日本が本気を出しました。   作:静かなるモアイ

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サーヴァント集う


RX 冬木に立つ

「此処が日本…切嗣とセイバーが産まれた土地なのね」

 

熊本空港。そこに偽造パスポート(当時の裏側では当たり前)を使ってアイリ、切嗣、メイドのホムンクルス2人であるセラとリズ、そしてRXこと南光太郎が降り立った。

 

「僕は幼い頃に海外に逃避行したけどね。でも、僕らのヒーローは生粋の日本育ちださ」

「この世界はゴルゴムやクライシスの侵略は無かったのか、実に良かった。

だが、それでも許すことのできない悪は居るものだな。己クライシス!」

 

本来なら切嗣とアイリは戦闘補佐から雑事を含めて、多くのホムンクルスを連れてくる予定だった。しかし、それは叶わぬ夢だ。と言うか、今後の為にアインツベルンという魔術師の家系は物理的に消し飛んだ。そう、消し飛んだ。

切嗣とアイリは今回の聖杯戦争が終れば、とっととアインツベルンと縁を切るつもりだった。しかし、それはアイリの体質上絶対に不可能だった。アイリはこの聖杯戦争で死ぬことが決まっていた。と言うのも、アイリは聖杯その物であり、サーヴァントが脱落する度にその魂を取り込み、願いを叶える為の糧にする。それはサーヴァントが脱落する度に、アイリが人間では無くなることを示していた。

 

しかし…当然ながらこの最強のヒーローがそんな事を許す筈が無い。

 

『貴様は絶対にゆ゛る゛さ゛ん゛!!』

 

我等がRXである。しかも、アイリは現在妊娠しており、そのお腹の子供もアインツベルンの当主の手で弄くられ…調整されていた真っ最中だったのだ。幸せな未来を歩む筈の母子を救うため、我等がヒーローはアインツベルンの当主をRXパンチで粉砕。その後、アインツベルンと仲の良かった悪魔の皆様も来たがリボルケインで木っ端微塵に粉砕。

 

『キングストーンフラッシュ!!』

 

そして必殺 キングストーンフラッシュでアイリとお腹の子供を健康体にして聖杯と分離、切嗣夫妻と共に来ることを選んだホムンクルスの2人もキングストーンフラッシュで健康体にして万事解決。

 

因みに他のホムンクルスの皆様は切嗣指導の元、ネット及び監視カメラ、ドローン等の最新技術を用いた情報収集を担当してくれる。

 

「願いの為とは言え、殺し合いはしたくない物だ」

 

光太郎が嘆くのも無理はない。聖杯戦争は7組のサーヴァントとマスターのペアが最後の1組に成るまで殺し会う。そして、最後の1組は願いを叶えられるのだ。

しかし…光太郎には聖杯で叶える願いがない。強いて言うなら受肉だが、受肉は光太郎がその気なら直ぐに出来る。光太郎が受肉と言うのには訳が有る…クライシスやゴルゴムと比べると底辺のような存在だが、三大勢力の正義で犠牲に成る子供達が多いのだ。そんな犠牲に成る人々を救うためにも光太郎は受肉を目指すのである。

 

「出来れば…他のサーヴァントも俺と同じく、そこまで聖杯が必要でないサーヴァントだったらな」

 

光太郎はそう言い、切嗣達と共に冬木を目指すのだった。

 

 

「くそう!!何故だ…なんで出てきてくれない!!ソロモン王!!」

 

冬木の高級ホテルで1人の男が嘆いていた。男の名前はマリスビリー・アニムスフィア。魔術協会こと時計塔で名を列ねるロードの1人であり、今回の聖杯戦争では金銭事情のどうしても必要な件の為に参加したのだ。

キャスターとしてソロモン王を呼び出し、彼の力で聖杯戦争を楽勝に優勝するつもりだった。ソロモン王の指輪も聖遺物として用意したし、準備は万端だった。だが、現れたサーヴァントはキャスターだがソロモン王でもましてや魔術とは無関係の……

 

「どうしたマスター?なに、私は英雄のように戦えないが兵役の経験は有る!テルマエ作りなら任せておけ!」

 

