モチベが上がるのでどんどんください…調子に乗ってすいませんでした
「オルコット、俺はお前を許さない」
「そのセリフそっくりそのままお返ししますわ」
これが俺たちのクラス代表を決める戦いの火蓋であり、俺とセシリアの因縁の始まりでもあった。
時は戻って、今日の朝、織斑先生がクラス対抗戦の代表決めの話をしだした、自薦他薦を問わないらしく、これにクラスの女子から俺と一夏の名前が上がった。
個人的にはやりたくない、いや対抗戦は出てみたいけど、正直委員会の出席とかめんどくさいし、そういうポジションは俺のお仕事じゃない。
そしたらまあ、案の定俺のお隣の席から声が上がる。
「納得できませんわ!男がクラス代表なんて言い恥さらしですわ!」
「そーだ、そーだ、俺はめんどくさいからやりたくなーい」
あ、織斑先生にすごい目で見られた、黙ってよ。
「そもそも、方やISの知識もロクにない落ちこぼれに、もう片方に至っては夜中に騒いでるお子様ですのよ!?そんな二人をクラス代表にしてしまっては、このクラスの品位と地位が下がってしまいますわ!」
「ちょっと待て!!??」
ちょっと待ってすごい爆弾発言飛んできた、え?まじ?昨日エクバやって騒いでたの声漏れてたの?
慌てて俺も立ち上がりオルコットに聞く。
「何ですの?今、私が話しているのですけれど」
「え、オルコットさん、夜中に騒いでるお子様って俺のこと?」
「貴方以外誰がいますの!?昨日の夜中!私がお手洗いに行こうとした際に、廊下に響き渡るあの猿みたいな叫び声!私びっくりしましたのよ!」
あぁ、これは俺ですねぇ、いやゲームしてて、夜中ラグくてびっくりしてずっと叫んでた思い出は…あるわ、うん、すいません本当に、光と契約してLAN引こうと思います。
「あなたのような知性の低い方をクラス代表にするわけにいきませんわ!これだからがんだむ?でしたかしら、あんな旧世代の玩具に夢中になる程度のお子様なんですのよ!」
………は?
こいつ今、何て言った?
「おい」
「なんですの?自身の頭の悪さを」
「黙れ」
「…っ!?」
オルコットを睨みながら俺も立ち上がる、オルコットと目を合わすと彼女は予想外の反撃に少しビビっているように見える。
「お前はガンダムを見たことがあるのか?」
「な、何ですの?急に?」
「質問に答えろ、ガンダムを見たことがあるのか?ガンダムというコンテンツに触れたことは」
「あ、ありませんわよ!あんなISのまがい物のような旧時代の映像作品なんて見る価値すら、っ!」
そこまで聞いて、俺の中の何かが切れた、抑えようのない怒りを机を思いっきり叩くことで無理矢理に発散させる。
思いの外大きな音が出たせいで、オルコットの話を中断したがそんな事はどうでもいい。
「俺の事を馬鹿にするのはいい、俺が夜中に騒いでいたのは事実だし、俺自身もお前みたいに国家代表候補生とかのすごい役を持っているわけでもない」
「よ、ようやく私の凄さが分かったようですわね」
「だけどな」
俺の発言に対してオルコットは切り返そうとするが、俺がそれを間に割り込んで無理矢理止める。
「見もしてないガンダムを侮辱するな、ガンダムに全霊かけて打ち込んで、それこそ人生をあれに捧げたやつだっている。それがどれ程くだらない事に見えても、それを否定できるのは、同じようにガンダムを愛してる馬鹿共だけだ、お前じゃない。」
「い、いいでしょう、そこまで言うなら白黒つけましょうか、決闘ですわ!」
「いいだろう、俺は、俺の誇りにかけて、お前を倒す」
「オルコット、俺はお前を許さない」
「そのセリフそっくりそのままお返ししますわ、負けた時の言い訳でも考えておくことですわ」
こうして俺とオルコットの決闘が決まった。
「あれ?俺は?」
あ、因みに一夏もやります、俺とオルコットの決闘の後でね。
そして昼休み、一夏と箒と一緒に昼飯を食べる事になった。
因みに、箒とは面識がある、昔篠ノ之道場いってたからね、殆ど束さんと喋ってただけだけど。
だから箒の気持ちは知っておる、俺は離れようとしたんだよ?でも一夏のやつ、空気読まずに俺を呼びやがって、ほら箒が俺睨んでる、まじで怖いから、助けて兄さん!
