バカなフラッグ好きとお嬢様   作:LALU

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今回、もしかすると荒れるかも。


第25話

 白騎士と天使事件

 

 日本を攻撃可能な各国のミサイル4341発。それらが一斉にハッキングされ、制御不能に陥いり日本に発射。

 

 だが、突如現れた白銀のISと天使の翼を持ったフルフェイスのIS、後に白騎士と天使と呼ばれたISによって無力化された。

 

 その後も、各国が送り出した戦闘機341機、巡洋艦15隻、空母8隻、監視衛星12基を、一人の人命も奪うことなく破壊することによって、ISは「究極の機動兵器」として一夜にして世界中の人々が知るところになった。

 

しかしその後突如として天使と白騎士が同士討ちを開始、結果は白騎士の勝利に終わり、天使はその姿を海の底へ、白騎士日没とともに姿を消した、そして「ISを倒せるのはISだけである」という篠ノ之束の言葉により、世界はIS研究に力を入れるようになった。

 

 ISの歴史第一章より

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 日差しが強い11時30分、人気のない砂浜に、俺、一夏、箒、セシリアが揃っていた。

 

 「いくぞ、皆」

 

 そう言うと皆ISを展開する、白式、紅椿、そしてスサノオ、ブルーティアーズ、その中でもブルーティアーズはいつもと見た目が変わっていた。

 

 「セシリア、その形態が新たなブルーティアーズか」

 

 「ええ、名付けてブルーティアーズストライクシルエットですわ、篠ノ之博士のおかげで本来予定していたものよりもさらに強力でしてよ」

 

 普段見えていたBT兵器は無く、代わりに大きなウイングユニットが搭載されている。

 

 「通常のBT兵器をスラスター代わりに高速飛行を可能にしますわ、これで光希さんをお運びします」

 

 「これでガンダムと闘える…。見事な対応だ、セシリア!」

 

 「全員聞こえるか?」

 

 2人で話していると織斑先生から通信が飛んできた、今回の作戦の確認タイムだ、ターゲットは福音(シルバリオ・ゴスペル)俺と一夏による一撃必殺が作戦の目標だ。

 

 俺達が作戦内容の確認をしていると箒が口を開いた。

 

 「織斑先生、私は一夏達の状況に応じてサポートをすればよろしいですか?」

 

 「そうだな、だが無理はするな、お前は紅椿での実戦経験は皆無だ、突然何かしらの問題が出るとも限らない」

 

 「わかりました、ですが、出来る範囲で支援をします」

 

 その箒の態度を見て俺はセシリアにプライベートチャンネルを開く。

 

 「セシリア、箒の面倒を見てやれ、彼女は危うい、まるでドレスを得たシンデレラだ」

 

 「浮かれている…と言いたいのですね、分かりましたわ」

 

 「神峰、少しいいか?」

 

 「何でしょうか、織斑先生」

 

 セシリアとそう会話していると、織斑先生からも連絡が入ってきた、どうやらかの戦錬磨の猛者も箒の様子に気づいているようだ。

 

 「いざとなったら、お前が指揮を執れ、いいな?」

 

 「先刻承知、その任受けさせて頂く」

 

 そこまで会話をすると、今度はオープンチャンネルで山田先生の声が聞こえだした、どうやら作戦開始のようだ。

 

 「スタンバイどうぞ」

 

 「では、総員はじめ!」

 

 その言葉と同時に各員動き始める、俺もセシリアの肩に捕まる。

 

 「では、行きますわよ、光希さん!」

 

 「ああ、全力を望む!」

 

 その瞬間、圧倒的な加速と共に空へと飛び立つ紅椿とブルーティアーズ。

 

 「圧倒的な加速だ!」

 

 「まだいけますわよ!箒さん、敵の位置は」

 

 「暫時衛星リンク確立、情報照合完了、敵の位置を確認した、加速するぞセシリア!」

 

 「わかりましたわ、しっかりと捕まっていてください!」

 

 

 そう言うと、紅椿は装甲を展開させブルーティアーズはスラスターの部分がさらに増える。

 

 先程までとは桁が違う速度を見せる二機、そして時間にして数秒後敵をセンサーにて確認する事が出来た。

 

 「目標を視認、接敵まで10秒!」

 

