日本が本気を出しました。   作:静かなるモアイ

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遂に決着(笑)


カブト狩りだぁぁぁあ!!

始まった第7班VSトリコチーム+善逸による昆虫採取対決。

 

ルールは簡単。捕獲した昆虫の数、及び稀少な昆虫を捕まえた合計ポイントで勝敗を決める。勿論、捕まえれば捕まえるほど、良いのだがそれだけではダメだ。より稀少な昆虫…ヘラクレスオオカブト、オウゴンオニクワガタ等のレア物を捕まえれば更に高得点が得られるのである。

 

第1ビオトープには様々な昆虫が生息しており、中には普段は御目にかかれないレア物と呼ばれる存在も居る。体表がダイヤモンド等の宝石で出来た虫も居るかも知れないのだ。そのような虫は相場自体も高く、カブト虫を100匹捕まえるよりも高得点間違いなしだ。

 

「イタチ先生。何してるんだってばよ?」

 

森林地帯の雑木林。そこをイタチ率いる第7班は捜索していたのだが、イタチは何やら目印を着けて木に何かを仕掛けようとしていた。

 

「カブト虫をおびき寄せるトラップを仕掛ける。ナルト、この前…俺が作っておけと言った物が有るだろ?アレは昆虫の好きな臭いを放つものだ。

カブト虫等は夜行性。今から闇雲に雑木林を探しても見付かる確率は低い。今の時間は地面の中や、木々の隙間に隠れてるからな」

 

イタチの作戦はこうだ。イタチとナルトが先日に作ってきた、カブト虫達を誘き寄せるトラップを木にくくりつけて、それで昆虫を誘き寄せるのである。

カブト虫は夜行性。今の時間は日中の為に、今から探しても見付けにくい。だからこそ、今の内にトラップを仕掛けて夜探すのだ。

 

「先ずはこれから行くか」

 

イタチは懐から口寄せ術式の書かれたメモ用紙を取り出し、何かを口寄せした。それは……物凄く甘い酒臭い臭いがするストッキングであった。そのストッキングには何かが入っており、ストッキングの色が白い為か中が分かる。それは…

 

「うわ!?凄い酒臭い!!イタチ先生!それってバナナですよね!?」

 

鮮花が驚きながらストッキングを指差す。そう、ストッキングの中に入っていたのは色が黒く変色したバナナであった。

 

「そうだ。昔、知人から貰った賞味期限の過ぎてしまった焼酎に二日間着けたバナナだ。これがカブト虫を呼び寄せる罠になる」

 

とイタチは説明し、ストッキングを伸ばして木に巻き付けた。

 

「イタチさん…本当にこれで来るんですか?」

「数年前はこれで来た。去年も奥多摩で確認はしてある」

「アンタ、昨年もカブト虫とってたの!?」

 

なんと、イタチは数年前も去年もカブト虫を捕まえていたのだ。しかも、東京のど田舎こと奥多摩である。

 

 

一方その頃、トリコチームはカブト虫等が生息する雑木林を散策してた。

 

「お前達、カブト虫は樹液を飲むのは知ってるだろ?だが、樹液がどうやって出るか知ってるか?」

 

カブト虫は樹液を食べる。それは最早、一般常識でありカブト虫を少し調べた男子諸君の常識だ。それは当然ながら男子中学生である善逸は勿論、高校生の一誠も知ってる。

しかし、その樹液がどうやって木の表面に出てくるのは知らない。

 

「あっ…そういや、知らないです。アレですか?クワガタやカブト虫が角で木を削って出すんですか?」

「そんなんで出るわけ無いだろ。まあ、虫が関わってるのは間違いないな」

 

すると、トリコは一本の木の前に止まった。そして、一誠、善逸、カービィに見るように木を指差す。そこには樹液が出ており、昼から活動してる蝶々やカナブン等の昆虫が樹液を飲んで食事を行っていた。

 

「この樹液だが、実は2種類の幼虫が木を傷付けて出している。

1つはカミキリムシの幼虫だ。カミキリムシの幼虫は木の中に住み、木を食べて大きくなる。その過程で木が傷付き、樹液が出るわけだ。しかし、カミキリムシの幼虫は自分の意思で出している訳ではない。

だが、自然界にはこの樹液を狩りに利用する為に木を傷付けて樹液を出し、集まった虫を補食する奴も中にはいるんだよ」

 

すると1匹の小さな蝶が木の皮の隙間に呑み込まれ、姿を消してしまった。樹液に夢中だったとは言え、呆気ない。

 

「それがコイツ、ボクトウガの幼虫だ」

 

