衞宮士郎に憑依したけど平穏に暮らしたい   作:幸1511

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第9話

俺らは蟲蔵を後にして雁夜の部屋に案内された。

 

「じゃあ桜ちゃん、貴女の身体を調べたいから私を別室に案内してくれないかな?」

 

シエルと桜は別室へ行こうとした時、切嗣が声をかけた。

 

「ごめんね、ちょっといいかな?

色々と調べたい物があるんだけど、この屋敷を調べさせてもらってもいいかな?」

 

「お祖父様はもういませんから、好きにしてもらって構いません」

 

「ありがとう、呼び止めてごめんね」

 

会話が終わると、今度こそ二人は別室へ移動した。

 

「衞宮切嗣貴方は何を調べようとしているのですか?」

 

バゼットは切嗣に質問した。

 

「間桐蔵硯は聖杯が危険なのについて知っていた、なら聖杯に変化に気づき自分の目的が達成できるか知る為に聖杯を調べてる筈だ。」

 

「そういう事でしたか、なら私も手伝います。」

 

「調べ物なら人手があった方がいいでしょうし、自分も手伝います。」

 

「いや士郎はさっきの戦いで疲れてるだろう今は休んでいいよ。」

 

そう言い残し切嗣達は部屋から出ていった。

 

俺はベッドに寝転がりながらさっきの戦いを振返った。

 

俺はアンリマユの宝具を投影してしまった。

特殊な状況でしか活躍しないクソ宝具だが、一般人の俺と魔術師の価値感は違う。

 

最悪この投影がきっかけに狙われる可能性がある。

 

幸いアンリマユの宝具はホロウでアンリマユが士郎の殻を被って登場した時に現れた宝具の為、アンリマユの宝具とは特定されないだろう。

 

この事はこれ以上考えても意味はないだろう。

 

周りの反応を見つつ対応するしかないか。

 

次に憑依経験の投影からの真名解放下にもかかわらず、今普通にすごせているのはなぜか?

 

原作士郎はナインブレードワークス使用時英霊エミヤの腕を使い死にそうになっていた。

 

いくら最弱の英霊であるアンリマユの宝具であろうと自分に被害が全くないのはなぜか?

 

原作士郎も干将・莫耶の投影には魔力消費が少ないなどがあるし、アンリマユの宝具と相性が良かったのかもしれない。

 

なら、なぜ?アンリマユの宝具と相性が良かったのか?

 

①士郎顔のサーヴァントだから

②火災時に大聖杯との繋がりができていた為中のアンリマユと相性が良くなった

 

考えられるのはこの2つぐらいか。

①なら話は簡単だ他の士郎顔サーヴァントの武器を試してみればいい。

 

もし、これが出来るのなら千子・村正 エミヤ・オルタ 天草・四郎の憑依経験・宝具を投影出来ればかなりの戦力アップに成るだろう。

 

そう俺が考えを巡らせていると、ドア

からノックが鳴った。

 

ドアを開けるとそこにはシエルが立っていた。

 

「まだ他のみんなは調べ物中?」

 

「はい、まだ切嗣さん達は聖杯の資料がないか調べてる最中ですよ」

 

「そう、なら桜ちゃんの診察結果はみんなが集まった時に話すね。」

 

「そうだ士郎君、私地下に気になった事があって調べようと思うんだけど士郎君も来てくれないかな?」

 

「自分ですか?調べ物ならあまり役に立たないですけど…」

 

「調べ物はすぐに終わるから大丈夫だよ。

君とお話もしたいから調べ物ついでに話をしようと思ってね」

 

「そういう事なら大丈夫ですよ」

 

「そう、ありがとうね士郎君」

 

そう言いながらシエルはとかに向けて移動したので俺はついて行った。

 

地下の階段を降りながら俺はシエルに質問した。

 

「シエルさん自分と話がしたいと言っていましたがいったい何の話ですか?」

 

「実は士郎君、君の魔術について聞きたいことあるの」

 

「俺の魔術についてですか?」

 

やばい聖堂教会に俺の魔術が知られれば実験動物のような扱いを受けるか殺されるかの二択だ、ここはなんとしても誤魔化さないと。

 

「やっぱり投影魔術は珍しいんですか?」

 

「いや投影魔術自体は儀式の触媒代わりに使う人もいるんだけどね君の投影魔術はちょっと変だったから気になったの」

 

「変?他の投影魔術を見たことがないので自分では解らないですが…」

 

「本来投影魔術は数分間しか持たないし、劣化の激しい為、維持するのにも魔力消費がいるあまり使えない魔術なの」

 

「そうですね、それが何か?」

 

話をしていると俺達は地下の蟲蔵に着いた。

 

「ねえ士郎君ならあれは何かな?」

 

シエルが指を指したその先には俺が投影した右歯噛咬と左歯噛咬が落ちていた。

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