箒が凄い睨んでくるのに耐えながら飯を食べていると、一夏が話しかけてきた。
「ところで光希、お前どうするんだよ」
「何が?」
「何がって、セシリアとの決闘だよ、俺は箒に色々教えてもらう予定だし、お前はお前で何か対策を考えてたりするのか?」
「あー、まぁ何とかなるだろ」
「何とかって…お前はいつもそうだな」
箒に呆れられてしまったが、俺には誰か一緒に訓練してくれる友達とかいないし、そもそも俺のISの性能上、下手に手札を晒す方が負ける可能性が高い。
「心配してもらうのはありがたいが、それよりも一夏の方だろ、箒が見てくれるとは言え、ISに関しては何にもわかんないんだろ?」
「え、まぁそうだな…」
「俺がISの基本的な知識を教えてやる、いわゆる操作的な面と、オルコットが使ってくるISについてだ、戦いの方は箒に聞け」
「まじか!?でも何でセシリアのISの事知ってんだよ」
「ググったら出た」
「え!?」
噓です前世の知識です!でも、俺前世の知識があってそれで色々知ってるんだよね、とか言えないからな、でもこれぐらいは伝えても大丈夫だろう。
「まぁ、細かい点は置いといて、箒、一夏の事についてはお前がよく知ってるだろうし、戦い方は任せてもいいか?」
「それはいいが、光希の方が詳しいのではないのか?専用機持ちなのだし、私が出る幕は…」
俺が出たせいで微妙にしょぼんとしてしまった。しょうがないので、一夏にギリギリ聞こえないくらいの声で箒に話す。
「一夏と二人きりで訓練になった方がお前も都合いいだろ、その間は他のメンバーが入らないようにしてやるから」
「なぜ貴様にそんな事を!?いやでもそれはそれで」
「だろ?だから頼むわ、あいつは多分色々教えるより、一つの事教えた方がいいし、お前の得意な剣道を教えてやれ、結構馬鹿にならないからな」
「わ、わかった」
こんなものだろう、俺から一夏に出来るのはこれくらいだ。
後はどう変わるかは一夏次第だ。
こうして、オルコットとの決闘まで俺は箒と共同で一夏を強化する事を中心に日々を過ごしていった。
そして決闘の日。織斑先生が今回の試合のルール説明をしてくれる。といっても競技用ルールそのままだ、違うのは一対一の総当たり戦でやって勝ち星が多い人が代表になるということだけ。
一試合目は俺とオルコットの試合、一夏のISが来るまでの時間合わせだそうだ。
俺は自身のISを展開し、格納庫で待機する。
試合前の精神統一的な事でもしようかなと思っていたら、織斑先生が話しかけて来た。
「神峰、
織斑先生は俺が今のISを纏っていることが不思議なようだ、
「あれは、戦争を終わらせるための物です、学園で使うものではないですよ」
現に、俺はあの時ミサイルを落とすためだけに戦った、人命を取らないように戦った、束さんの馬鹿げた考えを止めるために、白騎士と戦った。それすらも全部束さんの考えの中なんだろうけど、それも全部含めて戦った、ISの素晴らしさを、戦いの為に使わせないように。
まぁ、負けたんですけどね。
その結果が今の社会だ、女尊男卑と言われる今の社会。ISを軍事に使い、それの研究に各国が躍起になっている、誰もISが宇宙用のパワードスーツだなんて思ってもない。だから俺もやめた、世界の為とか、束さんのためとかに、天使に乗るのをやめたのだ。
だから、俺は。
「あの機体にもう一度乗るのなら、誰かを守るために使いますよ、織斑先生のように」
そういうと、織斑先生は驚いた表情をしながらも、どこか納得したような顔だった。
「そうか、邪魔して悪かった、オルコットの方も準備が出来たようだ、出撃を許可する」
そう言われると、発進用のハッチが開く。
「了解、神峰光希、カスタムフラッグ出る!」
そう宣言すると同時に、俺のフラッグは空へと飛び出した。
マキオンにタイマンが来るそうですね、友人と一対一がやっとできます。