ライザー現行犯逮捕事件。しかし、ライザーはフェニックス家が誇る莫大なお金の力で釈放されたとか。
だが、物凄く喜ぶ人物が1人居た。それはライザーと婚約してた駒王のお姉さまの1人 リアス・グレモリーさんである。
「よっしゃ!!やった!!これで、私は自由の身よ!!やったわ!!」
リアス様は自由に恋愛結婚したいのである。何故なら、お兄様であるサーゼクス・ルシファーは恋愛結婚の末に結婚した為だ。だからこそ、自分も恋愛結婚をしたいのである。
しかし、彼女は知らない。この半年以内にバイト尽くしの学生ライフが幕を開けることを未だ知らないのだ。
ではその頃、一誠達は何をしてるのか?
一誠は匙、鮮花そしてナルトの4人で第1ビオトープのど真ん中に居たのだ。今はゴールデンウィークの真っ只中であり、世間では1週間まるごと休みな人も居るほどに素晴らしい祝日だらけの黄金週間だ。
「折角だし、ゴールデンウィークを使って修行してこい」
「おう!それは良いな!!」
と全てはイタチとトリコの発言から全ては始まってしまったのだ。
彼等に与えられたのは魔境 第1ビオトープでの強化合宿である。第1ビオトープは御存知の通り、トリコの生き物やモンハンのモンスター等が闊歩する魔境だ。当然、一誠と匙は断ろうとしたのだが…
「あら?面白そうじゃない。それじゃあ、行ってらっしゃい!」
突如として現れた紫のスキマに飲み込まれ、ビオトープにご案内されたのだ。
「でっ?此処はビオトープの何処なのよ」
転移して暫く、一誠達は周囲の安全を一先ず確保していた。とは言え、鮮花の言う通りで一誠達は自分達がビオトープの何処に居るのかをまだ理解できていない。強いて言うなら、近くから波の音が聞こえ、近くには緑で覆われた山が見えることだろう。
「ビオトープだってばよ」
「「見れば分かるわ!!」」
此処がビオトープなのは分かってる。とは言え、ビオトープは余りにも広くそのビオトープの何処に一誠達が居るのか、一誠達は把握していないのだ。
「まあ、雪原や火山じゃなくて良かった。取り合えず、先ずは飲水の確保と寝床か…」
今回は完全なサバイバル。何時も守ってくれるトリコやイタチは居ない。一誠や匙もある程度は強くなったからこそ、今回は自分達で頑張らないといかないのだ。
しかし、立ち止まっていても仕方がない。一誠と匙は鮮花とナルトを引き連れて歩きだした。
「グルル!!」
だが、此処は危険な第1ビオトープ。何が起こるのか分からない。当然ながら、危険なモンスターが何処から出てくるか分からないのだ。ガサガサと木々が吹き飛び、一誠達の目の前に大きなワニが出現した。過去、一誠がトリコと共に初遭遇した食材モンスター ガララワニである。
「うぉ!?ガララワニだったよな?兵藤」
「ああ、でも肉は物凄く旨いんだよ。サーロインのような上質な旨味、ハラミのような噛み応え、本当に旨いんだよな。味は鳥と牛を合わせたような感じさ!」
とは言え、一誠はトリコから鍛えて貰い、鮮花と匙もイタチから鍛えて貰っている。あの時よりも強いし、何よりこの場には間違いなく一番強いナルトも居るのだ。今の戦力なら間違いなくガララワニを瞬殺出来るだろう。
「あっ!皆、頑張れってば。危なくなったら助けてやるから」
「「えっ!?手伝ってくれないの!?」」
しかし、最高戦力と言えるナルトは参戦しない。恐らくナルトはイタチから言われていたのだろう。一誠や匙が勝てる相手にナルトが参戦すれば、2人と鮮花の成長を妨げてしまう為だ。そうなれば、修行の意味が無いのである。
「それもそうね…それじゃあ、私が倒して上げる!!」
先ず、始めに動いたのは鮮花だ。鮮花は印を結び、息を大きく吸い込む。
「火遁…豪火球!!」
火遁豪火球。火の性質変化を用いた術であり、口から爆炎の火球を解き放つ術だ。火球はガララワニに直撃し、ガララワニは一気に炎に包まれて火ダルマに成ってしまった。
「スゲー…口から炎を吐いた」
