衞宮士郎に憑依したけど平穏に暮らしたい   作:幸1511

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第5話

家に帰ってカレーを作っているとインターホンが鳴った。

 

切嗣は今魔術協会と連絡をとっているため俺がかわりに出た。

 

「はーい」

俺が玄関を開けると一人のシスターが立っていた。

 

「すみません私教会のシスターをしていますシエルといいます、こちらは衞宮切嗣さんのお宅で間違いないでしょうか?」

 

「はい、切嗣さんから話はうかがっていますどうぞ中へ」

そう言いながらシエルを居間へと案内した。

 

「この匂いはまさかメシアン級いやそれ以上」

 

シエルを居間へと案内したら、シエルは真剣な顔で一人ぶつぶつと呟いていた。

 

「切嗣さんは今魔術協会と連絡をとっているので少し待ってください」

 

そう言い残し俺は切嗣を呼びに行った。

 

「待たせてすまないね、これからことの始まりから説明を...いやまずは食事にしたほうが良さそうだねシエルさんも一緒に食べるかい?」

 

「ぜひお願いします!!」

 

切嗣は話をしようとしたがシエルの様子を見て食事を先にすることにした。

 

俺は食卓にカレーを人数分並べ席についた。

 

「ではいただきます」

切嗣がそういった瞬間目にも止まらぬ速さでシエルはカレーを食べた。

 

「むはぁああああああーーーーー!?」

がたんと振動するテーブル、震えるカレーの皿 

「こ、これわぁーーーーーー!?」 

だん、と感動のあまり拳を打ちつけるしえる。

 

 ……ぴしり、テーブルにひびが入っていたが見ないことにした。 

 

「えええ衞宮さん、このカレー……」

 

「そ、そんなに気にいったのかい、士郎おかわりはまだあるかい?」

 

シエルの様子に引き気味の切嗣はシエルから目をそらしこちらに話をふった。

 

目がイッてるシエルがすごい勢いでこちらにふりむいた。

 

「お、おかわりならまだありますからよそってきますね」

 

俺はシエルから発する圧に怯え、急いでカレーをよそいにいった。

 

結局その後残りのカレーをシエルだけですべて食べた。[合計で10人前、途中御飯が無くなりカレーだけ]

 

「ごちそうさまでした。士郎君後でレシピもらってもいいですか?」

 

「お、おそまつさまです。レシピは話が終わってから渡しますね。」

 

俺はシエルから逃げる様に食器を片付けにいった。

 

シエルが落ち着きを取り戻した頃を見計らって、切嗣は話を始めた。

 

現状わかっている事を未来の知識についてを隠しながら説明した。

 

俺は切嗣に質問した

「切嗣さん魔術協会の方はいつ頃到着するかわかりますか?それとわかれば誰が来るのかも」

 

「ああ、それなんだけどね戦闘の可能性があるということもあり執行者であるバゼット・フラガ・マクレミッツ調査役もかねて明日には来てくれるそうだ」

 

「これまたすごい大物が来ましたね、もしかして魔術協会の執行者の知り合いってその人のことだったんですか?」

 

「ああ、そうだよ、えーと、もう質問は無いかな?」

 

シエルが切嗣に質問した。

 

「最後に質問いいですか?その子はいったい何者なんですか?」

 

 

「あー、僕達もよくはわかってないんだけど、この前の大火災で偶然拾った子なんだけど、中身に別人が入ってしまってるらしいんだよ」

 

シエルは士郎を睨みながら更に質問した。

 

「元の中身はどうなったんですか?」

 

その質問に士郎が答えた。

 

「大火災の影響で精神が死んでしまった所に入ったのか、俺が上書きしてしまったのか、入れ替わったのか、この体の中で眠っているのかのどれかだと思いますが、どれかはわからないです。」

 

「結局何もわかって無いってことですか。」

 

「これで質問は全てかな?無いようだね。

シエルさん今日泊まる所は決まっているかな?よければ家に止まっていくといいよ。」

 

「ありがとうございます、ではご厚意に甘えようかと。」

 

「士郎、シエルさんを空いてる部屋に案内してあげて。

その後で僕の部屋に来てくれ」

 

そう言い残し切嗣は自分の部屋へと戻った。

 

俺はシエルを案内した後切嗣の部屋に入った。

 

「今から蔵に行って士郎の魔術でどんなことができるか確認したいけどいいかな?」

 

 

「問題は無いですけど、どんな事って言われると、色んな宝具があるせいで確認だけでもどれぐらいかかるのかわかりませんよ?」

 

「そうかい、取り敢えず蔵でいくつかの宝具だけでも見せてくれ」

 

俺達は蔵へと向かった。

 

「えーと取り敢えずいくつかのって言われても……そうだ!切嗣さん今あなた聖杯の泥を浴びて呪われていますよね?」

 

「そうだよ、僕は聖杯の泥を浴びて呪われてるけど、なんとかできるのかい?」

 

「トレースオン」

 

「士郎、その歪な短剣は何だい?」

 

「この短剣の名は破戒すべき全ての符(ルールブレイカー)この短剣の剣先を対象に突き立てる事で、あらゆる魔術を初期化する対魔術宝具です。」

 

「士郎それを大聖杯突き刺せば大聖杯は消せるのでは?」

 

「消せるかも知れないですけどもし、よくわからないまま突き刺してまた泥があふれたら危険なので、これを大聖杯に突き刺すのは最後の手段にしたいんですよ。」

 

「そうかい、まあ正式な手順で解体できるならそっちのほうが安全か…よしわかった

それじゃあ僕にそれを突き刺してくれ。」

 

そう言いながら切嗣は腕を出した

 

「行きます――――術理、摂理、世の理。その万象、一切を原始に還さん。破壊すべき全ての符(ルールブレイカー)」

 

「ふう、さっきまでの体の重さが嘘みたいだよ、聖杯の呪いさえ解除出来るなんて……

こんなこと他にバレたら危険な魔術に失敗した時の治療薬として監禁されるんじゃないかな?」

 

「怖い事言うのやめてくださいよ。

他の宝具も投影していきますか?」

 

「そうだね士郎君が投影出来る宝具で一番ランクの高い物をお願いするよ。」

 

「わかりました トレースオン

勝利すべき黄金の剣 (カリバーン)」

 

「自分でお願いしといてなんだけど、選定の剣を投影するなんて常識外れな事ができるなんて……」

 

切嗣は頭を抱えてため息をついた

 

「士郎疲れただろう、とりあえず今日の所は終わろっか」

 

俺達は蔵を後にした。

 

「今日はもう疲れた僕は寝ることにするよ、おやすみ」

 

「おやすみなさい」

 

 

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