思い悩むユウキにある人物が現れる…
このウルトラマンブレイヴを読むにあたって
キャラの声を意識して読んでもらいたいと思います!
ユウキ: 櫻井孝宏
ハンダ: 立木文彦
マクマ: 佐倉綾音/玄田哲章
セト: 杉田智和
???: 大塚明夫
が願望です!!
さらに、今回登場するユウキの前に現れる人物は今後の主要キャラなので声を意識して読んでもらいたいです!
声は皆口裕子です!
その他の声はご自由にお好きな声を当ててください。
そして、1話の予告から少し変更がありました。
申し訳ありません。
1話部分も訂正を入れておきます。
(ハンダ)
「ユウキ、あのウルトラマンってお前なんだろ?」
(ユウキ)
「は?なに言ってんだよ。」
「俺がこのウルトラマンだって?」
「冗談きついぜ。ハンダさん。」
(マクマ)
「ユウキ、ハンダは冗談なんか言ってないわよ。」
(セト)
「そうだぜ、ユウキ。」
「ウルトラ真面目に聞いてるんだぜ。」
(ユウキ)
「な、なんだよぉ。セトさんやマクマさんまでぇ。」
「俺がウルトラマンって・・」
「うっ!!」
ユウキの脳内にゴモラとの戦いや光に包まれた時の記憶を思い出した。
そして、薄暗い空間の中に神々しく佇むあのウルトラマンの姿を見た。
(ユウキ)
「ほ、本当に俺がウルトラマンに・・・」
「ははは、まじか・・」
(ハンダ)
「やっぱりそうだったか・・」
(ユウキ)
「ていうか、なんでウルトラマンの事を知ってるんだよ。」
(セト)
「そういえば、このことはお前は知らなかったな。」
(マクマ)
「私たちね、地球人じゃないのよ。」
(ユウキ)
「は?冗談はよせよ。」
「地球人じゃないってさww」
(ハンダ)
「まあ、言うより見せた方が早いだろ。」
(セト)
「そうだな。」
(マクマ)
「そうね。」
そう言うと三人は異星人へと姿を変えた。
(ユウキ)
「うわぁぁ!!!」
「はぁ!?まじか!」
(ハンダ)
「俺は、健啖宇宙人 ファントン星人だ。」
(マクマ)
「私は、サーベル暴君 マグマ星人よ。」
(セト)
「俺は、変身怪人 ゼットン星人だぜ。」
(ユウキ)
「ははは。」
(ハンダ)
「驚いたか。」
(ユウキ)
「そりゃね。」
(マクマ)
「気持ち悪くないか?」
(ユウキ)
「え?」
(セト)
「一緒に暮らしてた仲間が実は異星人だったなんてよ。」
「引くだろ。」
(ユウキ)
「そんなことない!!」
「たしかに三人の正体には驚いたけど、そんなことは関係ない!」
「俺だって得体のしれないウルトラマンになっちまったんだから同じだろ。」
(ハンダ)
「ユウキ・・・」
「ありがとな。」
ハンダがそう言うと三人は地球人の姿に戻った。
(ユウキ)
「三人が異星人だってことはわかった・・・」
「で、ウルトラマンの存在をなんで知ってるかなんだけどさ?」
(ハンダ)
「まぁ、広場で外の空気でも吸いながら話そうか。」
(セト)
「そうそう、新鮮な空気を吸ってリフレッシュしようぜ!」
(ユウキ)
「まぁ、いいけど…」
ユウキたちは病院の広場へと向かった。
そして、広場にて
ベンチに並びながら座るユウキたち
(ユウキ)
「で、なんで知ってるの?」
(ハンダ)
「あぁ。"ウルトラマン"は俺たちがいた宇宙では有名だったんだ。」
(セト)
「その"ウルトラマン"は宇宙の平和を守るために、地球などの怪獣たちに襲われている星々を訪れては戦っているんだ。」
(ユウキ)
「ふーん。じゃあさ、なんで俺がその"ウルトラマン"になったって思ったわけ?」
(ハンダ)
「それはだな…」
(マクマ)
「なんとね、"ウルトラマン"は長くその星に滞在する場合はね。」
「その星の人間の体を借りるらしいのよ。」
(ユウキ)
「へぇー、そうなんだ。」