「性質変化さ。俺達はイタチ先生から性質変化と形態変化のことを教えて貰ったんだよ。
鮮花は火の性質変化を持っていて、それで炎属性の忍術を使えるんだ」
性質変化。人は生まれた時から五大元素の性質を必ず持っており、各々炎、水、土、雷、風と成っている。これ等の特性は掛け合わせる事も可能で、掛け合わせる事で木、金、日等の様々な属性を生むことが出来る。
形態変化。それは人が持つ精神エネルギーと肉体エネルギー(一部の人曰く食欲のエネルギー)を混ぜ合わせて作られるチャクラの形を変化させる事だ。此方は性質変化と比べて簡単で、かけ合わさる事で更なる強力な術に成るのだ。食技も形態変化の1つである。
「どんなもんよ!」
どや顔を決める鮮花。しかし、その刹那…ガララワニが炎の中から飛び出して鮮花を食らいつくそうとする。
「あっ…」
普通に生きており、皮膚が焦げた程度のガララワニ。ガララワニは生命力が高く、確実に急所を攻撃しないと死なないのだ。
迫り来るガララワニの大顎。鮮花は死を覚悟した、一誠と匙も動こうとしたが間に合わない。
だが、ガララワニの顎は空を掠める。何故なら、ナルトが目にも止まらない早さで鮮花を救出し、後ろに下がらせた為だ。
「ナルト…」
「「早すぎて全然、目で追えないです」」
更にナルトはガララワニの懐に飛び込む。そして、ナルトの右手の掌にチャクラが放出されどんどん球体に形態変化して乱回転していく。
「あれは…螺旋丸!?」
螺旋丸。NARUTOの主人公うずまきナルトの代名詞。掌からチャクラを放出しながら乱回転させて圧縮させ、威力を限界まで高める超高等忍術。
形態変化の頂点であり、一撃で相手を昏倒さそる程の威力を持ってるのだ。
「螺旋丸!!」
「グルル!!」
螺旋丸の直撃を受けたガララワニは数メートル程吹き飛び、絶大なダメージを受ける。
「はい。弱らしたから、後は頑張っててば!手加減したし、ガララワニは動けるってばよ」
ナルトの言う通り、ガララワニはかなり弱ってるが未だ動ける。
「良し、俺の影真似の術で!!」
匙の影が伸び、ガララワニの影と繋がる。すると、ガララワニは動きが抑制されたのか動けなくなる。
「今だ!!兵藤!!」
「おう!!釘パンチ!!」
釘パンチ…それはトリコから伝えられた一誠の新たな必殺技。連続で釘を放つようにパンチを放ち、衝撃を奥に届けるパンチだ。
「グルル!!」
一誠は未だ三連しか出来ず、ダメージもそこそこだ。しかし、お陰でガララワニにダメージを与えた。すると、一誠は何やらスタンガンのような道具を取り出した。それはノッキングガン。
ノッキングガンとはノッキングと呼ばれる技法、電気を放つ針で相手の神経を麻痺させ、生きたまま捕獲出来る際に使う道具だ。
「ノッキング!!」
一誠はガララワニの肩にノッキングガンを刺し、ガララワニをノッキングさせた。これで暫くガララワニは動けず、生きているので鮮度も落ちる事は無いだろう。
ガララワニを捕獲し、安堵する一誠達。だが、未だ終らない。此処は危険な第1ビオトープ。突如として水圧のカッターで木々が吹き飛ぶと、新たなモンスターが現れた。
「ガノトトス!?マジかよ!!」
ガノトトス。モンスターハンターに出てくる魚の特徴を持ったドラゴンで、水中の王者。
捕獲レベルは30程であり、今の一誠達では敵わない。
「一誠。俺がコイツを倒すから、後で美味しい料理を頼むってばよ!」
ナルトはそう言うと右手を掲げる。すると、螺旋丸が作られたが…更に風が吹き荒れる。風はどんどん強くなり、やがて螺旋丸を核として巨大な風の刃が構築された。
「嘘だろ!?あれって…」
「風遁!螺旋手裏剣!!」
ナルトはそれを投擲し、ガノトトスは一撃で倒された。
次回!一誠の料理パート!?
そして動き出すコカビエル…
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