 「一夏!分かっているな、私たちで決めるぞ!」

 

 「応!しくじるなよ!」

 

 二機のISが福音の後ろを捉える、一夏は零落白夜を起動し、光希もシラヌイとウンリュウを連結し構える

 

 「これで!」

 

 「落とす!」

 

 二機からの同時攻撃、しかしそれすら福音は軽々と回避する。

 

 「糞!外した!」

 

 「まだだ一夏、このまま一気に詰めるぞ!セシリア!」

 

 「了解ですわ!箒さん私は左から!」

 

 「任せた!」

 

 二機の超高速飛行のISから繰り出されるクロスアタック、しかしその攻撃も福音には当たらず虚しく空を切る、そして福音の羽から大量に打ち出されるビーム兵装。

 

 「回避!」

 

 光希の号令により全員が回避行動をとるが、その際にお互い分離させられてしまう、これにより高機動による一撃必殺は出来なくなった。

 

 「ちぃ!フォーメーションを変更する!各機、散会して敵の包囲、固めて落とすぞ!」

 

 「「「了解!」」」

 

 分離させられたといっても、1対4、光希は全員に包囲して固める事を指示する、箒と一夏は左右から、光希とセシリアが上下から福音を追い詰める。

 

 「私が動きに制限をかけます、一夏さん!お願いしますわ!」

 

 セシリアはスターライトmkⅢを福音に向け発射する、狙いを定めた一撃、それは確かに福音を回避させるに至る一撃であり、そのおかげで確実に全員の距離は福音へと近づいていた。

 

 「箒、準備はいいか? 私は行かせてもらう」

 

 「光希こそ、遅れるなよ!」

 

 そうする事で光希と箒が福音へ接近する事に成功する。二機のISはお互いに福音へと切りかかり、少しずつではあるがダメージを蓄積させる。

 

 さらには常に続くセシリアからの射撃により確実にその速度を落としていた福音、そしてとうとう。

 

 「捕まえた!」

 

 「斬る!」

 

 二機による両サイドからの攻撃、たまらず福音は防御行動を取ってその攻撃を防ぐ、しかしこれにより福音は完全に足を止めた。

 

 その隙を逃がす二人ではない。

 

 

 「「一夏!今だ!」」

 

 「応!これでえええ!…なっ!?」

 

 一夏が足を止めた福音に切りかかる、と思われたがそうはならなかった、一夏は切りかかりにいかず福音の傍を通過する。

 

 「一夏!?何を!?」

 

 「くっ抑えられん!」

 

 余りにも突然の行動に箒が動揺した事により拘束が緩む、その瞬間福音は光希を蹴り飛ばし脱出、即座にビームの嵐を展開する。

 

 「お二人とも下がって!援護します」

 

 「すまないセシリア」

 

 光希はセシリアの傍まで撤退、そして問題の一夏は箒と何やら言い争っていた。

 

 慌てて光希は一夏に呼びかける。

 

 「どうしたのだ一夏!何があった」

 

 「船だ!船がいるんだ、密漁船みたいだけど!」

 

 「船だと!?」

 

 そう言われて近くを確認する、すると確かに密漁船がそこにはいた、一夏はそれを守るためにわざと攻撃のタイミングでありながら攻撃しなかったのだ。

 

 しかしそのせいで福音からは数え切れない程の弾幕が発射されている、当然一夏を狙っているので、そのままいれば船にも当たるコースだ。

 

 「奴らは犯罪者だ!構うな!」

 

 「見殺しには出来ない!」

 

 箒は再度福音へとアタックを仕掛けようとするが、一夏は密漁船へ攻撃が飛ばないように福音からのビームを必死に弾く。

 

 「くっ、私が行く!セシリア援護を!」

 

 「わかりましたわ、シールドティアーズ展開!」

 

 その姿を見た光希は一夏のエネルギーが持つ間代わりに決めてしまおうと考えて福音へと突撃する、その際セシリアは新たな2機のBT兵器、シールドティアーズを展開し光希に並走させる。

 

 「箒、もう一度仕掛ける!TRANS-AM!」

 

 「了解した!いくぞ!」

 

 箒に指示を出しTRANS-AMによって機体をの限界を引き出す、そのスピードは先ほどまでの紅椿とも引けを取らないスピードであった。

 