「じゃあ、俺は今その状態にいるってことか…」
(マクマ)
「そうそう。」
(ユウキ)
「なんか話を逸らされてるような気がするんだけど?」
「俺が"ウルトラマン"だってわかった確信は?」
(ハンダ)
「ん、それはだな…」
(セト)
「ユウキ!逸らしてなんかいないぞ!」
「これは大事な説明なんだ!」
(マクマ)
「"ウルトラマン"が体を借りる人間っていうのは、大体決まっててね。」
「自分の命を顧みず、勇気ある行動をとった人間らしいわよ!」
(セト)
「で、"ウルトラマン"が出現した後に、お前が怪獣に怯えて動けなかった女の子を助けようと動いたのを聞いて、ビビッときたわけよ!」
(マクマ)
「もしかしたら、ユウキが!ってね…」
(ハンダ)
「そ、そうなんだ!」
「だから、お前が"ウルトラマン"になったと思ったわけなんだ。」
(ユウキ)
「へぇ〜、そうだったんだ。」
「そうか…俺が…」
(セト)
「ちなみに!ウルトラマンと一体化した者は人間時の身体能力が一体化前よりも遥かに上がるみたいだぜ!」
(ユウキ)
「え!?マジ!?」
「ちょっと試してみるか!」
(マクマ)
「ユウキ!どこ行くのよ!」
ユウキは病院の外へと出て、辺りを見渡し10mはある大きな木を見上げていた。
(ユウキ)
「よし!やってみるか!」
(ハンダ)
「おい!ユウキ!何する気なんだ!」
(セト)
「ちょ!ユウキ!」
(マクマ)
「こら!ユウキ!」
(ユウキ)
「まぁ、見ててよ!」
「とりゃーー!」
ユウキは10mはある木の頂上に飛び乗った。
(ユウキ)
「ほんとにできた!」
「まじか!やべぇ!」
(ハンダ)
「おい!ユウキ!危ねぇぞ!」
(セト)
「そうだぞー!ユウキー!」
「走ると疲れるなぁ…やっぱ…」
ハンダ、セト、マクマの3人はユウキのあとを走って追ってきた。
(マクマ)
「ユウキ!いくら身体能力が上がってるからと言ってもね!」
「怪我は普通にするもんよ!」
(ユウキ)
「3人ともなにビビったこと言ってるんだよ!」
「大丈夫だって!」
(マクマ)
「ユウキ!あんたねぇ!」
(ユウキ)
「こんな力があるならもうあんな怪獣にビビって動く必要ないんだ!」
「堂々と助けに行けるんだ!」
(ハンダ)
「何言ってんだ。ユウキ!」
(セト)
「あのなぁ、そういうことじゃなくてなぁ…」
(ユウキ)
「よーし、早速行くか!!」
そう言うと、ユウキは木を軽々と飛び降りた。
そして、病院の外へ出てどこかへと走っていった。
(ハンダ)
「あ、ユウキ!どこ行くんだ!」
(セト)
「待てよ!ユウキー!」
「あ、ダメ。疲れちゃって動けん。」
(マクマ)
「全くだらしないわね!」
「ハンダはセトとここで待機よ!」
「私がユウキを追うわ!」
(ハンダ)
「ああ、わかった!」
「任せたぞ!」
(セト)
「任せたぜ!」
マクマは1人、ユウキの後を追った…
(セト)
「なぁ、ハンダさん…」
「あんな嘘ついて良かったのかな…」
(ハンダ)
「ああ、今はあれでいいんだ…」
「ユウキにあのことを伝えるにはまだ早い…」
「だが、いずれ伝えなきゃならない時は来る…」
「その時までは。」
ウルトラマンブレイヴ
episode 2 : 勇気の意味
そして、時刻は22時半
ゴモラの出現、ウルトラマンの戦闘の被害で混乱が冷めない街では…
(救急隊員A)
「おい!早く来てくれ!!こっちだ!!」
(救急隊員B)
「どうした!」
「うわ!?こ、これは酷い…」
そこには、全身が真っ黒に焦げていて腕や足、身体が千切れかかっている中年男性と思われる焼死体があった。
(救急隊員A)
「なんかの爆発に巻き込まれたか?」
(救急隊員B)
「こんな状態だと身元の確認が出来そうにないなぁ…」
瓦礫の中からひっそりと立ち去る謎の黒い者
(???)
