バカなフラッグ好きとお嬢様   作:LALU

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えー、様々なガンダム有識者の方から、バルカンは色んな劇中でも活躍したし強かっただろ間違えるな、と厳しいお言葉を頂きました。

 大変申し訳ございません。どうか作者がにわかだったという事で勘弁してつかぁさい

 お詫びとしてもう一本上げるので、ゆるちて…ゆるちて…


第10話

 今日も今日とてIS訓練、今回は武器の使い方という事で、基本的な剣術動作からスタートだが、専用機持ちや、元々剣道をしていた箒以外は各自自習という事で、絶賛一夏君を教育しようの会が開かれているのだが。

 

 しかし、どいつもこいつも教える気がないだろ、何だよ箒、ズバー!とやってドガーン!って、鈴!それは教えてない、ただの感想だ教えても誰もわからんから!オルコットはオルコットで何だその細かい教え方は!2度とか分かる奴いないだろう!

 

 まぁ、皆様三者三様、無茶苦茶な教え方しかしないもんだから、一夏も困り果ててしまっている。俺が教えてもいいんだが、如何せん可変機っていうISの使用上、人に教えれるのは基礎だけなんだよな…

 

 一夏が余りにも可哀そうだったので、どうやって教えようかと考えているとシャルルが一夏に対して勝負を挑んだ、あいつの事だから恐らく一夏に教えるために問題点の洗い出しも兼ねての模擬戦だろう。

 

 じゃあ一夏の事はシャルルに任せて俺は俺の問題を片付けよう。

 

 「なぁオルコット、少し話が」

 

 「っ!り、鈴さん!私達もあちらで模擬戦でもいかがですの?」

 

 「はぁ!?いま一夏の事を見てるんだけど」

 

 「いいではありませんか!行きますわよ!!」

 

 「こら!離しなさい!セシリア!」

 

 この様に避けられている、しかもこれは今朝からずっとだ、いつもオルコットには挨拶をした際。

 

 「神峰さん!制服が歪んでいますわ!ほら髪型もしっかりと正して!」

 

 みたいな事を言われるんだが、今日に限って

 

 「お、おはようございます、では私は少し用事がありますので!」

 

 といって始業ギリギリまで戻ってこなかった。

 

 どうすればいいんだ俺は…お陰でドイツからの新しい転校生がきていた事に全く気付いておらず、後から一夏の頬が腫れているのを見て「どうしたんだそれ?」といったらシャルルに怒られた。

 

 それぐらいには朝の俺の意識は現実を見ていたなかったのだ、お陰で新たな転校生の名前すら知らない、ボーっとしたまま教室を出てしまったせいだ。

 

 「何かやらかしたかなぁ、俺」

 

 そんな事を考えつつ、わからぬ答えを探しながら、取り敢えずオルコットを追いかける事にした。

 

 

 

 

 

 

 「ちょっとセシリア!離しなさいよ!」

 

 「あ、ああ、ごめんなさい!」

 

 鈴さんにそう言われて慌てて手を放す。

 

 鈴さんの手首は軽く赤くなっており、手首をほぐしながら鈴さんは文句を言ってくる。

 

 「あんたね、光希に何かされたの?」

 

 「え、ど、どうして神峰さんが?」

 

 「惚けるじゃないわよ、そもそもあんな露骨な反応してれば誰だってわかるわよ、何?セクハラでもされた?だったらあたしが一発龍砲でぶっ飛ばすけど」

 

 「神峰さんはそんな事しませんわ!」

 

 鈴さんがISを部分展開しながら光希の元に向かおうとするのを慌てて止めるセシリア、しかしそれに対してまたも鈴は疑問を投げかける。

 

 「なら、何でそんなに光希の事を避けてんのよ」

 

 「そ、それは」

 

 セシリアは混乱していた、何故今になって神峰の顔を見るのがこんなにも恥ずかしいのか、自分でもよく分かっていなのである。

 

 取り敢えず、恥ずかしいから逃げよう!という小学生レベルの考えで行動を移しているのだ。

 

 「あ、ここにいたのかオルコット、それに鈴も」

 

 「あ、光希」

 

 「か、神峰さん…」

 

 鈴に何といえばいいか考えている間に、自分を追ってきたのだろうか、光希がやってきた。

 

 「じゃ、後は若い二人でごゆっくり~」

 

 「お、おい鈴」

 

 「鈴さん!?」

 

 光希がやってきたのを確認すると、鈴は足早に一夏の所へと戻ってしまった。

 

 ここはアリーナの端側、丁度反対側で皆は訓練をしているので、誰かの邪魔が入ることはない。

 

 長いような短いような沈黙が流れる、その後口を開いたのは光希の方だった。

 

 「え、えっとオルコット」

 

 「は、はい!」

 

 「俺、何かお前に嫌われるような事したか?もしそうだったら謝るから、教えてくれないか?」

 

 「い、いえ!そういうわけでわありませんのよ!ただ…」

 

 「ただ…?」

 

 (あなたを見ていると恥ずかしくなるから避けているなんて口が裂けても言えませんわ!!!)

