同じくツッコミ属性同士、意気投合した匙と一誠は共に行動し…一誠は匙の案内の元で孤児院を歩いていた。
「この孤児院は色んな種族の子供が居るんだ。中には三大勢力の混血の子も居る。勿論、純粋な人間の子供達が一番多いけどな」
「そうなのか…」
千手の家の子供達は殆どが裏側関係で居場所を失ったり、親をはぐれ悪魔や神器目当ての種族に殺された子供達が暮らしてる。勿論、普通に表向きな理由で身内を喪ってやってくる子供達も居る。其方では匙とその弟妹達がそれに当たるだろう。
「職員も訳有りの人が多いんだよ。中には中卒で、この孤児院で働きだした人も居るんだぜ?お世話に成った家で暮らしながら、恩返しとして働くようにな!」
千手の家は一部の職員も住み込みで働いている。その中にはこの千手の家で暮らし育った人も居るのだ。何でも、エンマがこの千手の家を作ったのは今から十数年前、ナルトが物心着く前だそうだ。
エンマやその妻も裏側の事情で親を亡くしたり、居場所を失った子供を沢山見てきた。
しかし、保護された場所によっては地獄を見る場合があるのだ。聖堂教会では人体実験を行う所もあるし、悪魔に保護されたら…運が悪ければ奴隷として使役される、堕天使でも場合によっては神器の人体実験を受けることも有る。
「やっぱり、アーシアのように居場所を失う人が多いんだな」
「そうだな。何とか俺達もしたいけどな」
施設で暮らすことに成った子供達の過去を思い、シリアスに匙と一誠はそう言った。しかし、彼等のシリアスはこのあとものの数秒で消し飛ぶ事に成ってしまうのだ。
「我、山の王なり」
ふと、突如としてそんな声が聞こえ…一誠は声の方を見る。そこにはモンハンの猪 ドスファンゴを従えた猪の顔をしたそこそのmuscleな少年が両腕を上に上げたポーズをしていたのだ。しかも上半身裸であり、あろう事か裸足である。他の子供達が靴を履いて外を満喫してるなか、唯一の裸足である。
「なんか変なナマモノ居るんですけど!!エンマさんが作った未知のナマモノか!?」
当然、このナマモノの事を知らない一誠は叫ぶ。
「兵藤…落ち着くんだ。俺も最初はそうだったが、アイツは歴とした人間だよ。マジで」
匙が苦笑いを浮かべてそう言った。そう、当たり前だがこのナマモノは人間だ。そして、猪の顔は素顔ではなく当然被り物である。このナマモノは食事と睡眠以外は、この猪の頭部を加工した被り物を常に被ってるのだ。
「アイツは嘴平 伊之助。山で猪に育てられた過去を持つ野生児で、年がら年中裸の野生児。
あんななりだが、中学三年生で受験を控えているんだぞ」
ナマモノの名前は伊之助。千手の家で暮らす野生児だが、少し前まで山で暮らしていた超野生児。年がら年中上半身裸であり、猪に育てられた過去を持ってるのだ。
「む!?スプーン!ソイツは誰だ!?お前の子分か?」
「スプーンじゃなくて匙って言ってるだろ!!てか、お前は何時も俺の名前を間違えるな!!」
「そうか!悪いな佐賀!」
「だから匙って言ってるだろ!!」
そして、伊之助はどういう訳か名前を覚えるのは苦手のようで良く人の名前を間違えるのだ。
「でっ?菅の隣のお前は誰だ?」
「俺は兵藤一誠!料理人で美食家だ!」
一誠も伊之助に自己紹介を行うのだが…
「ひょうたん一守?良い名前じゃないか。俺は嘴平伊之助様だ!覚えておけよ!」
「「ちげーよ!!」」
その後、何とか伊之助に自分達の名前を教えようとしたが、名前を覚えてくれなかった伊之助であった。
その後は広大な庭を探索する匙と一誠。千手の家の庭には第1ビオトープにも自生してたベーコンの葉、お菓子の木、バウムクーヘンの木々等が生えており天然のお菓子が味わえるのだ。
「伊之助って男の人の名前を覚えてるのかな?」
「アイツが男で名前を覚えてるのは、エンマさん、ナルト、イタチさん位だな」
「最強クラスの人達じゃないか…いや、マジで」
結論、強ければ伊之助に名前を覚えて貰える模様。
すると、今度は目の前からナイスバディな美女が2人も歩いてきた。2人とも爆乳の領域は有り、駒王学園で有名なリアス様よりも大きい。片方はポニーテールで、もう片方はメガネをかけている。
「おっ!朱乃さん!椿姫さん!」
匙は美女2人目掛けて、手を振る。どうやら、美女2人は朱乃と椿姫と言うようだ。
「あら、匙君」
「兵藤。この人達は俺達の一歳上で、姫島朱乃さんと真羅椿姫さんだ」
ポニーテールのお姉さんは姫島朱乃、メガネのお姉さんは真羅椿姫。2人とも訳有って、この千手の家で幼少期から過ごすことに成った2人だ。
余談だが、この2人が保護される事に成ったのは相応の理由が存在している。と言うのも、2人の家は日本の治安を守る裏側の偉大な家系 五大宗家だったのだが…2人が保護される理由を知ったエンマの手で姫島本家と真羅本家は壊滅的なダメージを受けてお説教を受けたとか。
「どうも、兵藤一誠です!」
「ふふふ、またね」
と朱乃は言って椿姫と共に一誠と匙の側を通り過ぎたが、その時に朱乃と椿姫のポケットから何かが落ちてしまった。
「「ん?」」
一誠と匙はその何かを見て唖然して固まってしまう。何故なら…その何かは…
――SMプレイの極意!女王様の鞭しばき!
