「禍の団?なんだ…その明らかに三下のような名前は?」
誰が言ったか、アザゼルの言葉に対してそう反応した。禍の団、初めて聞くその名前にサミットに参加した首脳達と神々はザワザワと騒がしくなる。
しかし、周りが騒がしくなっても冷静さを保つ人々も居た。冷静さを損なわず、冷静に耳を傾けて居たのはアザゼルの上司であるオーディン、ニューゲート率いるイギリス御一行、中国の首脳と帝釈天、そして天照大御神と最強のてつをこと総理率いる日本代表だ。
「ワシが言おう。禍の団は簡単に言えば、世界を混沌と破滅に向かわせたいテロリストだ。
ワシとアザゼルも調べてはいるが、敵の全貌はまったく見えん。ただ、分かるのは各々別の思想を持った派閥が存在して各々の目的で動いてること、堕天使、神器持ちの人間に魔術師、様々な存在が構成員として所属していること、そして…禍の団のトップはオーフィスというドラゴンだ。此処まで来たら、お主達も敵の恐ろしさが分かるであろう?」
オーディンとアザゼル曰く、禍の団とは簡単に言えばテロリストだ。なんの目的で破壊的なテロリズムを行うのかは分からないが、少なくとも市民等を殺してるのだろう。
とは言え、日本は今のところは被害は無い。と言うのも日本は一部の許可された例外を除いて転移での入国は不可能。故に、裏側の一般的な移動手段である転移で移動するが日本はそれが不可能。更に日本はGODZILLAが居る海域を無謀にも進むしか密入国の手段が無いのだ(例 コカビエル)。
だが、他の国々は違う。イギリスは日本と同じく転移での入国は許可された人物以外は禁止と成っており、被害は出ていない。アメリカ、ドイツ、北欧各国にイタリアは転移での入国がOKであり、被害が出たのだろう。それ故に、ドイツやイタリアの首脳達は…
「あの時の襲撃は…禍の団だったのか!?」
「霧と共に襲撃してきたが…そう言う事か!」
と話してる。しかし、神々は違った。
「オーフィスだと!?本気なのか!?」
「あんな怪物…停められるのは一部の神々位だ!」
オーフィスという名前を聞いてから騒がしく、一部の神はパニックに成ってる。
「ああ。そのオーフィスだ…俺は当たり前、北欧神話が全勢力を出しても奴は勿論、奴が率いる禍の団を倒せない。
何時出来たかも分からない禍の団だが、このままじゃ奴等は世界を滅ぼす!!俺はそんな未来は望まない!!頼む…俺達、北欧と和平をこの期に結んでくれ!!禍の団を倒すために!!」
アザゼルは頭を下げて、サミットに参加した人々に向けてそう言った。
神々さえも恐れるオーフィスという未知の存在、更にオーフィスと共に行動する禍の団の様々な派閥の存在。確かに彼等がその気になれば、世界すら滅ぼしてしまうかも知れないだろう。
「嘘だな。お前は最初から禍の団がどのような存在かは知っていただろう?
誰が作り、何年前から有るのか、お前は初めから知っていた筈だ」
だが、場の和平に向けた空気を壊すように声が響く。声の正体は手を上げたイタチだった。
「失礼、発言させてもらう。俺はうちはイタチ。一応、宮内庁の皇宮警察だ。
俺は3年前、 禍の団の創設者と交戦し、その男を殺した。その男はサタナエル…グリゴリの幹部だ!」
「てめぇ!!なんでそれを知ってやがる!!」
そう…アザゼルの反応から分かる通り、禍の団はサタナエルという堕天使が創設したのだ。
サタナエルは禍の団を率いて過去にテロを起こし、豪華客船を沈めたり、拉致した高校生やその親族を人体実験の被害者にしていた。しかし、彼等は3年前にイタチと中学生だったナルトの手で見事に木っ端微塵に粉砕されたのである。
(はっ!?まさか…サタナエルの反応が日本で消えたのはうちはイタチが倒したからか!?)
