日本が本気を出しました。   作:静かなるモアイ

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最強の虫取が始まる


カブト狩りじゃぁぁぁあ!!

「カブト狩りじゃぁぁぁあ!!」

 

7月某日の土曜日。第1ビオトープにナルトの雄叫びが響いた。

 

右手に虫取編み、肩から虫籠を提げて準備は万端。全てはカブト虫を捕獲する為である。

 

そんなナルトを見て匙は苦笑いを浮かべていた。と言うのも今日は修行目的で第1ビオトープにやって来たのではない。全てはカブト虫を捕まえるためだ。カブト虫は年頃の子供達にとっては勲章であり、命の大切さを学ぶための教材としても使える。ナルトは孤児院で暮らす弟や妹達の為にも数多のカブト虫やクワガタが必要なのだ。

 

「イタチさんと鮮花もなんとか言ってくれ」

 

匙はナルトの他に、イタチと鮮花と共にやって来た。匙は下はジャージに上はTシャツとやる気の感じられない服装である。

しかし、イタチと鮮花は違った。2人ともナルトと同じく装備を固めており…鮮花は麦わら帽子を被って日焼け対策もしてたのだ。

 

「「カブト狩りじゃぁぁぁあ!!」」

「お前達もかよ!?」

 

地面を蹴り、カブト虫やクワガタを乱獲する為に走り出すイタチにナルトに鮮花。しかし、彼等の道中を邪魔するようにドスジャグラス(でっかいイグワナ。捕獲レベル3)

 

「螺旋丸!!」

「千鳥!!」

「燃えちゃえ!!」

 

しかし、ドスジャグラスはナルト、イタチ、鮮花の見事な連携攻撃を受けてすっ飛んでいった。

 

「ドスジャグラスが何をしたって言うの!?なんで皆、ヤル気満々なの!?誰か教えてぇぇぇぇえ!!」

 

匙の疑問は永遠に晴れない。残念だ。

 

 

何故かと言うと…全ては先日まで遡る。

 

ある日のこと、ナルトは自宅である孤児院 千手の家でベーコンの葉を食べながらテレビを見ていた。テレビではカブト虫特集が行われており、奥多摩等でもカブト虫が人気で良く人が訪れていると言う。

 

「カブト虫か…」

 

カブト虫の寿命は短い。幼虫の期間を含めても1年あるか無いかだ。飼育も犬や猫を買うのと比べたら非常に簡単であり、カブト虫は夏の教材として子供達に命の尊さを教えるのに優れた生き物だ。何より、子供達の良い刺激に成る。

 

「お兄ちゃん!私、カブト虫が欲しいな!」

 

ふと、そう言われてナルトは後ろを振り向く。そこには今年で12歳に成る外国で保護した少女…触覚のようにピコピコと動くアホ毛が特徴のエマが居たのだ。

 

「カブト虫?クワガタは?」

「クワガタも欲しい!それにさ…テレビで見たけど、海外にはカッコ良いクワガタやカブト虫が居るんだって!

コニーや皆も喜ぶと思うよ!」

 

海外にはギラファノコギリしかりヘラクレスしかりコーカサスしかり無駄にカッコ良いカブト虫やクワガタ虫が居る。しかし、今から海外に飛ぶのは時間がない。

だが、ナルトは閃く。海外に行けなくても第1ビオトープに行けばスゴいカブト虫やクワガタ虫が居るのでは無いかと?

 

「良し!お兄ちゃんに任せとけってばよ!」

 

こうしてナルトは行動に出た。イタチに相談すると、イタチも弟を持っていた身ゆえにサムズアップしてノリノリで参加してくれたのである。しかも、有給を取って。

 

 

 

一方、第7班が第1ビオトープでカブト虫やクワガタを探してる頃。彼等も第1ビオトープにやって来て捜索を行っていた。

 

「一誠、カービィ。今では昆虫食も大真面目に研究されてるんだぜ?」

 

そう、トリコ率いる一行である。彼等の目当ても昆虫。しかし、ナルト達と違ってトリコ達は食べる為にやって来たのだ。トリコも言ったように昆虫は近年、新たな食料として注目されている。直ぐに増えて直ぐに成長するし、尚且つ栄養価が非常に高い。今では昆虫を用いた栄養補助クッキーやプロテインバー等も売られており、見た目だけでは昆虫だとは分からない。