――くそみそテクニック
おしとやかな美女のイメージから一転、裏が有る美女に成ってしまった朱乃と椿姫。
「「見ましたか?」」
「「見てません!!」」
一誠と匙が見てませんと証言すると、2人はニコリと笑みを浮かべて落とした物をポケットに仕舞うのだった。
((イメージガタッ崩れだよぉおおおおおお!!))
心の中で叫ぶ一誠と匙だった。
「白音ちゃーーん!!結婚してよ!!結婚してくれたらさ!俺は次のテストで100点取れる自信が有るんだ!!」
「善逸君。近いです…離れて下さい」
なにやら黄色の髪の毛をした中学生の男の子が、白髪で猫耳が生えた少女に近付いていた。
だが、その刹那。中学生の男の子…善逸は何者かに肩を捕まれる。善逸が後ろを振り向くと、そこには女性にしてはかなりの高身長でガタイのゴツい黒人女性が立っていたのだ。序でに物凄い笑顔であり、素晴らしい表情筋を持っているだろう。
「善逸くん。見付けたわよ…今日のトイレ掃除の当番、貴方と私よ?」
「でっ出た!?シスタークローネ!!」
彼女の名前はクローネ。千手の家で働く職員であり、色々と我欲の強い女性である。
「ふふふ…さあ!!行くわよ!!」
そして、善逸はクローネに拉致されてトイレ掃除に駆り出された。クローネの力は強く、善逸は抜け出せずに連行された。
「白音ちゃーん!!白音ちゃん!!あっ!!元士郎さん!!助けて!!マジで!!たすけてよぉおおお!!シスターに俺が殺されちゃうよ!!」
だが、善逸を助ける者は誰も居ない。頑張れ!善逸!負けるな善逸!!
「こんな物じゃないぞ?これでホンの一部なんだよ」
匙の日頃の気持ちを理解し、一誠も自分の胃を軽く押さえるのだった。
「サーゼクス様!!考え直して下さい!!」
ライザー・フェニックス現行犯逮捕。それは直ぐに悪魔領土にも広がった。
そして、ライザーの父親であるフェニックス当主は物凄く困っていた。当然だ、神秘の秘匿が明らかに成ってから秘薬の1つ あらゆる怪我も致命傷さえも治す薬 フェニックスの涙が日本で一切売れなくなったのだ。何故なら…農林水産省長官が神器を応用して様々な怪我を治す万能細胞を産み出し…それを用いた再生医療が日本で広まった為だ。
その上、今後の権力の為に三男ライザーと魔王の妹であるリアスを婚約する事に成功し、全てはトントン拍子で進んでいた。
「私は言った筈だ。日本に転移する際はパスポートやビザを用意するようにと通達した筈だ。
それを守らず、あまつさえ現地の民間人に危害を加えようとした。そんな人物と妹を結婚させる訳にもいかない」
「ですが!!今までは行けたでは有りませんか!!どうして日本の要求を飲むのですか!!」
しかし、結果は魔王からの婚約白紙要請。サーゼクスは悪魔全員に、日本に転移する為にはパスポートとビザを用意するようにと伝えている。それはライザーにも伝わっていた筈だが、あろうことかライザーはそれを破ったのだ。その上、税関で職員に危害を加えようとした。
「もう…三大勢力だけの世の中ではない。そんな強がりでは国際社会を生き残るのは不可能だ。
悪魔が日本で活動する為にも、日本のルールに沿う必要がある。全ての国が聖書の味方ではない、貴方も会社を経営するならば分かるだろう。話はそれだけか?私は忙しい。
ライザーに伝えろ。妹と婚約したければ、一般的な国際常識を身に付けろとな」
サーゼクスはそう言うと、何処かに転移した。
「……強いだけの若造が。日本に領地を返還し、更に入国も相手に合わせた。
サーゼクス、知らないようだな。貴様の知らない所で、貴様を魔王から降ろす準備が始まってるのだぞ?悪魔の駒の制限も行うようだが、貴様は悪魔の裏切者だ」
サーゼクスは他国との共存を望んでいる。しかし、彼は強いだけで選ばれた若造だ。
それに殆どの貴族は悪魔至上主義だ。しかも、厳格な貴族社会である。
しかし、殆どの悪魔の皆様は知らない。お陰様で道を誤り…コカビエルが主な原因で此の世に降り立った
次回!一先ず婚約白紙で喜ぶリアス様。
一方、一誠と匙はトリコとイタチからの指示で修行の為に再びビオトープに。ナルトと鮮花が居るとは言え、彼等は地獄を生き残れるのか!?
投稿する度に評価が下がっていく……皆、三大勢力が大好きなのか。宜しい、ならばドンドン下げるが良い!!
次回のハイスクールD×D関係の作品を書くとしたら
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