 

 結局答えることができずに悶え始めるセシリア、抜け出せない魔のループにハマった彼女の出した答えは

 

 「そう言えば神峰さん!ガンダム部の活動はどうしますの!?」

 

 違う話題に逃げる事だった。

 

 「え、まぁ続けるよ?今はシャルルもいるしな」

 

 「へ?なぜシャルルさんがいますの?」

 

 「あいつもガンダム好きなんだよ、昨日も一緒にガンダムしたんだ、あんなに遊んだのは中学以来だよ」

 

 光希は上機嫌にそう話す、しかし反対にセシリアは先ほどより露骨に怒りが溢れ出ていた。

 

 「へぇ、私を放っておいて楽しく遊んでいらしたのですか?」

 

 「え、だ、だってお前部活だったし」

 

 「私よりもシャルルさんが大事だって言うんですの!?一番最初に加入した部員ですのに!?」

 

 「お、落ち着けオルコット、別にお前を除け者にしたりしなから」

 

 「そうではなくて!」

 

 自身の感情と、光希に対する感情、様々な物が入り混じっていてセシリアは上手く言葉を紡ぎだせないでいた。

 

 一生平行線を辿る会話、放っておいたらいつ終わるかもわからない会話だったが、その終わりは突然訪れた。

 

 

 

 

 

 

 「流れ弾!?オルコット!」

 

 「へっ?」

 

 突如としてインターフェースに現れる着弾注意の文字、咄嗟に動いた光希はISを即時装着、ハイパーセンサーを頼りに流れ弾を捕捉し大型のリニアライフルで狙撃を果たす。

 

 流れ弾の破壊を確認した後、今度はISを解除、セシリアを守るように抱きしめながら、耐衝撃体勢を取ったのだ。

 

 直後、破壊の衝撃により、近くの砂やコンクリートの一部が飛んでくる。 

 

 この間僅か3秒、セシリアは気が動転していて気が付いていなかったが、何とかセシリアは怪我一つなく無事に事なきを得ることができた。

 

 「大丈夫か!?オルコット!」

 

 「わ、私は大丈夫ですわ」

 

 「そっかなら良かった」

 

 「あ、ありがとうございま、神峰さんその傷!」

 

 無事かどうかの確認の際、セシリアは彼の腕に大きな切り傷が出来ているのが見えた。恐らく自分をかばった際に飛んできた破片のせいだろう。

  

 「あ、切れてる、まぁこれくらいならほっとけば治るよ」

 

 「駄目ですわ!直ぐに消毒をしませんと」

 

 「大丈夫だって、本当に」

 

 「大丈夫ではありませんわ!」

 

 突如としてセシリアが大声で光希の発言を止める。

 

 「本来なら私がISを展開していれば貴方は怪我を負わなくて済んだ物なのです。私のミスをそうやって、自分のせいにしないでください。」

 

 「そうか、それでも、これはお前のせいじゃないよ」

 

 「またそうやって!」

 

 セシリアが涙ながらに訴えても尚、光希はそれを否定する。

 

 「男が女を守るのは当然だ、だから一々気にしなくていいんだよ」

 

 「へ!?そ、それはどういう!?」

 

 光希のその発言に顔を赤くするセシリア。

 

 「そもそも大事な友達なんだから誰であっても守るよ、例えこの身が犠牲になったとしてもね」

 

 「…そうでしたわね、貴方はそういうお人でしたわ」

 

 だろ?と胸を貼って威張る光希、それを少し残念そうにしながらも、その姿を見て微笑んでしまうセシリア、自身は彼にとって大切な友達、今はそれでいいではないか、セシリア・オルコットとしても彼は大切な友人だ、そこに間違いはないのだから。

 

 「さて行きますわよ、光希さん」

 

 彼の手を引いて皆がいる方へ戻る。

 

 「あれ?オルコット、名前で」

 

 「あら?大切な友人なのでしょう、ならセシリアと呼んでくださらない?」

 

 「…そうかい、セシリア」

 

 「えぇ、それでいいのですわ、さあ今日の放課後は私の部屋でSEED DESTINYを見ますわよ!」

 

 「お前の部屋で?俺の部屋じゃダメなのかよ」

 

 「昨日シャルルさんと遊んだのでしょう?なら今日は私の部屋ですわ!二人で見ますわよ!」

 

 

 今だけはこのぬるま湯の関係をもう少し続けていたい。

 

 

 そう思うセシリアだったのだ。

 

 




今回はまったく話が進まなかったな…
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