オリ主がゆくありふれた話   作:graphite

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月との語らい 

彼女と彼

 

 

「..................誰?」

 

そう体を半ば埋めてるいかにも訳ありそうな美しい少女が問うてきたのに対しハジメは.............

 

ハジメ「すみません。間違えました。」

 

それだけ言ってハジメは扉を閉め始めた

 

おい、、、マジかよ。いや確かに怪しいけどマジかよ

 

俺はハジメのあまりの変化にまたもや驚かされる。いや確かに怪しいし正しい行動何だろうが昔から知ってるハジメがこういう行動をとるようになって困惑してるよ俺?

 

「ま、、、、待って!お、、お願い、助けて!」

 

ハジメ「嫌です」

 

「なん、、、なんでもするから、、、だから、、、」

 

女の子は必死に頼む

 

ハジメ「あのな、こんな奈落の底の更に底で、明らかに封印されているような奴を解放するわけないだろう? 絶対ヤバイって。見たところ封印以外何もないみたいだし……脱出には役立ちそうもない。という訳で……」

 

嫌まぁ正論なんだけど..........

 

優也「なぁ、話聞くくらいならいいんじゃね?」

 

ハジメ「いや.......しかしなぁ」

 

そういいながら悩む様子を見せながらも扉を閉じていくハジメ

 

「違う!私...........悪くない!お願い.......待って!」

 

 

 

 

     「私......”裏切られた”だけ」

 

 

 

 

 

その一言がハジメを突き動かす。

 

(何やってんだか俺........)

 

優也「ハジメ?」

 

ハジメ「裏切られたと言ったな? だがそれは、お前が封印された理由になっていない。その話が本当だとして、裏切った奴はどうしてお前をここに封印したんだ?」

 

それを聞いた少女は少し呆然とするとすぐさま説明し始める

 

「私、先祖返りの吸血鬼……すごい力持ってる……だから国の皆のために頑張った。でも……ある日……家臣の皆……お前はもう必要ないって……おじ様……これからは自分が王だって……私……それでもよかった……でも、私、すごい力あるから危険だって……殺せないから……封印するって……それで、ここに……」

 

なるほどね、、、

どの世界も異端なものは排斥されるってか

優也はやるせない気持ちになる。きっとそれは俺の親友も同じで............

 

「お願い.......助けて」

 

 

ハジメはその少女の元まで歩いていきその少女を封印するものに触れ..........

 

ハジメ「錬成!......グッ!...抵抗が強い!けど、今の俺なら!」

 

そういいながらさらに魔力を流し込む

 

ハジメ「まだまだぁぁ!」

 

俺もハジメの肩に触れハジメに魔力を送り込む

 

ハジメ「優也!....サンキュー!」

 

優也「やるからには助けろよハジメ!」

 

ハジメ「おうよ!当然助ける!!!」

 

ハジメは初めてこれほどの大規模な魔力を行使する。少しでもミスを犯せば暴走して自滅だ。それでもハジメはやめない。ハジメ自身も不思議で仕方ない。確かに少女の事はホントだとしたら不憫に思うし、怒りもわかないことはない。だが初対面である。ここに閉じ込めているのが自分の肉親等ならいざ知らずなぜ初対面の少女相手に命を張っているのか不思議で仕方ない。

 

でも助けると決めた。であるなら最後まで全力で必ず助ける!!

 

 

 

そうすると少女をとらえていたものが徐々に融解したように流れ落ちていく

 

「.........ありがとう」

 

ハジメは少女を助けられた。まぁあまりにも多くの魔力を使ったので俺もハジメもその場に座り込んでしまった。

 

「二人の.....名前は、なに?」

 

ハジメ「ハジメだ。南雲ハジメだ」

 

優也「優也。河崎優也だ」

 

「ハジメ、ハジメ」 「優也、優也」

 

ハジメ「それでおまえは?」

 

「..............名前つけて?」

 

ハジメ「名前忘れたのか?」

 

「違う。もう昔の名前いらない。......ハジメがつけて?」

 

ハジメは頬をカリカリ掻きながら少し悩むように考えると............