確かにアザゼルは数年前から禍の団の事を知っている。しかも、歴史の闇に屠りたかった真実をイタチにばらされた…その真実は堕天使の幹部が禍の団を作った事であり、アザゼルとしてはそれは絶対に知られては行けなかった。流石に嘘を吐いて誤魔化す事は出来ない。イタチは既に万華鏡写輪眼を発動させており、嘘を見抜く。イタチは誤魔化せなくても口八丁で他の神話を騙して味方に着ける手も有るが、天照やナルトは悪意を判別出来る。
はぁーとタメ息を吐き出し、観念したようにアザゼルは後頭部をかいて話し出した。
「確かに…禍の団はサタナエルが創設した。だが、奴は死んだ。誰でもなく、お前の手でな…。
それは過去の話だ。とっとと和平を結ぼうぜ、今の為にもこれからの為にもな」
「それは俺の権限では出来ない。総理、天照様、北欧はこのように言ってますが?」
イタチの権限では他国と和平を結ぶ事は不可能。イタチは逮捕の権限を持った日本の懐刀でしか無いのだから。
「まあ。私は政治に関しては人間に任せてますので、総理に任せます!」
「うむ!俺としては和平は未だ無理だな、様々な条約を結ぶ前にいきなり和平を結ぶのは余りにも早すぎる。だが、これまで通り、テロ対策には協力しよう」
と我等が最強の総理は従来どおり、テロ対策には協力すると宣言。
「グララ。イギリスも和平は無理だが、テロ対策には喜んで協力する」
「あっアメリカも同じくです!」
とイギリスと日本との同盟国 アメリカも和平は無理だが、テロ対策には協力すると宣言した。
(大体、禍の団は堕天使が作り、様々な国や勢力が神器持ちを迫害して産まれたアザゼルのマッチポンプだろうが)
とイタチは心の中でぼやいた。
その後、幾つかの国々は北欧と和平を結ぶ考えを示し、いよいよ話題はメインディッシュとなる新大陸パンゲアに成ったのだが。
「取りあえず、暗黒大陸に関してだが…現時点で有るのは安全が取れた所に建築された日本の第2ビオトープ、アメリカのカジノを筆頭とした娯楽施設、宿泊施設等を含めた温泉街だったな。
温泉街に関しては日本が責任をもって行おう。風呂専門の職人でありキャスターのサーヴァント ルシウス君が代表で行っている」
(パンゲアじゃなかった!?てか、総理…絶対にHUNTER×HUNTER読んでるだろ!!)
「グララ。そうだな、今開拓されてる部分の宿泊リゾートは日本に任せるとするか。
なにせ新世界は広い。未々未知の領域が沢山だ」
(いや、パンゲアor新大陸ですよね?イギリスの首相…ぜったいついつい新世界って言っちゃってるよ!)
「アメリカも一部のマリーンとエクソシストをパンゲアに派遣しましたが、見たことが無い生物が沢山生息していたと聞いています。
戦車を撫でるような攻撃で破壊したり、火を吐いたり、常識の範囲を越えてます。山脈のような大きなリクガメも居ており、そのリクガメの甲羅こらは未知の金属が取れる鉱脈が有りました」
とミカエルは告げる。やはり、パンゲアは危険な領域であり安全が確保されてるのは開拓が今行われてる所、だけなのだろう。
「他には日本の第1ビオトープのように、様々な物が食べられるのではないか?と報告を受けております。事実、我々が派遣した先行隊はなんとか仕留めた牛のような豚のような鳥のようなUMAを食べたのですが…物凄く美味であり、ワインが吹き出す間欠泉も有ったそうです!」
(パンゲア…完全にドドリアンボムの残したグルメ細胞の影響受けてる!!)
