日本が本気を出しました。   作:静かなるモアイ

45 / 49
アスガルドは犠牲に成ったのだ!!


ワルキューレRECRUIT

京都…そこは古き良き町並みであり、現在では妖怪と人間が共存する唯一の都市でもある。町を歩けばケモ耳ふさふさの尻尾を生やした人とすれ違ったり、烏天狗の新聞記者が美味しそうにお昼休みのアイスを頬張っていたりしているのだ。

 

京都は今ではそんな町。だが、神秘の秘匿が破られる前から古き良き町であり、世界遺産や重要文化財に指定された神社やお寺が沢山有るのだ。いや、伏見城や漫画ミュージアムに京都水族館等の観光名所も沢山有るところなのである。

 

「ちっくしょおおおお!!マジで羨ましいぜ!!」

 

そんな京都の町で匙の叫びが響く、いや未だ響く。

 

「両手に華は無いだろ!!ナルト!!てか、イタチさん…アンタ、ロスヴァイセさん居るだろ!!」

 

ナルト、ちゃっかりとオルトリンデとヒルドという両手の華状態。更にイタチにはロスヴァイセさんから英雄認定されている状態の中で、更にスルーズから英雄認定されたのだ。モテず、ツッコミしか取り柄の無い匙は充分に嘆いて良いだろう。

 

「ちょっと匙!うるさい!仕事中でしょ!!」

「えっ!?なんで俺、怒られるの!?」

 

匙、鮮花に怒られる。

 

「ホッホホ!しかし、妖狐の姉ちゃん達もボインボインじゃの!」

「そりゃあ、京都の妖狐達は天照の眷族が多いからな。荼枳尼天や宇迦之御魂の眷族も居るが…天照はボインボインだった!だから眷族もボインが多いんだよ!!」

 

しかし、ワルキューレ3人が辞職したアスガルドのトップ オーディンと側近のアザゼルは嬉しそうだ。事実、京都の狐達は天照の使いが多い。その彼女達は天照と同じくスタイル抜群であり、今の京都の裏側を管理してる九尾は天照以上の爆乳なのだとか。

ぶっちゃけると、天照様を愛妾にしたかったアザゼルは勿論、その上司であるオーディンも当然スケベで性欲が歳の割に高い。そんな2人は是非とも京都の九尾に会いたいが…それは叶わぬ願いと成ってしまった。何故なら、京都に彼等が居たのが運命の尽きである。

 

「ほう…誰かと思えば、世界を救う為だとか言い訳をしてエンマの家族を嬲り殺しにした堕天使のトップか。こんな所に居るとはな」

 

その声が聞こえると、その場にスーツ姿だが白髪の男が舞い降りた。その男はオタクではなくてもジャンプを読み、NARUTOという作品を知れば確実に顔は知る人物であった。

 

「二代目…火影様」

 

特にその人物を一番知っているイタチは男を見てそう言った。スーツという現代日本の衣を纏っているが、間違いなくその人物は二代目火影 千手扉間その人である。

 

「卑劣様!?ふぁ!?なんで!?なんで此処に居るの!?てか、現代に馴染み過ぎだ!!」

 

匙が叫ぶのも無理はない。扉間はビシッとスーツを決めており、バリバリのキャリアマンと成っていたのだ。見方を帰れば仕事帰りのお父さん、高給官僚の御方、或は敵に手段を選ばない敏腕弁護士等々だ。

 

「扉間…どうしたのだ?」

「お爺ちゃん?」

 

と新たな声が聞こえてきた。

 

「いや…待てよ……この声…まさか…この…アニメで聞いた声はまさか…」

 

匙は扉間の後ろを見る。その方向からは匙の見知らぬ男の娘(顔立ち)と…『無限月詠』と書かれた白Tシャツにジーパンというファッションを決めたクレイジーサイコホモこと柱間大好きおじさんことうちはマダラが居たのだ。しかも、稲荷寿司をモリモリモキュモキュと擬音を立てながら食べていた。

 

「うちはマダラぁぉぁぁあ!?本物!?ふぇ!?本物!?」

「ほう…そこの若造。俺を知っていたか」

 