 

ハジメ「”ユエ”でどうだ?気に入らないなら別の考えるが......」

 

「ユエ、ユエ、ユエ」

 

ハジメ「ユエってのは俺たちの故郷で月をさすんだ。この部屋に入った時、お前のその金髪と紅い瞳が夜空に浮かぶ付きみたいだったから......どうだ?」

 

ユエ「........んっ!今日からユエ。ありがとう」

 

 

 

 

そうして新たな仲間ができたことに浸らさせてくれる気はどうやら無いようだ

 

優也はそんな様子を見ながら神水を準備しハジメに渡し自分も飲むと.........

 

優也「!!おいハジメ気づいたか?上からやばいのが!」

 

ハジメ「あぁ!わかってる!!」

 

そういってハジメはユエを抱え二人は後ろに縮地で移動すると、さっきまで自分たちがいたところに大きな音を立ててサソリモドキが着地する

 

優也、ハジメ「(最初気づかなかったことから察するにユエがトリガーか)」

 

二人は状況からあのサソリモドキが出てきた理由を考察する

 

ハジメはユエに神水を無理やり飲ませ宣言する

 

ハジメ「いいぜ上等だ!ぶち殺してやる!」

 

そして優也も剣を構えすでに戦闘態勢に入っていた

 

 

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戦闘が始まる。先制攻撃を仕掛けてきたのはサソリモドキの方だった。サソリモドキは俺達に向かって紫色の液体............明らかに毒だというのが分かるものを噴射してくる。それを俺達は左右に分かれ回避すると俺達のたっていたところが”ジュッ”っと音を立てて解ける

 

2人「「(溶解液か!)」」

 

俺は左に回避したので、左から回り込むように走り込み相手の足の付け根の関節を狙い攻撃に入ろうとすると.....

 

優也「なっ!!」

 

尻尾の先端が急に肥大化したと思うとそれを飛ばしてきたので剣で受け流すとさらに先の溶解液で攻撃してくるのでスッテプ回避して縮地でさらに距離をとる

 

優也「チッ!簡単には近づかせないってか」

 

ハジメもドンナーの最大出力で弾丸をぶっ放すがわずかに傷が入った程度でダメージらしいダメージは入ってない。そうするとハジメの方も俺と同じように猛攻を受け距離を取らされる。そうしてハジメと合流して対応策を考える

 

ハジメ「ドンナーが通じないとなると優也の攻撃しかないがどう思う?」

 

優也「俺の最大火力ならあるいはと思うがあれほど固いと致命傷が与えられるか、あとは近づくのが問題だな」

 

ハジメ「そうか。まぁ試してみるしかないよな。優也援護は俺に「ハジメ」ってユエ?」

 

ユエ「どうしてそこまでしてくれるの?」

 

ハジメ「助けてすぐに放り捨てるほど、落ちぶれてないさ」

 

ユエはその言葉を聞き、納得したように頷くユエ

 

ユエ「ハジメ、優也.....信じて?」

 

そういうとユエはハジメの首筋にキスいや、噛みつく

 

成程そういえばユエは吸血姫。その行為を恐れ、恐怖しないでということだろ。

 

 

なら俺は................................

 

 

優也「ハジメはユエを守るだけ集中してくれ!俺がアイツの鼻先で走り回って時間を稼ぐ!!」

 

そういって俺は駆けだす

 

ハジメ「あぁ!任せる!こっちも任せろ!」

 

俺は身体強化をかけるそして.....

 

優也「付呪(エンチャント)紅炎(レッドフレイム)!」

 

”紅炎”は今まで使っていた”炎”の上位互換。火力もすべてにおいて上回る

 

俺は少々無理やり相手の懐に入り込んで炎を纏わせた剣を振り、斬撃に紅い炎を乗せサソリモドキにぶつけそしてまた縮地でサソリモドキの右側に移動する

 

攻撃を受けたサソリモドキは俺を睨みつける

 

優也「(よし!釣れた!)」

 

サソリモドキは大きなハサミをこちらに叩き込んでくるのでステップで回避

 

続いて通んできた針をジャンプして上に回避

 

そこを溶解液を狙ってくるので剣にまとった紅い炎にさらに魔力を流し込み

 

優也「紅炎斬!!」

 

先に飛ばした斬撃よりも広範囲で効火力の斬撃を放ち溶解液を相殺する。そして余剰分の威力がサソリモドキを襲いさらに俺に対するヘイトを高める

 

そこからはさらにサソリモドキは俺に対し猛攻を仕掛ける。その間にわずかに掠る攻撃で体のあちこちにけがができる。それでも俺は回避を続け...............