トリコは木の皮…小さな蝶が呑み込まれた所を捲る。そこにはミールワームのように喰らう為の顎が有る芋虫が居たのである。

 

「蛾!?蛾の幼虫なのに肉を食べるんですか!?」

「雑食だ。ボクトウガの幼虫は木を食べて樹液を出し、その樹液を利用し、樹液に集まった小さな虫を食べるんだよ」

 

ボクトウガという蛾の幼虫が居る。この幼虫の存在は昔から知られていたが、この幼虫の恐ろしい生態が明らかに成ったのは最近の事だ。

ボクトウガの幼虫は木を食べてわざと樹液を表面に出す。この表面に出した樹液を利用して狩りを行い、小さな昆虫を食べて栄養分にしてたのだ。

 

勿論、大きなクワガタやカブト虫、デンジャラスな強さを持つ蜂等は襲えない。そんなカブト虫達はボクトウガの幼虫が出した樹液を利用して飲むという事だ。

 

「当然、ボクトウガの幼虫はカブト虫等は襲えない。返り討ちに逢うからな。だが、カブト虫はボクトウガの幼虫を出した樹液を美味しく頂く訳さ。自然は良く出来てるだろ?

それに、この木の下には高確率で…」

 

トリコは木の下を掘る。そこには沢山のカブト虫が眠っていたのだ。

 

「「うひょおぉおおお!」」

「ぺぽーーー!」

「樹液を出す木の下には、良くカブト虫が寝てるのさ。先ずは俺達のリードだな」

 

カブト虫はまだ寝ぼけており、捕まえ放題。それ故か、善逸は勝ち誇ったように笑みを浮かべた。

 

「計画通り!!」

 

だが、そんな善逸とは違って一誠は……

 

「なんだろう…物凄くフラグな気しか成らないんですけど」

 

 

 

 

何はともあれ、普通のカブト虫だが30匹ほど捕まえたトリコチーム。一先ずお腹も空いたので今回のキャンプ地である草原にやってきたが、そこには…

 

「遅かったな…」

 

BBQの準備をする第7班の姿であった。しかし、BBQの準備を行ってる彼等の後ろには…見事にノッキングされて捕獲された巨大な昆虫アルセルタス(捕獲レベル2)、アルセルタスの雌であり巨大な蠍のような昆虫ゲネルセルタス(捕獲レベル60)が生け捕りにされて放置されていたのだ。

 

「あの……何ですか?そのモンスターは?」

「えっ?だって…昆虫採取対決でしょ?だから、強い昆虫を捕獲したのよ!……主にイタチ先生とナルトが」

 

と鮮花は言った。確かにアルセルタスもゲネルセルタスも昆虫に分類されるがアルセルタスは体長2メートル程、ゲネルセルタスに関しては18メートルを超えている。最早、昆虫と言うよりも別の惑星から飛来した生物兵器である。

 

「一応、昆虫だし…ありだってばよ!」

「んな訳…あるかぁぁぁぁあ!!」

 

草原に匙の叫びが木霊する。

 

「「えっ?」」

「えっ?じゃねぇぇぇよ!これ、何処から見てもモンスターだろうが!!

アルセルタスはともかく、ゲネルセルタスなんて生物兵器じゃん!戦車じゃん!!昆虫じゃねぇぇだろ!!」

 

そう、最早…ゲネルセルタスは昆虫の領域を超えている。そんなデカブツも得点に加えるても良いんだろうか?

 

「いや、良いだろ。虫だしな」

 

とOKの意思に賛同したのはトリコであった。

 

「トリコさん!?」

「だってアルセルタスとゲネルセルタスは虫じゃないか。それにアルセルタスは栄養満点で旨いぞ。カニみたいな感じでな」

「「「喰えるの!?コイツ、喰えるの!?」」」

 

驚愕の事実、アルセルタスは旨い。まあ、良く雌であるゲネルセルタスがアルセルタスを食べてるので旨いのは間違いないだろう。

 

「虫取対決が終ってから食べます?」

「おっ良いな!」

 

アルセルタス…実食確定。

 

 

しかし、トリコチームも食事の準備をしないといけない。だが、既に我等がコック 一誠は料理の献立は決まっている。それはなんと、やはりと言うか…日本人の大半が大好きなご飯である。

 

「トリコさん、カービィ。カレーで良いですか?材料持ってきましたし!」

「「待ってました!」」

「ペポー!」

 

