となりのアリスちゃん   作:parui

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サインを書いているアリスちゃん。


第一話【サイン】

《プロローグ》

 

私、霧雨魔理沙は学生だ。

世立幻想学園に通っている普通の魔法使いで、平凡な学生生活を送っている。

だが、私の隣には凄く普通じゃないやつがいる。

そいつの名前はアリス·マーガトロイド。

同じクラスで、隣の席にいるやつ。

私が真面目に授業を受けている中変なことをしている。

いつもいつもアリスのせいで授業を受けれてない。

これはそんな日常の話だ。

___________________________________________________

 

「·······このx=3を、代入して··········」

 

ふむふむ成る程。

··········やけにアリスが静かだな。

私は珍しいと思い、アリスの方を見る。

 

「ッ!?」

 

アリスの机の上には、大量の紙が置いてあった。

そして、アリスの手は恐ろしい速さで、何かを書いている。

なんだなんだと思い、紙に書いてあるのを見てみると、

そこにはAlice Margatroidという綺麗な文字が大量に書かれていた。

どういうことだ?訳がわからない··········。

いや、ちょっと待てよ。この書き方············まさか!

サインなのか!?

アリスの顔を見るとニヤニヤしている。

これはサインだ!

私は確信する。

何故ならその顔はどう見てもいいことを考えてたり想像している顔だったからだ。

どんな··········どんなことを考えているんだ········?

書いてある枚数は少なくとも100枚は越えている。

そんなに、そんなにサインを書けるようなことって何なんだ?

私の好奇心がそそられる。

 

「アリス···········アリス·······」

 

小さい声で呼ぶが反応しない。

さっきみたいなニヤニヤした顔で、ひたすらサインを書いている。

聞こえていないようだ。

そのせいで、余計好奇心がそそられた。

どんなことを考えているのか?

知りたくて知りたくて堪らなかった。

 

「··········アリス·····アリス·············アリス···」

 

さっきより少し大きい声で呼ぶ。

するとアリスが反応した。

私は小躍りしたいほどの気持ちを抑え、心の中で歓喜した。

 

「なぁ、アリス·············あのさ」

 

どうしたのかといった感じでこっちを見る。

 

「さっきからどんなこ」

「ん?アリス。何をやっているんだ」

 

マズい。先生に気づかれた。

聞けなかったじゃないか。心の中で文句を言う。

しかし、いつも邪魔されているので、一回怒られてしまえ。

なんて考えもあった。

私は涼しい顔で、ノートに黒板の文字を写している振りをしながら、アリスを見た。

アリスは意外にも冷静で、落ち着いていた。

なんでだと考えていると、アリスが人差し指をクイッと曲げた

すると、紙が一斉に机の中に入っていった。

 

「···················は?」

 

訳がわからない。

指をクイッとしただけで紙が一斉に机のなかに入っていくとか。

しかも、アリスの準備は万端で、机の上には筆記用具とノートだけが残っている。

 

「んー、いや、なんでもない」

 

先生が教卓の方に戻る。

くっそー。何でだよ。何で怒られないんだよ。

鐘の音が鳴る。

あ··················。

また授業を受けれなかったぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!

 




新シリーズ。
中学卒業しました。
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