バカなフラッグ好きとお嬢様   作:LALU

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誤字報告本当に助かります。どんだけ確認しても漏れてる…

感想や評価をしてくれている方々本当にありがとうございます。モチベが上がるのでこれからも応援してくれると嬉しいです。


第4話

 クラス代表を決める戦いが終わった。俺は途中棄権で、そもそもあんな危険な状態になるなら、クラス代表なんて無理だと織斑先生に言われたのでクラス代表をパス。

 

 オルコットは対戦の内容が不満があったのでクラス代表をパス。

 

 結果として一夏がクラス代表になった、本人は不満そうだけど。

 

 現在、放課後に一夏のクラス代表おめでとう会を開くとの事で準備に駆り出されている。

 

 え?体?寝たら治った、全然体痛くない!風邪で寝込んだ後一日寝て起きた土曜日の朝って感じ、凄い体が楽、これがジオン驚異のメカニズム。

 

 「何していらっしゃいますの!男子たるものキビキビ動きなさい!」

 

 「動いてんだろ!お前は何を見てんだ!そっちこそ、指示ばっかりしてないで仕事しろよ!」

 

 「してますでしょう!なぜ織斑さんはあんなに優しい方なのに貴方はこんなにも気が短いのですか!」

 

 「こんなの誰でも怒るわ!俺一人でどれだけ荷物やら料理やら動かしてると思ってんだ!机のセッティングも俺がやったんだぞ!」

 

 

 追記、オルコットとの仲は凄く悪くなった。

 

 

 

 そもそもは、俺とオルコットの決闘の内容に遡る、あの決闘自体は、俺の勝ちという話ではあるんだが、具体的に勝ったらどうする、みたいな内容に関しては何も決めていたかったという事があげられる。

 

 俺はオルコットが知りもせずに馬鹿にした事に対して切れただけであるので、謝ってくれればそれでよかったのだが。

 

 対決が終わった日は俺は早退した、体がボロボロだったから部屋に帰っておとなしく寝て次の日の朝。

 

 「おはようー」

 

 教室に入ると、他のクラスメイトが群がってきた、内容としては、大丈夫だった?や、昨日格好良かった!あのIS何!?という質問が大半だ。

 

 因みに、クラスメイトには棄権の内容に関してはISに問題が発生したので対戦続行が出来ない、という旨を織斑先生に伝えてもらっている。

 

 体の骨折れたかも!何ていってクラスから心配を貰うなんてしたくないし。

 

 一夏からは

 

 「お前とも戦ってみたかったよ、また今度やろうぜ!」

 

 と言われた、ぜひ戦いたいがお手柔らかにお願いしたい、流石に今は負けないがそれでも主人公に敵うほど強くはないんだから。

 

 問題のオルコットに関しては、しばらくの間に俺を睨んできた、文字通り睨んできた、明らかに眉をしかめてるしすごい不満そうな顔をしている。

 

 余りにも睨んでくるもんだから、耐え切れずにオルコットに声をかけた。

 

 「なんだよ?そんなに睨んできて、決闘の内容に文句でもあったか?」

 

 「いえ、決闘に関しては私の完敗ですわ」

 

 そういうとオルコットは俺の目の前に立ち、深々と頭を下げてきた。

 

 「ごめんなさい、貴方の大切なものを馬鹿にして、本当にごめんなさい」

 

 正直驚いた、オルコットは代表候補生という事に誇りがある、貴族としてのプライドもある、そうであってもこうやって、間違いを認めて頭を下げれる、普通じゃないだろうし、悔しいはずだ。

 

 「いいよ、謝ってくれるならこっちとしても文句はない、次からするなよ」

 

 だから俺は彼女を許した、こんなに真摯に謝ってくれているのだ、許さなければ、俺はただのクズでしかなくなる。

 

 

 クラスからは和解をお祝いする拍手が出る。

 

 

 

 俺のその言葉を聞いて顔を上げたオルコットだったが、その顔はまだ不満気だ。

 

 「何だよ、不満そうな顔して、言いたいことがあるならはっきり言えよ、喧嘩したとは言え、これからクラスメイトな上に隣の席なんだから」

 

 軽い調子で聞く、喧嘩こそしたが、これからはクラスメイトなのだから仲良くしなければ。

 

 「…いいんですの?」

 

 おうよ、と俺が太鼓判を押すそう言うと、彼女はずいっと顔を近づけて来た。

 

 「なら、言わせていただきますわ!」

 

 「…え?」

 

 オルコットの顔がみるみる怒りに染まっていく。

 

 「何ですの貴方のあのデタラメな軌道のISは!一般的なISの挙動から大きく外れていますわよね!どうやっているのか教えて頂けますかしら?それから、何故あんな無茶な軌道をしますの!?絶対防御機構があるとは言えISは万能ではないのですから、1歩間違えれば大怪我でしたのよ!それに、私との試合でISが不調になったということは貴方が自身のISの整備を怠っていた事が原因ですわそこら辺どうなっていますの!自身の半身とも言えるIS、それも貴方のISはわたくしと同じ専用機!日々貴方自身がISの整備をせずにいるから大事な場面でこの様な事に…」