「あぁ、可哀想に…」
「ストレス発散するつもりがまさかやられちゃうとは…」
「すまないねぇ…私もあいつが現れるなんて思ってなかったからね…」
「おや、あれは…」
謎の黒い者の目線の先には、走るユウキとそれを追いかけるマクマの姿が映っていた。
(???)
「ふふふふふ…」
「よーし、やるかなぁ…」
「さぁて、どうしようかなぁ…」
そう言うと、謎の黒いものは辺りを見渡した。
そして、叫びながら誰かを探す母娘を見つけた謎の黒い者はそのまま、ひっそりと近づいていった…
(娘)
「もうパパはどこいったのよ!」
「こんな事があったのに、何の連絡もないんだから。」
(母親)
「もしかしたら病院かしら。」
「ああ、どこにいるのよ!」
(娘)
「パパー!どこー!」
「いたら返事して!」
(母親)
「ダメだわ。電話も出ないわ…」
(???)
「(そうか…あの母娘はあの男の…)」
「ははは…面白いねぇ…」
不気味な笑みを見せながら、謎の黒い者はその母娘へと近づく。
(???)
「どうされましたか?お嬢様方。」
「誰かをお探しですか?」
(母親)
「え、あぁ、すいません。」
「いえ、旦那が帰ってきてなくて…」
(娘)
「そうなのよ!パパが何かに巻き込まれたんじゃないかって…」
「だから、パパを一緒に探すの手伝って…」
「お願い!おじさん!」
(母親)
「こら!あなたは高校生にもなってそんな口のききかたがありますか!」
「すいません、娘がとんだ失礼を…」
(???)
「なーに、気にしないでくださいな。」
「そうですか…旦那様が行方不明と…」
「私、その旦那様を騒ぎの前に路地裏の方で見かけましたよ…」
(母親)
「え、本当ですか!!」
(???)
「ええ、その後、どこかへと飲みに行かれてましたねぇ…」
(娘)
「もう、パパったら…」
(???)
「良かったら連れて行ってあげますよ。旦那様のところへ…」
(母親)
「え、良いんですか…」
(???)
「ええ、もちろん。構いませんよ!」
「私、旦那様が飲みに行かれた場所を確信してますので…」
(娘)
「本当!?おじさん!」
(???)
「飲みに行かれた所というのは…」
「あの世ですよ…」
「旦那様はあの世に飲みに行かれました…」
(母親)
「あの世…なんて飲み屋あったかしら…」
(娘)
「変わった名前よね。」
「ねぇ。おじさん。その飲み屋の近くに連れて行って。」
「パパがそこにいるか…」
赤い血が噴き出すとともに、生々しい音が突如、鳴る。
(???)
「さっきからおじさん、おじさんってうるさいんだよ…」
「私はね、こう見えても若いんだけどね…」
謎の黒い者は怒りの声で赤黒いオーラを纏ったその右手で、娘の首を切った。
そして、首から血を吹き出しながら娘は倒れた。
(母親)
「え…リンちゃん…」
「リンちゃん…リンちゃん…」
「う、嘘…」
「キャーーーーーー!!!」
いきなり起きた娘の死に混乱した母親は叫び声を上げ、膝から崩れ落ちた。
(???)
「そう嘆かないでください、奥様。」
「人生には別れが付き物ですよ。」
「仕方のないことです。」
「リンちゃんは大好きなお父様の所へと旅立って行きました。」
「さぁ、あなたも行きましょう…」
そう言うと、その右手に禍々しい闇のオーラを纏っていた。
(母親)
「リンちゃん…パパ…」
「いやぁぁあー!」
(???)
