超次元ゲイムネプテューヌ~深紅の剣神~   作:初代凡人

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本編に入ったら入ったで、独自の会話を入れるのが難しいですね…。

他の人たちに比べると、原作のまんまの会話が多いかもしれませんが、どうかお許しください!

あと、この前言ったばかりであれですが、通算UAが6000を超えました! ありがとうございます! こんな、めちゃくちゃな文章で読みづらいかもしれませんが、これからもよろしくお願いします!

それでは、本編へどうぞ!


第十九話 スライムを甘く見ると死ぬ

刀哉side

 

あの後、思い立ったら吉日と言わんばかりに、俺とネプテューヌとネプギアとアイエフとコンパの五人でラステイションの教会に来た。……来たのだが。

 

「ねえ…。良くわからないんだけど…。どうしてお隣の国の女神がうちの教会で寝てるのかしら!?」

 

女神の心得を聞くと言っていた張本人は、さっきから寝てばかり。…いい加減叩き起こそうか?

 

「んぁー。構わずにお仕事してー。私気にしないからー」

 

「私が気にするわよ!」

 

「ごめんなさい、ノワールさん。お姉ちゃん…」

 

「良いじゃーん」

 

「女神の心得を聞くんじゃ…」

 

「悪いけどお断りよ。私、敵に塩を送る気なんてないから」

 

やっぱりか…。予想は出来てたけど。

 

「あー。敵は違うでしょー? 友好条約結んだんだから、もう仲間でしょ――」

 

「シェアを奪い合うことに変わりはないんだから、敵よ」

 

んー。この様子だと、前回俺が言ったのは全くの無意味だったか?

 

「んもー! そういう可愛くないことばかり言うから、友達いないとか言われちゃうんだよー!」

 

あー。確かにノワールみたいな性格だとあまり出来なさそうだな…。

 

「と、友達ならいるわよ!」

 

そこでムキになるなよ、ノワール…。

 

「へー。誰? 何処の何さん?」

 

「えっ!? そ、それは…」

 

二人がそんなやり取りをしてると、エレベーターが上がってきた。そこから降りてきたのはユニだった。

 

「お姉ちゃん。この書類、終わったよ」

 

「あ、ユニ。お疲れ様。そこに置いといて」

 

ネプギアがユニに手を振ってるので、俺も手を上げて挨拶する。

 

「あ、あのね! 今回、早かったでしょ? 私、結構頑張って――」

 

「まあ、そうね。普通レベルにはなったわね」

 

え? オイオイオイオイ、それは違うだろ? そこは頑張ってやったことを褒めるところだろ。普通レベルになった、ってお前…。ユニも悲しそうな顔してるし…。

 

「あー! もしかして友達って、ユニちゃんのこと!? 妹は友達とは言わないんじゃない?」

 

そんな空気など知ったことではないと言わんばかりに、ネプテューヌはノワールに詰め寄っていた。

 

「違うわよ! ちゃんと、他に…」

 

「本当かなー? とか言って、実はボッチなんじゃないのー?」

 

「そんなことないから!」

 

そんなやり取りが行われている間に、ユニは部屋を出て行ってしまった。うーん。あれはフォロー入れないとマズいか?

 

俺は隣にいるネプギアに耳打ちする。

 

「ネプギア。ユニのことなんだが…」

 

「わかってます。ユニちゃんのことは任せてください」

 

言うまでもなかったみたいだな。

 

「刀哉さんはやっぱり優しいですね」

 

「そんなことない。本当に優しい奴なら、誰かに頼まずに自分で行くって」

 

「そんなことないですよ。ユニちゃんのことが心配になったから、私に頼んできたんですよね? それだけでも充分優しいですよ」

 

「……ありがとう。それじゃ、そっちは頼んだ」

 

「わかりました!」

 

そう言って、ネプギアもエレベーターを使って部屋を出て行く。ユニのことはネプギアに任せて大丈夫だろう。

 

「ほらほら~。正直に白状しちゃいなよ!」

 

「だから、私はボッチじゃないってば!」

 

…とりあえず、俺はこっちの二人をなんとかしよう。

 

 

 

――――――――――

 