 

「ちょっとちょっと!?少し待ていっぺんに言い過ぎだ!こっちが飲み込めない」

 

オルコットが余りにも捲し立てるものだから、勢いに驚いた。

 

 長い、びっくりするぐらい飛び出てきた、言いたい事を言えと言ったが、ここまでとは言ってない。

 

 「っ、失礼しましたわ、私とした事が熱くなってしまいました」

 

 「だ、大丈夫、オルコットが何が聞きたいかはわかったから」

 

 「本当ですの!」

 

 近い近い!そんな美少女顔を近づけてくるな、目を輝かせるな、恥ずかしいから!

 

 オルコットと軽く距離をとって、質問に答える。

 

 「ISの挙動や軌道に関しては、俺はガンダムでの戦い方がベースだ知りたければガンダムを見ろ、次にこの通り俺の体はピンピンしてる、だから大丈夫。最後に、ISに関してはノーコメントで」

 

 「なるほど、ってなぜISに関してはノーコメントなのですか!やはりやましい事が!?」

 

 「ねーよ!でもあるだろ、一つや二つ言いたくないことぐらい」

 

 「そうやって隠す事こそ、やましい事を隠している証拠ですわ!やはり棄権したのも本当は別の理由があったのではありますのね!」

 

 こいつ!それが狙いか、俺のISに対しての気持ちが高ければ高いほど俺の棄権が嘘だという可能性が高くなる。ある意味信頼の裏返しだが、体バキバキだったなんて言えるわけないし。

 

 ここは…

 

 「逃げさせてもらう!」

 

 「あ!待ちなさい!」

 

 180度転身し、ダッシュで逃げ出す。オルコットの追及に対して答えられなくなったので逃げたのが原因だと思う。

 

 というかそれしかない。

 

 その他にも、今日の授業でISの基本操縦の練習の際に、一夏が墜落したのを無理やり受け止めたのが本人的にはあれだったんだろう、やれ無茶苦茶してだの、一歩間違えれば大怪我をしていただの、色々と問題を起こしてはオルコットに注意された一日だった。

 

 

 

 

 その結果が今である。

 

 「神峰さん!そこのテーブル曲がっていますわよ!雑に設置しないでくださいます?」

 

 「ちょっと待て!こっちは別の作業があるんだからオルコットがやれよ!俺が今どれだけ作業あると思ってんだ!」

 

 「まぁ、その程度で根を上げますの?机の運搬に料理の材料運搬、料理の給仕に先生への食堂の使用許可、飾り付けに各種飲み物の買い出しくらいですわよね?」

 

 「ですわよね?じゃねーよ!俺一人おかしいだろどう考えても!いじめか?いじめだろ!誰だこんな無茶苦茶な配分した奴!」

 

 「私ですわよ」

 

 「オルコットてめえええええええええええ!」

 

 いじめだよねこれどう考えても、すっげーオルコットの顔生き生きしてるし、あいつ楽しんでやがる、俺を虐めて楽しんでやがるよ。

 

 結局その後も一人で頑張って五、六人分の作業を終わらせて、何とかパーティーにこぎ着けた、俺はもう疲れたので隅っこでジュース飲んでる、一夏とオルコットは何か話してるけど、俺はもう話す元気すらない。

 

 しんどい、重労働すぎた。

 

 ソファーでうなだれているとシャッター音が聞こえた、どうやら新聞部が専用機持ちの噂を聞きつけて写真を取りに来たそうだ、まあ、順当に一夏がとオルコットが写ってればいいだろ、美男美女、クラス代表と国家代表候補生、写真映えは十分だ。

 

 「写真を撮るなら私ではなく、神峰さんと一夏さんを撮ってあげてくださいませんか?」

 

 …へ?

 

 「あー確かに、男子のIS操縦者二人、対決を通して友情を深めた!何て記事にしたら皆見てくれるは!じゃあ早速」

 

 「ちょっと待って下さい、何で俺なんですか、オルコットでいいでしょう」

 

 そう言って立ち上がり、新聞部の人を止めにかかる

 

 新聞部の人は納得してたけど俺が納得してない、何で俺だよ。

 

 「あら?不満ですの?」

 

 「不満、というか不思議なだけだ、オルコットと一夏でいいだろ、専用機持ち、美男美女、クラス代表に国家代表候補生、ネームバリューならそっちの方がでかいし」

 

 俺はそう言いながら、ね?と新聞部の人に問いかける。

 

 顔を見れば新聞部の人も納得した顔をしている。

 

 「確かに、ネームバリューで言ったらそっちの方が大きいわね」

 

 「でしょ?なら俺じゃなくてオルコットを」

 