ミカエルからの報告を聞いて匙は確信する。間違いなくパンゲアはグルメ細胞の影響を受けていると。恐らくだが、パンゲアが現実世界に戻される際にドドリアンボムが臭いの核爆発をして飛び散ったグルメ細胞が何らかの影響を与えてしまったのだろう。
なにせ、別空間から世界に戻ったのだ。その時にグルメ細胞がパンゲアを調理して魔境に変えてしまった可能性も否定出来ない。
「それは安全地帯から200キロ圏内の話であり、パンゲアからすれば未々端っこ。大陸の中央はもっと危険な領域も有るかも知れません」
結論、パンゲアの全貌を明らかにするのは不可能。大勢の人々が移住するのは未々先に成りそうだ。
((ヤバイ話に入れない。パンゲアの覇権を握ろうとしたけど、これなら俺達もパンゲアに進出して開拓やるべきだった))
アザゼルとオーディンさん。話題に入れず、パンゲアの覇権を取ることが出来なかった模様。
その後、サミット1日目が終り…アザゼルとオーディンは護衛であるロスヴァイセを連れずにラスベガスの眠らぬ街を楽しんでいた。
「アザゼル!下界のお姉ちゃんは最高だの!」
「全くだな!……俺はもう起たないから出来ないけど」
美女と戯れたりカジノをしたり、ロスヴァイセが居れば起こられること間違いなしの夜遊びを楽しむアザゼルとオーディン。
美女との胸を触ったり共に酒を飲んだり、カジノで儲けたり楽しい夜だ。しかし、そんな幸せは直ぐに終ることに成る。
深夜3時位だろうか?酒でも抜くためにサウナに向かおうとするアザゼルとオーディンの前にソイツは現れた。
「やらないか?」
声をかけられ後ろを振り向く2人。そこには青いツナギ姿の良い男が立っていたのだ。間違いなく日系人だろう。
ラスベガスに青いツナギ…場違い半端ないが、男はツナギのホックをずらして下げていく。
「「「無言は肯定ととらえるぜ?」」」
更に男と同じ声が響く。すると、アザゼルとオーディンは青いツナギ姿の男と同じ顔をした男数人に囲まれていたのだ。
「影分身。なに、猿真似だが我等ながら巧くいった。それじゃあ、やろうか。所で俺のキンタマを見てくれ…どう思う?」
ツナギの男はツナギを脱ぎ捨てる。全裸に成った男のシンボルは金色に光輝いていた。
「さあ…やらうぜ!おっと、俺の自己紹介が未だだったな。俺は阿部高和、ドイツは中々良かったよ」
「「アァァァァァーーー♂♂」」
その時、アザゼルとオーディンは大切な何かを失った。
サミット2日目。
「あの…北欧神話代表は私だけになりました…」
「オーディンは?」
2日目、参加した北欧代表は付き人のロスヴァイセだけに成ってしまった。
「オーディン様とアザゼルは……早朝5時程、路上で下半身を露出して倒れており…あんだけ夜遊びは止めてくださいって言ったのに!!」
ロスヴァイセ…日頃からのうっぷんを晴らすように泣き出してしまう。
「そうか…辛かったな」
イタチはハンカチを差し出し、ロスヴァイセはそれを受けとる。
ロスヴァイセはワルキューレ、別の表現をすればヴァルキリーとも呼ばれる半神半人だ。ワルキューレはその性質から英雄を求める。しかし、今の世の中…英雄は先ず現れない。だが、正真正銘の英雄とも言える程の存在が目の前に居るのだ。その結果、ロスヴァイセの本能が作動した。
「貴方が…貴方が私の英雄様なのですね!今、理解しましたよ!!」
「「はい?」」
イタチ、ロスヴァイセに英雄認定される。
「もしもし?オーディン様?お尻と心が痛む中、申し訳有りません。
私は自分の英雄を見付けました!えぇ、契約どおり私は本日で北欧神話を退職します!!」
ロスヴァイセ、電話で北欧神話をスタイリッシュ退職。
そしてロスヴァイセは日本政府にノリノリで鞍替えしたのだった。
そしてオーディンは知らない。色々有ってワルキューレ全員が日本に移籍してしまうことを。
ワルキューレ「日本は英雄の宝庫ですね!」
次回!
トリコチームはパンゲアにやって来た。ちゃくちゃくと出来る温泉街。そこで一誠は彼に出会う
一誠「阿部寛さん?」
ルシウス「私はルシウス・モデストゥス。テルマエ専門の職人だ…今では風呂職人だな」
第四次のキャスターに出会う
番外編を書くとしたら
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ウツセミ事件 中坊ナルトとイタチ先生
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第四次聖杯戦争 RX降臨
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第7班+トリコチーム 原作へ
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総理がなぜ立候補したのか
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大食い対決&料理対決