「ま、旅立つ前に少し暴れましょうか…」
「そうですね、今のあなたには雨と共に鳴り響く…」
「そんな雷がお似合いですね。」
「では、あなたにはこの力を…」
謎の黒い者は、右手に溜めたオーラを母親に放った。
(母親)
「いや…リンちゃん…あ…な…」
「うっ、あああああ!」
母親は苦しみ叫びながら、オーラに包まれ消えていった。
そして、倒れる娘の死体を見つめる謎の黒い者
(???)
「君、リンちゃんて言うんだ…」
「あの世には行けたかい?」
「君のお母様もすぐに君の後を行くと思うよ…」
「さよなら…」
星々が光る夜空を見つめ、謎の黒い者は消えていった…
一方、その頃…
瓦礫の中を走るユウキとそれを追いかけるマクマ
(マクマ)
「ちょっといい加減待ちなさいよ!ユウキ!」
(ユウキ)
「そう言ってられないよ!マクマさん!」
「今回の被害で助けを求めている人は沢山いるんだ!」
「だから、この力を有効活用しないと!」
(マクマ)
「いいから少し落ちつきなさい!」
「無茶に突っ込まないで!」
(ユウキ)
「俺はただ、ウルトラマンの力を…」
「うわ!なんだ!?」
突如、鳴り響く轟音と衝撃が響く。
そして、土煙の中には巨大な影が映っていた。
(ユウキ)
「か、怪獣…」
(マクマ)
「あ、あれは…」
土煙の中から宇宙怪獣 エレキングが姿を現した!!!
(マクマ)
「エ、エレキング!?」
「うそ!?まさかピット星人の侵略!?」
「いや、だって、この前お茶した時はそんなこと一言も…」
「ちょ、ちょっと!ユウキ!」
ユウキはエレキングに向かって走って行った。
(ユウキ)
「出やがったな!怪獣め!」
「今度の俺は一味も二味もウルトラ違うんだぜ!!」
「見とけよ!この黄ばみ野郎!」
(マクマ)
「無茶なことをするのは勇気なんかじゃない!!」
「弱い人間のすることよぉ!!」
(ユウキ)
「人聞きの悪いこと言って…心配いらねえよ!」
「だって…俺はウルトラマンなんだからよ!」
「うおおおおお!!!」
ユウキはぐっと気合を入れて叫ぶがなにも起こらず、立ち止まるユウキ。
(ユウキ)
「あれ?おかしいなぁ?」
「あ、そうか。アホみたいに叫んでも、そりゃ何も起こらないか。」
「よぉし。イメージイメージ。しっかりとイメージして変身だ!」
ユウキはそっと目を閉じイメージしてみるも何も起こらない。
(ユウキ)
「おい!どういうことだよ!」
「なんで変身できねぇんだよ!」
「おい!俺の中のウルトラマン!」
「今、目の前で怪獣が暴れてるんだぞ!」
「今、変身して戦う時だろ!」
「おい!!」
変身ができず、混乱するユウキ。
そこに近づくエレキングはユウキに目掛けて、口から三日月型の放電光線を放った。
(マクマ)
「あ!危ない!!ユウキ!!」
マクマはユウキを突き飛ばして、エレキングの放電光線からユウキを庇った。
(マクマ)
「きゃぁぁぁあ!!」
(ユウキ)
「マクマさん!!」
マクマは雷の数十倍の威力を持つ放電光線を喰らい、倒れ込んでしまった。
そして、エレキングは山の見える方へと進んでいった。
(ユウキ)
「マクマさん!マクマさん!しっかりして!!」
「また…また…俺は大事な仲間を…」
「目の前で何も出来ず、ただぼうっと見てるだけで…」
「失くしちまうのかよぉぉ!!」
「くそぉぉぉぉぉ!!」
(ハンダ)
「おーい!ユウキ!大丈夫か!」
(セト)
「おーい!マクマ!ユウキ!」
「って…おい!今度はエレキングかよ!?」
(ユウキ)
「ハンダさん…セトさん…」
「俺は…俺は…」
(セト)