まさかの扉間に続き、マダラまで現れた。だが、特殊な条件で召喚された扉間は兎も角、マダラは普通は現れない。此処にマダラが居ると言うことは、日本以外で聖杯戦争が起きてマダラが受肉したという事である。

 

「俺の名前はうちはマダラ。冠位のアサシン(グランド・アサシン)だ。

訳合って昨年ルーマニアで起きたアホな悪魔とユグドなんちゃらが手を組んで起こした大規模な亜種聖杯戦争 聖杯大戦で赤の陣営で呼ばれた」

 

なにやら、色々とマダラの口から核爆弾級のセリフが色々と聞こえたが…気にしてはいけない。聖杯大戦だとか、マダラのクラスが唯のアサシンではなくグランド・アサシンだとか。

 

突如として降臨したマダラに扉間。もう、この2人がやって来た為か周囲には人集りが集まってくる。当然だろう、その2人が観光中のオーディン率いる北欧御一行と第7班や我らがチート総理と共に居るのだ。注目を集めるなと言う方が問題である。

 

そして、匙は勿論、アザゼル達も新たな疑問が沸いてきた。それはマダラと扉間と共に行動する謎の男の娘である。男の娘の瞳は赤く3つの巴…魔眼 写輪眼に成っており、その顔立ちは三崎町の管理者で青子の友人 久遠寺有珠に気味が悪いほどにそっくりだ。

 

「ナルト?」

 

しかし、ナルトと男の娘はお互いに無言で視線を交わしていた。

 

「イナバ。お前、イギリスに留学してたんじゃなかったのか?」

「やだな!お兄ちゃん。その留学で学ぶことが無くなったから帰ってきたんだよ!」

 

「「「「お兄ちゃん!?」」」」

 

だが、冷静に考えてほしい。ナルトは孤児院で育った。エマもナルトの事はお兄ちゃんって呼んでるし、あの善逸ですらナルトを兄貴と呼んでいる。同じ孤児院で育った兄弟という意味かも知れない。

 

「ナルトの弟か?」

「そっ!コイツは千手イナバ。俺の正真正銘の弟だってばよ!色々有って異母弟で、イギリスの時計塔生まれだけど…」

「ふっふふ!僕はマダラさんのマスター!イナバ君だーい!宜しくね、スプーンさん!」

「匙だ!誰だよ!スプーンって!!む?異母弟?」

 

この男の娘の名前は千手イナバ。正真正銘、ナルトの弟なのだが異母弟である。異母弟と言うのだから母親が違う。簡単に言えばナルトの母親は青子だが、イナバの母親は青子ではないのだ。

 

「小僧。エンマの名誉の為に言うが、エンマは不倫はしていない。此処では言えない、複雑な事情が有るのだ」

 

と匙が抱いた疑問に答えるように扉間が教えてくれた。どうやら、異母弟だがエンマは不倫しておらず此処では言えないような複雑な事情が有るのだろう。

だが、イギリスの時計塔の裏側の顔を知っている人達…総理やイタチ、鮮花やアザゼルは大体の事情を察する。

 

「成るほどな…千手エンマの遺伝子情報と優れた魔術師の遺伝子を掛け合わさせて作った実験台か。

写輪眼…蒼崎ナルトさえも遺伝しなかった魔眼を受け継いでるし、時計塔と言ったらそう言う事だろうな」

 

とアザゼルは自慢気に推理してそう言った。その言葉を聞いて、ナルトは目を開き…イタチとマダラはアザゼルを睨む。だが、卑劣様は冷静に表情を変えない。

 

「当たりか。なに、今から14年ほど前か?謎の侵入者に自慢の実験台が30体ほど奪われたと…知り合いの魔術師が嘆いていてな。その内の1体がお前って事だな」

 

自分の予想が当たったと確信したアザゼルは顎髭を触りながら、興味深そうにイナバを見る。

 

「丁度、年頃から考えて合っている。成るほどな、実に興味深…「はぁ!はぁ!じゃまよアンタ!!」ほんげー!!」

 

