「ふむ…やはり、コカビエルか。ありがとう、イタチ君、ナルト君」
此処は首相官邸…ではなく関東の何処かに有る自衛隊駐屯所。そこに総理は来ていた。と言うのも、日本に忍び込み、不法侵入という罪を犯しながら聖杯を悪用した犯罪者 コカビエルを倒すための戦闘準備である。
総理はイタチから通話で、コカビエルが駒王に侵入している事を聞いた。とは言え、イタチとナルトは未だイリナの尾行監視任務の最中であり多くを総理に伝えられない。そこで、総理には今必要な情報だけを正確にイタチは選んで教えたのである。
「しかし、ミカエルは何をやってるのか。普通、自国の戦士が他国に入国するならばその理由と訳を日本政府に伝えるべきだろうに」
今、日本はコカビエルとコカビエルが呼び出したサーヴァントを倒すために臨戦体勢と成っている。本来、ミカエルが早く連絡してくれたら急ピッチで準備をする必要も無かったが、今と成っては仕方がない。
彼等に出来るのは早急にコカビエルを倒し、日本の平和を守ることである。
その上、ミカエル達はコカビエルが日本にやって来たのを把握しているにも関わらず、一切の連絡をしてこなかったのだ。当然、コカビエルの上司でもあるアザゼルもである。
「総理。町の監視カメラが撮影したコカビエルのサーヴァントと思われる人物の写真です。どれも、サブカルチャーのキャラクターですよ」
自衛隊のお偉いさんと思われる人物が総理に数枚の写真を手渡す。
既に自衛隊は総理の手で、総理がカウンターシステムで召喚したサーヴァントの顔を把握している。その上、カウンター組のサーヴァントは総理のキングストーンフラッシュの力で受肉しており魔力切れで死ぬ心配は皆無だ。その上、スキルも保持したままであり…金剛の艤装やヴォルフのネクストは魔力を消費して弾薬の回復等を行えるのだ。
「彼等がコカビエルが呼び出したサーヴァントか…」
「はい、恐らくは…その一部ですが」
1枚目 西洋甲冑でツヴァイハンダー(やたらと長い両手剣)を持った甲冑武者さん。SEKIROで1人だけダクソしてた人、通称ロバパパ。多分、セイバー。
2枚目 西武のガンマンのような服装をしており、銃のスタンドを持つ男 ホル・ホース。登場作品はジョジョ3部。多分、アーチャーかアサシン。
3枚目 赤い車からマッシブな腕だけをだした男、ズィー・ズィー。彼もジョジョ3部に出てくる敵キャラである。多分、ライダー。
4枚目 金髪の軍人であり、おネエ言葉を用いる超能力者でドラゴンボール初期の敵キャラのブルー将軍。多分、超能力者なのでキャスター。
そして5枚目が…
「なんだい?このケツアゴなシャア・アズナブルのコスプレをした、太っちょの男は?」
総理が苦笑いを浮かべるのも無理はない。写真にはケツアゴなシャア・アズナブルのコスプレをしたコスプレイヤーが写っていたのだ。
「総理…紫さんに見てもらったのですが、コイツ…サーヴァントです。しかも、10年以上前に発売された実写ガンダムのクソゲーに出てくるシャアですよ」
実写ガンダム。総理も噂で聞いたことが有る伝説のクソゲーだ。
その実写ガンダムだか、行動を選択して進むのだが選択が難しい過ぎてあっという間にゲームオーバー。更にブライトさん以外のキャスティングが間違えており、レビル将軍は女性、カイは剥げたおっさん、リュウさんは「ラッキーボーイだぜぇい!」と名言を残したおっさん、そしてシャアは体重管理もマトモに出来ない顎な俳優さんである。
「…という事は宝具はシャアザクと諏訪キャノンだな」
「でしょうね」
顎シャアだとすれば、宝具はシャアザクと実写限定の大出力ビーム砲 諏訪キャノン(空耳)だろう。
しかし、総理には1つの疑問が有った。それはヴォルフの事である。
(どうしてヴォルフ君がカウンターで呼ばれた?カービィやマリオ君、金剛さんが居るのだから戦力的には問題ない。
なのに…彼ほどの人物が呼ばれたんだ?まさか、後の2体の敵サーヴァントはアーマード・コアのサーヴァントなのか!?)