テルマエ設計士 ルシウス・モデストゥスだったのだから。あと、俳優の阿部寛にそっくりとか言ってはいけない。

 

「お前はだまって風呂でも作ってろ!!私よりも弱いだろうが!!なんで来てくれないのぉぉおおお!!ソロモン王!」

 

マリスビリー陣営、引きこもりを決意する。

 

 

冬木の管理者を務める遠坂時臣。彼は弟子であり聖堂協会の代行者である言峰綺礼と共にサーヴァントを呼び出し、万全の状態で聖杯戦争に参加するつもりだった。

 

当初の予定では言峰がアサシンのサーヴァント…多重人格で分身が出来る百貌のハサンを呼び出し、情報収集を担当。時臣が最強クラスの英霊でありメソポタミア文明の英雄王 ギルガメッシュを呼び出し圧倒的な力で戦場を支配する予定だった。

 

「聖遺物まで…用意したのに……こんな…こんな…事って」

 

時臣が嘆くのも無理はない。召喚したのが八雲紫というナイスバディの妖怪であり、弟子の言峰が召喚したのもうちはイタチという忍者だったのだ。

勿論、時臣も魔術師だが妻子有る身。妻子に合わせてテレビ等の娯楽を楽しむ時は有るのだが、お陰でイタチの事を知ってる。

 

「なんで…なんで漫画のキャラが呼ばれたんだ!?」

 

そして…時臣の聖杯戦争は終わった。想定外のサーヴァントを呼び出したのは別に良いとしよう。時臣の目的は全てのサーヴァント…自分のも含めて聖杯の生贄にして根元の渦に辿り着く事だ。早い話、魔法使いに成ることである。

だが、突如として写輪眼を発動させたイタチの手で時臣の目的がバレ、紫とイタチの手で時臣と言峰が持つマスターの絶対命令件 令呪の発動を封印術で封印。

 

その結果…言峰と時臣はサーヴァントに絶対的な命令を下す事が出来なくなり、必然的に紫とイタチを自害させる事が出来ない。時臣の目論見は完全に潰えたのだ。

 

しかも……

 

「イタチお兄ちゃん!だっこ!」

「……だっこ…」

「許せ、凛に桜。また今度な」

「だったら、ゆかりん御姉さんが遊んであげるわ!お友達も呼んであげる!出てきなさい、藍、橙!」

 

時臣の娘 凛、養子に出した筈だが何故かイタチと紫の手で連れ戻された時臣の娘 桜がイタチと紫に物凄く懐いてしまったのだ。

 

「橙ちゃん遊ぼ!」

「遊ぼ…」

「遊ぼ!」

 

と紫の使い魔?紫曰く式神の式神らしい橙という猫又の幼女と娘達が仲良くなる。

 

「なんで…桜が此処に?間桐の家は…」

「俺と紫の手で滅ぼした。相手のバーサーカーには逃げられたがな」

 

桜は冬木の名家である間桐の家に養子に出されていたのだ。それ故に桜は間桐に居る筈なので此処には居ない。と言うのも、イタチ曰く間桐の家はイタチの手で完全に滅ぼされたのだろう。

 

「アサシン!!」

「彼女は人間としては扱ってもらってなかった。余りにも酷すぎる。人間の大人2人は下半身を露出して倒れていたから、アーチャーの手で病院に送った。まあ、精神崩壊してた蟲の爺は俺がアマテラスで燃やした」

 

イタチはそう告げ、時臣の頭を掴む。そして…イタチの瞳が万華鏡写輪眼に変化した。

 

「やめろ…やめやめろ!!イタチ!!」

「月詠説教だ!!」

 

遠坂家は今日も平和です。

 

「エフエフ!師匠の不幸で今日もワインが旨い!何故だ!?」

 

言峰は愉悦に目覚めようとしていた。

 

 

 

「サーヴァント風情が!お前は私の言うことを聞けば良いだろ!!ランサー!」

 

ランサーとして呼び出され、後に料理人一誠の師匠となるトリコは不機嫌だった。それも当然、自分を呼び出したマスターが自分の事を魔術礼装のような物としか見てなかった為だ。

 

