あれですね。原作沿いもかなり難しいですね。どっちかというと、好き勝手できるオリジナルの方が書きやすいと思ってきた自分がいます。
……まあ、どうせオリジナルを書いたら書いたで苦戦するんでしょうけどね。
それでは、本編をどうぞ。
刀哉side
「もうそろそろか?」
「はい。地図で示されてたのはこの辺りのはずです」
あれからピーシェは教会で留守番させて、俺とネプテューヌとネプギアで地図で示された場所に向けて飛んでいた。
「刀哉くんも変身できたんだね~」
ちなみにプルルートもついてきている。なぜかはわからないがなるべく変身しないように言われてたらしいので、ネプテューヌとネプギアの二人に手を掴んでもらっている。
……一瞬宇宙人捕獲の写真が頭をよぎったが、どっちかというと捕まえてる二人の方が宇宙人のように思える。空飛んでるし。
「まあ、女神化と似たようで違うものだがな」
「へ~。かっこいいね~」
「そうか? サンキュー」
自惚れてる訳ではないが、褒められると嬉しいことに変わりはない。
「……何鼻の下伸ばしてるの」
「は? 別に伸ばしてねぇぞ」
「どうかしら?」
なぜか不機嫌になったネプテューヌ。何怒ってるんだ?
「と、お喋りはここまでだな。見えたぞ」
眼紅で視力を強化して前の方に目を向けると柱に縛られたアイエフが見えた。
ただ、その前に誰かいる。あいつが犯人か?
って、よく見たらあいつ、アイエフにナスをまるごと食わせてやがる! アイエフも苦しそうに涙目になってる。なんてことを! 喉につまったらどうするんだ!
「止めなさい!」
ネプテューヌが犯人に止めるように叫ぶ。
すると犯人はこちらに振り向いた。って、あいつは!
「クソババア!? 生きてやがったのか!」
「誰がクソババアだ! 私の名はマジェコンヌだと何度言ったらわかる!」
いや、そう言われても…。俺あんたの名前聞いたの初めてだし。
「ふん! まあ良い。今日こそ貴様らを倒してその減らず口も叩けんようにしてやる!」
「お望みならいくらでも相手になるわ。とにかくあいちゃんをはな――うっ!?」
「どうした!?」
急に口を手で押さえて止まるネプテューヌ。持病の発s(同じネタを二話続けて使わないで by初代凡人)
「大丈夫お姉ちゃん!?」
「ごめんなさい…! ナスの臭いがちょっと…!」
うげっ!? 良く見たらここら辺ナスだらけじゃねぇか!?
「今頃気づいたか。お前の弱点をつくためにこの農園を買い占めたのだ。此処がお前たちの墓場となるのだ!」
「バカ言わないで! いくらナスが嫌いでも、それでやられる訳ないでしょ!」
「そうだ! 食べるのが苦手だからってナスで死んでたまるか!」
「それはどうかな?」
不敵に笑い大量のナスを取り出すババア。何する気だ?
「出でよ! 我が紫の僕!」
籠の中に入ってたナスをばら撒く。すると翼の生えた馬に乗ったナスになった。ナスをモンスターにしやがったのか!?
そのままナスナイト(今命名した)はこっちに飛んできた。
「あぁ? やる気か?」
少し威圧すると怯んだ。即席の割にはちゃんと感情が有るんだな。
「と、刀哉さん…!」
「どうしたネプギ――あぁ!?」
ネプギアが苦しそうな声を出したので目を向けると、ネプテューヌの変身がいつの間にか解けていて、ネプギアが一人でネプテューヌとプルルートを支えていた。
限界だったのかとうとう手を離してしまうネプギア。
「「うわあああぁぁぁぁぁぁ!!」」
重力に従い、二人は地面に向かって落ちて行く。チッ!
俺は二人を追って急降下する。
なんとか地面にぶつかる寸前で二人をキャッチ出来た。危ねぇ! 冷やっとしたぞ!
「おい、ネプテューヌ! なんでいきなり変身解いてんだ!?」
「し、仕方ないじゃん! ナスの臭いがキツくて力が抜けちゃったんだよ!」
「力が出なくなるって本当だったのか!?」
こんなんじゃ本当にナス相手にやられかねないぞ…。
空に目を向けるとネプギアが結構な数を一人で相手していた。流石にキツそうだな…。
「ネプテューヌ。俺はネプギアの加勢に行く。お前は此処でプルルートを守りながら戦え。それくらいはできるだろ?」
「じ、自信ないけどわかった!」
不安しかないが…、ネプギアを放っておく訳にもいかない。ナスナイトがネプテューヌたちのところにあまり来ないことを祈ろう。
俺は飛び上がり、ネプギアの傍に行く。その時に近くにいたナスナイトを五体ほど斬り捨てる。
「ネプギア、大丈夫か?」
「刀哉さん! なんとか戦えてますけど、数が多くてアイエフさんを助けに行けません!」
「確かにな…」
ネプギアの言う通り、ナスナイトはかなりの数がいてちょっとやそっとじゃ道を空けてくれそうにない。
例え数を減らしても、こいつらは此処の農園のナスから出来たモンスターだ。すぐに次の奴らを生み出せるだろう。
……あれ試してみるか? でも使うの二回目で加減もうまくできないから、この農園に結構な被害が………そういえば此処ってババアが買い占めたんだったか。なら問題ないな!