とは言え、それは近年の話であり昔から昆虫は日本でも食べられてきた。イナゴの佃煮、蜂の子、更には蚕の幼虫やサナギ等々…沢山食べられてきた。

 

勿論、トリコと一誠の目的は加工食品ではない。イナゴの佃煮のように調理してありのままに食べる食材としてだ。

 

「ポーイ!」

「トリコさん。調理するのは俺なので、先ずはマイルドな見た目の虫でお願いしますね」

 

しかし、今回はその一行に見知らぬ男が参加していた。そしてその男の目的は虫を食べる事ではない。ナルト達よりも多くのカブト虫やクワガタを捕獲しては売りさばき、女の子を振り向かせる為のプレゼントを購入する為である。

 

「待ってろよ…白音ちゃん、レイヴェルちゃん、そして中学の禰豆子ちゃん!!俺がプレゼントを上げるから!」

 

ガクガク震えながら、善逸は魔境である第1ビオトープを歩く。

 

と言うのも善逸は先日、テレビで見てしまったのだ。カブト虫やクワガタは高く売れ、更にオオクワガタ等の稀少な物は高額で取引される事を。カブト虫達をビオトープで手に入れ、売却して、そのお金でプレゼントを買うのである。

 

「あっ!一誠にトリコ先生。それに善逸?」

 

すると、トリコ一行はイタチ率いる第7班とばったり遭遇してしまったのだ。

 

「トリコさん。どうして此処に?」

「俺と一誠、カービィは昆虫の食材目当てだ。まあ、善逸は女の子のプレゼント目当てでカブト虫だけどな」

 

と挨拶をするリーダー同士。そこでナルトは知ったのだ、善逸が自分達と同じくカブト虫を探してる事を。

 

「善逸も?」

「強くて美人(鮮花)と共に行動してるナルト兄貴にはわからネェぇぇよ!!女にモテたい俺の気持ちはよぉおおおおお!!勝負だ!!ナルト兄貴!」

 

善逸、チートレベルのナルトに宣戦布告。確かにナルトには実戦で勝てないが、虫取ならば勝てる確率が有るだろう。

 

「だっ…そうですよトリコさん」

「良いじゃないか!それじゃあ、俺達VSイタチ率いる第7班な!負けた奴は総理が夏休みで帰った時に、総理のステーキ屋を奢ることな!」

 

我らが総理 南光太郎は夏休みの休暇が存在する。歴代の総理はゴルフ等を楽しむが、総理は冬木市で嘗て店主だったステーキハウス…BLACK・キッドで厨房に立つのだ。総理のステーキは旨く、ミディアムの焼き加減で焼いた大きなステーキの上に炙った海苔を置いて海苔にマスタードとケチャップを塗ったRXステーキがお薦めなのだ。

RXステーキは下味と海苔+マスタードとケチャップの他にも自分でかけるニンニク醤油のソースとも相性が抜群で旨いのだ。

 

「俺は構いませんよ…負けませんから」

「此方もな!」

 

その時…一誠と匙は見た。トリコの後ろに赤い鬼、イタチの後ろに赤い大天狗、ナルトの後ろにオレンジの九尾の狐を見たことを。

 

((この3人…もう威嚇してるぅぅぅぅ!!))

 

此処に、最強の虫取対決が始まった。

 




始まった虫取対決。

罠、素手掴み、ノッキング。持てる術を使った昆虫採取が始まり…夜。

トリコ「夏の夜はカレーだぜ?一誠!頼むぜ!!」←専属料理人が居る。

イタチ「BBQだろ?野菜は旨いぞ?総理直伝のRXステーキだ!!」←キャベツ好きな人

何故か料理対決!?

番外編を書くとしたら

  • ウツセミ事件 中坊ナルトとイタチ先生
  • 第四次聖杯戦争 RX降臨
  • 第7班+トリコチーム 原作へ
  • 総理がなぜ立候補したのか
  • 大食い対決&料理対決
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