 「ぬおおおおおお!!」

 

 「これでええ!」

 

 光希は直線的なコースを突撃する、途中のビーム攻撃は2機のシールドティアーズが防ぐ事によってダメージを0に、箒はその紅椿の性能をフルに生かした加速で福音に強引に近づく。

 

 「「とった!」」

 

 二機のISが福音へと肉薄し、今度こそ攻撃がヒットするかという場面、しかし先ほど同じように人の反応を超えた速度で福音はそれをガードする、奇しくも拘束した時と同じ状態。

 

 その際光希は考える。

 

 (この状態でビームチャクラムを打てば確実に当たる!しかしそれでは箒にも被害が…)

 

 刹那、その考えが脳内をよぎった瞬間だった。

 

 (ビームチャクラムを発射、ターゲットの撃破を優先)

 

 「ビームチャクラム…」

 

 「なっ!?光希!?」

 

 「光希さん!?」

 

 「何やってんだよ!光希!」

 

 光希はビームチャクラムをゼロ距離で発射、その攻撃は福音の翼にダメージを与えたが、そのまま箒へと飛んでいってしまう、余りにも突然な行動に箒は回避する間もなくそれを食らってしまい福音から離れる、それを見ていたセシリアと一夏もたまらず光希を攻める。

 

 「す、すまない!」

 

 謝罪をしながらTRANS-AMをOFFにして姿勢制御を取り直す光希、しかし光希自身もなぜ箒事巻き込んで攻撃したのかをよく分かっていなかった、今までの仮面に意識を引っ張られていたのとは違う、明らかに()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

 しかし、そんな考えをしていても福音は止まらない、ダメージを受けたせいか更に攻撃が苛烈になる。

 

 「糞!もうエネルギーが!」

 

 「一夏!」

 

 常に攻撃を防いでいた一夏の白式がとうとうエネルギー切れを起こしそこに攻撃が集中する、それを見て慌てて箒が助けに入り間一髪の所で直撃を免れる。

 

 「馬鹿者!犯罪者など助けて、そんな奴らは死んだとしても誰も困らない!」

 

 「箒!」

 

 余りにも勝手な行動に箒も流石に一夏を攻める、けれど一夏がそれを大声で止める、その瞬間一瞬我に返ってしまったせいで理解してしまった、超えてはいけない一線を箒は越えてしまった事を。

 

 自身が余りにも大きな力を持ったせいで、周りの事を顧みず、自分たちさえよければそれでいい、そんなエゴの塊に。

 

 それを自覚してしまったのか、箒はその場で剣を落とし、頭を抱えて泣き出してしまう。

 

 しかし幸いにも、その間福音は一切の動きを見せなかった、光希は急いでセシリアとの回線を開く。

 

 「セシリア、フォーメーションを組み直す!奴が動いていない間に合流を…!?」

 

 「了…!?」

 

 しかしその途中で回線が繋がらなくなる、こちらからのコンタクトも出来ず、セシリアからの音声も聞こえない」

 

 「通信妨害!?いったいどこから…!」

 

 光希は辺りを見回す、個々の近くは無人島ばかりで人が住んでいた場所はない、近くにいる人間は観測できる範囲では作戦メンバーの他に船の乗組員だけだ。

 

 (となれば、疑うべきは!)

 

 そう考え光希は福音を見上げる、しかし、そこには先ほどまでの福音はいなかった。

 

 「あの光…!?それにあの胸のコアは!」

 

 そこにいたのは姿かたちは同じ福音であった、しかし、その背中と胸、そこに先ほどまでになかったものが追加されている。

 

 いや、展開して姿を現したというのが正解か。

 

 背中からは緑色の粒子を放ち、胸の緑色のコア発光しとある文字を写していた。

 

 「Z.E.R.O.System…!?それにあの光はオリジナルの太陽炉!」

 

 「光希さん!通信が途切れましたが大丈夫ですの!」

 

 「セシリアか、急いで二人に退避を伝えろ、撤退するぞ!」

 

 セシリアが近くまで来ると通信が回復した、なので急いで彼女に回収を伝え、光希も撤退しようとするが、福音がそうはさせない。

 