さて、あれからしばらくして、ノワールはようやく女神の心得を教えてくれた。

 

バラ、バラ、バラ、バラ←書類がまき散らされる音

 

「おぉっと! おお…お……」

 

「止めてー!! それ以上書類に触らないで!」

 

その結果、この現状である。

 

考えてみれば、ネプテューヌは書類仕事が嫌いだからほとんどしたことがない。そんな奴が書類の束を触ったらどうなるか、あらかじめ予想しておくべきだった…。

 

俺はネプテューヌが落としまくった書類を回収しながら、ため息をつく。

 

「えー!? 女神の心得その一は、書類の整理からって――」

 

「それはあなたの仕事場でやって!」

 

「ちぇー。やる気なくすなー」

 

「な!? どうしてそんな上から目線なのよ!?」

 

「はいはい。落ち着けって」

 

へたをすれば、喧嘩になりかねないので、俺は二人の間に入って止める。

 

「何よ、刀哉!? ネプテューヌは悪くないって言うの!?」

 

「違うって。後でこのバカには鉄槌を下しとくから、ひとまず落ち着いてくれ」

 

「さり気なく私の身に危険が迫ってるんだけど!?」

 

「あのー…」

 

この状況を見かねたのかアイエフが声を上げる。

 

「国民からモンスター退治の依頼入ってますよね?それをやりながら、女神の心得を教えていただくのはどうでしょう?」

 

「ああ! それなら書類に触らなくても良いです!」

 

「ナイス意見だ、アイエフ!」

 

それなら、この状況を打開出来る!

 

「それもそうね」

 

ノワールもその意見を採用し、早速パソコンで依頼を探す。

 

「これが良いわね。場所も国境付近だし」

 

「それって、自力でプラネテューヌに帰れってこと?」

 

「当たり前でしょ。仕事の邪魔なの」

 

否定したいが、否定出来ない奴が一名いるから困る…。

 

「ん? 何、刀哉? 私の顔に何かついてる?」

 

「…なんでもねぇよ」

 

はあ…。お気楽で良いね…。

 

「じゃあ、皆! モンスター退治に出発だよ!」

 

「「おー! って、なんでお前(あなた)がリーダーみたいになってんだよ(のよ)!?」」

 

思わずノワールと一緒にツッコんでしまった。

 

 

 

――――――――――

 

俺たちはあの後、ネプギアとユニにも連絡を取り、合計七人で依頼が有った場所へ向かっていた。

 

「今回のモンスター退治は二か所。ナスーネ高原と近くのトゥルーネ洞窟。どっちも難易度はそう高くは――」

 

「あー、ノワール。丁寧に説明してくれてるところ大変申し訳ないんだが…」

 

「何、刀哉?」

 

「……俺とユニしか聞いてないぞ」

 

「――えっ!?」

 

ノワールは驚いて後ろを振り向く。コンパは疲れたのか木に座って休み、アイエフがそれを気遣っていた。

 

「おおっ! これは有名な裏から見ると読めない看板!」

 

でもって、ネプテューヌは看板をジロジロ見てアホなことを言っていた。ネプギアはそれを若干苦笑いしながら見ていた。

 

「…お姉ちゃん。看板って基本そうだよ」

 

「裏からも読める親切な看板はそうそうないと思うぞ」

 

「ちょっと!!」

 

我慢出来ずにノワールは怒鳴った。

 

 

 

――――――――――

 

「いいっ!?」

 

「ペース落ちてる」

 

あれからしばらく歩いているが、一番遅れそうなネプテューヌの後ろにノワールが立って、少しでも遅くなったら木の棒で背中をつついてる。ちなみに俺は、ネプテューヌの隣を歩いてる。

 

「んもー。ノワールってば、真面目なんだから」

 

「悪い?」

 

「駄女神よりはずっとマシだと思うぜ」

 

「もう! 一々うるさいよ、刀哉!」

 

「だったら、言われないように少しはノワールを見習え」

 

「でも、いっつもそんなだと疲れちゃうと思うんだけど?」

 

「疲れるくらいなんてことないわ。私はもっともっと良い国を作りたいの」

 

以前、ノワールが俺に言ったことを思い出す。いつになったら、頼ってくれるようになるのやら…。

 