「おい!?大丈夫か!?マクマ!」
「まさか、エレキングの攻撃に!?」
(ハンダ)
「急いで病院に運ばないと!!」
「おい…ユウキ…」
(ユウキ)
「俺は…俺は…また…」
(ハンダ)
「大和勇気!!」
「今、後悔してる暇があるか?」
「そんな暇があったらお前を庇って倒れてしまった人を助けに動け!」
(ユウキ)
「は、はい!」
(セト)
「よし!急いで運ぶぞ!」
「しかし、エレキングの野郎は俺たちとは反対方向に進んでやがるな。」
(ハンダ)
「おそらく発電所だろ…」
「それより急ぐぞ!」
ハンダ、セト、ユウキは倒れたマクマを急いで病院へと運んでいった。
重傷を負ったマクマは急いで緊急手術を施され、無事手術は成功したが、マクマの意識はまだ戻らず、夜が明けた…
時刻は8時半…
そして、病室にて…
(医師A)
「命に別状はありませんが、重体です。」
「意識も戻るか…」
(ハンダ)
「そうですか…」
(医師A)
「では、失礼します…」
医師が病室から出て行って、セト、ハンダは病室のベッドで点滴を打たれながら意識が覚めずにいた。身体には放電光線による火傷を手当てした後が見られる。
(セト)
「マクマ、心配かけてないでとっとと戻ってこいや。」
(ハンダ)
「そうだぞ。お前があんなんでくたばらわけないんだからな。」
そして、ユウキは広場のベンチで下を向いて座っていた。
(ユウキ)
「(俺は…ウルトラマンの力を手にして調子に乗っていた…)」
「(その力を頼りすぎてただ馬鹿みたいに突っ込んで…)」
「(変身出来ず、襲われそうになったら他に助けてもらって…)」
「(助けてくれた人に大怪我させて」…)」
「くそ…」
「本当なら俺が助ける側になるはずなのによ…」
「何やってんだよ!!」
ユウキは自分への怒りと悔しさを感じていた。
そして、あの時、ウルトラマンの力を手にしたことで無茶に突っ込んでいた自分の行動を勇気ある行動なんだと錯覚してしまっていたユウキは悩んでいた…
なぜ、ウルトラマンになれなかったのか…
本当の勇気とは何か…
(??)
「ユウキ。どうしたの?」
「なにか嫌なことでもあったの?」
透き通った優しい声の女性がユウキに喋りかけた。
(ユウキ)
「え…」
(??)
「そういう時はちゃんと相談しなきゃダメよ!」
(ユウキ)
「か、母さん…」
(??)
「さぁ、お母さんに話してごらんなさい…」
怒りと悔しさを胸に、苦しみ悩むユウキの前に現れた車椅子に乗っている女性はユウキの母 大和麻奈(ヤマトマナ)である。
(ユウキ)
「母さん、身体は大丈夫なの?」
「一人で車椅子を使って…危ないよ…」
(マナ)
「まぁ、お母さんを見縊っちゃダメよ!」
「それよりも、あなたの方が心配なの。」
「見るからに悩んでるぞって顔してるもの。」
(ユウキ)
「母さん…」
ユウキは母 マナにマクマに怪我をさせてしまった経緯について話した。
自分がウルトラマンの力を手にしたことは除いて…
(マナ)
「そう、マクマちゃんが…」
「けどね…ユウキ」
(ユウキ)
「ねえ、母さん」
「"勇気"って何なんだろうね…」
「俺には勇気が何なのかわからない…」
「俺がしたことに勇気はあったのか…」
(マナ)
「"勇気"…」
「聞こえはいいけど、見方を変えれば無茶なのかもしれないわね。」
(ユウキ)
「え…」
(マナ)
「例えば、火災で取り残された人を助けに行く無茶な行動で出す"勇気"と自信過剰になっただけの人間が考えもせずに突っ込む無茶な行動で出す"勇気"では大きな違いがあるのよ。」