 先ほどまでにおとなしかった福音から大きな音がする、それは他のメンバーもよく聞きなれた音。

 

 

 GNドライブが最大稼働する時の音だ。

 

 それを見て光希は大声で叫ぶ

 

 「っ!全員の防御態勢!」

 

 『TRANS-AM』

 

 そして福音はその機体を赤く発光させ、猛スピードで突撃してくる、ハイパーセンサーがあっても捉えるのがやっとのギリギリの速度、その速度で福音は箒へと攻撃を仕掛ける。

 

 圧倒的な速度と、先ほどまでのショックもあり箒はまともな防御すら取れず、その攻撃を受けるかに見えた。

 

 「箒!?間に合ええええ!」

 

 まさに紙一重、攻撃が当たる瞬間、一夏はイグニッションブーストによる加速で箒と福音の間に割り込み攻撃を受け止める、しかし、ただでさえ切れかけのエネルギーにイグニッションブーストの使用も合わさり完全にシールドエネルギーは0になる、そうなってしまっては絶対防御は発動しない。

 

 直撃を食らった一夏はそのISを強制解除され、そのまま海へと落下していく、間一髪で箒が受け止めるが衝撃を受け止めきれずそのまま海へと落下してしまう。

 

 「箒さん!一夏さん!」

 

 「セシリア!箒と一夏の回収!急いで撤退しろ!」

 

 「でも!それでは光希さんが!」

 

 「でもじゃない!行くんだ!」

 

 光希は福音へと向き直り、セシリアにそう指示を飛ばす、セシリアもそれを信頼し箒達の元へと駆けつける。

 

 そして光希は即座にTRANS-AMを起動し福音へ攻撃を仕掛ける。

 

 しかし、それは無駄でしかなかった。

 

 「糞!動きを読まれている!ゼロシステムの影響か、ぬおぉぉぉっ!」

 

 同じTRANS-AMでもこちらとあちらではGNドライブの性能が違う、更にゼロシステムのせいで未来すら見通されていては、光希一人の攻撃など、赤子の手をひねるようなものであった。

 

 まったく相手にされず、光希は福音のビームの直撃を食らう、その様子をみてセシリアは立ち止まってしまう。

 

 「光希さん!っ!?」

 

 たった1秒、だが1秒の間に福音はセシリアの目の前に接近、その勢いのまま蹴り飛ばす。

 

 「セシリア!!てめええええええ!」

 

 光希は即座に体制を直し福音へ攻撃を仕掛ける、セシリアを守るために、福音に一矢報いるために

 

 「スサノオ!今こそ限界を超えて見せろ!」

 

 光希はGNドライブを限界以上に回し、粒子を更に生成、加速する、粒子の光によってスサノオは更に赤く染まる。

 

 それは今までの中で最高の一撃であった、だが。

 

 「なっ!?」

 

 その一撃を福音は蹴り砕く、持っていたサーベルは根元から折られてしまった。

 

 そしてそのまま、福音は光希の視界から消え、気づいた時には上からの衝撃により光希もまた海へと叩きつけられた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「光希さん!」

 

 急いで彼の元に向かう、この辺りの海はかなり深い、もし深くまで落ちてしまえば助ける事が不可能になってしまう。

 

 ストライクシルエットの出力を最大まで上げ落下ポイントまで急ぐ、しかし

 

 「邪魔を、っ!しないでくださる!」

 

 先ほどまで赤い光を纏い暴れていた福音、今は元の白のカラーに戻ってはいるがそれでも今だ稼働を続けており、攻撃を仕掛けてくる。

 

 「この程度、シールドティアーズなら!」

 

 嵐のようなビームの雨をシールドティアーズで防ぎながら急ぐ、しかし福音は私の前に立ちはだかり、先へ行かせまいとしてくる。

 

 「邪魔しないで!光希さんが!」

 

 立ちはだかる福音をスターライトで狙うが、まるで未来でも見えているかのように全て回避されてしまう、その上、そのまま接近をむざむざ許してしまった。

 

 「なっ、は、離しなさい…!」

 

 福音は私の首を掴み確実に息の根を止めにかかってくる、今は絶対防御のおかげで生きているが、それでもガリガリとシールドエネルギーは削られて行き、スターライトを実体化する事ができなくなる。