「俺は好きで命を奪う物好きじゃない。殺したら食う、正当防衛以外では手を出さねーよ」

 

ムシャムシャとマスターの金でステーキを食べるトリコ。そんな彼に対して、トリコのマスターであるケイネス・エルメロイ・アーチボルトは令呪を使えなかった。

と言うのも、トリコが聖杯戦争に乗り気では無かったので令呪を使った。しかし、トリコが強すぎた故に令呪が弾かれたのだ。

 

「それに…マスター、お前は戦争を勘違いしてる。戦争に高潔さなんて有るか。死ぬか殺すしかない。戦争だからどんな手段でも使える。

嫁さんにカッコ良い所を見せたいのか知らないが、嫁さんを戦場に向かわせるとかどうかしてるぜ?アンタ」

「私に口答えするな!!」

 

トリコのそのマスターの仲は最悪だった模様。

 

「わかった。そこまでお前が言うなら、相手のサーヴァントを誘い出してやるよ」

 

トリコの言葉を聞いて、ケイネスは笑みを浮かべる。しかし、彼は知らない。

 

「良いお尻をした男が居るな……」

 

バーサーカーの獲物に選ばれ…ロックオンされていた事を。

 

 

 

 

その日の夜。

 

漁港のコンテナ置き場。

 

そこでトリコは相手のサーヴァントを待っていた。彼としてもこの聖杯戦争に呼び出されるサーヴァント達がどんなサーヴァントなのか気になる所は有ったのだ。

 

「来たか…」

 

先ず最初にやって来たのは切嗣、アイリと共にやって来た光太郎だ。

 

「む!君がランサーだな?俺はセイバーだ!」

「良く分かったな?いや、マジで」

 

「グララ…中々良い奴等が揃ってるな、息子よ」

「あわわわわ…ライダー!?」

 

更にそこに、ウェイバーとニューゲートまでやって来た。薙刀が有るためか、トリコがこの場に居なかったら多くの人が彼をランサーと思うだろう。いや、居ても思うだろう。

 

「面白い事に成ってるわね?アサシン」

「そうだな…」

 

更にスキマを通って紫とイタチまで現れたのだ。

 

「うむ!こうなったら、俺も変身するしかないな…変身!!」

 

光太郎の腰にベルトが出現し、光太郎は眩い光と共に仮面ライダーブラックRXに変身した。

 

誰もが動こうとした瞬間……

 

『ピンポンパンポーン!あっあっ…テステス。どうも、千手エンマだ。いきなりで悪いが、サーヴァントの皆様が全員、聖杯に興味が無いようなので勝手に受肉してもらう!あっ、拒否権無いから…宜しく!!』

 

と…突如として放送が何故か流れた。その時、切嗣を始めとしたマスターから令呪が消え…サーヴァント達が受肉してしまったのだ。

 

「バカな!?バカな!?私の…私の聖杯戦争がこんな形で!?」

 

と…魔術で姿を消していたケイネスが嘆く。だが、その刹那…

 

「やらないか?」

「ぐぅぅわわ!?」

 

ケイネスは青いツナギの良い男に浚われてしまったのだ。

 

「アイツがバーサーカーだ」

「くそみそテクニックの阿部さんじゃないか!!」

 

全サーヴァントが受肉。まさに想定外の事が起きたが…

 

「取りあえず、運営係りの教会に向かおう。何か、知ってるかも知れない」

 

切嗣がそう言い、この場に集まった彼等は教会を目指すのだった。浚われたケイネスを除いて。




次回!教会にやって来たRX達。だが、運営の神父も良く分かってなかったようであり、10年前にとある人物に聖杯の除染を依頼した事が有るようで?

「あっ!ゴメン、それは私の旦那の仕業だわ!」

そして事情説明にディアルガに跨がった第5の魔法使いが現れる。

次回作の日米が本気出したの三大勢力(笑)の末路。なお、アメコミが入るので北欧も多少、本気を出す

  • お仕置き程度で許してあげて
  • 彼等は空気で構わんがねby水没王子
  • たっ…多少は彼等も活躍を
  • 悪い奴はゆ゛る゛さ゛ん゛!!
  • 一部はアヴェンジャーズに!!
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