 「納得いきませんわ!私は試合の内容だけ見たら三人の中で一番成績が低いのですよ?神峰さんがもし棄権をしなければ一夏さんとの戦いもありましたから、そう考えると私が写るより神峰さんの方が」

 

 そう言うと今度はオルコットが俺に噛みついてきた、でも、いや、だから、あっちがこう言ったらああ言う、そんな事ばっかりで一向に決着がつきそうになくてずっと言い争っていた。

 

 「なら俺と光希で向かい合って、間にセシリアが入って三人が手を重ねてる写真ならどうだ?これなら二人共写るし、全員平等って事になるだろ?」

 

 痺れを切らした一夏が俺達の間に入って、折り合い案を提案してくる、確かにその案ならまぁ、受け入れられなくはない。

 

 「まぁ、それならいいですわよ」

 

 オルコットの方も同じようで一夏のその案を承諾していた。

 

 「わかったよ、それでいこうか、すいませんお待たせ…」

 

 「あ?決まったかしら?なら早速お願いできる?」

 

 この新聞部の人、座って飯食ってたぞ、しかもパーティ用に用意した物、待たせて申し訳ないとは思うけど凄いなこの人。

 

 「はいじゃあ、チーズ!」

 

 こうして、無事に写真は撮れた、一夏と俺が向き合って、間にオルコットが入った写真だ、後日この写真はくれるんだそうだ。まぁ、貰ったら飾っとくか。

 

 この後クラスの全員で集合写真も撮って、パーティ自体は和やかに進んだ。

 

 

 因みに、帰ってからは余りにも疲れていたのですぐに寝た。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「どうなっていますの?日本男児というものは皆あんなに無茶をしますの!?」

 

 本日の授業のISの基本操縦訓練の際、私と一夏さんと神峰さんの三人で見本を見せるために飛行した時のこと。

 

 「自分の前方に角錐を展開させるイメージだっけ?よくわかんねぇ」

 

 どうやら一夏さんは、まだ上手く飛ぶイメージが出来てないようですわね。教えて差し上げようと思って近づこうとしたら、神峰さんが人型形態で一夏さんの隣にやってきて一夏さんにアドバイスを送っていました。

 

 「自分のわかりやすいイメージが一番だぞ、スーパーヒーローとか思い浮かべればいけんじゃないか?」

 

 「なるほど!ちょっとわかったかも」

 

 神峰さんのアドバイスのおかげで一夏さんがスピードを上げ始めました、彼は他人に教えるのもうまいようですわね。

 

 お二人を眺めていると、織斑先生からの指示が来た、急降下と完全停止をしろとの事。

 

 私は二人に先に行くと言い、急降下、完全停止を行い自身のISを解除する、彼らはどうなったのかと思い空を見上げると。

 

 「一夏さん!?」

 

 一夏さんが速度を下げず、地面に向かっているのが見えた、仮にISを起動して止めに行ったとしても間に合うかわからない、それにそれは非常に危険な行為だISどうしの接触でもしシールドエネルギーが無くなれば命を落とす危険性がある。

 

 「あぶない!」

 

 一夏さんが地面にぶつかる、そう思い目を逸らす、しかし、いくら待っても衝撃音がしない。

 

 不思議に思って彼の方を見ると、神峰さんが一夏さんを受け止めていたのだ。

 

 「大丈夫か一夏」

 

 「お、おう、助かったよ」

 

 「大丈夫ですの!?お二人とも」

 

 二人を見て慌てて駆け寄る、彼らのISは汚れてはいるが目立った傷はない。

 

 「オルコットか、無事だよ、怪我もない」

 

 「俺も、光希が支えてくれたおかげで何とかなったよ」

 

 お二人が無事で取り敢えず一安心、ですが。

 

 「そうですか、それは良かったですわ、でも」

 

 彼にはお灸をすえないといけませんわね。

 

 「神峰さん、どういうつもりですの?」

 

 彼は詰められると思っていなかったのか、驚いた顔をする。

 

 「どういうつもりって、何が?」

 

 「どうして一夏さんを受け止めに入ったのですか!一歩間違えれば大怪我になりえたかもしれないのに!」

 

最悪、一夏さんはISの防御機構があったので無傷で済んだ可能性が高い。

 

 しかし受け止めた際に彼のシールドが消えれば、彼を守る機構が無くなる、そうなってしまっては彼の身が危なかったかもしれない。

 

 「と、言われてもな、体が動いたとしか言えん。反省はしても後悔はしてない」

 

 彼は胸を張って笑ってそういう、そんな事を言われてしまえばこちらは何も言えない、そんな表情をされると注意しても無駄だろう。

 

 それでも彼が無茶をするのは目に余る、前回の決闘の時に棄権したのも何か無茶をしたのだろう。

 

 (私が彼をしっかりと見張っておかなければ。)

 

 

 

 

 セシリアは心の中でそう思うのだった。

 

 そういえば、この後神峰さんは織斑先生に拳骨をくらっていましたわ。




誤字ない........いや多分ある…
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