「ネプギア。少し試したい技がある。うまくいけばこいつらを一掃できる」
「本当ですか!?」
「ああ。だが、まだ使い慣れてないから出すために少し時間がかかる。その間あいつらを引きつけてくれるか?」
「はい! 任せてください!」
流石ネプギアだ。頼りになるな。
「じゃあ、頼むぞ!」
俺はネプギアとナスナイトたちから距離をとる。
んじゃ、始めるか。俺は目を閉じて集中し、グランと右腕にオーラを纏わせ始める。
「うわー!? 助けて~!!」
しかし、集中を乱すバカの声が聞こえてきた。
一旦目を開けてネプテューヌの方を見てみると何体かのナスナイトに追いかけられていた。というかプルルートは何処だよ!?
辺りを見渡していると、視界にナスナイトに囲まれているプルルートが見えた。まだ襲われていないみたいだが、時間の問題か…!
「何やってんだネプテューヌ! さっさとそいつら斬り捨てろ!」
「無理ー! 斬ったらナス汁が吹き出してくるんだもん!」
「こんな時に何言ってんだアホ!?」
斬ることすらできないなら勝てる訳ないだろうが!
やっぱりネプテューヌとプルルートを守ることに専念するか? だが、その場合攻めれるのがネプギアだけになる。それじゃあいつまで経ってもアイエフを救い出せない。
これ以上手こずってたらあのババアがアイエフに何かするかもしれねぇし――ってよく見たらまたアイエフにナス丸々食わせてんじゃねぇかあのクソババア!
ちっ! あっちもこっちも早くどうにかしねぇと――
ドガァン!!
「……は?」
この状況をなんとかしようと考えていると、突然もの凄い音が聞こえてきた。
音がした方を見てみると、どうやらプルルートが出した音らしい。………ぬいぐるみを地面に叩き付けて。
というかちょっと待ってほしい。ぬいぐるみを地面にどうやって叩き付けたらあんな音がするんだ? しかもなんで地面に小さなクレーターができてるんだ!? あのぬいぐるみの中におもり入ってるんじゃないか!?
「……なんか~~~」
地面に叩き付けたぬいぐるみを更に踏みつけている。気のせいでなければ踏みつけるごとにクレーターが少しずつ大きくなっているように見える。
「ムカつく~~~」
「プ、プルルート、さん……?」
いつの間にか口調がいつも通りに戻るほど俺は驚くと同時に恐怖していた。
「どうして~~~、アイエフちゃんを~~~、そこまで~~~」
なぜなら眼紅で見てしまったのだ。
「イジメるのかな?」
――プルルートから凄い濃さの怒りが出ているのを。
「ひ、人質を私の好きにして何が悪い!」
アホ! この状況で火に油を注ぐような発言すんじゃねぇ!
「……そういうこと言うんだ~。じゃあ――」
そこでプルルートの身体が見覚えのある光に包まれる。あれは間違いない。女神化する時の光だ!