 

ハジメ「優也!!」

 

ハジメが俺の名前を置きな声で叫ぶ。その瞬間俺は縮地で大きく後ろに移動すると同時にユエが魔法を放つ

 

ユエ「蒼天」

 

 

なんて魔法だ。俺もそれなりに火力を出せるとは思っていたがユエの力はまさかここまでとは想像以上だった

 

ユエ曰く最上級なので疲れたみたいでぐったりしている

 

その後ハジメがしっかり止めを刺してこの戦いの幕を下ろす

 

 

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その後、俺達は拠点にサソリモドキの肉と巨人たちの肉をハジメの作った拠点に持ち帰る。そうして俺達は補充をしながらお互いの事を語り合う。俺の事やハジメの事そしてユエの事を話していく。当然話は俺たちがなぜこんなとこにいるかということも話していくと.........................

 

ユエ「ぐす................ハジメ........優也....つらい..............私もつらい」

 

そういって俺とハジメの頭をなで始める。俺とハジメはお互い照れてしまい少し顔を赤くする

 

顔が赤くなるのをごまかすようにハジメと俺が話始める

 

ハジメ「別にたいしてクラスのやつに思うところはないからそんなこと些末なことでしかないんだ。まぁ優也は別だろうが。それに俺はただ生きて故郷に帰りたいんだ。今はそれだけに全力を注がないとな」

 

優也「まぁ俺は待たせてる人がいるから。誰よりも何よりも大切な人がさ........」

 

その俺らの言葉にユエが

 

ユエ「..................帰るの?」

 

ハジメ「ん?あぁ元の世界にな。色々変わっちまったけどそれでもやっぱり帰りたい」

 

ユエ「私もう帰るとこない.............」

 

ハジメは少し考えこむようにしていたが少しすると

 

ハジメ「あ~、ならユエも来るか?」

 

ユエ「.............えっ」

 

ハジメ「帰るとこないんだろ?ならついてこいよ。まぁ色々問題とかあるかもだけどユエが望むならだが.......どうだ?」

 

優也「いいんじゃないか?確かにこことは違いすぎて大変かもだけど案外楽しいと思うぞ?」

 

しばらくユエは茫然としていたが、話を理解していくとハジメの方を見て遠慮がちに「いいの?」と聞きだす。

 

ユエは瞳をキラキラ輝かしていてそれをハジメと優也は苦笑しながらハジメが力強く「あぁ!」と頷いた。しれに満足したのかユエは出会ったから一番の笑顔で微笑んだ。

 

 

 

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ユエと会ってからいろんなことがあった。例えばハジメの血は野菜や肉をコトコト煮込んだスープのように味わい深いだとか。ユエが敵に操られた時ユエが私を気にせず撃ってと言った直後ためらわずハジメがユエの頭ぎりぎりを掠めて敵を撃ったりということもあった。

 

あれはさすがに酷かった.......ユエも拗ねてたし、その後ハジメはめちゃくちゃ吸血されて干からびかけてた

 

そしてユエは、ハジメに相当なついているようでよくくっついている。その時のハジメもまんざらではないようだし、ユエも表情の変化はもともとわかりにくいがしっかりとわかる具合には気の緩んだっ表情を浮かべていた。まぁ親友が女の子と仲睦まじくしてるのはいいが俺もいることを忘れないで欲しいということを切に訴えたい

 

 

 

 

 

 

 

 

まぁそんな少し楽しくもあり緊迫感のある冒険をし今俺達は、予想ではあるものの最下層.........第100層に到達していた。

 

 

 

 

 

 

 




次はオルクスのボス戦です。もっと上手くかけるよう頑張ります。そして呼んでくれる読者様方、本当にありがとうございます。
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