 

 「離して…!死にたくない…!」

 

 死に物狂いでブルーティアーズをストライクシルエットから展開し、攻撃を仕掛けようとする、しかしそれすら福音から放たれたビームに撃ち落される。

 

 その間にもシールドエネルギーは削られて行き気づけば残り僅か、非常警告によりインターフェースが埋め尽くされ、後数秒で強制解除が始まってしまう。

 

 明確に近づく死の足音に涙がこぼれる。

 

 足をバタつかせ、自身の力で腕を放そうとするが、嘲笑うかのように福音は何も反応しない。

 

 しかし何も変わらない、後3秒、これが最後の時間だった。

 

 「嫌…光希さん、助けて…!」

 

 そう彼に願った、最後の最後まで彼に助けを求めてしまった。

 

 

 

 

 

 

 

 その瞬間だった、突如として福音を貫く巨大なビームが下からの発射される、福音は慌ててセシリアを放し、距離を取る、吹き飛ばされたセシリアは体制をを立て直し、慌ててそのビームの発生源を確認する。

 

 

 そこに佇んでいたのは、青を基調に構成されたフルフェイスのIS、背中からは天使の翼に似た二対の主翼・副翼のバインダー、腕には大型の2丁のライフルを持っており、一つは福音の方をロックしており、その狙いはコンマ一ミリたりともずれていない、そして胸には大きな緑色のコアが光り輝いており、そこにはこう書かれてる。

 

 

 【Z.E.R.O.System】

 

 セシリアはそのISに見覚えがあった、それは余りにも有名すぎるIS、白騎士と共に戦い、白騎士に勝負を挑み海へと消えた天使と呼ばれたIS。

 

 「何故、このISがここに…!?」

 

 福音は天使を警戒しすぐには動かない。

 

 天使も常に福音を見ながら海面より上昇を始める、そして二丁の大型のライフルを連結させ福音へと向ける。

 

 「戦術レベル、ターゲット確認、排除開始…」

 

 「この声!光希さん!?光希さんですの!?」

 

 天使から発せられたその声、セシリアは聞き間違えるはずがなかった、その声は間違いなく神峰光希の物だったからだ、セシリアは慌てて天使へと近づく。

 

 それに対して天使は真っ直ぐセシリアへと銃を向け。

 

 「障害を発見、直ちに破壊する」

 

 そのままトリガーを引いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「あーあ、飲まれちゃったか、コー君10年前もそれ使えなかったよね」

 

 どこかの島、その海岸から今まさに空中で行われている戦いを見ているものがいた。

 

 「それにしても良く持った方だよコー君、本当に君は何でもできて助かってたんだ」

 

 兎はその戦いをどこか楽しそうに、まるで水槽にいる生物を観察するかのように見ている。

 

 「多分それが君が転生してきた時に貰ったものなんだろうね、何でも()()()()()()()、どんな無茶なISの試験をさせてもコー君は()()()()使()()()()()()()、だから初めてのTRANS-AMでさえ、()()()()()()()()()()()()使()()()、でもその程度、君は()()()()()()()()()()()()()()()()

 

 兎は独り言を呟きながらその口角をどんどんと大きく広げていく。

 

 「ねえコー君、何で私が君みたいな凡人にISを上げたと思う?それはね簡単な事だよ」

 

 兎はどこまでも楽しそうで

 

 「それはね、コー君がとっても優秀(モルモット)でその中でも束さんのお気に入りだからだよ!」 

 

 まるで新しい玩具を見たかのように自然に笑う

 

 「でも最近、そんなコー君を困らせる奴がいるって束さん聞いたんだ~だからね!」

 

 天災の頭でしか理解できない事を

 

 「GNドライブに組み込んだんだ!束さんサプライズであの天使を!これならあと腐れなく殺せるし、コー君の意志でもないから大丈夫!ね?束さん天才でしょ?」

 

 その笑顔は誰よりも綺麗で途轍もなく冷たかった。

 

 

 

 

 

 

 

 




はい…多分この機体が出ることに賛否両論あると思います、因みにタグに関しても追加する予定もないです。

その理由は完結した後にでも説明できれば、この機体の事に関して聞かれても完結まではノーコメントとさせてもらいます。

ご了承ください。
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