そう、カレーである。やっぱり、日本人は殆んどカレーが大好きなのだ。

カレーはインド発祥の料理であり、その後にイギリスに渡ってシチューの要素を取り入れて、日本人が良く知るあのカレーライスに成った経緯が有る。勿論、一誠が今から作るのは日本人に馴染み深い方のカレーライスだ。

 

「事前に下味を着けた野菜を寸胴で炒め、香りが増したら此処にスープを入れる。煮込んで灰汁をとって…カレー粉を投入!」

 

料理人一誠の手際の良さから瞬く間に仕上がるカレー。その臭いを嗅いだ為か…

 

「「「うまそ!」」」

 

グルメ細胞を宿した影響なのか、ナルトとイタチ…そして何故か鮮花が反応してしまう。しかも、口からドバドバとヨダレを滴しながら。

 

「なにやってんの!?3人とも!!イタチさんなんて、元の世界の面影が無いんですけど!!未だBBQの準備が未だでしょ!!」

「そうだった、危ない危ない」

 

キリッと元のイタチに戻ったイタチは準備を再開させ、炭火に火を起こした。金網が充分に温まり、イタチは1枚の下味が着いたステーキ肉を焼き始める。

焼き色が着き、ひっくり返して再び焼く。裏面を数秒焼いて色が着いたら弱火の所に移動させる。そして、今度は野菜を強火の所で焼き始めたイタチ。その野菜は今が旬のトマトとモヤシであった。

 

「このトマトはネオトマト、新鮮で旨いぞ。そしてモヤシは餅肌モヤシ…モチモチしていて美肌に良いんだ」

「美肌に良いんですか!」

 

鮮花、美肌に良いと聞いて反応する。

 

野菜も焼き上がり、イタチはミディアムの焼き加減に成った肉と野菜を更に盛り付け…今度は海苔を軽く炙る。海苔を軽く炙り、肉の上に盛り付けた。そして…マスタードでRXのマークを海苔に描く。

 

「総理直伝、RXステーキだ!」

「それ、今此処で出すの!?夏休みに皆で食べに行くんでしょ!!」

 

今度は一誠のツッコミが響いた。

 

因みにRXステーキは実在します。総理を演じた俳優 倉田てつをさんがオーナーを勤めるステーキハウスで食べれます。しかも、運が良ければ倉田てつをさんが直々に焼いてくれますよ!

 

 

 

腹拵えを済んだ後、地獄が始まった。

 

「トリコさん!!すまないが…このプラチナコーカサスは俺達が捕まえた!!火遁鳳仙花!!」

「だったら、このゴールデンヘラクレスは俺が貰った!フライングナイフ!!」

 

ド派手に技を決め、珍しい昆虫を捕まえる保護者2人。もう、ビオトープで無ければ間違いなく生態系が崩壊するだろう。

 

「ダイヤギラファは貰ったってばよ!」

「ぺぽーーー!!」

 

なんか、オレンジ色のチャクラを纏い…チャクラで構成された羽織を羽織ったナルト…モード天照というモードを使い、神速でカブト虫やクワガタを乱獲する。

カービィもナルトの影分身をコピーしたのか、狐耳に尻尾が9本生えていた。此方も同じく神速でカブト虫を捕獲していく。

 

「善逸!悪いけど、このルビーヒラタは貰ったわよ!」

「やってんやんよ!!目の前におっぱい2つ、お尻が1つ有るんだぁぁあ!!」

 

実力差は有るが、善逸はどさくさ紛れに鮮花にセクハラをするつもりなのか、やる気に満ち溢れている。

 

「「これ…絶対、虫取じゃない!!」」

 

森の猛獣達が逃げ出し、一誠と匙はそうツッコンだ。

 

 

そして肝心の結果だが、ゲネルセルタスのポイントが響いたのかイタチチームの勝利であった。

 

 

 

 

 

「えっ!?第1ビオトープの生き物って事前に申請しないと、お持ち帰り出来ないの!?

白音ちゃぁぁぁぁん!!禰豆子ちゃぁぁぁぁん!!」

 

そして善逸は事前申告をしてなかった為か、カブト虫をお持ち帰り出来なかった模様。残念!!

 

 

 

 

 

 

 

 

「首相…いや、親父。飛行機の手配が出来たぞ」

「グララ…それじゃあ、ウェイバー。行くか」

 

神話サミット。イギリスの首相も動き出す。




次回!神話サミット…はい、イギリス首相は彼です

番外編を書くとしたら

  • ウツセミ事件 中坊ナルトとイタチ先生
  • 第四次聖杯戦争 RX降臨
  • 第7班+トリコチーム 原作へ
  • 総理がなぜ立候補したのか
  • 大食い対決&料理対決
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