旅の再開
俺達はミレディのそれはそれはウザイ迷宮を攻略することに成功した。そして新たな神代魔法を手に入れることに成功し、故郷に帰るにはミレディ曰くすべての神代魔法が必要になるらしい。また俺に関しては何やら過去の人物に似ているとかどうとかでその故人の所持物である手記をもらった。果たしてそのことが今後にどうかかわってくるのか................どちらにせよ俺達は目的のために旅を再開するのだった。
----------------------------------------------------------------------------------------------------
俺達はミレディの迷宮からまるで排泄物化のようにたたき出されブルックの町近くの泉に流された。そこでシアが何故かおぼれて人工呼吸をハジメがしたところ途中で目覚めたシアが調子に乗りそのままキスするという事件があったがなんやかんやあってブルックの町に帰還し休息をとった。
色々な事件があったがそれは後々語るとして、十分休みを取った俺達はギルドに行き世話になったギルドの受付嬢のキャサリンさんに挨拶を兼ねて手ごろな依頼を受けに行くととある手紙をもらった。曰く、「あんた達、色々厄介なもの抱えてそうだからね。町の連中が迷惑かけた詫びのようなものだよ。他の町でギルドと揉めた時は、その手紙をお偉いさんに見せな。少しは役に立つかもしれないからね」とだそうだ。この人実はとんでもないほどお偉い人なのでは?と思いながら挨拶と依頼を受けてその場を立ち去り、次の日に受けた依頼..........行商の護衛任務を受け旅に出た。そこでも少しいざこざはあったのちに今俺達は新たな街、中立商業都市フューレンにたどり着いた。
ハジメ「まずはギルドに行くぞ。情報収集と依頼の達成報告しなくちゃいけないしな。」
俺達はわかったとハジメに伝えギルドに向かった。そこで俺達はブルックの町でキャサリンさんが書いたようなガイドブックにあたるものがないか聞くと案内人なる人がおり、案内人の女性リシーにお金を支払い軽食をとりつつ宿場について聞いていた。俺達はユエやシアが目立つのでかなり慎重に宿選びをしていると、予想通りというか下卑た視線を隠そうとせず向けてくる文字通りのブタ男がこちらにのそのそと歩いてくると.........
「お、おい、ガキ。ひゃ、百万ルタやる。この兎を、わ、渡せ。それとそっちの金髪はわ、私の妾にしてやる。い、一緒に来い」
ニヤニヤしながら傲慢に言い放つブタ男。身なりからしてそこそこの家の出なのだろう。だからこそかと納得していると同時に馬鹿だなぁ~と思っていた。なぜならその下卑た視線を向けているのはユエとおまけにシアであるのだ。当然ハジメの腹が立たないわけがない。大体俺もキモいなぁと思うし、もし香織にそんな目を向けてれば灰燼にしてるだろうしな。
そんなことを考えているとその場にとんでもない圧力..........いや殺気が満ちる。当然発生源はハジメである。ハジメの濃密な殺気にあてられたブタ男は情けなく「ひぃ!?」と悲鳴をこぼしながら尻餅をつき、その場で股間を濡らし始めた。
.........汚いなぁ
ハジメ「ハァ~ユエ、優也、シア場所を変えるぞ」
優也「リシーさん申し訳ないけど場所を変えることってできますか?もちろん必要なら料金とか払いますので」
リシー「えっ?えっ?その.......」
ハジメはピンポイントでリシーさん以外で威圧を使ったためリシーさんには突然ブタ男が尻餅をつき失禁したようにしか見えないので困惑している。そしてハジメは周りの冒険者にも「下手に手を出したらどうなるかわかるよな?」という意味で威圧をしていた。これによって相当馬鹿な奴以外なら手を出してこないだろうと思いながらリシーさんに返答を待っていると