「アタシも好きなようにやらせてもらおうかしらね~」
光が収まり出てきたプルルートは、ネプテューヌと同様――いや、それ以上の変貌ぶりだった。背は変身したネプテューヌよりも高く、スタイルも良い。他の女神と比べても露出が多い服装で、手に持つブレードも鞭のように伸びる蛇腹剣のようだ。
総合して言うと、どっからどう見てもドS女王様だ。
「貴様、何者だ!?」
「アタシ~? アイリスハートよ。でも、覚えなくていいわ~」
そう言うとプルルートはババアに向かって勢いよく飛び出した。
あれか。お前みたいなのに覚えられたくないっていう感じ――
「――身体に刻み込んであげるからぁ!」
――だと思っていた俺はバカだった。
だよな。ドS女王様だものな。攻めるのが仕事みたいなものだもんな。
強烈な一撃で上空に吹き飛ばされたババアを更に追撃するプルルート。眼紅で視力を強化して見てみると、楽しそうに笑いながらババアを斬りつけていた。
はっきり言いましょう。超怖い。
「って、こんなこと考えてる場合じゃねぇ!」
ナスナイトたちも向こうに気を取られてる。攻めるなら今だ。
「二人とも今の内だ! 一気に攻めるぞ!」
「あ、はい!」
「わ、わかったよ!」
「……本当に大丈夫かネプテューヌ?」
「大丈夫だって!」
そう言って変身するネプテューヌ。…どうやら大丈夫そうだな。
「ネプギア。アイエフを助けに行ってくれ。こいつらは俺とネプテューヌで倒す」
「わかりました!」
「やるぞネプテューヌ!」
「ええ! ネプギアの道を作るわよ!」
俺とネプテューヌはナスナイトに攻撃を始める。少ししてアイエフのところに行くための道ができた。
「良し! 行け!」
「はい!」
ネプギアはフルスピードでアイエフの元に飛んで行く。任せて大丈夫そうだな。
……そういえば結局あの技試してなかったな。
「なあ、ネプテューヌ。試したい技があるんだが、少し時間稼いでくれないか?」
「? 構わないけれど、どんな技なの?」
「ド派手技」
「……はあ。わかったわ。あまり遅くならないでよ?」
「おう!」
ネプテューヌとナスナイトたちから少し距離を置き、先程と同じように目を閉じて集中する。この一々目を閉じて集中するのなるべくなくすようにしないと。戦闘中に目を閉じるとか、気配でも察知できる奴じゃないかぎりしちゃダメだな。
そう考えてる間にも、右腕とグランにかなりの量のオーラを纏わせる。あと少し……!
「……………良し! 準備できたぞ! 離れろ!」
「わかったわ!」
「オイこっちだナス共!」
大声を出してこちらに注意を引き付ける。その隙にネプテューヌがナスナイトたちから離れたのを確認して、俺はグランを居合のように構える。
「
そして、フルスピードでナスナイトたちに突っ込み、
「――
すれ違いざまに連続で斬撃を叩き込む! ナスナイトはたちは複数の斬撃に斬られ、一体残らず倒すことができた。よし、農園の方には全然被害も出てないな。……むしろ少し吹き飛ばした方が良かったか?
そう考えてるとネプテューヌが俺の近くに戻ってきた。
「試したかった技って今の?」
「ああ。前からこういう技を使ってみたいと思ってたんだよな」
こういう風に一瞬で何回も攻撃を繰り出すのは一種のロマンだと思う。
「とにかく、プルルートの方もそろそろ終わりそうだから行こう。というかババアの人生を終わらせかねないから止めるぞ」
「そうね」
俺たちはプルルートに向かって飛ぶ。その途中でネプギアも合流してきた。アイエフをちゃんと解放できたみたいだ。良かった。
「これ以上痛ぶってもつまらないし――とどめ刺しちゃおうかしら」
プルルートの近くに来た時に聞こえた声で、ギリギリ間に合ったことにホッとした。
「ぷるるん。もうそのくらいで止めてあげましょう」
「そうだぜ。あんな老婆痛めつけてもおもしろくないだろ?」
「そうね~。それじゃあ代わりに刀哉くんを――」
「あのババアはフルボッコにして良いんでそれは止めてくれ!!」
「「刀哉(さん)……」」
呆れた視線を感じるが気のせいだろう。
「……フッフッフッ」
そんなやり取りをしていると、突然ババアが笑い出した。なんだ? プルルートに痛めつけられて頭がどうにかなったか?
「私が奥の手がないとでも思ったか? 紫色の恐怖をもっと与えてやる」
何? ここまできてまだ何か策が有るのか?
「見よ! 私の新たな力を!」
そう言うとババアの身体から紫色のオーラが溢れ出し、姿が変わる。こ、これは…!
「私はナスの力を取り込み、ナスと一体となったのだ。人呼んでナスコンヌ!」
ババアは巨大なナスに変身した。
………うん。
「「「「………」」」」
「ん? なんだその薄い反応は?」
「そこまで大きいとナスって気がしないわ。ただの紫の物体ね」
「あと、ただ単にデカくなるっていうのは負けパターンの一つだからな」
「な、なんだと!?」
デカくなるにしてもナスはないだろう。
「今は私、怒りの方が勝ってるわ。あいちゃんをあんな目に遭わせたこと。そして、よりにもよってナスを戦いに持ち込んだこと。後悔させてあげる!」
「そういや、前回はなんやかんやで一太刀も浴びせてなかったからな。グランの切れ味、その身をもって思い知らせてやるよ!」
俺たちはそれぞれ構えをとる。
「行くわよ! ネプギア、ぷるるん、刀哉!」
「うん、お姉ちゃん!」
「いつでも行けるわよ~」
「オーライ!」
「な!?」
そして、俺たちは一斉にババアに向けて斬りかかる!