しかし、アザゼルはゴスロリワルキューレであるフレックに突き飛ばされ、倒されてしまう。どさり、と倒れてしまうアザゼル。しかし、悲しいことに誰もがアザゼルが倒れた事に気付いていない。いや、アザゼルに注意が向くより大変な事が起きていたのだ。

 

「凄いわね!ロス姉が日本には英雄が沢山!てっ言ってたけどマジじゃない!!決めたわ!私も転職よ転職!」

 

ワルキューレ 十一女 フレック。転職を決意する。しかも、辞表をオーディンの前に叩き付けてである。そして、フレックはイナバにベッタリとくっついた。

 

「まてまて!フレック!お前まで辞めるのか!?言っとくけど、アザゼルは神に匹敵してワシは神よ!神!腐っても神よ!?」

 

どんどんワルキューレ達がリクルートしていき、流石にオーディンも焦りまくる。実はと言うとオーディンが焦るには理由がある。それはワルキューレ姉妹全員に情報共有機能を持たせてしまった事である。もし、日本に転職してしまったワルキューレ達が北欧のワルキューレ達に「日本は良いぞ!」と全員で発信してしまえば…

 

プルル…プルル

 

オーディンの懐から最新のスマートフォンが鳴り響く。オーディンはまさかと思いながらスマホの画面を見る。そこにはワルキューレの長女であるブリュンヒルデからの着信を知らせる物であった。

 

「どうしたのだ?」

『オーディン国王、お世話に成りました。我らワルキューレ13姉妹は北欧神話を退職します。日本は英雄の宝庫だ!!』

 

そして、一方的に通話が切れた。ワルキューレ全員、退職!!

 

「これで神か。日向の足元にも及ばぬ奴よの…」

「初めて意見が合ったなマダラ」

 

なお、オーディンやアザゼルは戦国時代の日向一族以下の模様。

 

 

 

 

1週間後。

 

ワルキューレ総辞職したアスガルドは野郎の巣窟に成ってしまった。女神としてフレイア等も居るが、北欧一の美貌を持つフレイアは現世留学としてパリコレモデルに成ってしまい、アスガルドは正に野郎の巣窟。

 

「ははーん!なかなか貯まってるようだな。どれ、俺が気持ち良くさせてやろう」

 

そこに青ツナギのバーサーカーが出没してしまった。もう、後は語る必要は無いだろう。

 

「あ゛ーーー!!」

 

「ロキィィィ!!きっ貴様!何者だ!!」

 

「なに、緊張してるのか?無理もないな。なに、直ぐになれるさ」

 

「いっいぃぃぃアーーー!!」

 

「次はお前だな。所で見てくれ、俺のキンタマをどう思う?」

 

「どうしてこんな事にぃぃぃい!!」

 

「最近、忍術を覚えたんだ。雷遁の鎧さ!」

 

「アーーーア゛ーーー!!」

 

アスガルドは犠牲に成り、アベガルドに成ったのだ。




次回!マダラさん担当上忍に成る。

善逸「強くなったらワルキューレからモテる?やってやんよぉおおお!!」

果たして善逸は鬼狩りの自分を越えられるのか!?


あと、お知らせです。活動報告にも乗せましたが、次回作の日米が本気(仮称)ですが、創世記スタートに成りました。

創世記からなので最初の頃は聖書主体です。チラホラッと存在してると思われるゴルゴムは出てきますが、アメリカは国が無いので序盤は空気。日本も一部の武器…原作に出てきた天之尾羽張や天叢雲位しか出てきません。

創世記ではD×Dの神器等の設定の補完、神の死や悪魔の駒‥そして英霊の座やどうしてジャンプキャラが出てくるように成ったのかを書く予定です。

創世記が終われば、日本とアメリカは出てきます

番外編アンケート

  • マダラ班+ホムラ 無人島サバイバル
  • エンマ青年期
  • エンマinNARUTOのif
  • スラドク編
  • 聖杯大戦組の1ヶ月一万円生活
  • エンマと卑劣様の出会い
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。