「そ、そうだ、レガニド!そのクソガキを殺せ!わ、私を殺そうとしたのだ!嬲り殺せぇ!」
「坊ちゃん、流石に殺すのはヤバイですぜ。半殺し位にしときましょうや」
「やれぇ!い、いいからやれぇ!お、女は、傷つけるな!私のだぁ!」
「了解ですぜ。報酬は弾んで下さいよ」
「い、いくらでもやる!さっさとやれぇ!」
レガニドと呼ばれた大男は全身筋肉の塊で腰に長剣を差しており、歴戦の戦士といった風貌で普通ならその風貌に見合う腕の立つ護衛なのだろ。そう、普通ならだ。俺達は普通じゃない。
「おう、坊主。わりぃな。俺の金のためにちょっと半殺しになってくれや。なに、殺しはしねぇよ。まぁ、嬢ちゃん達の方は……諦めてくれ」
相手は報酬に目がくらみ見誤っている。目の前にいるハジメが普通ではないことを。
周りは彼の事を噂しておりどうやら冒険者ランクが上から3番目ということが聞き取れた。そして彼らのうわさするレガニドは闘気が噴きあがるとハジメもこれなら半殺しならいいかと考えてそうなのを表情から読み取ると
ユエ「...........待ってハジメ」
ハジメ「?ユエ?」
ここで予想外なことにユエがハジメを制止したのだ。ユエはシアを引っ張り前に出てくると
ユエ「私たちがやる」
シア「えっ!私もですかユエさん?」
するとレガニドはその言葉に対して
「ガッハハハハ、嬢ちゃん達が相手をするだって? 中々笑わせてくれるじゃねぇの。何だ?夜の相手でもして許してもらおうって『……黙れ、ゴミクズ』ッ!?」
ユエはレガニドの下品な発言を遮り無詠唱で魔法を使い神速の風刃がレガニドの頬を切り裂く。レガニドにはあまりにも速すぎて反応することができなかった
優也「あぁ、なるほどね、自分たちが守られるだけのお姫様じゃないってことを周知させる魂胆か」
ユエ「ん。そうゆうこと」
シア「私達自身が手痛いしっぺ返し出来ることを示すんですね」
ハジメ「そしてこの機会はそれを知らしめるに丁度いいってことか」
そしてそこからは手痛いしっぺ返し..................いや蹂躙劇だった。手加減したシアのドリュッケンの一撃によりレガニドは片腕を潰されそこから何とか立ち上がるもユエの”風爆”という風の砲弾を放つ魔法と銃r得魔法の複合魔法”風花”だ。複数の風の砲弾を自在に操りつつ、その砲弾に込められた重力場が常に目標の周囲を旋回することで全方位に〝落とし続け〟空中に磔にする。そして、打ち上げられたが最後、そのまま空中でサンドバックになるというえげつない魔法だ。ちなみに俺もユエと練習したのでこれの他にも獄炎、紅炎、爆炎、雷、氷etc様々な属性で使える。
ハジメ「おい、ブタ。二度と視界に入るな。直接・間接問わず関わるな……次はない」
またさらに物理的な追い打ちを掛けようとしているのでこれ以上は面倒ごとにつながると判断したので
優也「ハジメそこまででいいだろう?これ以上やるとさすがに後がめんどい。」
ハジメ「別に向こうが悪いしいいだろ?」
優也「否定はしない。だがやるならもっと人気のないとこで徹底的にやる。今の場なら........」
さらっと恐ろしいことを当然のように言うなコイツとハジメが思っていると
優也「
俺が右手をブタ男にかざし、魔法を唱えると黒い靄がブタ男の顔を覆い数秒で靄が晴れる
ハジメ「何したんだ?」
優也「簡単に言えばトラウマ植え付けた。ほら見てみ」
そう言われたハジメはブタ男を見ると..............