「そりゃあ、私も良い国作りたいけど、楽しい方が良いなー」

 

「「お前(あなた)は楽しみ過ぎなんだ(なの)!」」

 

またしても、ノワールと一緒に言う。今日は良くハモるな…。

 

そんなやり取りをしていると、前方から少しづつ歓声が聞こえてきた。ノワールはそれを聞いて、慌てて走って行く。

 

どうやら、目的の場所に着いたみたいだな。

 

「女神様よ!」

 

「ブラックハート様だわ!」

 

今回依頼をしたであろう村の住人たちが出迎える。ノワールはそれに手を振って答える。

 

「あ、いけない! ――アクセス!」

 

だが、急に止めて女神化を始めた。

 

「えー!? 変身今やっちゃう!?」

 

光が止むと、ブラックハートの姿になったノワールがいた。

 

「女神の心得その二、国民には威厳を感じさせることよ。――皆さん! モンスターについて、聞かせてくれるかしら?」

 

ノワールはそのまま村人の方に飛んで行く。

 

「……目の前で変身しても、威厳とかなくねぇ?」

 

「言うな、ネプテューヌ。かっこよく決めてたんだから」

 

そのまま、俺たちも後を追った。

 

 

 

――――――――――

 

「此処がナスーネ高原ね」

 

「ええ。スライヌが大量発生して、困ってるのですわ」

 

少し歩いて、ナスーネ高原に着いた訳だが、村人曰くスライヌなるものがいっぱいいる。と言うか、あれってドラ◯エのスライムに犬のパーツを付けただけなんじゃないのか? それはそれで、色んな意味で厄介だけど…。

 

「わかりました。お隣の国のネプテューヌさんとネプギアさんが対処してくれるそうです」

 

何それ、聞いてない。

 

「ねぷっ!? いきなり振る!?」

 

「私たちがやるんですか?」

 

「心得その三、活躍をアピールすべし」

 

いや、ノワールの言うことは最もなんだが、なんでこの二人に? 此処はラステイションなんだから、普通はノワールかユニがやるはずなのに…。

 

「投稿用に撮影しといてあげるね」

 

どうやらユニが撮影してくれるらしい。俺はそっちのセンスは皆無なので、名乗り出る選択肢がない。

 

「あーあ、面倒くさ――」

 

「あー、今にも手が滑ってしまいそうだなー」

 

「――くないよ! スライヌくらいヒノキの棒でも倒せるもんね!」

 

脅されたのが怖かったのか、そのまま走り出した。…途中で当たり前のように新体操の選手もビックリの動きをしてたが。

 

「それじゃ、やっちゃおっか! ネプギア!」

 

そう言って、ネプテューヌは刀をコールする。やる気は出たみたいだな。

 

「うん、お姉ちゃん!」

 

ネプギアも走りながら、武器をコールする。って、あれはビームサー◯ルか!?

 

「チェストー!」

 

「本気で行きます!」

 

俺が若干アホなことを考えてる内にも、二人はスライヌを倒していく。だが、

 

「数が多すぎるわね…」

 

アイエフの言う通り、かなりの数がいて、次から次へと新しいのが出てくる。

 

「ああ。これじゃあ、キリがねぇな…」

 

「私たちも手伝うです! あいちゃん! 刀哉さん!」

 

「…そうね!」

 

「だなっ!」

 

俺たちもスライヌに向かって走り出す。

 

「来い!」

 

大剣をコールし、走る勢いのまま振りかぶる!

 

「おらぁ!」

 

「「「ヌラッ!?」」」

 

一撃で三体のスライヌを横薙ぎ払う。スライヌは光になって消えていった。アイエフも双剣でスライヌを蹴散らす。コンパは、……一メートルはある注射器で突き刺していた。あれで注射すると言われたら、俺はすぐさま逃げ出すぞ…。

 

「正に百人力! これで勝ったも同然――」

 

「バカ!? ネプテューヌ、止めろ!」

 

今のは完全にフラグ――おっと、なんかたくさんの影が見えるんだが?