しかし、総理。一言言わせてください。例えそうでも貴方が戦えばふしぎな事が起こって絶対に貴方は負けません(笑)
「総理…やっぱり、シャアが居るなら彼を出すんですか?」
自衛隊のお偉いさんに言われ、総理はある方向を見る。そこには十数メートル程の白い人型機動兵器アーマード・コアネクストが鎮座していた。
「その時はな…」
そのネクストは白く、アーマード・コアVDのラスボスであるブラック・グリントや専門学校HALのCMで有名と成ったネクスト ホワイト・グリントに似ている。当然だが、そのネクストこそヴォルフ・ヘイズ最後の愛機であり宝具のホワイト・グリント3号機である。
ホワイト・グリント3号機は中量二脚型だ。全てのパーツがワンオフのオリジナルだ。特徴として背部には翼を想起させるフレキシブルに動くスラスターが有り、肩部にはV系列のアーマード・コアと同じく手持ち武装を提げられる武装ハンガーが一対有るのだ。
勿論、ホワイト・グリント3号機はヴォルフ達が活躍したアーマード・コア4Answerには出てこない。それもその筈、物語が完結した後にヴォルフが強奪したのだから。
手持ち武装としては右手にアサルトライフル、左手に二門のヒートマシンライフル(黒栗が左手に持ってるアレ)、右肩部ハンガーに大出力ビームソード 月光、左肩部ハンガーにレーザーライフルが装備されている。そして肩部の中には固有武装としてマイクロミサイルが内蔵されているのだ。
そのネクストを見上げる総理だが、突如として電話が鳴り響く。
「俺だ!」
『プークスクス!聞いてよ
なんという事でしょう…電話の相手は紫だったのだが、紫曰く…遂にバチカンと天界にシュールストレミングが降臨したようだ。
ではシュールストレミングについてお復習しよう。シュールストレミングとはスウェーデン発祥の物凄く臭い缶詰である。ニシンを缶の中で塩漬けにし、どんどん発酵が終らずに進む缶詰だ。例え腐敗しようが発酵は進んでいき、発酵のガスが限界まで貯まると爆発し…辺りに最強に臭い臭いが広がるのだ。爆発する前の普通の状態でも悶える程に臭く、臭すぎて兵器と間違える程であり空路での輸入は当然ながら禁止。海路でしか輸入は出来ないのだ。
と言うか…発酵が生んだ食べられる激臭兵器である。食べ物という名前の兵器である。もう、それぐらい臭いのだ。
では…どうしてそれが天界に撒き散らされたのか?理由は簡単である。イリナがアーシアに危害を加えようとした為だ。
時は遡ること15分前。
イタチとナルトの尾行に気付かず、イリナは駒王を探索していた。と言うのも、イリナは実は駒王出身であり、10年前の事件を受けて両親と共に海外に渡り駒王を去ったのだ。
「此処も変わったな……イッセー君は何をしてるのかな?」
美食家兼料理人に成りました。
「そうだ!教会に行こう!」
イリナは両親との思い出の場所である駒王教会に向かった。しかし、そこには先客が居たのだ。駒王に知らずにやって来たアーシアと彼女の案内を行う匙であった。
「アーシアはあの堕天使に騙されて、此処で働く予定だったんだよな?」
「はい。でも、今の私が居るのは皆さんのお陰ですから」
トリコの襲撃で見事に木っ端微塵に成っていた駒王教会。と言うのも、此処は一誠を騙そうとした堕天使の皆様が拠点にしていた所であり、本来ならばアーシアも騙されて此処に連れてこられる予定だったのだ。
アーシアは悪魔と堕天使に騙された被害者だが、聖堂教会では認識が違う。悪魔を癒し、教会を売った魔女だと言われているのだ。
故か…イリナの過ちはこの時から始まった。
「あら!誰かと思えば、教会を裏切って悪魔を癒した魔女のアーシア・アルジェントじゃない!」
アーシアを見付けたイリナは笑みを浮かべて、アーシアに近付く。すかさず、アーシアを自分の後ろに隠した匙はイリナと対峙する。
「だからどうした。お前…聖堂教会の代行者だな?
アーシアは俺と同じく孤児院で暮らす家族だ。手出しはさせないぞ!」
「へー…それで?私は伝説の聖剣エクスカリバーに選ばれた戦士よ。
私のエクスカリバーは擬態の聖剣。このように、姿形を自在に変えられるわけ!」
すると、イリナが腕に着けていた紐が突如として刀に変わったのだ。
「さあ、覚悟しなさいアーシア!代行者として異端を排除してあげるわ!!」
イリナは刀を振り下ろすが、それは突如として弾かれる。何故なら…右手に青い雷撃を纏ったイタチと飛雷神のクナイを構えるナルトが目に見えない程の速度で現れたからだ。勿論、イリナの聖剣を弾き飛ばしたのも、青い雷撃…千鳥を使ったイタチである。
「なっ!?あの時…パパ達の仕事を邪魔したうちはイタチ!?それに魔獣創造を宿した最悪の男の息子!?」
「下がれエクソシスト。これ以上は日ノ本を守る者として見逃せん。それより…日本との契約を破って良かったのか?」
『シュールストレミング警報発令!繰り返すシュールストレミング警報発令!!
天界及び聖堂教会が日本との契約を破った為に、術式を発動します!シュールストレミング警報発令!シュールストレミング警報発令!
これより、天界と聖堂教会本部であるバチカンにシュールストレミングを投下します!繰り返す!シュールストレミングを投下します!!
今からバチカンに観光に向かう邦人の皆様…1週間は絶対に渡航しないでください。臭いの被害を受けます!』
突如として響く謎のアナウンス。それを聞いて、イタチは大きなタメ息を吐き出した。
「遅かったか…」
「イタチ先生!マジでヤバイってばよ!父ちゃんが本気で天界とバチカンにアレを投下するってばよ!!」
事情を知っているナルトは慌て、イタチは諦めモードに成る。
「えっ?ナルト…イタチさん?何が起きたんです?」
「爆発寸前のシュールストレミングがトン単位で天界とバチカンに撒き散らされた。日本との契約を破った罰でな」
「ヤバイってばよ…父ちゃんがディアルガの力で、爆発1秒前に時間を固定したとんでもないシュールストレミングなんだってばよ!!」
匙はこう見えて結構バラエティー番組を見る。その為か、シュールストレミングも知っているその為に…彼は叫んだ。
「天界とバチカンが1週間、激臭に成っちゃうよぉおおおおお!!」
最臭兵器が今、解き放たれた。
次回!シュールストレミングに苦しむ天界とバチカン。
それをイリナとゼノヴィアはゆかりんがスキマで手渡したタブレットでlive配信を見てしまう
次回のハイスクールD×D関係の作品を書くとしたら
-
三大勢力が繁栄しました
-
日本とアメリカが本気だした
-
まさかの他の神話シリーズ
-
フロム・ソフトウェア
-
ジャンプの死亡キャラ