「ひぃっ!?すいませんすいませんすいませんすいませんすいません」
ブタ男が顔を青く染めガタガタと震えて先程のような傲慢な態度ではなく、頭を抱えとても怯えているようになっていた
優也「こいつに男を見ればハジメの殺気を何倍にも強化したものを感じ、女性を見ればユエとシアがさっきやった攻撃を受ける幻惑を見せるようにした。当然痛覚も再現してる。あとちなみに解除は俺にしかできない」
その俺の発言にあたりが静まり返る。
その場にいる全員「「「鬼か!!!」」」
優也「?別に血も流れてるわけじゃないしハジメより平和的じゃね?」
ユエ「………優也って意外に鬼畜」
シア「私優也さんだけは怒らせないようにします。」
ハジメ「......................俺が言うのもあれだが............その解除してやってくれ。」
シア「あのハジメさんが敵に対して同情している!?」
ハジメも優也の魔法を聞きブタ男の自分に対する態度があまりにもひどく、さすがにこれはと思っていた。しかも優也が魔法の効果を説明している際にユエの方をブタ男が意図せず見てしまい痛みのあまり失神しているのを見てハジメもこれを一生抱え生かすのはさすがにと思っていた。
優也「そうか?まぁ、流石に解除しない限り幻惑見続けるのは嘘だけどな。確かに解除するまで永続的にすることもできなくもないけどこの魔法は魔力消費が結構大きいからあと2回くらい起動したら解けるようにかけてたし」
この魔法が魔力消費が大きいのは事実だが俺としても別にそこまでえげつないことは鼻からするつもりはない。あくまで牽制のつもりだ。俺がそうゆうことができると周りに周知させ厄介ごとを遠ざけようという魂胆だったのだ。
ハジメ「まぁ、後2回なら放置でいいか」
優也「だろ?人がいるときはこれくらいにしとくのが丁度いい。さて案内人さん場所を変えて説明の続きお願いできませんか?」
「はひっ!い、いえ、その、私、何といいますか……」
俺が申し訳なく思いながら頼むとどうやら怯えられているようだ。さすがにやりすぎたか俺?
優也「怖がらせてしまい申し訳ない。無理にとは言わないが自分の不始末とはいえほかの案内人が来てもらえるとは思えないので基本料金に上乗せするので場所を変えて引き受けてもらえないでしょうか?」
あくまで自分が悪いので下手に出ながら紳士的にお願いするが、顔色から見て芳しくない。ハジメがけがを負わせるよりましかと思ったがさすがに周りの牽制するために冗談言ったのは余計だったか。そう思いながらどうしようかと考えていると..........................
「あの、申し訳ありませんが、あちらで事情聴取にご協力願います」
そう俺達に告げたのはギルドの職員のようだ
ハジメ「そうは言ってもな、あのブタが俺の連れを奪おうとして、それを断ったら逆上して襲ってきたから返り討ちにしただけだ。それ以上、説明する事がない。そこの案内人とか、その辺の男連中も証人になるぞ。特に、近くのテーブルにいた奴等は随分と聞き耳を立てていたようだしな?」
「それは分かっていますが、ギルド内で起こされた問題は、当事者双方の言い分を聞いて公正に判断することになっていますので……規則ですから冒険者なら従って頂かないと……」
ハジメ「当事者双方……ね」
優也「少しいいか?別に俺個人としては事情聴衆されるのはやむなしと考えている。しかし、あの二人がまともに話せる状態になるまで俺達が原因といえど時間がかかるだろうことはそちらも承知しているはですし、この場合は正当防衛が成り立つであろうことはそちらも理解していますよね?ならばこちらに見返りがなければこのままただ待たされるのどうなのかと思うのですが?」
ハジメとしては面倒なので事情聴衆は勘弁と考えていたが優也の言葉を聞いて踏みとどまる。確かに時間をとられるだけの何らかのメリットが得られるようにするほうがギルドから不満を買うよりも得るものが大きいと思い始めていた。
俺とハジメはうまくメリットが得られるように交渉しようと相手に話しかけようとすると
「何をしているのです?これは一体、何事ですか?」
そちらを見てみれば、メガネを掛けた理知的な雰囲気を漂わせる細身の男性が厳しい目でハジメ達を見ていた。
どうやらまたまた俺達は面倒ごとに巻き込まれそうだ
もうそろそろ変態の登場そして先生との再会です。マイペースに気分で投稿しているうえ糞みたいな作品ですが読んでくださりありがとうございます。