 

恐る恐るそちらを見ると、

 

 

 

 

 

「「「「「「「「ヌラー!」」」」」」」」

 

 

 

 

 

「言わんこっちゃねぇ!?」

 

大量のスライヌが俺たちに跳びかかってきた。やべぇ!?

 

俺はそのままスライヌたちに押しつぶされる。このままじゃ身動きが取れない! 他の皆は無事か周りに目を向けるが、

 

「ひゃあ!? 変なところ触るな!」

 

「気持ち悪いです~!?」

 

「そんなとこ…! 入ってきちゃダメ…!」

 

「あははっ! くすぐったい! 悶え死ぬ! 助けて!」

 

何この王道のエロ展開!? い、いかん! 目を向けてはいけないとわかってるのに、目を離せない…!

 

「って、ぐふぉ!?」

 

上に更に大量のスライヌが乗っかってきて、上げていた顔が地面にぶつかる。やべ…! マジ…、死ぬ…!

 

「「「「「「「「ヌーラー」」」」」」」」

 

早く出ないと…!

 

「「「「「「「「ヌーラー!」」」」」」」」

 

皆を助け…

 

「「「「「「「「ヌーラー!!」」」」」」」」

 

………

 

「「「「「「「「ヌーラー!!ヌラー!」」」」」」」」

 

……………ブチッ

 

 

 

 

 

「うっざあぁぁぁい!!」

 

「だああぁぁぁぁぁ!!鬱陶しいわあぁぁぁぁぁ!!」

 

 

 

 

 

俺は上に乗っていたスライヌを全力でぶっ飛ばす。黙って聞いてれば、ヌラヌラヌラヌラ鬱陶しいたらありゃしねぇ! 良く見てみると、アイエフもブチギレてるみたいな。まあ、どうでも良い! こいつらを殲滅することに変わりはない!

 

「お前らの魂、冥界へ送り返してやるよ!」

 

「テメェら全員血祭りじゃああぁぁぁぁぁぁ!!」

 

俺とアイエフは怒りのままスライヌどもを蹴散らす。一体も逃がさん!

 

ちなみに、この時の俺たち(得に俺)は相当怖かったらしく、村の人からは少し距離をとられた。…正直、悪かった。

 

 

 

――――――――――

 

「ぜえ……ぜえ……ぜえ……」

 

ヤバい。凄い疲れた…。だがひとまず、スライヌは一掃し終わった。

 

「うー…。しばらく、ゼリーとか肉まんは見たくない…」

 

「…こんな、時も……軽い、考えで、良いよな…お前は…!」

 

そんなことをネプテューヌに言ってるとノワールが近づいてきた。

 

「どうして女神化しないの!? 女神化すれば、スライヌくらい…」

 

「そう、だぞ…。俺が……こんなに、疲弊……することも、なかっただろ」

 

「まあ、でも、なんとかなったし…」

 

「他の人になんとかしてもらったんでしょ!? そんなんだからシェアが…! ……精々休んどきなさい! あとは私一人でやるから! トゥルーネ洞窟へ案内して!」

 

「は、はい!」

 

「あ、あたしも!」

 

「…大丈夫よ。ユニはネプギアたちを介抱してあげて」

 

ノワールはそのまま村人の案内で行ってしまった。

 

「短気だなー、ノワールは」

 

「…その原因はほとんどお前に有るということを自覚しろ」

 

「普通に喋れるようになったと思ったらこれ!?」

 

「うるさい奴だな…。あ、ユニ。写真ちゃんと撮れたか?」

 

「へ!? う、うん」

 

ユニの撮ってくれた写真はどれも綺麗に撮れてた。うん。これなら、シェアも上がるかもしれないな。

 

「おお! かっわいー! 私のメアドにも送っちゃえっと!」

 

「一応、それ投稿用の奴なんだからな。忘れんなよ?」

 

「わかってるって!」

 

ったく。…そういえば、ノワール一人で本当に大丈夫なのか?




本当はプラネテューヌに帰るところまで書きたかったのですが、調子に乗って書き続けたら文字数が凄まじいことになってしまったので、次回もこの話は続きます。

あと、次回はいつもと比べたら短くなるかもしれません。ご了承ください。

それでは、この辺で。さようなら!
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