優也さん、すみません」
そう言ってくる二人に気にするなと俺とハジメは手を振り、帝国兵の残りに物資を活用して移動する準備を整える。
さてさ~てまだまだ先は長そうだ。
そう思いながら準備を滞りなく済ませ俺達はまた移動を開始するのであった
ハウリア族の救出回でした。自分はここのハートマン方式で鍛えて豹変するのがとても面白くて好きなのでうまくかけるように頑張りたいです。ただ、優也にはハウリア族を鍛えさせるのではなくシアの強化を手伝わせる予定なんですけどね。