「「「「はああぁぁぁぁぁ!!」」」」
「ぐああぁぁぁぁぁ!?」
四人の斬撃を受けたババアはバラバラになり落ちていく。やっておいてあれだが、大丈夫だろうか?
「作戦が、大ナスだー!!」
……大丈夫そうだな。あんな寒いギャグ言いながらやられてるんだから。
「どうせなら、色んな野菜もバランス良くとるべきだったわね」
「……お前が言うか?」
プラネテューヌの教会の中では一番食事のバランス崩しやすいくせに。
……そういえば、コンパはどこなんだ?
――――――――――
「アイエフさん。おかげんはいかがですか?」
「はい。怪我とかはしてませんから」
あの後、コンパは少し離れた小屋の上でワレチューと一緒にいた。コンパは何もされてはいなかったが泣いていたらしく、プルルートさんが容赦なくボコボコにしていた。
「それにしてもマジェコンヌ。恐ろしい敵でしたね」
「まあ、前回はともかく今回は違う意味でですけどね…」
前回と比べて凄い楽に倒せたしな。
「それに今回はもっと恐ろしい人がいたからね~」
「ははは…」
横にいるプルルートさんに視線を向ける。向こうの世界の人たちが変身するのを止めてた理由がよ~くわかった。
「? な~に~?」
「なんでもないです。サー!」
別に威圧されてる訳でもないのに敬礼をしてしまった。
「(今後は変身させないようにしようね)」
「(ああ。あれをもう一度見るのはごめんだ)」
矛先がいつこっちに向くかもわからんし。
「ご飯ができたですよ~!」
ん? 話してる内に晩飯のようだ。コンパにネプギアが料理を運んで、その後ろをピーシェがついてきてた。
「今日は何…が……」
言っている最中に机に上げられた料理を見て俺は絶句してしまう。
「ねぷぅ!? マーボナス!?」
「はいです!」
「なんであんなことがあったのにまたナスを見なきゃいけないんだよ!?」
正直見過ぎて嫌になってきたんだが…。
「ピーシェちゃんにお願いされたです」
「昨日食べて気に入ったみたいで…」
「ナース! ナス!」
嬉しそうにはしゃいでいるピーシェ。……まあ、それなら仕方ないか。
「ねぷねぷもナス嫌いを克服したって聞いたですよ?」
「いや、あれは克服とかじゃなくて、火事場の馬鹿力的な――」
「ナス、嫌あぁぁぁ!!」
ネプテューヌが必死になって誤解を解こうとしてると、突然アイエフが叫んだ。何事だ!?
「ア、アイエフ?」
「ナス怖い! ナス嫌い! ナス食べたくない! あああぁぁぁぁぁ!!」
どうやら今回の一件でナスが嫌いになったみたいだ。
……生でナスを丸々何個も食べさせられりゃそうなるか。
「ア、アイエフさん! しっかりしてください!」
「あいちゃんまでナス嫌いになっちゃったです?」
「まあ、気持ちはわかるかも…」
「あいちゃん! 心の友よ!」
「そんな心の友なんざいらねぇわ!」
「ナス美味しい~!」
騒いでいる俺たちをよそに、ピーシェは美味しそうにナスを頬張っていた。
技の解説です。
紅牙・閃獄:右腕とグランに多量のオーラを纏わせ、連続で閃紅を叩き込む技。右腕にもオーラを纏わせるのは、活性化させて一瞬の内に閃紅をたくさん放つため。今のところ、目を閉じないとうまく集中できないので、一対一で使うにはまだ修業が必要。
皆さんはSかMかと聞かれたらどっちと答えますか?
私は今回のタイトルにあるように、どっちかというと攻めるのが好きなのでSと答えます。……というよりMとは認めたくないだけです。中間の存在ってダメなんでしょうか? その場によってSとMを使い分けるみたいな。
次回はオリジナルにしようと思うのですが、皆さんに少し相談です。
主人公に歌ってもらおうと思うのですが、曲はどんなジャンルでも良いんでしょうか? 私の完全に好みのチョイスになってしまうのですが、その場合ほとんどがアニメとゲームの曲になるんですよ。でもって問題なのはゲームの方で、やってはいないのですが動画でR18のもののOPやEDを結構見ていて、その中で気に入った曲があってもカラオケで必ずある訳ではないという悔しさを主人公に晴らしてもらおうかなと思ってるのですが、セーフでしょうか? アウトでしょうか?
そこらへんの意見を聞かせてくれると助かります。このようなことを聞いて申し訳ありません…。まだまだ未熟ですので。
頑張って書いていくのでよろしくお願いします。
それでは、この辺で。さようなら。