あるゲイクイーンの話 withスプラトゥーン2 作:カトラス@リトルジャックP
オレは、ハイカラスクエアのカトラスのセフレの一人で、おそらくは親衛隊上位メンバーの一人だ。
ラッちゃんはオレ達のアイドルだ、ラッちゃんの周りにはいろんなヤツが居るがオレはラッちゃんが大好きだ。
今となっては水タバコの匂いを嗅いでいるだけでムラムラする。
オレはラッちゃんからも気を許されているのだろう、みんなで騒いでる時には見せない様な姿もオレには見せてくれる。
実はラッちゃんは騒がしいのがあまり得意じゃない、それを知ってるのは少数派みたいだが。
ラッちゃんは二人か四人程度でのんびり多くを語らず水タバコを吸うのが一番好きな様だ。
まあ、水タバコを吸いながらオレ達とセッ○スしているのだが。
にしてもエロい、華奢な上半身に対してムッチリした下半身と脚がエロくてエロくて…
そんなこんなでオレはこってり絞られてぐったりしている、隣に寝ているラッちゃんの腹を優しく撫でている、ラッちゃんは撫でられるのが大好きだ。
ラッちゃんは水タバコを吸いながら…時折静かに語り出す、オレには理解出来ない様な複雑で哲学的な話だが、ラッちゃんが悲しそうなのはオレにも分かる。
オレはラッちゃんとは良くバトルにも参加するし、ワプスタ氏とも交流があって、トラブルが起きた時には対処し戦ってきた。
オレはもっと強くなりたい、ラッちゃんを悲しませない程強く、破滅的だろうが刹那的だろうがラッちゃんが楽しく居られる時間を少しでも護れるぐらい強くなりたい。
なあ、
オレはそう願いながら今日もスプラマニューバーを振りかざす。
―あるラッちゃん親衛隊の誓い
――
==カトラスサイド==
今朝ものんびりと水タバコの用意をしている、用意が出来たらいつものコシャリを食べに行こう。
部屋には男が二人寝てる、そろそろ起き出す頃だと思うけどね。
水タバコの用意の為にもとりあえず服は上だけ着てる、帽子とズボンは出掛ける時で良いだろう。
==ジンタサイド==
…ああ朝か、うーんダルい。
目を覚ますとラッちゃんがタバコの用意をしていた、下履いてないっ、良い目の保養だ。
本当にエロい!
『おはよう、ラッちゃん』
オレはラッちゃんに声を掛ける、そうすれば振り向くかと期待したんだ。
『おはよう、飲み物は要るかい?』
ラッちゃんの顔と上体がこちらを向いた、ああ可愛い。
『いや大丈夫さ、外で買うよ』
そう言ってオレは自分の服に手を伸ばす。
大体着終わった頃にもう一人も起きてきたがサウドは相変わらず冷めたヤツだからさっさと行っちまった。
オレは着替え終わった後もついラッちゃんを眺めていた、飽きないねぇ。
『…これから朝食に行くけど着いて来るかい?』
『マジっすか!行きます!』
かなり食い気味にオレは答えた。
『じゃあ行こうか、水タバコも用意したし』
『はい、いつものカフェ睡蓮に』
==カトラスサイド==
いつもながらここのコシャリは実に良い、ここならいくら水タバコを吸っても文句は言われないしね。
さすがに朝は少ないがそう言う客が集まる店だ。
ここのは豆が良い、ソースも実に深い味わいだし、アクセントのタッレイヤ・シャッタ・カリも素晴らしい。
最もここ以外でこの料理を食べた事はないのだけれど…とても好きだ。
==ジンタサイド==
ラッちゃんは本当に美味しそうに食べるなぁ…この炭水化物お化け料理を。
確かに美味しいけど毎日食べたいとも思わないし朝食には重すぎる。
正直オレはラッちゃんの可愛い食事風景を眺めていたらそれだけで満腹だ。
とか言いつつ夜に体力を大分消費してるから食が進むな、もっと精力を高めた方が良いかもしれない…
『ねえジンタ』
『はい!なんですか!』
オレはラッちゃんの前ではいつもこんな感じだ。
『食べ終わったらどうするの?』
ああ可愛い。
『どうしますかね…ラッちゃんはここでタバコを味わうでしょ?』
『そうだねぇ…一緒にずっと居る?』
『え!?マジで!良いの?居ます!!二時間でも八時間でも居ます!!!』
やったぜ!今日は最高の日だ!