「誰かを助けたい!けど、恐怖や困難に立ち向かわなきゃいけない…」
「そんな自分をそこから一歩を踏み出させてくれる心の強さ…」
「それが"勇気"」
「あなたがした無茶な行動に、そこに"勇気"はあった?」
「強くなった、大きくなった気でいて、そんな自分の力を振り回そうとして突っ込んで迷惑をかけただけ。」
(ユウキ)
「そうだよね…」
「ただ俺は馬鹿みたいに突っ込んで…」
「それで迷惑かけて…」
(マナ)
「けどね、ユウキ…」
「"勇気"の意味はそれだけじゃない。」
「挫折や失敗…そこから立ち上がる心の強さ…それも"勇気"なの。」
「あなたに必要なのは、まさに"勇気"よ。」
(ユウキ)
「立ち上がる"勇気"…」
(マナ)
「そう、心の強さこそが"勇気"」
「勇気を出す…その一歩から光が生まれる…」
「その光はそんな自分を後押ししてくれるのよ…」
(ユウキ)
「"勇気"から生まれる光…」
(マナ)
「そう…勇気は光…そして、希望なのよ…」
「だから、あなたには困ってる人や悲しんでいる人の希望になって欲しい…そして、暗い心を勇気の光で照らしてくれるそんな人に…」
「人間、誰しも間違いなんてあるもの…」
「大事なのはその間違いから立ち上がる勇気…」
「あなたにはそれがある!」
「だって…あなたはユウキ…大和勇気だもの!」
(ユウキ)
「勇気は光で…希望…」
「母さん…おれ、分かったよ!」
「もう迷わない!」
(マナ)
「さすが私の息子ね!」
「その意気よ!」
(看護師A)「あ…キャーーー!」
(患者A)「か、怪獣だぁぁあ…」
窓の向こうには、こちらに向かって迫るエレキングの姿があった!
(ユウキ)
「あの野郎、発電所から戻ってきたのか!?」
「母さん!早く逃げよう!」
(マナ)
「私のことは一人で大丈夫だから!」
「あなたは他に動けない患者さんを助けに行きなさい!」
(ユウキ)
「か、母さん!何言ってんだよ!」
(ハンダ)
「おーい!ユウキ!」
(ユウキ)
「あ!ハンダさん!」
(ハンダ)
「お、ユウキ!そこにいたのか!」
「え、マナさん!」
(マナ)
「あら、ハンダちゃん!久しぶりねぇ!」
「私、ここ最近調子良くてねぇ…」
(ハンダ)
「まぁ、その話はまた今度…」
(ユウキ)
「ハンダさん!」
(ハンダ)
「ん?どうした?」
(ユウキ)
「おれ…行くよ!」
「今度こそ…」
(ハンダ)
「またお前は…」
ハンダは見た。ユウキの目を…
迷いの感じられない真っ直ぐな強さを…
(ハンダ)
「よし!行ってこい!」
「お母さんのことは任せとけ!」
(ユウキ)
「うん!ありがとう!」
「じゃあ、行ってくる!!」
ユウキは走り出した!
(ハンダ)
「さぁ、逃げよう!」
「マナさん!」
(マナ)
「えぇ…」
「(気をつけるのよ…ユウキ…)」
病院の外へと出て、迫り来るエレキングに向かって走るユウキ
(ユウキ)
「(ウルトラマンになるということは…)」
「(みんなの希望の光になるということなんだ!)」
「(けど、ウルトラマンの力を持ってても忘れてはいけない…)」
「(心の強さを…立ち向かう勇気を!!)」
「その勇気こそが光へとなるんだ!!!」
「そう、俺はウルトラマン…」
「勇気の光でみんなに希望を与える…」
「ウルトラマンなんだ!!!」
続く…
【次回予告】
勇気の意味…その意味を胸にエレキングへと立ち向かうユウキ
エレキングに勝利することができるのか…
罪もない人間を怪獣に変える謎の黒い者は一体…
次回、ウルトラマンブレイヴ episode 3
「暗躍する黒い者」
お楽しみに!!!