衣類の買い物も終わり時間もいい感じなので、食事をする為俺達はフードコートへ向かうことにした。[衣類は配送することにした。]
「うーん、やっぱりこの時間だと混んでいるね。僕は席を取っとくから皆で見ておいでよ。
はい、これお金。」
親父はそう言って母さんに一万円札を手渡す。
「あー俺もこれと言って食いたい物も無いし、親父と席で待っとくよ。」
「そう?じゃあシロウと切嗣のは私が選んでくるわ!!
それじゃあ行きましょう。」
母さんはそう言い終わるやいなや桜とバゼットを引っ張って行った。
「はー、まったく母さんには落ち着きというものがないのか?」
「はは、そう言わないであげてよ。
アイリは今までずっと城の中で過ごしていたからね、何でも珍しいんだよ。」
「母さんの境遇には可哀想だと思うが、親父は甘やかしすぎじゃないか?」
親父は苦笑いをするだけで何も言わず、席を探す為歩き始めた。
「親父、笑ってごまかせると思うな。
だいたい普通嫌がってる人に無理やり女装なんてさせるか?」
「そうは言うけど士郎、君なら無理やり逃げることもできただろう?
それをしないで僕にあたるのは酷くないかい?お、ここ空いているね。」
見つけた席は端の方でまだ人も少ない場所だった。
俺達は席に付き、俺は周りを見渡してから小さな声で喋る。
「親父、母さんの体は今、俺の投影で出来ているんだぞ。
どの程度、傷ついたら消えるかもわからん危険な状態で、そんなこと出来るか。」
俺が、そう言うとさっきまで、ほんわかしてた親父の顔が、鋭くなる。
「士郎、もし、アイリが消えてしまった時、再度投影し直す事は出来ないのかい?」
「聖杯がどうなるか分からないから俺からはなんとも言えないが、元々壊れかけの聖杯を桜に入れて生かしていたから問題無かっただけで、今投影されている母さんが消えた時、聖杯は桜の中に戻らないだろうから、あまり良いとは思えない。
まず、聖杯の中で母さんの魂と精神が生き残ってた理由がわからないし。」
「そうか。
士郎、アイリの体を何とかする方法とかはしらないかい?」
「確証はないけど、アインツベルンの爺さんか人形師、蒼崎橙子この二人ならなんとか出来るかも。」
「アインツベルンの当主はわかるが、蒼崎橙子って誰だい?」
「第5魔法『青』に到達した家計の生まれの天才にして、魔術協会で王冠の称号を与えられた人だ。」
「第5魔法だって!?」
「親父、声がでかい。
第5魔法は妹の方が継承してるから蒼崎橙子自身は普通の天才魔術師だよ。」
「すまない。
その人の居場所とかはわかるかい?」
「確か、表の顔として、日本で建築デザインの事務所を開いていたはず。
会社名まではちょっと覚えてないな。
後、何年に会社が造られたかも分からない。
もしかしたらまだ出来てないかもしれない。」
「いや、そこまで分かれば僕の方で調べれるよ。
ありがとう。
ふー、それにしても士郎。
君の記憶は凄いね。」
「なんだ?
改めて。」
「いや、なに、君の記憶が無ければ僕は全てを失うところだったからね。
君には感謝しているよ。」
「やめてくれよ、親父。
俺はただ、自分が平穏無事に暮らす為に親父達を利用しているだけだぞ?」
「それでもさ。
改めて、士郎、ありがとう。」
そう言って親父はニッコリ笑う。
俺達の話が終わり一息ついて周りを見ると、店側の人達の視線が一方向を向いていた。
「何があったのかな?」
「母さん達じゃないか?
全員、そこらのアイドルが裸足で逃げ出すぐらいには美人だし。」
「いや、それならもっと前から騒がれてるはずだよ。
何かあるのかもしれない。
士郎、気をつけろ。」
親父が、真剣な顔で視線の先をおう。
それにつられるように俺もそちらを向くと、母さん達がいた。
「フー、なんだよ、親父。
やっぱり母さん達じゃないか。」
「はは、ごめん。
僕のカンも鈍ったのかな?
おーい。こっちー」
親父が遠く離れた母さん達に見えるように手を振る。
母さん達がこっちに気がつき歩いてくる。
エミヤの視力を持つ俺には見えてしまった。
「なんで!?
どうしてそれがここにある!?」
俺は見えてしまった物に慌てふためく俺。
「どうしたんだ!?士郎。」
俺の尋常じゃない反応に驚く親父。
「泰山の激辛麻婆豆腐!!」
最近自分の小説情報を見てこの小説が一周年を過ぎてることに気づいて、一周年記念を逃しましって慌ててしまった投稿者です。
もう遅いなんて話じゃないが記念枠で何か書こうか悩み中です。