5月のある日。丁度、神秘の秘匿が内閣総理大臣の手で見事に破られて神仏の実在が証明されてから約1ヶ月の月日が流れたある日。
「えーと…ここ…なんだよな?」
料理人と美食家の道をひた走り、ツッコミという修羅の道を進む男 一誠は三咲町に有る『千手の家』という孤児院にやって来ていた。
この孤児院は農林水産省長官である千手エンマの奥さんが経営してる所であり、多くの子供達が暮らしてる。裏側の関係で居場所を無くした子供達、混血故に捨てられた子供達、様々な子供達がこの孤児院で暮らしてるのだ。そして、その中には今から一誠が会いに向かうアーシアも含まれているのだ。
「ぜってぇぇ…あのおっさん、何かやってんだろマジで」
一誠はそう言い、彼の脳裏に外見年齢20代の農林水産省長官であるはっちゃけた男が思い浮かぶ。と言うのも、門番代わりに漫画トリコに出てくる白い狼 バトルウルフが居たのだから。
「門番ってレベルじゃねぇよ。最早、リーサル・ウェポンですよ!なんで此処に居るんですか!?」
一誠は叫ぶが、門番であるバトルウルフ(捕獲レベル800)は一誠を吟味するように睨む。流石に伝説の狼に睨まれたらビビるのは当然だ。
すると、孤児院の門が開かれて赤い髪の青年 ナルトが出てきた。
「どうしたってば?チャッピー。む?お前が父ちゃんとアーシアの言っていた一誠か?」
(ふぇ!?うずまきナルト!?七代目火影は聖杯戦争に出てないだろ!!いや、髪の色が違う)
とは言え目の前の蒼崎ナルトと漫画のNARUTOの主人公うずまきナルトは余りにもそっくりだった。その為に、NARUTOを読んでいた一誠は驚く。違いと言えば、髪の毛の色位だ。
「俺の名前は蒼崎ナルト。この孤児院の長男で、皆のお兄ちゃんだってばよ!」
「蒼崎ナルトか…えっ?ナルト?」
「おう。俺、産まれたばかりの頃に悪い政治家と魔王に誘拐されてさ。その時に天照の姉ちゃんの荒神…九尾を定着させられてリアル人柱力に成ったんだってばよ。父ちゃんと母ちゃんが助けてくれたけど、名前には意味が有るって事で父ちゃんが偉大な漫画の主人公の名前をくれたんだ!」
九尾を定着させられた子供…という事は目の前の蒼崎ナルトが九尾事件の赤子なのだろう。そして、総理は九尾事件の際に、赤子の父親が魔法を使って九尾を抑え込んだと言っていた。日本で魔法を使えるのは僅か2人、だとすると…
「…もしかして君のお父さんって農林水産省のエンマさん?」
「えっ?父ちゃんとトリコ先生から聞いてないのか?因みに母ちゃんも魔法使いだってばよ!」
「どんな家系ですか!?」
父親 魔獣創造を宿した最新の魔法使い。母親 時を操る第5の魔法使い。息子 リアル九尾の人柱力。
「もしかして、その髭は九尾の人柱力だからですか?」
そして、一誠には疑問が有った。それはナルトの頬に七代目火影と同じくキツネの髭が有ったのだ。七代目火影は元々…妖狐もいう設定が有ったための名残だが、蒼崎ナルトはこの世界の人間。
「これはグルメ細胞の影響だってばよ。実は母ちゃんもグルメ細胞のお陰で髪の毛が茶髪から赤に成っちゃって、その遺伝で俺も髪の毛が赤くてキツネの髭のような線が有るんだ」
「生まれつき、グルメ細胞も宿してるの!?」
なんという事でしょう。ナルト君はグルメ細胞も宿していたのだ。
「てか、お前もグルメ細胞有るってば。気配で分かる」
「俺にも有るの!?……はっ!?トリコさんと一緒に旨いもの食べまくったからか!?」
そして、一誠の中にもグルメ細胞は有ったのだ。グルメ細胞はグルメ細胞関係の食材を食べまくり、細胞を取り込む事でも定着する。本来は時間がかかるが、一誠はトリコと共に旨いものを食べまくった結果、宿してしまったのだ。
どうりで、食欲が増加し物凄く食べるが太らずに逞しい肉体に徐々にだが変わってる筈だ。
その後、立ち話もアレなので一誠はナルトの案内で孤児院の中に入る。孤児院には様々な年代の子供達が暮らしており、子供達だけで40人以上は居るだろう。
「本当に孤児院……ファ!?ピカチュウ!?ポッチャマ!?モクロー!?」
だが、その孤児院は普通ではなかった。子供達に混ざり、ピカチュウにポッチャマ、モクローと小型のポケモン達も居るのだ。
「ギラティナも居るってばよ」
「ファァァァア!?マジで庭にギラティナが居る!?」
しかも、庭にはゲームサイズの大きさとは言え、伝説のポケモン ギラティナが居たのだ。ギラティナは子供達と楽しそうに遊んでおり、巨体を動かして楽しそうだ。
「本当に無茶苦茶だよ…確かに妹と弟も此処なら安全だけど…胃がいてぇよ」
だが、その環境に適応出来なかったのか。胃痛を堪える1人の青年を一誠は見付ける。
「おい、大丈夫か?アレなら、胃に効く薬膳料理作るぞ?」
一誠は胃痛を堪える青年に声をかけた。その青年は…
「マジか!?ありがとう。いや、本当に此処での暮らしは大好きさ。でもよ、青子さんやナルトにエンマさん達にツッコミをいれまくったら……お前は2組の兵藤?」
「お前は確か…3組の匙?」
その時、2人のツッコミ係は意気投合し、連絡先を交換した。
その頃…成田空港には不本意にも1人の悪魔が早速、強制税関送りと成っていた。
その悪魔はホスト風な金髪の悪魔であり、名前をライザー・フェニックスという。彼は婚約者に会うために、遥々日本に転移したが、この有り様で税関送りと成ったのだ。
「パスポートにビザは無しですか。入国は認められません」
「ふざけるな!俺はフェニックス家の三男だぞ!!」
しかし、ライザーは転移での入国が出来ない事を知らないのか、成田空港で怒鳴り散らす。
そして余りの不満でライザーは炎を解き放つが、それが税関の機器の一部を破損させる。
「器物破損ですね?逮捕します。インパクトノッキング!!」
男性職員の打突がライザーの腹部に突き刺さり…
「がは!?身体が…動かない!?」
ライザーは器物破損で現行犯逮捕された。
次回!孤児院その2。朱乃さんや小猫たん等のこの世界の彼女達が続々登場。
それどころか…この世界のJUMP作品の方々も?例えば、シスタークローネとか(笑)
そして…青子さんの髪の毛が赤に変わったのはグルメ細胞が原因だった模様(笑)
次回のハイスクールD×D関係の作品を書くとしたら
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