==一時間後・ジンタサイド==
平和だな、可愛いラッちゃんとのんびりバナナジュースを飲むのは素晴らしい朝だ。
『訳もなく…悲しくてさ』
ラッちゃんが突然そう言った、表情も暗い。
『どうしたんすか?何かやりました?』
『…いや、理由はないんだ…なんか悲しいんだよ』
…理由もなく悲しいと言われたオレはどうすればいいのだろう?
どうすればラッちゃんを悲しみから救えるのか?
オレは…あまりに弱く、ものを知らない。
==カトラスサイド==
…いかんな、思った事を口に漏らすくせが出た。
不要な心配をかけている。
…悲しいのは、ふと唐突に昔の記憶が飛来しただけなのだ、それだけなのだ。
急なフラッシュバック、不理解な人々や酷い男の事を思い出しただけだ。
今日は…私を気持ちが悪いと言った故郷の女達の事を思い出した程度だ。
…気分が悪い。
『…家に帰る。そうだ、君も良かったらどうだ?』
目の前の少年は誘われた瞬間に上機嫌になる、単純な事は羨ましい。
『っ、はい、お供します!』
しかし表立って喜ぶのは不謹慎だと思ったらしい、心優しい事だ。
==ジンタサイド==
ラッちゃんは飲み物を飲み干すと水タバコを深く吸ってから立ち上がり、のんびりと歩く、オレも着いて行く。
『…気にしないでね、一発ヤれば気も晴れるさ』
とラッちゃんが言った、これは頑張らないと男が廃るな!マジ頑張れオレ!
……
ああ…ヤッたなぁ…
二日目にいきなり抜かずの二回はキツい…
ラッちゃんは繋がったままオレの上で強く抱き着いてくる、「撫でて欲しい」と懇願してくる。
たまにこんな風になる時はある、そんな時は決まって抱き締めて撫でて居ると落ち着いてくる。
オレの腕の中でうわ言の様に「怖い」と言っている、
何が怖いのか…それを仕留めるだけの強さが何故オレには無いのか…
オレはラッちゃんに幸せで居て欲しい、その為にオレや他の男達が強く、ラッちゃんを護れる強さを持たねばならない。
そうだろう?
オレに力を、この一匹の愛しい人とその幸福一つを護れる不撓の強さを、オレ自身とその銃口に…
…ラッちゃんが落ち着いてきてしばらく、ラッちゃんはオレの隣で新しく着けた水タバコを吸っている。
その後ろ姿はエロい以外の表現がもう思い付かない。
『…思い出したのだ、私を気持ち悪いと言ってくる女達を…』
『え?』
いかん呑気してた、そうか…ならオレはこう答えるべきだ。
『もうそいつらとは会わないんでしょ?会うんだったらオレを連れて行ってください、必ずぶち抜いてやります』
ラッちゃんは…無表情だ、オレには感情を読み取れない。
『そうか、まあ田舎の閉鎖的な女達だ…この街で出会ったとしても関わりがないさ』
オレは何も答えない、必要ないと思ったからだ。
ラッちゃんは沢山人と話すのが実はあんまり好きじゃないからだ。
そしたらラッちゃんが振り向いて来て、
『…でも、ありがとう…君は心強い騎士だ』
最高の笑顔でそう言った。
『…へへっ、オレとしては西部のガンマンに憧れてるんすけどねぇ…へへへ』
嬉しくて嬉しくてたまらない、だから…
だからオレは強くなろう、この笑顔を絶対護る為に!