開斗sid
放課後
なんだかあの後言及するのも可哀想になってきたからとりあえず、今日は頼まれてた買い物済ませてとっとと帰ろう…
「あ、あの」
「…ん?」
「天野くんですよね?」
後ろから声をかけられ振り返ると水色の髪が目に入る
確かこの子は…
「…黒井さんだっけ?」
「あ、覚えてくれてたんですね。そうです。黒井 レンカです」
湊と一緒に転校してきた子だ
2人して同じクラスということもありものすごく話題が上がっていたな
「それで?」
「あ、えっとですね。これ今朝、拾ってたんですよ」
差し出されたのはお守り
「な、んで」
ポケットを探してもない
というか、いつ落としたんだ、?
今朝あったはずだが…
「朝、正門付近で落ちているのを発見しまして、お名前が書いてあったのでお友達に聞いたところあなたのものだと聞いたので。渡そうにも少し緊張してしまいまして…」
「そう、か。ありがとう助かったよ」
お守りを受け取り黒井の頭を撫でる
「………」
突然の事で固まる黒井
あ、しまった
「…女子にあまりこういうのするなって言われてたな」
ぱっと手を離し、黒井の様子を伺う。
何故慌てている?
「えっと、」
「すまない。撫でやすい位置だったから」
そういえば自然に手が動いていたな…
何故だろうか
「い、いえ。突然で驚いてしまっただけです。あの…言われてた、っていうのは…」
「あぁ、純平…友達にやったら何故かそう言われた。確か『女の子なら絶対勘違いするぞ!?イケメンこのやろーっ!爆ぜろっ!』だっかな」
「な、なんともまぁ…苦労されてるんですね(開斗が)」
「そうだな、いつも苦労かけてるな…(純平のこと)」
「へ?」
「ん?」
何か変なこと言ったか?
「…まぁ、元からこういうことはあまりやらないけどな」
「そうなんですか?てっきり慣れてらっしゃるかと思いましたが」
「いや、そんなことないよ」
「…じゃあどうして、私にはしたんですか?」
「…」
疑問に思ったのか首を傾げ静かにこちらを見てくる黒井
確かに、それはそうだな、なぜ俺は自然と手が頭の方にいったのだろう?
それがあたりまえだったような
「…っ」
ズキンと頭痛がし、よろめく
「え!?だ、大丈夫ですか?!」
「…大丈夫、寝不足なだけだ」
「寝不足?!大変おうちに直ぐに帰らなきゃ!モノレールは使われますか?私良かったらそこまで一緒に行きますよ」
「いい治まった」
「で、ですが心配ですわ。あ、それなら保健室に念の為行ってから…」
「絶対に嫌」
「え、あっはい」
即断言し、謎の圧力をかけてしまったか…?
だが江戸川先生のとこだけは絶対に嫌だ
あの人は1年の時に少しの掠り怪我で絆創膏を貰いに行っただけなのに
「あ、ちょうどいいのでこの薬の試験してみて下さい。」と、ジュース飲む?みたいなノリで軽々しく言ってきたからそれ以来苦手である
そんなことよりも、黒井がとても心配してる様子でこちらを見てくる
少しでも安心してもらわないと
「ほんとに、もう治まった、少し休憩してから帰ることにするから気にしないで」
笑顔を作り安心させるように話す
「ぇ、…はい。天野くんがそれでいいならいいんですけど…」
それならせめて…と、彼女が出して来たのはチョコレート
「なぜ?」
「も、持ってきては行けないとはわかってるんですけど、帰り道どうしても甘いものが欲しくなるんですよ…それでチョコレートを鞄に忍ばせてるんです!」
ふんすっと腰に手を当てドヤ顔している彼女。面白い子だな
「あ、でもなるべく内緒にしててくださいね!」
「ん、わかったよ」
「それでは私はこれにて」
と彼女は去っていった
俺ももう少ししたら買い物に行こう
「…天野、ね」
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一応見直したつもりです